漬物を作るために、容器をニトリで手軽に揃えたいとお考えではないですか?
ニトリにはおしゃれな家具や食器が揃っているので、使えるものがありそうですよね。
また最近では、常備菜として使えるものも増えてきています。
私もよく、酢キャベツやピクルス、きゅうりの中華漬けを作ります。
しかし漬物によっては、容器の素材との相性があります。
これを間違えてしまうと、容器に色や臭いがついてしまったり漬物が原因で食中毒を引き起こしてしまったりということがあります。
ですが、安心してください。この記事ではニトリに売っている保存容器のうち、漬物容器としても使えるものを紹介します!
加えて紹介した容器で作れる漬物のレシピや、容器の消毒方法、臭いの取り方まで分かりやすく解説します。
読んで漬物を作れば、美味しく安全にできますよ♪
漬物の容器はニトリ商品で代用できる!
実は、本格的な漬物容器はニトリには売っていません。
しかし、漬物の容器の代わりとして使えるものはたくさんあります。
ここではニトリに売っている漬物容器として使えるものと、それらを使って作れる漬物のレシピを紹介します。
ここで紹介するのは、以下の容器とレシピです。
- 耐熱ガラス保存容器 正方形・長方形
(レシピ:みょうがの甘酢漬け) - フリーザーバッグ
(レシピ:かぶの柚子昆布浅漬け) - 密閉保存容器浅型・深型(Easy Clean)
(レシピ:ぬか漬け) - ガラスジャー
(レシピ:しそ梅干し) - ワンプッシュキャニスター(容器のみ)
- 2種のガラスキャニスター(容器のみ)
もっと価格を抑えたい・おしゃれな容器がほしいという方は、ここで紹介する商品の素材や特徴を参考にし、他のお店で探してみても良いと思います。
用途に合わせて容器を選ぶと、「サイズが大きくて入らない」などのストレスがなくなるので、漬物つくりが楽しくなりますよ♪
耐熱ガラス保存容器はキツイ臭いも封じ込める!
この容器は、正方形と長方形の2種類があり、それぞれ4種類の容量があります。引用画像は正方形です。
酢で漬けるピクルスや酢漬け、臭いが気になるキムチを作る際におすすめです。
また、カレーやスープなど温めて食べるものの保存や、汁気が多い中華漬けや白だしで漬けるものでも安心して作れます。
- ガラス製なので酸や塩分に強く、臭いもつきにくいです。
- 耐熱ガラス製なため電子レンジOK
- 煮沸消毒もできるのでとても衛生的
- 4辺すべてでロックしており、汁が漏れにくい
この容器を使って作れるのが、「みょうがの甘酢漬け」です。
そのまま食べても美味しいですが、焼き魚や冷奴のお供にもなります!
そのため、とても使い勝手が良いです。では、レシピに入ります。材料は以下の通りです。
- みょうが…5個
- 穀物酢…50ml
- 砂糖…15g
- 塩…ひとつまみ
- 2cmに切った昆布…3枚
材料がそろったら、作り方も見ていきましょう!
- みょうがを半分に切り、熱湯でさっと茹でる
- 別の鍋に穀物酢、砂糖、塩を入れ、一煮立ちさせる
- 2の粗熱が取れたら、容器にみょうがと調味料、昆布を入れてフタをする
- 冷蔵庫に入れ、1週間ほど寝かせる
ポイントは、昆布も一緒に漬けることです。そうすることで、みょうがに昆布の風味がつきます。また昆布も甘酢に浸かるので、酢昆布のように美味しく食べられます。
昆布も食べやすいよう、細く切っても良いですね♪
さらに、甘酢漬けを千切りにすると、冷奴に乗せるなどアレンジ料理の幅も広がります!
フリーザーパックは空気が抜けて味がしみ込みやすい!
フリーザーバッグの良いところは、使い捨てができることと簡単に密閉できることです。
空気をできるだけ抜いてジッパーを閉じることで、野菜に味がしっかりと染み込みます。
よりしっかりと味を染み込ませたい場合は、袋の上から重いものを乗せれば良いです。
他にも、このフリーザーバッグを使うメリットがありますよ!
