「この間美容院に行ってきたばかりなのにもう伸びてきて気になる。でも、毛先を整えるためだけに美容院へ行くのはもったいない…。」と思いますよね。
私もコツをつかむまでなかなか自然にいかずしばらく伸びるまで結んで過ごしていました。
セルフカットしていて気が付いたら「短めぱっつん」になってしまうと、もはや取り返しがつかないですよね。
人の印象は、髪型1つで8割も決まってしまうのでとても重要となります。
そこで今回セルフカットで失敗しないために欠かせない重要アイテムのすきバサミとコツをご紹介します。
もしお家で自分が好きな時にパパっとセルフカットで毛先を自然に切れたらお金も時間も節約できてとっても素敵ですよね!
また、気になる毛先を軽くする方法や自然になじませる方法もあるのでぜひ参考にしてみて下さいね。
セルフカットで毛先を自然にするならすきバサミを使う!
セルフカットにせっかく挑戦してみたものの失敗をして髪の毛が伸びるまでしばらくそのまま我慢して過ごさなければいけない…なんてことになったら悲しいですよね。
セルフカットでは、髪の毛を切る専用に作られたハサミを使用することが重要です。そこで、すきバサミの登場です!
そもそもすきバサミってなに?
すきバサミとは、刃の片方がくしの形状になっているヘアカット専用のハサミです。
毛先をすいて切れるため髪の毛のボリュームを変えられ、軽さや質感を変えることができます。
また、長さ自体は短くせずに切れるので美容院でも重宝されている便利なアイテムです。
普通のハサミでも毛先を切ることは可能なのですが、普通のハサミで切ってしまうとキューティクルがはがれて毛先が痛みパサつきやすくなる原因になりかねません。
また、普通のハサミは髪の毛を切る専用に作られていないので材質も切れ味も全く違うため上手くすくことが難しいです。
すると、動きがないぱっつんとした不自然な毛先になってしまいます。
そこで、セルフカットで失敗せずに毛先を自然に切るためのコツとして欠かせないのは、すきバサミの使いかたをマスターしちゃいましょう!
すきバサミを選ぶ時のポイント
すきバサミを選ぶポイントを簡単にまとめてみました。
- すき率が15%程度のものを選ぶ
- 手に馴染みの良い7~8㎝程度のものを選ぶ
- 質がいいものを選ぶ
セルフカットですきバサミ使うには、すき率が15%程度のものを選ぶと少量ずつ毛先をすけるため、失敗しにくいです。
すきバサミは製品によって一度に切れる量やすき率が変わってきます。このすき率によって髪の毛を細かくカットができるのです。
また、サイズ感も重要なチェックポイントとなってきます。
大きすぎると扱いにくいので小さめで、手に馴染みの良い7~8㎝程度のものが使いやすいです。サイズ感もあわせてチェックしてみてください。
そしてセルフカット用のすきバサミは100均や手近なところで購入しやすい物もありますが、あまりに安いものだと質が良くないです。
毛先を切れずにただ挟んでしまったり、毛先を多く切りすぎてスカスカになってしまう可能性があるので、安いすきバサミはあまりおすすめはしません。
右利き用おすすめのすきバサミ3選
すきバサミによっても切れ味やすき具合が変わってくるので、どのようなものを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこでセルフカット初心者さんに向けて、すきバサミの選び方とおすすめをまとめてみました!
まずは、右利き用のすきバサミを紹介します。
- KnightRise(ナイトライズ) すきバサミA5
すき率15~18% - Dosi すきバサミ
すき率10~15% - ディーズプロダクト(Deeds) すきバサミDP-02
すき率15%前後
「KnightRise」は、プロの美容師が徹底監修しています。
すきバサミだけでなく、「すきバサミケース、調節器具、コーム、掃除布、ヘアカットマニュアル」の計6点付きです。
全部一式そろっていると一つ一つ買わなくてもいいため、嬉しいですよね。
「Dosi」のすきバサミは、コスパを重視する方におすすめです。
すき率が低くカットラインがでにくいので、前髪を切る時に特におすすめで、立体ハンドル、人間工学的に親指をスムーズに動かしやすく設計されています。
「Deeds」のすきバサミは、なんといっても高品質です。
プロも使用するハサミと同じ素材を使用しており、溝なしタイプの刃なので毛先が引っ掛かりにくいです。そのため、髪を痛める心配が少ないです。
左利き用すきバサミでのおすすめ3選
次に左利き用すきバサミですが、市販されている商品の数自体が少なく、またすき率が15%、小さめのサイズがあまりありませんでした。
そのなかでもすき率は変わってしまいますが、セルフカットで使いやすい左利き用すきバサミをまとめてみました。
- montesoro すきバサミ
すき率20%程度 - ディーズプロダクト(Deeds)左利き用LP-01
すき率25%前後 - Tsubame-燕-GT630jctL すき率20%前後
すき率20%前後
まず「montesoro」は、コスパ重視の方におすすめです。
こちらはすき率が20%程度とすき具合は少ないですが、毛量調節などで一般的によく使われています。
錆びにくさと長持ちしやすい材質を使用しているのが特徴的で、またカットの方法や取り扱いについての説明書付きなのもいいですね。
また、先ほど右利き用でご紹介した本格プロ仕様の「Deeds」ですが、こちらにも左利き用すきバサミがあります!
