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文章の書き方を基本から小学生へ伝授!これで宿題も見違える♪

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小学生のお子さんが、日記や作文、読書感想文といった文章を書く宿題に毎回苦労していませんか?

私も小学生の頃は、読書感想文が特に苦手だった記憶があります。

これらは学校の授業しか書く機会がほぼなくて上達もしにくいため、親として手伝ってあげたいという方も多いのではないでしょうか。

しかし、あなたも文章の書き方がわからないのなら、何をどうやって教えればいいのか分からずお子様と困り果ててしまいますよね?

文章の書き方は、一番伝えたいことや結論を決めることが基本です!

この基本さえ分かれば、小学生でも良い文章を書けるようになります。さらに文章の書き方を基本だけでなく、文章力を磨く方法などもご紹介します!

この記事を読み終わる頃には、小学生のお子さんでも宿題をすらすら進められるようになりますよ。

 

 

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文章の書き方は基本を小学生のうちにマスターしよう!

文章を書く基本は、まず一番言いたいことを決めることです。

この根っこの部分がしっかりしていると、内容が伝わりやすい文章を書くことができます。

小学生がよく書く文章は、「日記」「作文」「読書感想文」です。まずはこの違いを解説します。

実は、これらの違いを分かっていない小学生は意外にも多くいます。

  • 日記…その日の出来事や、自分が体験したことを書く文章
    構成の基本…いつどこで誰が何をどうした、気持ち
    (例)今日は友達と遊びました。クッキーを焼きました。美味しく作れたので嬉しかったです。
  • 作文…1つのテーマに対して、自分の考えを書く文章
    構成の基本…初め・なか1・なか2・終わり
    (例)テーマ:新学期の目標
    6年生になったら1年生のお世話があるので、優しいお姉さんになれるように頑張ります。
  • 読書感想文…本を読み、思ったことや感じたことを書く文章
    構成の基本
    初め(本を読んだきっかけ・本のあらすじ)
    読書体験(感想や自分の体験談)
    終わり(本を読む前と読んだ後での変化)
    (例)主人公の行動は、私にはできないことだと思いました。
    ですが、とても勇敢だと思ったので見習いたいです。

さて、日記・作文・読書感想文の違いが分かったと思います。

 
 

それぞれの文章の書き方も違うのかな…?

いいえ違います。基本的には、やることや文章の書き方はすべて同じです。書くために何をすべきなのか、次で見ていきましょう。

 

文章を書くために最初にすること

実は文章を書き始める前に、しなければいけないことがあります。

  • 一番伝えたいことを決める
  • 書きたいことをメモする
  • メモを並び替える

この3ステップで、しっかりと構成された文章が書けてしまいます!

方法のみ説明しても分かりにくいので、日記と作文、読書感想文を書きながら実践してみましょう。

3ステップで簡単な上に、骨組みがしっかりとした文章を書けますよ!

 

日記の場合

まず、日記の場合は一番伝えたいことをまとめておき、その過程の中での出来事を書き出してまとめます。

スイカ割りをしたことについて、日記を書くとしましょう。

  1. 一番伝えたいことは「家族でスイカ割りをしたこと」
  2. スイカ割りをした中でどのようなことがあったのか、どのように思ったのかなど、日記に加えたいことを書き出す
    「スイカに棒が当たらなかった」
    「お兄ちゃんがスイカを割った」
    「最後にスイカを食べて美味しかった」など
  3. 2で書いたメモを自然な文章になるよう、並べ替える

ここでは、漢字や言葉遣いは気にしなくて大丈夫です。書きたいと思ったことをどんどん書き出しましょう。

この方法で、私ならこのような日記を書きます。

(例)
今日は近所の海で家族とスイカ割りをしました。
私はスイカに棒が当たりませんでしたが、お兄ちゃんは割っていました。
最後にスイカを切って食べました。美味しかったです。楽しかったのでまたやりたいです。

これで日記は完成です。

 

作文の場合

作文の場合は文章量が長くなりますよね。作文の場合は、最初に一番伝えたいことを考えておき、その内容に関連する出来事の中でも印象に残ることをまとめましょう!