- 絵柄やサイズ、ジッパーの種類が豊富にある
- 袋に野菜と漬け汁さえ入れるだけで簡単に漬物ができる
漬ける量や漬け汁の量によって、袋の大きさやジッパーの種類の使い分けが自由にできると、収納スペースにも困りませんね♪
このフリーザーバッグを使って作れるのが、「かぶの柚子昆布浅漬け」です。
かつおだしと昆布がよくきいており、そして柚子が香ります。
料亭で出てきてもおかしくないほど上品な味わいです。
白米のお供のみならず、おつまみとしても美味しく食べられます♪材料は以下の通りです。
- かぶ…1本
- 塩昆布…適量
- だしの素…小さじ1
- 水…大さじ2
- 砂糖…小さじ1/2
- 柚子チューブ…5mm
この量であれば、Sサイズのフリーザーバッグで大丈夫です。
作る量を増やす場合は、量に合わせて袋のサイズも調節してください。
- かぶを洗って白い部分はいちょう切りに、茎と葉は1cmほどに切る
- フリーザーバッグに切ったかぶとその他の材料を入れて、振る・揉み込むなどして全体に馴染ませる
- フリーザーバッグを閉めたら冷蔵庫に入れ、少なくとも一晩は寝かせる
一晩寝かせるだけで味が染みて食べられるようになりますが、二晩以上寝かせた方がより美味しく食べられます。
また、塩昆布とだしの素の塩分のみで味がつきます。そのため、塩や白だしを加える必要がありません。
柚子の代わりに鷹の爪を入れれば、オーソドックスなかぶの浅漬けになります。
ただし、塩昆布を入れすぎてしまうと、塩辛くなり、柚子を入れすぎてしまうと、柚子の風味が強くなりすぎて昆布やだしの味が楽しめなくなってしまいます。
分量をきちんと守ることで、ご飯のお供にぴったりな漬物ができるため、ついご飯を食べすぎないようにも注意ですね(笑)
密閉保存容器は色や臭いが残りにくい!
この密閉保存容器は、浅型・深型の2タイプがあります。引用画像は浅型です。
また、浅型・深型それぞれのタイプでS・M・Lと3種類の容量があります。
柴漬けやキムチといった色がつきやすい漬物を繰り返し作ったとしても、容器の綺麗な状態が長続きしやすいです。
素材はプラスチックですが、変色しにくいという特徴があってとても優秀です!
また名前の通り密閉できるので、ぬか漬けを作るのにとても向いています。
せっかくなので、ぬか漬けを作っていきましょう!材料は以下の通りです。
- 米ぬか…600g
- ぬるま湯…600ml
- 塩…60〜78g
- 昆布…10g
- 干し椎茸…1枚
- 鰹節…10g
- 赤唐辛子…2本
(捨て漬け野菜)
- キャベツの芯…適量
- にんじんの皮…適量
(本漬け野菜)
- きゅうり…1本
- にんじん…1/2本
- 大根…1/8本(横半分にしたものをさらに縦1/4に切る)
この分量では、深型のLサイズを使ってください。
作り方
- フライパンで米ぬかを中火で5分ほど炒る
- ボウルに1と塩を入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながらよく混ぜる
(耳たぶと同じくらい柔らかくなったら、水を加えるのをやめる) - 昆布、干し椎茸、鰹節、赤唐辛子を加えて混ぜ合わせる
- 容器に3を敷き詰め、ぬか床を作る
- 4にキャベツの芯を乗せ、その上にまたぬか床を作る
- にんじんの皮を乗せ、その上にぬか床を作ったら手で平らにする
- 容器の空気を抜いてフタをし、冷蔵庫に入れる
- 1日1回底からかき混ぜ、3〜4日に1回捨て漬け野菜を取り替える
- 2回ほど捨て漬け野菜を取り替えたら、本漬け野菜をぬか床に埋め込む
- ぬかの空気を抜くように平らにし、容器のフタをして冷蔵庫で1〜2日寝かせる
(このときも1日1回、容器の底からかき混ぜる) - 野菜についたぬかを水洗いし、一口大に切る
これで、ぬか漬けが完成しました。完成するのに10日ほどかかるので大変かと思います。
しかしその分、達成感あると思うので頑張って作ってみてください。
ぬか漬け専用の容器がなくても作れてしまうので、容器も進化したものですね。
ガラスジャーは梅干しなど大容量の漬物におすすめ!
