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コンセントから抜いた方がいい家電は?種類で異なる節電効果!

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家計節約のためにも、電気代は安い方がいいですよね。特に待機電力は全体の5%を占めており、年間約5000円ほどかかっています。

特に1週間ほど旅行をするなら、誰もいない家で待機電力が動いていると思ったらもったいなく感じますよね。

それに私も、節約にはうるさい方です。一人暮らしをしているときは、「節約のためにも抜いた方がいいよね♪」と思って、仕事に行く前には部屋中のコンセントを全部抜いて出かけていました。

エアコンや扇風機のような、季節もので長期間使わない家電があれば、節電のためにもコンセントは抜いた方がいいです。

ただし、毎日のように「こまめにコンセントを抜いた方がいい」というわけでもありません。

家電ごとに抜いてはいけない理由、そして抜いても意味がない理由が見えてきました。詳しく解説していきます。

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長期間使わない家電はコンセントから抜いた方がいい!

ほとんどの家電製品は、常にコンセントがつながっていますよね。

待機電力が多い家電のうち、長期間使わなくても生活に支障がないものは、節電のためにも抜いた方がいいです。

まず思い浮かぶものは、待機電力の消費量が第3位の「エアコン」です。

春や秋、気温の変動がおちついているオフシーズン、あるいは旅行などで留守にする場合、コンセントを抜いた方がいいです。

同じ季節ものの家電なら、扇風機、ホットカーペットなどもありますね。1カ月以上使わない季節ものの家電は、また使うときにコンセントを差しましょう。

また、旅行や出張などで数日以上留守にしている間も、電気を止めなければ家電たちは電気を消費し続けます。

電気代を節約したいなら、待機電力を多く消費しがちな家電はコンセントを抜いた方がいいですね。

たとえば、待機電力の消費量が第2位の「テレビ」、第4位の「レコーダー類(ブルーレイディスク、HDD、DVDなど)」などです。

ただし、帰ってきたときコンセントを差し直して起動させると、余計に電力を消費しやすいです。頻繁に抜かなければ電気代も大きくは変わりませんが、心してコンセントを抜きましょう。

ただ、コンセントを抜くと生活に支障が出そうな冷蔵庫、ガス温水給湯器、機器故障になりやすいWi-Fiルーターなどはそのままがいいですね。

数日留守にしている間でも、必要最低限の電気代で済みますよ。

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「コンセントはこまめに抜いた方がいい」は勘違い!

 
 

コンセントを差しっぱなしにしていたら、待機電力がかかるんだよね。それが毎日積み重なったら、電気代がどんどん高くなっちゃう!

確かに、「総電力量のうち、待機電力は5%」といわれます。もし電気代に月1万円払っているなら、そのうち500円は待機電力分ということですね。

しかし、「コンセントがつながっている家電には、すべて待機電力がかかっている」「コンセントは日頃からこまめに抜いた方が、節電にもなる」と思っているなら、大きな勘違いです。

「待機電力が高い家電製品」が大きい家電といえば、ガス温水給湯器、録画機能が付いたテレビやレコーダー類のような、24時間つけっぱなしにした方がいいものばかりです。

しかしこれらは、コンセントをこまめに抜いてしまうと生活に支障が出ます。

「ガス式温水給湯器」は家電のなかでも待機電力の消費量第一位です。

仕事から疲れて帰ってきたら、温かいお風呂でリラックスしたいですよね。しかし、仕事に行く前にコンセントを抜いてしまうと、中に溜まっていたお湯がなくなってしまいます。

お湯が空っぽになってしまうと、新たに浴槽分のお湯を沸かすまで、冬場なら最低7時間はかかります。ぐったり疲れているのにお湯が沸くまで待っていると、疲れが取れないまま朝を迎えてしまいます。

ガス温水給湯器は、24時間フル稼働で待機しつつ、仕事でぐったり疲れたあなたの帰りを待ってくれているのですね。

そして、日常的に24時間フル稼働させている冷蔵庫も、こまめにコンセントを抜いても意味がありません。冷蔵庫の場合は待機電力を使って冷やしているため、ガス温水給湯器と同じ原理です。

