
ホイールをledで光らせたらカッコいいだろうなぁ…。
「でもホイールにledを付けるのは車検が通らなくて、違法になってしまうかな?」と不安に思いますよね。
バッテリーから電源を取らなくても太陽光で発光するタイプや、電池式のものなら簡単に付けられそうですね。
橙色(とうしょく)、赤、白のライトには規定がありますし、点滅のライトでは車検が受けられず「違法車」とみなされます。
保安基準の規定に沿った色や明るさの場合、違反色以外で「点灯」タイプなら違法にはなりません。
車検前に取り外し可能な電池タイプのledや、バイク用のキットを使った取り付け方、自転車に付けるledを紹介してます。
ホイールには規定に沿った色や明るさのledを選び、堂々と車検に出しましょう♪
ホイールにledを付けても違法にはならない!!規定あり

国土交通省が定める保安基準の中にある規定を守れば、ホイールにledを取り付ける行為は違法ではありません。
国土交通省が定める保安基準とは、自動車の構造や整備において、安全を確保するために定められた技術基準です。

簡単に言うと、「車検に合格するか」ってことだよ。
ホイールに付けるライトは「その他灯火類」と分類され、この中の規定を守らなければいけません。
「その他灯火類」にて、決められている基準は以下のとおりです。
- 橙色(とうしょく)、赤、白のライトを使用してはいけない
- ライトは「点滅」させてはいけない
- 明るさは、300カンデラを超えてはいけない
- led装着テープに、欠落があってはいけない
この4点を気を付ければ「道路交通法」に反することなく、車検を通すことができます。
まずは色の規定から説明します。ライトの色には「使用指定」があります。
橙色や赤は「ウインカー」や「ブレーキランプ」、「バックフォグランプ」で使用します。
そして、白色は「ナンバー灯」「室内灯」「バックランプ」で使用します。
そのためホイールなどの「その他灯火類」では、橙色と赤、白を使ったledランプの使用は禁止されてます。
また「点滅ライト」は「ウインカー」と「ハザードランプ」のみで使用します。その3点以外に付けたledが点滅している場合、違法とみなされます。
そしてライトの明るさには決まりがあります。「対向車の妨害をしてはいけない」とされていて相手に「まぶしい」と思われてはいけません。
そのためライトの明るさは「300カンデラ以下」という決まりがあります。
たとえば、トラックの荷台についているサイドマーカーが300カンデラです。結構明るいですよね。

光源が見えていると、警察に止められてしまうから気を付けてね!!
300カンデラと言っても、明確な計測器があるわけではありません。光源が前をむいていると、走行中に警察とすれ違ったとき「まぶしい!!」という判断されます。
「他の運転手を惑わす」と判断されると、車を止められ『職務質問』を受けることがありますよ。
また装着したledの一部が剥がれていて「欠落している」と判断されると、「車検不適合」だと判断され車検を通すことができません。
この規定さえ守れば、青や紫にしても違法にならないっていうことです。ホイールにledが付いていても、車検に合格できるので安心してください♪
私の話になりますが免許を取ったばかりの頃、フォグランプをピンクにして走っていたことがあります。
フォグランプは、ホイールとは違い『白か黄色でなければいけない』と保安基準で定められています。
当時の私はただ「かわいいなぁ」と思い友達に頼んで付けてもらったのですが、警察に止められてこれが違反だと気づきました。
その時は「厳重注意」で済みましたが、灯火類の罰則は違反点数1点の反則金7000円にもなる「道路交通法違反」です。
ホイールのライトも「道路交通法」対象ですので、気を付けてくださいね。
規定内でも指定工場は車検を断る!!認証工場に頼もう
車検の合否に責務を負う義務のある指定工場やディーラーでは、「判断の難しいled」は車検を断ります。
不安な場合は、認証工場やショップにお願いしましょう。
指定工場とは「民間車検場」と言われる場所で、自社に検査工場を持つ工場です。
指定工場やディーラーは各社の検査ラインで車検を通すので、基準の難しいledを使っていると車検を通してもらえません。
ledの明るさは明確な判定方法がなく「グレーゾーン」であり、『基準に全く問題ない』と判断することが難しいからです。
車検後に問題が起こると営業停止になってしまうことからも、「グレーゾーン」のledが付いた車の車検を断ります。
検査ラインのない認証工場やショップは各自で車検場に持ち込んで、検査を受けるので比較的に頼みやすいです。
ですが不合格箇所があると車両を持ち帰り、再度車検上に行かなければいけないので数日かかることがあります。
規定を守ってさえいれば、不合格になることはありません!認証工場かショップに堂々と車を預けて車検を受けましょう!!
ledを付けても絶対車検を合格させたいならこの2択!!
認証工場に持っていっても「不合格」と判断されてしまい、車検を通すことができなかったら嫌ですよね。
ホイールにledを付けたいけれど、車検を気にするあなたにおすすめの付け方が2通ります。
- 取り外しが出来る…タイヤのバルブかセンターキャップに取り付ける電池式のモノ
- 固定して装着する…車体のブレーキカバー部分に穴を開けて固定する
不合格にならないために「取り外しが出来る」または「固定して装着する」の、どちらかを選ぶことをおすすめします。
配線不要な電池式のモノなら、車検前に取り外しが簡単にできます。
または車体から電源を取って装着する場合、ブレーキ部分にledテープを固定することで「装着不良」による車検不合格を防ぐことができます。
ledテープの装着に欠落があると車検を通すことができないので、テープをしっかり固定して取り付けましょう。
ledテープは車体のブレーキカバー部分に穴を開けて、結束バンドを使って取り付けて取れにくくします。
取り付けるときは「関節部分」に、配線が絡まないように気をつけてください。
「取り外し可能」なモノを選ぶか「しっかり固定」をして、装着するかお好きな方法を選んで取り付けしましょう♪
不安なら配線不要な電池式を使って車検前に取り外そう
ledが付いているからと、車検を断られてしまうことがあります。電池式のledを使えば、車検前に簡単に外すことができますよ!!
配線不要でタイヤのバルブに直接つけるledや、ホイールのセンターキャップに取り付けるledが販売されています。
ホイールのセンターキャップに取り付けられて、ソーラータイプで振動により点灯するタイプで4個入りで5000円程度で手にいれることができます。
車検へ出す前に自分で簡単に取り外すことができるため、期限が迫っていても安心して車検に預けることができますよ!!