設定として、“運動会の思い出“というテーマを与えられたとしましょう。

  1. 一番伝えたいことを「紅組が優勝したこと」と決めたとする
  2. 運動会で特に印象に残ったことや気持ち、なぜ印象に残ったのかなどを詳しく書き出す
    (例)
    「玉入れで白組に僅差で勝てたので嬉しかった」
    「リレーでアンカーが逆転したこと」
    「クラスのみんなでリレーの朝練を毎日したこと」
    「お弁当の唐揚げが美味しかったこと」
  3. 2や、以降の2‘でメモしたことを自然な文章になるよう、並べ替える

次に再び、1と同じ作業をします。1と区別するために1‘としますね。

1‘.ある程度2で書き出したら、“初め・なか1・なか2・終わり“の各パートで一番伝えたいことを決めます。

  • 初め:作文がどのような内容なのかを紹介する
  • なか1:メモを書き出した中で伝えたいことを選ぶ
  • なか2:メモを書き出した中で、もう一つ伝えたいことを選ぶ
  • 終わり:なか1・なか2で書いた内容から考えたことや全体のまとめ

そのなかで、私ならこのような構成にします。

  • 初め
    運動会の思い出について書くこと
  • なか1
    玉入れのこと
  • なか2
    リレーのこと
  • 終わり
    なか1、なか2のことから、運動会で優勝できたと思うこと
    優勝できて嬉しかったこと(一番伝えたいこと)

再び2と同じ作業をします。これも2と区別するために2‘とします。

2‘.なか1・なか2で伝えたいことを書き出します。ここでは、なか1・なか2での詳しい出来事や気持ち、考えなどを書き出します。

なか1(玉入れについて)

  • 練習では白組に勝てたことはなかった
  • 10日前に担任の先生がコツを教えてくれた
  • 運動会当日に初めて白組に勝てたので嬉しかった

なか2(リレーについて)

  • クラスみんなでリレーの朝練を毎日した
  • クラスがよりまとまった気がする
  • 自分が走っていないときに走っている人をみんなで応援した

私が考えた作文は、こんな感じです。

  • 初め
    僕が運動会で思い出に残ったことについて書きます。
  • なか1
    1つ目は玉入れです。
    玉入れは練習で白組に勝てたことはありませんでした。
    運動会10日前に担任の先生が、玉を入れるコツを教えてくれました。
    それからクラス全員で、先生が教えてくれたコツを意識して練習しました。
    すると、運動会本番で初めて白組に勝てました。勝てて嬉しかったし、練習を頑張って良かったと思いました。
  • なか2
    2つ目はリレーです。リレーはクラスみんなで、毎日朝練をしました。
    本番ではたかしくんが途中で転んでしまいましたが、諦めずに走っていました。
    アンカーのわたるくんが逆転したので、最後は勝てました。たかしくんもわたるくんもかっこよかったです。
  • 終わり
    クラスのみんなで頑張ったから、優勝できたと思います。優勝できて嬉しかったので、来年もまた頑張りたいです。

運動会に対する想いがとてもよく伝わる文章になりましたね!

 

読書感想文の場合

読書感想文を書くときは日記や作文と違い、少し特殊です。

文章を書き始める3ステップを始める前に、やることがあります。

当然ですが、書き始める前に本を選んで読まなければなりません。

また本を読んだ上での感想を書くので、ある程度本の内容を覚えておく必要があります。

そのため、本を読みながら心に残った場面やセリフに付箋を貼り、感じたことやなぜそのように思ったのかなどを書いておくと、後々感想文を楽に書けます!

ここでは、『大きなかぶ』を読んだ設定にします。

  1. 一番伝えたいことを決めます
    (例)協力したらかぶが抜けたこと
  2. 感想文に書きたいことを書き出します
  3. 3.2で書き出したことを自然な文章になるように並べ替えます

ポイント:感想文の中に必ず、”本を読んだきっかけ・本のあらすじ・読んだ感想・自分の体験談や自分だったらどうするか・読む前と読んだ後での変化”を書かなければいけませんでした。

そのため、これらの“書かなければならない項目“から書き出すと良いでしょう。

私なら、「書かなければならない項目」をこのように書きます。

  • 本を読んだきっかけ
    面白そうだったから
  • 本のあらすじ
    おじいさんが植えたかぶを抜こうとするがなかなか抜けない
    その間におばあさんや動物たちが助けに来てくれる
    そうして最後には抜ける
  • 読んだ感想
    1人の力ではできないことも、みんなが集まればできると思った
  • 自分の体験談・自分だったらどうするか
    運動会でリレーをしたが、リレーも1人ではできないことだと思った
    クラスが勝つために、自分も頑張ろうと思った
  • 読む前と読んだ後での変化
    読む前は、困っている人がいても恥ずかしくて声をかけられなかった
    しかし読んでからは、絶対に声をかけて助けようと思った。