この容器は3.3Lと7Lの2つの容量があります。そのため漬物作りに使わない場合は、お米を保存することもできます。
大容量であることから梅干しをはじめとする大量かつ、長期間保存するような漬物に向いています。
容器が大きすぎる・ソーダガラスという耐熱でない素材のため、消毒には熱湯を使わず、アルコールを使いましょう。
せっかくなので、しそ梅干しの作り方を紹介します。ただ土用干しという作業があるので、夏場の限られた期間にしか作れないのが難点です。
しかし、おにぎりなどに入れるために普段何気なく買っている梅干しですが、自分で作ってみるとより美味しく感じますよ。
塩分濃度も自分で調整できるので、好みの味が作れることも魅力です♪ぜひ挑戦してみてください。
- 黄梅…1kg
- 粗塩…180g
- 赤しその葉…100〜150g
- 塩(しそのアク抜き用)…20〜30g
この分量であれば、3.3Lのガラスジャーを使います。
作る際に上から重石を乗せなければならないので、予め容器に余裕を持たせておくことがポイントです。
また1回に4kg・5kgと、より多くの梅干しを作りたい場合は7Lのガラスジャーを使ってください。
まずは、梅を塩漬けにする作業から始めましょう!
- ボウルに梅を入れ、流水を使って優しく丁寧に洗う
- 梅の汚れが落ちたら水気を拭き取り、清潔なタオルの上に並べて乾燥させる。半熟の梅があれば、たっぷりの水に2時間浸してアク抜きする
- 竹串や爪楊枝を使い、梅の奥に残っているヘタを取り除く
- 容器の底に塩を一掴み振り入れる
- 梅を平らに並べて、その上から梅同士の間の隙間を埋めるように塩を振る。この作業を繰り返す
- 厚めのビニール袋を二重したものを容器に入れ、その中に水を注いで重石とする
- 容器の上からビニール袋を被せ、冷暗所に保管する
- 3〜5日経過し、梅酢という液体が重石付近まで上がってきたら、重石の重量を半分以下にする
次に、しそのアクを取る作業をします。この作業をすることで、梅干しがより鮮やかに染まり美味しそうな見た目になります!
- しその葉を枝から摘み取り、茎を取り除く
- 葉を水洗いし、ザルにあげてよく水気を切る
- しその葉に対して、20%の塩を用意する
- しそに3を半分振り、強く揉んでアクを出し捨てる
- 残りの塩を振り、再び揉んでアクを捨てる
もう少しで作業が終わるので、頑張っていきましょう!
残りは、しその漬け込みと土用干しの作業のみです。
- 梅と梅酢を容器から取り出す
(このとき心配であれば、容器を洗って消毒する) - しそに梅酢を加え、赤梅酢を作る
- 容器に梅としそを交互に入れる
(このとき、一番上にしそが来るようにする) - 赤梅酢を上からかける
- フタをして、土用干しまで冷暗所に保管する
- 土用(7/20〜8/6頃)のうち、1週間ほど晴天が続く日を選び、昼間のみ容器のフタを開けて干す
ホコリや虫などが心配な場合は、容器のフタを緩めて干す
土用干しが終われば、梅干しは完成です!土用干しが終わってすぐに梅干しを食べられます。
しかし、1〜2ヶ月経った方が味が安定するのでより美味しく食べられます♪
自分で梅干しを漬けることができたら、他のご家庭と梅干しの味比べをするのも楽しいですね!
ワンプッシュキャニスターは長い野菜も漬けられる!
容量は350ml〜1700mlの範囲で6種類あります。そのため、家族の人数や作りたい量に合わせて容量を選べます。
特に、最大容量である1700mlの容器の高さは21cmあるので、きゅうりの1本漬けを作る際も楽々です。
- プラスチック製で重量は約80gと、とても軽くて扱いやすい
- 持ち手もついているので、中身が入っていても簡単に移動できる
- フタは、下にある四角いボタンを押すだけで簡単に開けられる
- 閉じるときはフタを1回ポンと押すだけで、楽に閉められる
このキャニスターは、軽くて開け閉めがしやすいため、とにかく使い勝手が良いです。
力が弱いお子さんでも扱いやすいので、あなたが夜勤でお子さんのご飯を用意できない場合でも、お子さん一人でもかんたんに漬物の用意ができますね!