装着不良にならないようにしっかり固定して付ける
「色」「種類」「明るさ」など違法にならないledと確認したら、外れにくく「装着の欠落」を防ぐためしっかり固定して装着する方法もあります。
ホイールからledが見えるように、ブレーキのカバー部分に取り付けていきます。必要なものを、準備しましょう。
- ledテープ
- マジック
- 電動ドリル
- パーツクリーナー
- さび止め用塗料
- 結束バンド又は針金
- 配線用電工ペンチ
- 収縮チューブ
- ハンダ͡コテ
- ハンダ
- ドライヤー又はライター
車が好きなあなたには、準備することも楽しい時間ですよね!道具が揃ってワクワクしますね♪
ブレーキカバーに穴を開けてledを支える部分を作る
結束バンドでledテープが取れないようにするため、ブレーキのカバー部分に穴をあけます。
その前にバッテリーから車内を通しの足回りに配線がくるよう、つなぎます。電気のスイッチは車内にくるよう、配線を繋げておきましょう。
配線をつなぐために必要な電源を確保してあることと、車体からタイヤを外してあることを前提とします。
まずは、ブレーキのカバーに穴をあける工程を説明します。
- ブレーキのカバー部分にledテープを1周させる
- マーカーペンledテープの奥側に6か所点置きする
- ledテープをいったん外し、点置きした箇所を電動ドリルを使って穴をあける
- パーツクリーナーでカバー全体の油分と汚れを落とす
- 穴をあけた所がサビないように塗料をぬっておく
ブレーキカバーが汚れているとledテープが付かないので、パーツクリーナーを使ってしっかり汚れを落としましょう。
これで、結束バンドを通す穴が完成し、ledテープを支えられるようになりました。
ブレーキのカバーにledテープを付けて固定させる作業
次にledテープを貼り付けていきます。ledテープに付いている両面テープだけでは、粘着が弱いため必ず結束バンドなどで固定してください。
- ledテープを付ける
- 結束バンドの突起部分が上へくるよう、穴に入れる
- 結束バンドでledテープを固定する
ledテープについている両面テープを、少しずつはがして穴が開いている手前に貼っていきます。
両面テープだけでは剥がれてしまうので、結束バンドを使って固定していきます。
固定するとき強く縛るとledがダメになってしまうので、力の入れすぎには注意してください。
ドリフトなどでサイドブレーキをよくする場合、結束バンドでは外れやすくなります。しっかり固定させるために針金を使うといいですよ。
これで、ledテープをブレーキ部分に装着することができました。
配線を繋ぐときは関節部分に絡まらないように注意する
絶対に「関節部分」へ配線を付けないよう、気を付けましょう!!
車の足回りは、地面からの衝撃を吸収するために関節部分が多数存在します。
走行中常に曲げ伸ばしが繰り返されているので関節部分に配線が絡まないよう、気を付けなければいけません。
そのため、大きな動きがないブレーキホースに配線を付けていきます。
- ledから出た配線を少し余裕を持たせてブレーキホースに結束バンドで固定する
- led側と車体(バッテリー)側の配線をくっつける
- 配線用電工ペンチを使ってled側と車体側の配線を約0.5mm分出す
- 配線に伸縮チューブを通しておく
- ハンダ付けでled側と車体側の配線をつなぐ
- 収縮チューブを真ん中にずらしてドライヤーかライターの熱で収縮させる
- 結束バンドで配線2本を1つにまとめておく
使用した結束バンドは、余分な部分を必ずカットしてください。
ハンダコテを使用した後は配線も熱くなっているので、やけどしないように気を付けてください。冷めたことを確認してから収縮チューブを付けます。
収縮チューブは熱を加えると収縮するので、しっかり防水加工されます。
2つが1本になった配線も走行中、邪魔にならないかを確認してから走り出してください。
ledをバイクのホイールにキットを使って簡単取り付け