また、テレビレコーダー類は、待機電力の消費量が確かに大きいです。しかし、この2つは待機電力を使用して番組表を更新しています。

録画時間がきたら自動で電源が入るようになっているため、コンセントを抜いてしまうと番組表も更新されません。それに、録画予約の設定まで消えてしまいます。

私も、昔は節電のために、仕事に行く前にはテレビのコンセントを抜いて家を出ていました。DVDレコーダーは「録画予約が消えてしまうから」と、コンセントは抜かなかったです。

ただ、仕事の日に好きな俳優さんの1クールドラマが再放送されたときは、別付けのDVDレコーダーとテレビのコンセントはつけたままにしていました。

しかし、いつものクセがたたって、テレビのコンセントを抜いて外出したことが何度かあったのです。

DVDにコレクションしたかったので、あのときは「話数が飛んでしまったー!」と泣きそうでした(笑)

待機電力を少なくしたくても、全ての家電をコンセントから抜いた方がいいわけではないのですね。

待機電力を無くしたいのでしたら、「テレビを見ていないときは消す」のように、使っていない家電の電源をこまめに消したほうが、節電効果はありますよ。

炊飯器やWi-Fiルーターは抜き差しすると故障しやすい

逆に、コンセントを毎日抜き差ししていると、家電のプラグ、または家電そのものが壊れやすくなるのです。

もし大型家電のプラグが故障すると、その修理費がかさみます。もしプラグが直らなかったら、家電そのものを買い替えなければいけないため、大赤字です。

そしてこれはとても意外なのですが、他にコンセントをこまめに抜かないほうがいい家電として、炊飯器もあります。

炊飯器に内蔵されているタイマー機能には「リチウム電池」が使われています。

もしコンセントを抜くと、電気の代わりにリチウム電池がタイマーや時計の役割を果たしてくれます。

しかし、こまめに抜き差しをしていると、リチウム電池に負荷がかかりすぎて、電池切れを起こしてしまいます。

炊飯器に内蔵されたリチウム電池は取り外しできないため、炊飯器を買い替えなくてはなりません。待機電力の数百円を節約したいと思ったのに、炊飯器の買い替えで1万円近く使ってしまいます。

また、家庭内のインターネット環境を支えるWi-Fiルーターは、「24時間ずっとコンセントに差しっぱなし」前提で開発されています。

そのため、「外出時は誰も使わないから」とコンセントを毎日のように抜き差ししていると、Wi-Fiルーターそのものが故障する原因になりえます。

稼働し続けても1ヶ月約200円程度ですし、誤作動を起こさないためにも付けっぱなしのままがいいです。

コンセントが差しっぱなしで大活躍する、小さな家電たち!

冷蔵庫、テレビのような大型家電ではなくても、24時間コンセントに差しっぱなしで私たちの生活を支えている小さな家電は、こんなにあります。

常に稼働させるべき家電
  • ウォシュレット(温水洗浄便座)
  • AI、センサーが内蔵された機器
  • 固定電話
  • インターホン、玄関モニターなど

ウォシュレットは、コンセントを抜いたまま便座に座ったら、ひんやりしていてビックリしますよね(笑)

インターホンや玄関モニターのコンセントも抜いてしまうと、来客があっても気づかなくなってしまいます。

これらは、待機電力があるからこそ、私たちの生活を支えてくれているのですね。常に電力を必要とするものは、コンセントをつないだままにしておきましょう。

洗濯機、電気ケトルなどはこまめに抜いても意味がない

 
 

お洗濯おーわり♪コンセントに差したままだと待機電力がかかるから、これも抜いた方がいいかな?

洗濯機が動いている間は大きな力が働いているため、電力をガンガン使っていそうですよね。しかし、洗濯機が「シーン」と動いていない間の待機電力は、「0W」に近いです。

洗濯機・電気ケトルなどは、使用するときにしか電力を消費しないよう設計されているため、こまめに抜いても意味がありません。

.ただ、電気ケトルの場合は「こどもがイタズラしてスイッチを入れそう!」と思うのなら、抜いた方がいいです。

そして、最近は省エネ機能がついている家電も出回っています。これらは、待機電力もごくわずかしか消費しません。

昔の家電と比べて、今では家電メーカーも「節電」に力を入れています。電源オフタイマー、オートオフ機能を上手に使えば、少しでも電気代を減らせますよ。

私は、今回気になって調べるまでは、「待機電力とは、コンセントがつながっているだけで消費している電力」だと思っていました。

「この家電、今は使っていないから。」といってコンセントを抜いても、あまり意味がないのですね。

エアコンで節電するならコンセント以外の対策を!