この構成から、私はこのような読書感想文を書きあげます。

私は『大きなかぶ』を読みました。読んだきっかけは、みんなが読んでいて面白そうと思ったからです。

あらすじを説明します。おじいさんが植えたかぶを抜こうとしますがなかなか抜けません。

抜こうとしているうちに、おばあさんや動物たちが助けに来てくれます。そうして最後にはかぶが抜けます。このようなお話です。

私はこの本を読んで、1人の力ではできないことも、みんなが集まればできると思いました。

本を読んでから、運動会のリレーも1人ではできないことだと気づきました。クラスがリレーで勝つために、私も速く走ろうと思いました。

私は本を読む前は、困っている人がいても恥ずかしくて声をかけられませんでした。ですが、これからは絶対に声をかけて助けようと思いました。

困っている人が1人でできないことも、私がいればできるかもしれないからです。

これで、読書感想文も完成しました!お疲れさまでした。

ここでは、文章の骨組みを作るために各ジャンルの文章構成や、書き始める前にやるべきことを解説しました。

このような文章の書き方をマスターしておくと、他の小学生との文章力に差が付きますよ!

 

 

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文章の書き方は基本的な文章力を鍛えると上達する!

次は、文章力アップにつながるような、文章の書き方について解説します。

この文章力が身に付けば、言いたいことがきちんと相手に伝わり、分かりやすい文章を書けるようになりますよ!

これから説明するのは小学生のみならず、大人でも使える方法です。しかし、文章の書き方としては基本的なことなので、怖気づく必要はありません!

文章力を身につけるための基本的なポイントは、以下の通りです。

  • 一文を短くする
  • 結論を最初に書く
  • 修飾語と被修飾語を近づける
  • 主語と述語に気を配る

 

一文を短くする

これは、大人ですらできていない人は結構います。実際に私も、そのような人に何度か遭遇したことがあります。                     

一文が長いと、何を伝えたいのかとても分かりにくいので、気をつけましょう。

ポイントは、一文につき、伝えたいことを一つだけにすることです。例文で説明しましょう。

(悪い例)
私は猫が好きで、家で飼っていて、名前はころちゃんと言って、お腹を見せてころっと寝転ぶのでこの名前になりました。

このままの文章では、「猫が好きなこと」「ころちゃんを飼っていること」「ころちゃんという名前の由来」をだらだら続けられてしまい、メリハリがないですね。

ところが、文章を句点(。)でしっかり区切ることで、メリハリが生まれて読みやすい文章になります。

(良い例)私は猫が好きで、家で飼っています。名前はころちゃんと言います。お腹を見せてころっと寝転ぶので、この名前になりました。

これを心がけることで、簡潔で分かりやすい文章となりますよ!

 

結論を最初に書く

例えば作文を書くとき、“初め“の部分にテーマを書きますね。先程の例では、“運動会で思い出に残ったことについて書きます“というワンフレーズを入れました。

しかし、このワンフレーズがなければどうでしょう。最後まで読まないと、どのような内容の作文なのか分かりませんね。

文章は、冒頭に結論を伝えるととても分かりやすくなります!

どういうことなのか、例文を用いて具体的に説明しましょう。

(悪い例)
この空気清浄機は、埃やカビを取ってくれる。
また、カビが生えるのを防いでくれる。
だから空気が綺麗になる。
あなたはこの空気清浄機を買うべきだ。

この文章の結論は、「あなたは空気清浄機を買うべき」ですね。しかし、あえて最初に書きませんでした。

そのため、読んでいる途中で「何が言いたいの?」と思い、読む気をなくしたのではないでしょうか。

しかし、大丈夫です。この結論を最初に持ってくることで、読みやすい文章に改善できます!

(良い例)
この空気清浄機を買うべきだ。
理由は2つある。
1つ目は、埃やカビを取ってくれるから。
2つ目は、カビが生えるのを防いでくれるからだ。
だから空気が綺麗になる。

どうでしょう。主に文の順番を並べ替えることしかしていませんが、読みやすくなりましたね。

また、最初に結論を書くのはもちろん、最後にももう一度書くと読み手が再確認できるので、より良い文章になりますよ!