どんな手にも馴染みが良い、便利なモデルです。
最後に「Tsubame-燕-」ですが、こちらはなんと職人さんの手作りすきバサミです。
「最長5年の研ぎ保証」「30日間返品・返金可能」「交換は何度でも可能」という3つのサポートがあるので安心です。
セルフカットする時にあると便利なその他のアイテム
では実際にセルフカットを始める前に、すきバサミ以外で必要なものを揃えましょう。
- ヘアクリップまたはゴム
- 三面鏡
- 目の細かいコーム
- ヘアーエプロン
まず、髪を留めるヘアクリップやゴムは重要です。
こちらでブロックごとに分けないで同じところを何度もすいてしまうと、地肌がスケスケになってしまいます。
普段お化粧をする時に使用するものでもいいので手元に準備しておきましょう。
鏡は、三面鏡があると便利です。洗面台の大きな鏡で見ながら切っただけでは前からの自分しか確認できません。
こちらも準備しておくと、横から見たら、「…。」と思ってしまうような失敗を防げるので安心です。
そしてコームは、出来れば荒いのではなく細かいのを準備しましょう。
最後に、ヘアーエプロンもあると、掃除が楽になりますよ。
普段美容室ではカットしてくれた後に掃除をしてくれるのでつい見落としがちなのですが、自宅で切る場合は後の掃除が楽な方がいいですよね。
こちらもあると、ストレスフリーになり便利です。
すきバサミを使うコツは指の動かし方にある
では実際に、すきバサミを使ってみましょう!
すきバサミには使い方があります。どこにどの指を入れて、どの指を動かすかが決まっています。
まず、親指と薬指をハサミの穴に通すのですが、薬指を入れる方には突起があるので目安にしてください。その突起に小指を引っ掛けます。
すると安定し、刃がブレなくなるのでまっすぐに切れます。
突起がない場合は穴の大きい方に親指を入れます。
最初は慣れないのですが、ポイントとしては親指だけを動かしてカットします。すると指がブレずに真っ直ぐ切れるので、失敗しにくくなります。
すきバサミは持ち方も重要になってくるので、普通のハサミと同じ持ち方をしてしまうと失敗してしまいます。
また、きちんと持たないとただはさんでしまうだけになってしまい、枝毛を作り髪の毛を痛めてしまう原因になります。
すきバサミが手元にない場合は髪用のハサミでもOK
もしお手元にすきバサミがないなら、髪専用のハサミを使って毛先を自然にさせましょう!
ハサミで行う時は、縦または斜めに刃を入れていきます。
横に入れると横一文字に切ってしまいぱっつんヘアーになり、自然な毛先とは呼べなくなってしまいます。
このように、ハサミは毛先を一気にカットして長さが短くなりやすいので注意が必要です。
コツとしては、切る前にコームできちんととかして、ブロッキングをしてから下から順番に縦にハサミを入れて切っていきます。ブロッキングなどは後ほど解説しますね。
さらに、一度にたくさん切ろうとせず、すきバサミと同様に少量ずつ切ります。
こうすることで、毛先を自然に整えられます。安心してくださいね!
セルフカットで毛先を軽くするポイント
セルフカットをするとき、毛先を軽くするポイントがあります。
- どのくらい切るかを考えておく
- ハサミの入れる方向は縦にする
- ハサミの刃をすべて閉じて切らない
まずは、どんな風にカットしていくのか計画を立てましょう。
無計画に毛先をたくさんザクザク切っていくと、左右のバランスが合わなくなります。揃えようとついつい切りすぎると、かえって失敗してしまいます。
セルフカットで毛先を軽くする場合は計画を立てて、少しずつ慎重に切りましょう。
次に、ハサミで切る時は横ではなく縦に入れます。
髪の毛を切る時、ハサミを横にしてバツンっと切ってしまうと切れる量が多くなります。
するとすき過ぎ、切り過ぎてしまい、カットした毛先が馴染まずに目立ってしまいます。
またハサミの刃は、髪の3分の1を残す程度にしておき閉じきらないようにしましょう。
ついハサミの刃をすべてガチャンと閉じてしまいがちなのですが、そのまま下にひいてしまうと毛先が痛む原因になってしまいます。
切る前の注意点もおさらいしよう!
