ラジオは、好きな芸能人やアーティストのトークを聞いたり、リスナーのリクエスト曲を聴くことができる便利なツールです。
特に、車での移動中にラジオを利用する方は多いと思います。パーソナリティの心地よい声と厳選された音楽を楽しんだり、ニュースや交通情報の取得に非常に役立ちます。
そんな便利なカーラジオですが、やっかいな点はノイズに悩まされることです。
ラジオは聴き直しができませんし、大事なニュースなどを聞き逃しては困りますよね。
しかし、アルミホイルを使えば簡単にノイズが解消できます!
今回はアルミホイルを使ったノイズ解消方法を紹介します。そして、アルミホイルを使ってもノイズが変わらないなら別の原因もあるためそちらも解説します。
この裏技を試してみて、快適なドライブを楽しみましょう!
ラジオのノイズはアルミホイルで解決できる!
あなたが家でラジオを使っている場合、ラジオ周辺の家電がノイズの原因となる場合があります。
ノイズを遮断するには、ラジオ本体の周りをアルミホイルで包みましょう!
アルミホイルを使ってノイズを直す手段は、2つあります。
- アンテナにアルミホイルをかぶせる
- 段ボール箱にアルミホイルを貼り付け、その箱をラジオにかぶせる
アルミホイルは、家電などの電波を遮断する効果があります。しかし、テレビなどの大きな家電をアルミホイルで包むのは、至難の業ですよね。
ラジオのアンテナや段ボール箱を使用するなら、簡単にノイズを防ぐことができますね♪
アルミホイルでノイズを直す方法
それでは、アルミホイルでノイズを遮断する方法をご紹介します。
- ノイズが出ている箇所を把握する
- ノイズが出ている箇所をアルミホイルで包む
まずは、ラジオのノイズが入る原因を探します。
ドライブレコーダー以外にも、イカリングなどの電装品もノイズの原因になります。
あとは、先程把握した箇所をアルミホイルで包むだけです。
本体だけでなく、配線からも微弱な電波が出ている可能性が高いので、できる限り配線まで包むことがポイントです。
電装品を分解して故障してしまうと補償が効かなくなってしまいます。
見た目は気になりますが、分解しなくてもいいように包むことで、故障を防ぐことができますよ!
ラジオのノイズが車内で出たら電装品を確認しよう!
家だけでなく、車でラジオを楽しむ場合にもノイズに悩まされることは多いですよね。
車のラジオにノイズが入る原因は、以下が考えられます。
- 後付けの電装品(LED電球、ドライブレコーダーなど)
- 車内の配線不良・設備不良
点火プラグ
オルタネーターなど
「ウィンカーやヘッドライトをLED電球に変えたらFMラジオが入らなくなった」という話も聞きます。
もしあなたの車にギラギラ光るようなカッコいいLED電球の電装品があれば、これもFMラジオのノイズになっているかもしれません。LED電球とFMラジオの関係性については、後ほど解説します。
ちなみに、ホイールにLEDを付けている場合は、保安基準に沿っているか今一度確認するといいですね。詳しい記事はこちらです。
ホイールにledを付けるのは違法!?保安基準に沿っていれば大丈夫♪
そして意外なことに、電装品で多いのが「ドライブレコーダー」から来ていることです。
また、車でAMラジオにノイズが入る場合は、車の点火プラグからノイズが発生していることが原因です。
実は車のエンジン回転数とラジオから聞こえる「ブーン」というノイズは比例しているんですね。
電装品については自分で対処できますが、車内の内部に関しては素人が手を出すよりもディーラーにお願いしましょう。
車のラジオにノイズが出る原因はドライブレコーダー!
車のラジオのノイズが発生してしまう原因ですが、後付けの電装品が一因していることもあります。
意外と知られていませんが、今流行りのドライブレコーダーなどの後付け電装品も、ノイズに影響するんです!他の電装品なら、イカリングなども原因に挙げられます。
ドライブレコーダーなど電装品の電源を切ってみて、ラジオのノイズが消えるのでしたら、犯人はこの電装品たちです!