 

修飾語と被修飾語を近づける

まず修飾語とは、ものの状態を表す言葉で、被修飾語は表される方の言葉です。

「被」が付くことにより、「修飾される」ということになります。修飾語は、被修飾語を説明するために使われます。

例えば“赤いりんご“であれば、「赤い」が修飾語で、「りんご」が被修飾語です。

「りんご」という物体がどんな状態なのか、色味を表す「赤い」で説明しています。

このように、修飾語と被修飾語が近くにあると、「どんなものなのか」という説明がわかりやすくなります。

修飾語と被修飾語が分かったところで、下の文を見ていきましょう。

(悪い例)
北海道の美味しい牛乳で作ったプリン

この文章には、産地を説明する「北海道」、味を説明する「美味しい」という修飾語があります。

しかし、「北海道」の後ろには、同じ修飾語の「美味しい」が来ていますね。

このままでは、「北海道産の美味しい牛乳が原材料のプリン」「牛乳で作った北海道で売っている美味しいプリン」と、少なくとも2通りの解釈があり、混乱を招きます。

このように、解釈が複数存在してしまうのには原因があります。修飾語となる「北海道」と「美味しい」が、何を修飾しているのか分かりにくいからです。

伝えたいことに合わせて言葉を並べ替えると、何が北海道と関連があるのか、そして、牛乳とプリンのどちらが美味しいのか、はっきりとわかりますよ!

(良い例)

  • 北海道産の美味しい牛乳から作られたプリン(「北海道・美味しい」が牛乳を修飾)
  • 牛乳で作った北海道の美味しいプリン(「北海道・美味しい」がプリンを修飾)

このように、語順を並び替えるだけで誤解を招かずに伝えられます!

 

主語と述語

主語は、文中の「何が」や「何は」に当たる部分です。対して述語は、「どうした」や「どんなだ」に当たる部分です。

この主語と述語について、気をつけるべきポイントが3つあります。

  • 主語と述語を対応させる
  • 主語と述語を近づける
  • 不用意に主語を省かない

〈主語と述語を対応させる〉

まずは、主語と述語を対応させることについて見ていきましょう。

僕の将来の夢は、サッカー選手になることだ。

この文章の主語は「僕の将来の夢」で、述語は「サッカー選手になること」です。ほとんどの人がすぐに見分けられたのではないでしょうか。

しかし、いざ文を書いたとき、気づかないうちに主語と述語がねじれてしまうこともあります。

 
 

主語と述語のねじれって何だよ?

主語に対応している述語がわかりにくい文章は「主語と述語がねじれている」と呼ばれます。

通称「ねじれ文」とも言います。一例は、こちらです。

私の趣味は、料理をし、よく家族に振る舞います。

この文の主語は「私の趣味」、述語は「振る舞います」です。

しかし「趣味は〜振る舞います」と、主語と述語が離れていますね。

このままでは、料理をすることが趣味なのか、家族に料理を振る舞うことが趣味なのか、わかりにくいです。

このねじれ文を直すために、文を2つに分けてみましょう。

私の趣味は、料理をすることです。料理をしては、よく家族に振る舞います。

まず、前半文の主語は「趣味」、述語は「料理をすること」ですね。

文も「趣味は料理をすること」となり、主語と述語がきちんと対応しています。

次に、後半文の主語は文中にありませんが「私」、述語は「振る舞います」です。

文も「(私は)〜振る舞います」となり、こちらも主語と述語がきちんと対応しています。

このように一文を短くすることで、ねじれ文となっていないかを確認しやすくなります!

〈主語と述語を近づける〉

次は、主語と述語を近づけることはどういうことなのか、見ていきましょう。

彼は、朝ご飯は近所の農場で採れた卵で作ったフレンチトーストで、その卵を産んだ鶏は玄米を食べていると言った。

この文の主語は「彼」、述語は「言った」ですね。

しかし一文が長いのに加え、途中から「朝ご飯」「鶏」と主語が増えています。そのため、この文が読みにくいと思った人は多いのではないでしょうか。

主語と述語が離れていると言いたいことが分かりにくいので、読者がイラついてしまいます。

また、主語がたくさん出てくると、読者に誤解を与えやすいです。

果たして、彼は朝ご飯にフレンチトーストを食べているのか、玄米を食べているのか、はたまた鶏を食べているのか、混乱してしまいますね(笑)

そこで、「朝ご飯は何なのか」「どんな食材を使ったのか」などを1文ずつに区切ってみましょう。

(改善例)
彼はこのようなことを言った。
「朝ご飯はフレンチトーストだった。フレンチトーストには、近所の農場で採れた卵を使った。その卵を産んだ鶏は、玄米を食べている。」

このように直すと、「彼はこのようなことを言った」という結論が最初に分かります。

〈不用意に主語を省かない〉

最後に、不用意に主語を省かないことについて見ていきましょう。

私は彼とデートする予定だったが、熱を出してしまい中止となった。

まず、彼とデートする予定だったのは「私」ですね。しかし、熱を出してしまったのは「私」と「彼」どちらなのか分かりません。

このように主語を省略してしまうと、読み手が間違えた解釈をしてしまうことがあります。そのためにも、不用意に主語を省いてはいけません。

「私は彼とデートする予定だった。
しかし、彼が熱を出してしまったので中止となった。」
または、
「私は彼とデートする予定だった。
しかし、私が熱を出てしまったので中止となった。」

これで、誰が熱を出したのかが明確になりました。

読者へ誤解を与えないために、主語はできる限り省略しないようにしましょう。

これらの基本的な文章の書き方が身に付くだけで、分かりやすく読者に誤解を与えないような文章を書けるようになります!