ここからは、セルフカットを始める前の注意点をおさらいしましょう。
セルフカットする時に髪の毛は濡らす?乾かす?
セルフカットで切る時は、乾いた状態でカットするといいですよ。
濡れた状態でセルフカットすると乾いた時に短くなるので、全体的のイメージをしにくくなるので乾いた状態でするのがオススメです。
ただし、髪質が太く・ストレートの人は濡らした方がダメージをうけにくいのでウェットカットがオススメです。
ロングヘアとショートヘアで切り方は違うの?
全体的ではなく、毛先を切る程度であれば基本的には同じやり方で大丈夫です。
ただし、ロングヘアの後ろを切る場合は髪の毛を前に持ってきて切った方が全体的のイメージがしやすくなります。
髪をブロッキングして下から順番に切っていこう!
これらのポイントをふまえて、セルフカットする前に目の細かいコームでブラッシングをします。
髪を整えたら、ヘアクリップで4段くらいにブロッキングしていき、下からカットします。
これはブロッキングをした時の画像です。番号順に解説しますね。
- 前髪、サイドの髪の毛
- 頭頂部から耳の上
- 耳の横から下の髪の毛
- 残った下の髪の毛を左右にわける
これで全部で4つのブロッキングができあがります。
ブロッキングをしたら、下の段から切っていきます。順番としては、「4→3→2→1」の順です。
反対側の親指と人差し指で一つまみ程度の髪の毛を生えている方向に向かって引っ張り、ハサミを縦にしてすいて下さい。
毛先から3~5㎝くらいのところをつまみ、それを目安にしてからカットすると軽くなり馴染みがよくなります。
切っていくときに気を付けること
すきバサミを使う時の注意点もしっかり押さえておきましょう!
- 一度にたくさん切ろうとしない
- 気持ち長めのところですくのをやめて、切るたびに鏡で確認する
- 切った後は髪をコームで梳かして、毛量を確認する
- 上の段はあまり切らない
- 長さの目安は、理想よりも少し長めを心がける
一番大前提なのは、一度にたくさん切ろうとせず、少しずつ切ることです。
まず、ハサミを入れる都度鏡で確認しましょう。
たくさんすいた方が毛量は減るのですが、毛先をすき過ぎるとボリュームダウンせずに頭のハチ周りが目立ってしまいます。
軽くするからといってすき過ぎないように、気持ち長めで切るのをストップしましょう。
そして、切った後はコームで必ずとかして毛量の確認をしましょう。
梳かさずにいると、まだ毛が減ってないと勘違いしてすき過ぎてしまう原因になります。
上の段は表面を切ってしまうと下の短い毛がでてきてしまうので、切らずにかぶせてあげると自然に馴染みがよくなりますよ。
また、慣れるまでは微調整をしていくうちに短くなっていきやすいので、理想の長さより少し長めを目安に切っていきましょう。
セルフカットで毛先を自然になじませる方法
先ほどのテクニックを使ってセルフカットで毛先を自然になじませていきましょう。
セルフカットで毛先をなじませる時もまずコームで整えてからブロッキングし、すきバサミまたはハサミを縦に近い斜めに入れていきます。
先に切った部分の毛も少し一緒にとって見ると前に切った毛先が後ろに透けて見えるため、どこを目安にカットしたらいいのかわかりやすいのでしてみて下さいね。
この時に髪の毛は持ち上げて切らずに下に向かって引っ張って切りましょう。
斜めにして切ることで切ったラインが目立ちにくくなるのでより自然になじみやすくなります。
ブロッキングした髪の毛をおろしてコームで整えた時に少し段差がもし気になれば、反対側の親指と人差し指でひとつまみします。
そして段と段の境目を、すきバサミやハサミを使って少しずつすいていきましょう。
最後もう一度コームでとかして整えたら自然になじんで完成です!
毛先であれば簡単にセルフカットで軽くしたり、なじませられそうですよね!
まとめ
- セルフカットで失敗しないためにはすきバサミがキーポイント
- どのくらい切るかイメージをきちんとしておく
- コームで整えてから、切らないところをブロッキングしておく
- 下の段から順番に切っていくが上の段は切らない
- ハサミは横ではなく縦にしていれていく
- 髪の毛は基本的には乾いた状態でカットするが毛質によっては濡らす方が良い
- 一度にまとめて切らずに少しずつカットする
- 理想の長さより気持ち長めを目安にする
必要な道具とちょっとしたポイントをおさえておけばセルフカットでも意外と簡単に毛先を自然に切れますよね!
自分でカットできれば美容院にかかる時間とお金の節約になるのでこれを機にセルフカットデビューしてみましょう!
コメント