ガラスキャニスター
ニトリのガラスキャニスターは何種類かあります。
今回は、私が漬物に使いやすそうな容器を2つに絞ってご紹介します。
蓋から中身が見えるキャニスターは、中身をいろんな角度から確認ができるので、おススメです。
そしてガラス製のキャニスターは、ステンレス製のフタががっちりと閉じてあるため、空気が入りにくいですよ。
密閉ができると、余計な空気が入り込んでカビが生えてしまう事態も防げます。
〈蓋から中身が見えるガラスキャニスター〉
容器本体からのみでなく、フタからも中身が見えることが特徴です。
容量は500ml〜1700mlの範囲で5種類あります。
上下左右から中身を見れるので、漬け汁の色が濃い中華漬けが食べ終わりに近づいても、簡単に残りを確認できます!
〈ガラスキャニスター(トウキフタ)〉
ステンレスの金具がついたフタで、しっかりと閉じてくれます。
容量は500mlと750mlの2種類あります。750mlの方は縦長なので、スティック状のピクルスを漬ける際にはとてもおすすめです。
これら2種類のキャニスターは、ソーダガラスという一般の食器によく使われているガラスを使っています。
本来は紅茶やコーヒー、香辛料を保存する容器ですが、使い方次第で漬物も作れます。
例えば、玉ねぎの酢漬けやきゅうりの浅漬けを作るのにはおすすめです。
しかしソーダガラスは耐熱性のない素材です。消毒する際は、煮沸消毒ではなくアルコールや漂白剤を使うと、容器の変質を防げますよ!
漬物の容器は消毒をしてカビや食中毒を予防!
漬物を作るためには、容器を清潔にしなければなりません。
そのために、容器の消毒は必須です。もし消毒を怠ってしまうと、菌やカビが増殖し食中毒の原因にもなってしまいます。
過去には、市販されている白菜の漬物で腸管出血性大腸菌・O–157による食中毒が発生したことがありました。
食中毒だなんて恐ろしいな…
市販の漬物でさえ食中毒が起きたので、保存料や防腐剤を使わない自家製の漬物は比較的食中毒が起きやすいと分かりますね。
だからこそ、容器の消毒を徹底しなければなりません(大事なことなので繰り返しました)。
特に梅干しをはじめとする長期間保存するものは気をつけましょう。漬物でなければ、自家製のジャムや果実酒を作る際も同様です。
ここからは、漬物で使用する容器の消毒方法を紹介します。
- 煮沸する
- 熱湯を回しかける
- 消毒用アルコールを使う
- アルコール度数35度以上のお酒を使う
- 漂白剤を使う
- 熱湯の回しかけとアルコール消毒の合わせ技
これらの方法を覚えれば、衛生的に漬物を作れるのはもちろん、容器を傷めることもありません!
漬物容器以外にも使えるので、知識として頭に叩き込んでください♪
煮沸する
瓶をグツグツと煮て消毒する方法です。この方法で消毒したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、瓶を安全に扱うためにもここでしっかりと復習しておきましょう。手順は以下の通りです。
- 大きな鍋に布巾を敷く
- 1に水と瓶を入れる
- 火をつけ、瓶は水から煮沸させる
- 沸騰してから5〜10分ほど経ったら火を止める
- トングで瓶を取り出し、乾いた布巾に乗せて自然乾燥させる
瓶が乾けば、煮沸消毒は完了です。ここで気をつけなければいけないことは、鍋に布巾を敷くこと・瓶は水から煮沸する・瓶を取り出したら自然乾燥させるの3点です。
これらは全て、瓶が割れるのを防ぐために必要なことです。
瓶は急激な温度差によって割れてしまいます。例えば、瓶が熱を持っている状態で冷たい水をかけると、瓶が温度差に耐え切れず割れてしまいます。
瓶が割れて怪我をしないために、しっかりと行いましょう。
熱湯を回しかける
80度以上のお湯を10秒以上回しかけて消毒する方法です。
お湯をかけ終えたら、自然乾燥させます。お子さんがいる方であれば、この方法で哺乳瓶を消毒したことがあるかもしれませんね。
この方法は哺乳瓶などの小さなものや、鍋に入らず煮沸できないものを消毒するのに用いられます。
小さなものであれば、煮沸消毒するよりも使うお湯と時間がかからずに済みそうですね。
しかしお湯が跳ねやすいので、その分火傷するリスクが高いです。そのため、消毒を行う際は十分に気をつけましょう。
消毒用アルコールや度数が高いお酒を使う
この方法が最も身近で簡単です。容器にキッチン用のアルコールを吹きかけて、綺麗な布巾やキッチンペーパーで拭き取るだけです。
煮沸消毒のできる瓶はもちろん、大きな瓶や耐熱温度が100度未満のプラスチックの容器、フリーザーバッグなどの食品保存袋も清潔に消毒できます!