どうして、ドライブレコーダーがラジオのノイズに関係するの?
ラジオは特定の周波数の電波を拾って音声を届けていますが、電装品のノイズにも周波数帯が存在します。
ラジオが受信している周波数帯と同じ周波数帯のノイズが近くで発生すると、そちらが強すぎて、ラジオの電波を受信できなくなるのです。
AMラジオとFMラジオは受信する周波数が異なるため、どちらか一方は受信できるのに、もう片方だけ聞けないという場合には、この原因が考えられます。
あまり性能の良くないドライブレコーダーを取り付けた途端にラジオにノイズが入るようになった。
AMラジオは入るのにFMラジオだけノイズが混ざって聞き取れない。
このような場合、電装品がノイズの原因として考えられます。
ただし、ドライブレコーダーの中にもノイズ対策を施している商品もあります。
ノイズ対策・高画質・衝撃時の録画もやってくれるなら、ドライブ時には心強い味方になりますよね!
LED電球に変えたばかりなら白熱球に戻してみよう!
もしLED電球を選ぶなら、短波ラジオに優しい白熱球がおすすめです。
実は、車内でFMラジオのノイズが入り、電装品を確認しても解決しない場合、「ウィンカーや車内灯のLED電球を白熱灯に交換したら、ノイズが消えた」という話もありますよ。
蛍光灯のLED電球もありますが、種類によってはノイズが大きいです。なぜLED電球が影響するかは、後ほど解説しますね!
どうしても直らない場合には潔くディーラーに預けよう
上記の方法を試してもラジオのノイズが直らない場合、無理をせずディーラーに相談しましょう。
先程述べたように、配線や点火プラグからも微弱な電波が発生しているため、自己修理では対応範囲に限界があります。
また、アンテナやエンジンのオルタネーター(変換器)など他の箇所が原因である可能性もあります。
無理に分解するなどして、電装品だけでなく車までダメにしてしまわないよう、どうしてもノイズが直らない場合にはすぐにディーラーに相談しましょう。
AMラジオのノイズは周波数が確保できていないこともある!
たとえば、AMラジオの周波数帯「○○kHz」を合わせようとすると、「ジー」と音が聞こえますよね。これもラジオノイズのひとつです。
特にAM放送の場合はFM放送の波長よりも長いため、電気雑音や建築物からダメージを受けやすいです。
もしAMラジオのノイズが解消されない場合、あなたが聞きたいと思っているラジオの周波数帯が合っていないか、または基地局から距離が遠すぎてラジオが音を拾いきれていないのかもしれません。
AMラジオとFMラジオでは周波数帯も電波の仕組みも違う!
AMラジオとFMラジオってどう違うの?
一見AMラジオとFMラジオは同じように思えますが、周波数や仕組みが異なります。それぞれの特徴をまとめてみました。
AMラジオ | FMラジオ | |
周波数帯 | 526.5~1620kHz | 76~90kHz |
波長 | 約200~600m | 約3~4km |
到達範囲 | 広い (日本の電波が海外に届くくらい) | 数10km~100km程度 |
ノイズが出てしまう主な弱点 | 磁力や、周囲の電化製品が放出する雑音 | 電磁波 (特にLEDの照明器具など) |
電化製品による電気雑音の耐性 | × 雑音は音として拾われる | 〇 雑音は音に出にくい |
建築物による電波耐性 | × | △ (窓ガラスは影響を受けにくい) |
受信環境の変化に対応 | × | 〇 |
AMラジオは、周囲の電化製品から簡単に影響を受けます。
人間の耳では聞き取りにくいノイズをいとも簡単に拾うため、ラジオを聞いたときにそのノイズが大きく聞こえてしまうのです。
また、FMラジオは電化製品による電気雑音の影響を受けにくい仕組みになっています。簡単に言うと、電気雑音が電波の波に対して攻撃をしたとしても、電波の波がブレることはないのです。
またAMとFM問わず、鉄筋ビルや金網で強化された木造建築物が多いところでは電波が入りにくくなります。
ただし、FMラジオの場合は波長が長いため、窓ガラスは障害にならず、FMラジオの電波が入りやすいのです!
