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お年賀はビジネス上いつまでに贈るのかを解説!相手が喪中だったら?

お役立ち
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お年賀を持って行きたいからアポを取ろうと思って電話したんだけど、お正月休みで誰も電話に出ないよ~!

新年一発目のごあいさつは大事な任務ですよね。本来のお年賀は「松の内までに贈る」のように、いつまでに贈るかが決められています。

特に関東地方は、松の内が1月7日までです。関東地方の取引先が7日ギリギリまでお休みだと、『お年賀が贈れないから「失礼な企業だ」って思われちゃう!』と冷や汗が出ますね。

私なら、「いつまで休みなんだろう?」と不安になっちゃいます。

ご安心ください。ビジネス上のお年賀なら、「いつまでに贈らなければいけない」という決まりがゆるいです。1月15日までに贈れれば大丈夫ですよ。

ビジネス上でお年賀を贈るときの「喪中」に対する考え方も、解説しますね。

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ビジネスマナーとしてお年賀はいつまでに贈るの?

一般的に、お年賀は「松の内」までに贈るのが通例とされています。松の内は、全国的には1月15日まで、関東地方では1月7日とされています。

年始のあいさつ回りも、ビジネス上は元旦から7日までに済ませるのが一般的です。ただし、年始休みが長い会社もあるため、「1月15日までなら常識の範囲内でOK」とされています。

先方によっては、年始休みをたっぷり取る企業もあります。

例えば、6~7日が土日だったり、お正月以外ならゴールデンウィークなどでも連休と土日の間に平日があったり、土日と祝日の間に平日が中途半端に入ることがありますよね。

すると、企業によっては「じゃあその間の日も休んで、大型連休にしちゃおう!」とお休みを入れがちです。

先方が7日まで休んでしまうと、年始のごあいさつをするタイミングがなくなっちゃいますよね。

また、一般企業ではお正月休みは元旦~3日までですが、もし4~5日が土日休みの場合、一般企業は仕事始めが6日からになります。

すると、6~7日のたった2日間であいさつ回りをしなければなりません。

そして、受け入れる先方側もたくさんの取引先とごあいさつをしますよね。

2日間であいさつ回りをするあなたの会社も大変ですが、それを受ける先方側も大忙しです。

そのため、15日までに年始のあいさつ回りを済ませるのがビジネスマナーとされています。

あらかじめ先方のお休み期間を確認しておけば、あなたの予定も立てやすいですね。

新年会で直接手渡しするなら大きすぎないものを!

あるいは、新年会へ招待された際にお年賀を持参しても構いません。

ただし、あまり大きなお年賀を贈ると相手の手荷物が増えて帰る時に困ってしまいます。あらかじめお伝えしておくか、荷物になりにくいコンパクトなものを選びましょう。

私のおすすめなら、何枚あっても困らないタオルがおすすめです。

消耗品でもある紅茶やコーヒーを選ぶなら、普段あまり買わないような高級茶葉や高級豆もおすすめです。金額に対して量も少なくなり、持ち帰りやすいですね。

先方企業の身内が喪中だとしても送ってOK

 
 

あれっ、〇〇商事から年賀状が来ている!
ここは社長の身内が最近お亡くなりになったから、あいさつ回りも控えようと思っていたのに…?

お年賀には、「新しい年を迎えたことを慶ぶ(よろこぶ)」という意味があります。そのため、相手が喪中の場合は、一般的なら年賀状や新年のごあいさつは控えますよね。

しかし、ビジネスなど仕事上のお付き合いをする場合は、年賀状のやりとりや新年のごあいさつは行ってもOKです。もちろん、新年のごあいさつへお年賀を贈っても大丈夫です。

もともと「喪中」は、『個人として悲しみに暮れているため、新年だとしても、今は「おめでとう」とお祝いができるほど心に余裕がない。ごあいさつは欠礼させていただく。』の考え方です。

しかし、ビジネス上では「個人の考え」と「会社の考え」は別物と切り離さなくてはいけないのです。

そのため、『確かに個人として悲しいと思うが、今後もあなたとはビジネス上で末永く取引をしたい。会社の一員として、このごあいさつを受け取ってほしい。』という気持ちを込めるといいですね。

相手が個人的に喪中だとしても、「ビジネスとして」の気持ちが伝われば、決して失礼だとは思われません。むしろ「個人的な都合と切り離して考えられる人なんだ」と、印象がよくなりますよ。