 
 

エアコンって、「待機電力の消費量が第3位」なんだよね!オフシーズンだけじゃなくて、夏や冬も使わないときにはコンセントを抜いて節電したいなぁ。

確かに、エアコンは極寒の日や猛暑の日に重宝しますが、その分使っているときに電力をたくさん消費しています。

しかし、エアコンのコンセントをこまめに抜いても節電効果にはなりません。節電したいなら、部屋の温度を過ごしやすくする工夫をしましょう。

エアコンが電力を一番消費するのは、現在の室温から設定温度の差が大きいときです。その差を縮めようと温風や冷風をかけて、たくさんの電力を消費するのです。

寒いときに高めの温度で設定すれば、熱風をたくさん出すために電力を消費します。逆に、暑いときに低めの温度で設定すれば、冷風をたくさん出すために電力を消費する、というわけです。

また、夏場にエアコンをつけっぱなしにしている状態だと、「涼しいけど、電気代がもったいない気がする」と電気代の請求が怖くなりますよね。

しかし、このときエアコンの電源を一度切ると、また室温が上がります。

「また暑くなった」とエアコンをつければ、上がった室温を再び設定温度まで下げるために、たくさん冷風を出さなくてはなりません。

結局は、エアコンをつけっぱなしにしている状態、エアコンを何度も切ったりつけたりする状態、どちらにしても電力の消費量は変わらないのです。

夏ならサンシェードや室外機の日よけを使い、冬なら結露対策をしておけば、エアコンに頼らずとも部屋のなかが快適空間になりますよ。

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火事を防ぐには劣化したコンセントを抜いた方がいい

コンセントからプラグを何度も抜いていると、コンセントが劣化してしまい挿し口がゆるゆるになってしまったり、なかなか入らなかったりします。

劣化したコンセントを無理矢理使っていると火事を引き起こす場合がありますので、劣化したコンセントは抜いた方がいいです。

劣化したコンセントにプラグを差し込むと、コンセントから火花が散ることがあります。

コンセントが焦げ臭いと思ったら、感電や火事の可能性が高いので注意しましょう。

コンセントが原因でおこる火事には3種類あります。原因を知って火事を防ぎたいですね!

  • トラッキング現象
  • 配線コードからの火事
  • たこ足配線からの火事

トラッキング現象はコンセントからの電流が湿気とプラグに付いたホコリの間で、放電が繰り返されることで火事になる現象です。

次に配線コードからの火事は使っている家電の線が長いからと、コードを束ねたまま使用することでコードに負荷がかかり燃える現象です。

そしてたこ足配線からの火事は一度に使用電力の許容範囲を超えると、コンセントが熱を持ち燃える現象です。

火事になってしまう原因を知ってコンセントの正しい使い方を学び、コンセントが劣化していたら使うのを辞めましょう。

トラッキング現象はプラグの差しっぱなしで起こる

トラッキング現象は、コンセントにプラグを差しっぱなしにしていると起こることが多いです。

差しっぱなしにしているとコンセント部分にホコリが溜まります。そのホコリに湿気が加わるとコンセントとプラグの間で、放電が繰り返されて熱を持ち発火します。

 
 

ずっと抜いていないコンセントは大掃除を目安に1度は抜いた方がいいってことね!!

「大掃除で確認する」「誕生日で確認する」など配線を確認する日を必ず毎年忘れないように決めておくといいですよ♪

もし「コンセントがおかしいな。」と思っても、自分で直すのはやめましょう。

通電してしまうので、必ず専門の人に直してもらってくださいね!!