 

 

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文章の書き方を基本として原稿用紙の使い方も学ぼう!

ここまで読んだことで、基本的な文章の書き方が身についたと思います。きっと良い文章を書けるようになったことでしょう。

しかし原稿用紙を正しく使えなければ、せっかくの文章も台無しです!そうならないために、正しい原稿用紙の使い方を解説していきます!

  1. 題名を書く
    上を3マス空けて書き始める
    長い場合は、1〜2マスでも大丈夫
  2. 名前を書く
    姓と名の間、名の下をそれぞれ1マスずつ空けて書く
  3. 文章を書き始めるとき、段落の初めを1マス空けてから書き始める
    例えば、作文は「初め・なか1・なか2・終わり」で構成されているため、それぞれの書き初めを1マス空ける

 

句読点と小さい「っ・ゃ・ゅ・ょ」が行末に来たら?

これらの文字は、1マスに1つ書くのが基本です。

しかし、行のはじめに書いてはいけません。これらの文字の1文字手前で行末を迎えた場合は、最後のマスの文字と一緒に書きます。

  • 「キャロット。」の「ロ」で行末を迎えた場合
    最後の1マスには、”ロッ”の2文字を書く
  • 「ト」で行末を迎えた場合
    最後の1マスには”ト”と”句点”を書く

 

かっこの使い方もマスターしよう!

かっこは主に2種類使います。

  • 「」…鍵括弧(かぎかっこ)
  • 『』…二重かぎ

これらのかっこは基本的に、“「に1マス使う“といったように、1マスにつき1つ書きます。

鍵括弧は会話や引用、強調に使います。一方で二重かぎは、鍵括弧の中にもう一つ鍵括弧が必要になったときや、本の名前を書くときに使います。


彼は「この『走れメロス』という本がとても面白いんだよ。」と言っていた。

また、会話文を書くのにもルールがあります。まず、改行してから会話文を書き始めなければなりません。このとき、始まりの鍵括弧(「)は行頭から書き始めます。

そして、会話の終わりである句点と終わり鍵括弧(」)を1マスに書きます。

この手前で行末を迎えた場合は、句点と終わり鍵括弧も最後のマスに書きます。


「朝ごはんができたよ。」の”よ”で行末を迎えた場合
”よ”、”句点”、”終わり鍵括弧”の3文字を最後の1マスに書く。

また会話文が複数の行になるときは、2行目以降は行頭から書きます。

これで、基本的な原稿用紙の使い方が身に付いたと思います。文章の書き方についてではありませんでしたが、原稿用紙の使い方もとても大切なので覚えておきましょう!

 

 

まとめ

  • 文章の書き方は、「一番伝えたいことを決める」「書きたいことをメモする」「メモを自然な文章になるよう並び替える」の3ステップが基本である
  • 日記を書くときは、「いつどこで誰が何をどうした、気持ち」を中心に書く
  • 作文は、「初め・なか1・なか2・終わり」を意識する
  • 読書感想文は、まず本を読み、感想を書き出しておく
  • 読書感想文の構成は、本を読んだきっかけやあらすじ、読んだ感想・自分の体験や自分だったらどうするかを書く
  • 読書感想文の最後は、本を読む前と読んだ後での変化を書いて締めくくる
  • 基本的な文章の書き方は、一文を短くまとめ、結論は最初に書く
  • 修飾語は、どの単語に対応しているのかを分かりやすく書くといい
  • 主語と述語は近づけて書き、ねじれないようにする
  • 原稿用紙に文章を書くときは、行末のマス目に気を付けて書く

今回は小学生のお子さんを持つ親御さんが、どのようなことをお子さんに教えれば良いのかという観点から書きました。

小学生の文章のためとはいえ、社会人でも使えるテクニックばかりです。

そのため、小学生の文章と侮らずに多くの人に読んでいただけたらと思います。

主語や述語、修飾語などの難しい文字が出てきましたが、この基本をしっかりと身に付けて、苦手を克服しましょう♪

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