これは私の経験談ですが、午後の仕事中にいきなり部下から「実は今朝、祖母がなくなりました。」と事後報告をされました。

もちろん忌引き休暇が効く会社なのですが、忌引き申請をすることなく普通に出社してきた部下に対してビックリしてしまいました。

すぐ仕事を引き継いで帰らせようとしましたが、「このお客様は私に対応させてほしい」とかたくなに仕事を代わってくれず、結局私は、部下を1時間早く帰らせることしかできませんでした。

あのとき、私は「故人との思い出に浸らせてあげたいのに、なぜこの子は帰らないの?」と思い、理解できませんでした。

しかしこの部下は、「個人の都合と、大事なお客様に向き合うことを、きちんと切り離して考えられる人」だったのです。

今の私なら、「お客様を大切にできる立派な社員」だと高く評価できます。

相手が喪中の場合、たしかに「相手個人(私人)」へ新年のごあいさつは失礼にあたります。

しかし、「会社の一員(公人)」へのごあいさつとお年賀は遠慮せず送っておくと、今後もいい取引ができますよ。

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お年賀を贈る時期が地域でいつまでか違うのはなぜ?

本来お年賀を贈るべき「松の内」は、地域によって異なります。一般的には1月15日までですが、関東地方のみ1月7日です。

 
 

なぜ地域によって「松の内」の期間が違うの?

元々、松の内は全国1月15日まででした。これは諸説あるのですが、一番有名な話は「徳川家光公の月命日と鏡開きの日程が重なったため」です。

松の内の期間中には、鏡餅の中に神様が宿っていらっしゃると考えられています。

そのため、松の内を過ぎた1月20日に鏡開きをするというのが全国共通でした。まだ神様がいらっしゃるのに鏡餅を割ってしまっては失礼ですからね。

しかし、江戸時代の1651年、4月20日に徳川家光公がお亡くなりになりました。その後、毎月20日は月命日となります。そのうち、このような声が上がり始めます。

 
 

月命日にもなる1月20日に鏡開きをするのは、家光公に対して失礼ではないか?

それを踏まえて、徳川幕府がある江戸を含めた関東地方のみ、鏡開きを1月11日へ変更しました。しかしそのあとにも声が上がります。

 
 

1月11日はまだ松の内じゃないか。まだ年神様がいらっしゃるのに鏡開きを行っては、神様に失礼だ!

最終的に、徳川幕府は1662年に「松の内が終わる1月15日まで正月飾りを出していたが、鏡開きを11日としたので1月7日をもって飾り収めとしなさい。」と指示しました。

江戸一帯にはこの通達が広まり、「松の内は1月7日まで」という認識になりました。

ところが江戸よりもはるかに遠い関西地方には、鏡開きが11日になったことも、飾り収めが7日になったことも声が届かなかったのです。

 
 

松の内が7日まで?なんのことどすか?

そのため、関東地方を含む東日本は主に1月7日まで、関西地方を含む西日本は1月15日まで、期間がわかれてしまったのですね。

しかしこれはまだ一説です。「1657年1月18~20日に江戸で大火災が起こったことにより、燃えやすい飾り物をを早く片付けるようになった」という説もあります。

 

沖縄はそもそも「お年賀を贈る」という概念がない!

ちなみに沖縄は、正月三が日に「お年賀」より「お歳暮」を贈る方が多いです。取引先に沖縄の方がいらした場合は、お年賀を贈る前に確認をしましょう。

本来「お歳暮」とは、文字通り、「お世話になった方たちへ年の暮れに贈るもの」ですよね。

しかし沖縄は「旧正月を祝う風習がある」ため、正月三が日を過ぎても旧正月まで「お歳暮ギフト」を贈る方が多いのです。

沖縄では、ヒヌカン(火の神)拝みの基本となる月の満ち欠けにより、「満月」に当たる旧暦の日を「その昔のお正月」(旧正月)と呼びます。

そして、旧正月中は「日頃見守ってくださっている神様へ祈りと感謝をする日」「ご先祖様を供養する日」でもあります。そのため、お正月の三が日を過ぎてもお歳暮を贈る風習が残っているのです。

色々な文化を取り入れながらも古い文化、先祖や自分たちのアイデンティティーを大事にしていて、素敵ですよね。

住んでいる地域によってお正月やいつまでがお年賀なのか、などの感覚に違いはありますが、相手が大切にしている風習へ近づけるチャンスでもあります!