ただ、FMラジオの場合は広範囲に電波を送ることができません。AMラジオは基地局の隣県でも時々聞こえますが、FMラジオの場合は基地局を点在させないと聞けないのです。
地域でFMラジオがよく放送されているのは、狭い範囲にしか放送を届けられない弱点をうまく利用したためなんだね!
AMラジオは広範囲まで届けられるよう、FMラジオは狭い範囲で届けられるようにそれぞれ特化した仕組みなんですね!
FMラジオのノイズはLED電球から来ているかも!
そんなFMラジオですが、必ずノイズが入らないわけではありません。実は、近年普及しているLED電球からのノイズを受けやすいです。
電化製品は、何かしら必ずノイズを発生させています。それはLED電球も同じです。
電球が点灯するとき、大きな電圧をかけて点灯します。LED電球の場合は「スイッチング電源」を採用しており、高速でスイッチが切り替わり、点灯または消灯する仕組みです。
この瞬間のノイズが発生してしまい、もし近くでFMラジオを聞いていたら「プチッ!」と聞こえるのです。
さらにLED電球が点灯しているときには常にスイッチを高速で点灯と消灯を繰り返します。そのため、FMラジオからノイズが立て続けに聞こえてしまうのです。
かといって、現在普及されているLED電球にノイズが発生しないわけではないです。
もしFMラジオからノイズが出たらラジオ本体をLED電球から離れたところに移動させると、ノイズを拾いにくく音が聞き取りやすくなりますよ。
現在のLED電球はきちんと検査されている!
実は、過去にもLED電球へ移行したことにより町の電波障害にまで発展した事例があります。
LED電球がまだ出回り始めたころは、ノイズに関して懸念されていました。
しかし平成10年、経済産業省では「電気を使った製品の雑音を測定してから販売すること」と指示を出しました。それには、「半導体を使った照明器具=LED電球」も含まれています。
その背景には、「LED電球によるノイズ発生のため、あらゆる電波障害が引き起こる現象がたびたび目撃されたからです。
そういえば、昔「商店街の街路灯を全部LED電球に変えたら、近隣のアナログテレビがたくさん受信障害を起こした」っていう報道もあったよね!
これは、「おそらくLED電球がたくさん集まることにより、ひとつづくのノイズがたくさんぶつかり合って共振し、大きなノイズになったのではないか」という声もあります。
アナログテレビは、FMラジオと同じくらい周波数が高いです。
現在のテレビはデジタルテレビが大半なので影響は受けませんが、まだ当時はアナログテレビが主流だったため、このノイズから影響を受けたのですね。
まとめ
- ラジオのノイズはアルミホイルで覆うと解消できる
- AMラジオのノイズは、周りの電化製品から発される微弱なノイズが集まった可能性もある
- FMラジオのノイズは、近くにあるLED電球が干渉している可能性もある
- カーラジオのノイズは、ドライブレコーダーなどの電装品も関わっている
- 電装品のノイズの周波数が強すぎると、ラジオ電波の周波数が負けてしまう
- 車内のノイズが解消されなければ、ディーラーにも相談する
ラジオのノイズはなかなか直りづらく、イライラすることも多いと思いますが、アルミホイルを巻きつけるだけなら気軽に試せますよね。
また、ドライブレコーダーが原因なら、ノイズ対策された商品に買い替えてみましょう。またノイズが起こったときに「直すのが面倒」と感じず、快適なドライブができますね。
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