また、アルコール度数が35度以上のお酒を使い、消毒する方法もあります。
特に、ホワイトリカーという甲類焼酎を使うのは有名です。
度数の高いお酒を使って消毒する方法は、拭き取り・回し付け・吹き付けの3つの方法があります。
- 拭き取り:綺麗なキッチンペーパーや布巾にお酒を染み込ませ、容器の隅々まで拭く
- 回し付け:乾いた容器にお酒を少量入れ、お酒が容器全体に行き渡るように回す。残ったお酒は捨てる。
- 吹き付け:スプレー容器にお酒を入れ、乾いた容器に吹き付ける。自然乾燥でお酒を乾かす。
吹き付けで使うスプレー容器は、アルコールを入れても問題がないものを選びましょう。
また、お酒の種類も気をつけたいところです。味や香りといった風味にクセがあるものを選んでしまうと、容器に臭いや味が残り漬物の味にも影響してしまいます。
そのため、クセのない甲類焼酎やウォッカ、ジンなどで消毒すると臭いが残りにくいため、次の漬物も美味しく漬けることができますよ!
漂白剤を使う
漂白剤は殺菌のみならず、ウィルスも撃退してくれます。
「次亜塩素ナトリウム」という、コロナウィルスやノロウィルスの消毒に使われる成分が含まれているからです。
使い方は台所用の漂白剤を用法に従って希釈し、希釈液に容器を浸すだけです。
簡単そうだけど、気を付けることはある?
まず、希釈する濃度です。用法通りに希釈しても、フタやパッキンを傷めてしまうことや、漂白剤の臭いが残ってしまうことがあります。
そのため、プラスチックの容器やパッキンを消毒する際は、規定の濃度よりも薄めて浸すことをおすすめします。
特に、金属のフタとは相性が悪く錆びてしまうため、金属製のフタは別の方法で消毒すると清潔さを保つことができます。
熱湯の回しかけとアルコール消毒の合わせ技
熱湯を回しかけて消毒してから、さらにアルコール消毒をする方法です。
瓶の大きさによっては、煮沸できないものもありますよね。このような瓶は熱湯を回しかけて消毒しましょう。
また何度も使用している瓶は、熱湯を回しかけるだけでは菌が残ったままということがあります。
そのため、確実に消毒するには熱湯を回しかけてからアルコール消毒をするといいですよ。
アルコール除菌をするにしても、そのあとに食品を入れるなら、体内に入っても問題ない製品を使いたいですよね。
こちらはお酒を造る企業が作ったアルコールなので、食品に触れても問題ありません。企業が酒造会社なら安心ですね!
漬物の容器に臭いが残ったときの対処法は?
漬物を作ると、プラスチック製の容器やフタのゴムパッキンに臭いが残ってしまうことが多くあります。
そこでここからは、漬物容器の臭い取りの方法を解説します!ここで紹介するのは、以下の方法です。
- 塩を使う
- 重曹を使う
- 漂白剤を使う
- 米のとぎ汁を使う
- お酢を使う
らっきょうやキムチ、玉ねぎを漬けたものは臭いが残りやすいものの代表例ですね。
私も酢玉ねぎを作った際、フタのパッキンと瓶に臭いが残って大変な目に遭った経験があります。
これらの消臭方法をマスターすると、使った漬物容器だけでなく、タッパーに保存したことでついてしまったカレーやニンニクの臭いともおさらばできます!