その地域について詳しくなると、会話が弾んだり親しくできたり交流も深くなるため、良い仕事にもつながりますね♪

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のしに「お年賀」と書くのはいつまで?

のしに「お年賀」と書く時期も、松の内までです。万が一松の内を過ぎてしまったら、名目を「寒中お見舞い」へ変更しましょう。

のしをかけずに贈り物を持参する事はマナー違反ではありませんが、生ものや冷凍品ではない限り、のしをかけましょう。

包装紙の下にかける「内のし」もありますが、包装紙の上からかける「外のし」が一般的です。

これは、「包みを開けなくてもどこからの贈り物かわかるよう、手間を取らせない」という心遣いによるものです。

関東でお年賀の水引きは蝶結び、関西はあわび結び

水引きは、種類ごとに意味が違います。『何度あってもいいお祝いごと』には、「蝶結び」を使います。

対して、法事や結婚のように、一度きりで済ませたい『何度も繰り返したくないこと』に関しては、「結び切り」を使います。

新年を迎えるお年賀の場合は「何度あってもいいお祝いごと」に入るため、関東では「紅白蝶結び(双輪結び)」、関西では「紅白あわび結び(鮑結び・あわじ結び)」を使います。

 
 

えっ、「あわび結び」って「結び切り」と同じ扱いなんじゃないの?

関東は『「あわび結び」と「結び切り」は同じ意味合い』として扱っていますよね。

しかし関西では『「あわび結び」と「結び切り」は別』と考えており、結び切りよりも広い範囲のお祝いごとに用いられます。お年賀以外なら、結婚祝いや入学・卒業祝い、出産祝いなどに使われます。

ちなみに、水引きは「未開封のしるし」「魔除け」「人と人とをいつまでも結びつける」という三つの意味合いをもっているそうです。

ビジネスシーンにおいて、「今年もよろしくお願いいたします」といった意味を込めて「お年賀」は持参しますよね。

心を込めて用意した「お年賀」に「人と人とをいつまでも結びつける」という意味合いの水引きはぴったりですよね!

私が物事を覚えたい時にする工夫なのですが、覚えたい物事の意味も一緒に知ると納得感がでて忘れにくくなります!

水引きの意味も覚えておくと、お年賀を準備する際にのしの付け忘れを防げて「しっかりしてるからこの先も仕事を任せられる」と思ってもらえますね♪

のし紙には毛筆か筆ペンを使って書く!

のしに関しては、お店でお年賀を購入する時に、「お年賀用です。」と伝えると、店員さんが書いてくれますよ。

自分で用意するなら、濃い墨と毛筆で書きます。最近は筆ペンで書く人も多いですね。

ただし、「筆ペンは苦手だから」とボールペンで書くのはマナー違反です。

ボールペンは事務作業をしやすくするために作られたものです。いくら丁寧に書いたとしても、事務用のボールペンでは「手を抜いた」という印象を与えてしまいます。

中央結び目の上に「お年賀」か「新年ご挨拶」、または「賀正」と書き、水引の下には会社名(贈り主の名前)を入れます。

まとめ

  • ビジネス上の取引先へお年賀を贈る場合、相手が正月休みのこともあるため、1月15日までに贈るといい
  • 新年会に招かれたら、その時に持参してもいい
  • 先方企業の社長などの身内に不幸があり喪中だとしても、「個人」と「ビジネス」で考えを切りわけて贈るべき
  • お年賀は、本来は1月15日の「松の内」までに贈る
  • ただし関東のみは、徳川家光公の命日に関わるため、7日までになった(諸説あり)
  • 沖縄では、「お年賀をいつまでに贈る」という概念がない
  • お年賀ののしは「外のし」を選び、毛筆か筆ペンを使って書く
  • 水引きは、関東なら「蝶結び」、関西は「あわび結び」を選ぶ

相手先の会社が長いお正月休みを取っていると、「いつまでにお年賀を贈ればいいの?」と期限に困りますよね。

しかし、15日まで休む会社もあまりないと思います。15日までと期限が決まっていれば、ゆとりをもってあいさつ回りを決められますね。

取引先企業など、ビジネス上お世話になっている人と、いつまでも素敵なご縁を結べる事を願っています!

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