ホコリのチェックは必ず行い、トラッキング現象を防ぎましょう。

配線コードは束ねて使用してはいけない

配線コードはコードが長いからと配線を束ねたままの状態で、使用を続けていると束ねた配線に負荷がかかります。

負荷がかかった配線は、劣化して火事や断線の原因となることがあるので注意が必要です。

また、配線の上に重たい家具が乗った状態でプラグをコンセントにつないでしまうときも同じ状況ですので注意してください。

 
 

ドライヤーのコードを束ねたまま使っていたわぁ…。怖いから今日からやめるわぁ!!

配線が邪魔だとまとめて収納した方が、すっきりしますよね。ですが使うときはコードを伸ばして、片付けのときはまとめるクセを付けましょう。

たこ足回線の許容範囲を超えると危険!!

たこ足配線は一度に使う電力の許容範囲を超えると、コンセント部分が熱を持ちおこる火事です。

たこ足回線は長さの調節やコンセントの増量ができて、とても便利な商品ですよね。

ですがつないでいるコンセントすべてを一度に使ってしまっては危険ですし、電力の消費量も多くなってしまいます。

節電を意識して一緒に火事を防げたら、家族みんな安心して生活ができますね♪

私の家ではテレビの周辺に「テレビ」「DVDプレーヤー」「Amazonスティック」「テレビチューナー」「ゲームのコンセント」が1か所に集中しています。

家族が多いとそれぞれ、やりたいことがバラバラですよね。それには必ずと言っていいほど電気が必要です。

うちも3人の子供が1人1台スイッチを所有しています。そのためゲームの充電器が3本必要なのですが、コンセントが足りないのが現状です。

たこ足回線の許容範囲を超えると火事の原因になってしまうことを、子供たちにもしっかり教えようと思います。

たこ足回線に電力が偏っている場合は、早急にコンセントを抜いた方がいいですね。

ちなみに、たこ足配線をしてしまうということは、「コンセントの場所がなくて困っている」ということでもありますよね。

私は過去に、「コンセントの差し込み口がないとき」の対策を書きました。気になる方は、こちらから読んでみてください。

コンセントの差し込み口を増やす方法を伝授!いろんな方法がある!

まとめ

  • オフシーズンで使わない家電は、節電のためにもコンセントから抜いた方がいい
  • 旅行や出張などで数日以上留守にする場合、コンセントを抜いたら故障する家電以外は抜いてもいい
  • 「コンセントはこまめに抜いた方が節電にもなる」は、待機電力について間違った認識である
  • 待機電力が大きい家電は、いつ稼働させてもいいように待機していたり、常に受信していたり、など、24時間稼働し続けなければいけない理由がある
  • 洗濯機や電気ケトルは、使わない間は待機電力がほとんどないため、「節電に」と思ってこまめにコンセントを抜いても意味がない
  • 何度もコンセントプラグを抜き差しすると、プラグが壊れやすくなる
  • 炊飯器にはリチウム電池が内蔵されており、コンセントの抜き差しにより劣化すると炊飯器自体を買い替えることになる
  • Wi-Fiルーターは、コンセントに差しっぱなし前提に作られた家電で、抜き差しをしすぎると故障になりやすい
  • エアコンが一番電力を消費するのは、部屋の温度差を埋めるために温風や冷風を出すときである

「コンセントは抜いた方がいい」=「節電」だと思っていたですが、大きな勘違いをしていました。家電を長持ちさせるためにも、「こまめに抜いた方がいい」という考えは取っ払いましょう。

また、抜いたり差したりを繰り返すことで、劣化につながり火事の原因になってしまっては節電の意味がありません。

「使わない家電は電源を切る」「なるべく家電に頼らない」を心がけるほうが、本来の節電に対する考え方なのかもしれませんね。

待機電力はどうにもなりませんが、電気代を節約する方法がないわけではありません。電力会社を安いところに変える人もいますよね。

中には、昼と夜の電気料金が異なるプランへ変更し、電力が安い夜に電気を貯めておき、日中に貯めた電気を使う人もいます。

ちなみに私は、ポータブル電源と太陽光パネルで小さいながらにも自家発電をしています。太陽光パネルは安くありませんが、ポータブル電源で電気を貯めておくだけでも節約にはなるハズですよ!

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