漬物を作らなくても使える方法なので、しっかりと覚えてください!
塩を使う
塩を使った方法は、一度で容器とフタの臭いが取れるので、一石二鳥です。
やり方は、まず容器に塩・大さじ3と水を入れます。
次にフタをして振ります。振ったらしばらく放置し、再度振ってからすすぎます。
するとなんとびっくり!臭いが落ちています!
また普段残った料理を保存して、臭いがついてしまった際にも使えます!
タッパーに入れるとどうしてもついてしまうカレーの臭いも、これで解決ですね♪
重曹を使う
重曹は臭い取りのみならず、洗浄もしてくれます。方法は以下の通りです。
- 容器にぬるま湯と重曹を入れる
- フタをして重曹が溶けるように振り、5分ほど置く
- スポンジを使って丁寧に洗い流す
ここでのポイントや注意事項を紹介します。まず重曹の量は、水100ccに対して小さじ1で大丈夫です。
次に重曹は水に溶けにくい割に、溶けていないと洗浄力が落ちてしまいます。ぬるま湯を使うことで、洗浄力をキープできますよ!
漂白剤を使う
先ほど、消毒に使えるということで登場した漂白剤です。
台所で使う漂白剤は、殺菌や色を落としてくれるというイメージがある方が多いと思いますが、臭い取りもしてくれるのです!
使い方は、漂白剤のボトルに書いてある用法に従って、タッパーを浸けます。
しかし、漂白剤の臭いが残りやすいというデメリットもあります。
これを防ぐために、漂白剤を規定濃度よりも薄めて使う、または浸ける時間を短くすると良いでしょう。
それでも漂白剤の臭いが残ってしまった場合は、漂白剤を綺麗に流してから上で紹介した塩や重曹を使う方法を試してみると良いでしょう。
2つの方法を行うことで、取りにくい臭いが徹底的に取れたら、気分もスッキリしますよ♪
米のとぎ汁を使う
漂白剤の臭いが苦手な方には、米のとぎ汁がおすすめです。
やり方は、とぎ汁で一晩容器を浸けます。びっくりするほど安全で簡単ですが、よく臭いが取れます!
ここでのポイントは、米をとぎ始めて最初に出るとぎ汁を使うことです。
漂白剤の代わりに米のとぎ汁を使えば、比較的安全な上にお金もかからないので良いですね♪
米をとぐ時に、とぎ汁を捨てずに残しておき容器の臭い取りもできると、経済的ですね!
お酢を使う
酢を使う方法は、まず酢と水の割合が1:2のものに容器を15分間浸します。
15分経ったら、洗剤を使って洗い流します。この方法は、長らく使っていないタッパーの臭い取りや、黒ずみを落とすのにもおすすめです。
ただし一晩浸けてしまうと、酢の臭いがついてしまうので浸けすぎないように気をつけましょう。
また、ピクルスや酢漬けを作った容器をこの方法で消臭するのはおすすめしません。
酢を使った後の容器は、他の方法で臭いを取ることで、次に作る漬物へ酢の臭いが移らなくなりますね!
まとめ
- ニトリは本格的な漬物容器を扱っていないが、代わりとなる保存容器はたくさんある
- 耐熱ガラス保存容器ではみょうがの甘酢漬け、フリーザーバッグではかぶの柚子昆布浅漬けを作れる
- 密閉保存容器ではぬか漬け、ガラスジャーで梅干しを作れる
- 容器の消毒は熱湯の回しかけ、煮沸、消毒用アルコール、アルコール度数が35度以上のお酒、漂白剤を使う方法がある
- 消毒のためにお酒を使う場合は、クセのない甲類焼酎やウォッカ、ジンがおすすめ
- ホワイトリカーは消毒に使う甲類焼酎として有名
- 容器の消臭には塩、重曹、漂白剤、米のとぎ汁、お酢が使える
- 消臭に漂白剤とお酢を使う場合は、希釈濃度と浸け時間に気をつける
今回は、漬物容器として使えるニトリの保存容器とそれらを使って作る漬物のレシピ、容器の消毒と消臭の方法を紹介しました。
ニトリの容器を使わなくても、役立つものばかりだったと思います。
ぜひこの記事の内容を活かして、美味しく安全な漬物ライフを楽しんでください♪
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