バイクのホイールに光り輝くledを取り付けるなら「取り付けキット」を使うと、バッテリーから配線を繋がないので簡単です。
取り付け方を説明しますので、ぜひ参考にしてください。準備するものは以下のとおりです。
- ledキット(バイク用)
- ledテープ
- 強力両面テープ
- 結束バンド
- ゲル系接着剤
- パーツクリーナー
- ハンダコテ
- ハンダ
- 収縮チューブ
- ドライヤー又はライター
準備ができたらホイールにキットを取り付けていきましょう。
- バイクのホイールを前後両方外す
- ホイールに合わせてキットを切り抜く
- 付属のやすりで削って調整する
- コイル版から線だけ出ている方をホイールに取り付ける(文字が書いてある方が接着面)
- コイル版の線先がコネクタになっている方を車体に取り付ける
- コイル版の位置が決まったら接着剤で取り付ける(取り付け前にパーツクリーナーで油分や汚れを拭き取る
コイル版を取り付けたときにホイールを仮付けしてコイル版同士が近すぎたり、離れすぎたりしてないか確認してください。
このとき距離は5mm前後が理想です。離れすぎていると、点灯しない可能性があります。
ホイールにledキットを取り付けたら、次は配線の処理をしてタイヤを付けて完成です。
- 車体側の配線を確認する
- ホイール側にledテープを取り付ける
- 配線に収縮チューブを入れておく
- コイル版とledの配線をハンダで付ける
- 収縮チューブに熱を加え防水加工をしておく
- 結束バンドで配線をまとめておく
- タイヤを取り付ける
- 外したボルト類に漏れがないか確認する
ホイール側のコイル版からスイッチが手元へくるよう、ボディに沿って配線を伸ばします。
配線がホイールの回転に巻き込まれないように、必ず確認してください。
線を張りすぎると断線する恐れがあるので、可動域分の線はたるませておきましょう。
ledテープに付いている付属の両面テープですと粘着が弱いので、強力両面テープを使って取り付けるとはがれにくくなります。
ledの配線とホイールに付いたコイル版の配線を、ハンダを使って繋げます。
ハンダを使う前に、収縮チューブを入れるのを忘れないようにしましょう。
つないだ後は配線が邪魔にならないよう、結束バンドを使って固定してください。
この時配線が緩んでいると断線してしまうので、配線が浮かないようにしっかり結束バンドで止めておきましょう。
電源を入れる前にホイールを回して配線が絡まったり、部品が当たったりしないかを確認してから走るようにしてください。
ledの位置は、外周に付けてもスポークの内側に付けてもカッコいいですよ!!
バイク用取り付けキットを使うと、電磁誘導の原理で電力を伝送します。そのためバッテリーを消費しません。
自転車のホイールにledを付けて事故防止

自転車は夜間、「前照灯」「車幅灯」「尾灯」「その他の灯火」を付けなければいけない。という規定があります。
自転車のホイール部分にledを取り付けて「存在をアピール」して事故を防止しましょう。
ledは電池不要のUSB給電タイプやボタン電池式のものが売られているため、取り付けるのが簡単です。
「スポークに付けるタイプ」と「バルブキャップに付けるタイプ」があります。
中には動くと自動で点灯するタイプのものや、ハート型や星型などのオシャレなタイプもあります。
光るホイールで夜間の自己アピールをして、事故を防ぎましょう。
スポークに何個もledライトを付けると個性的な、「あなただけの自転車」を作ることができますよ!!
まとめ

- 車やバイクのホイールに付けるledは橙色(とうしょく)、赤、白のライトを使わなければ違法にならない
- 車とバイクのライトは「点滅」を使用しなければ違法にならない
- ledの明るさは300カンデラを超えてはいけなく、光源を対向車に向けてはいけない
- 指定工場やディーラーは、ledが付いた車の車検を断ることがある
- 認証工場やショップなら、規定内でledを付けていれば車検を受け入れてくれる
- バイクにledを付けるとき「取り付けキット」を使うと、電源を取るのが簡単でバッテリーを使わない
- 自転車のホイールにledを付けると自己アピールができ、事故防止になる
ホイールにledを付けることは違法にはなりませんが、「色」「種類」「明るさ」の規定があることを覚えておきましょう。
ledの基準は判断の難しいため「指定工場」や「ディーラー」では車検を断られてしまいます。
認証工場やショップは「しっかり規定を守っている」のであれば、車を預かって車検を受けてくれます。
道路交通法のその他灯火類を理解していれば違法は回避できて反則金や加点もありませんし、認証工場やショップなら車検も通せますよ。
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