コンセントのプラグが中で折れたときはパニックになりますよね。しかし、あわてて自分で抜こうとしてはいけません。
自分で抜こうとすると感電してケガをしてしまいます。さらに、場合によっては損害賠償も請求されてしまいます。
コンセント内でプラグが折れた場合は自分で抜こうとすると大変危険なため、専門の業者に作業してもらいましょう!
私はプラグを抜く際、多少は危険が伴うだけだと思っており、命に関わるほどのリスクがあるとは思ってもいませんでした。
今回は、プラグが中で折れた場合だけでなく、曲がったり、熱くなったり、異変があったときにどうすればいいかを解説します。
「自分でなんとかしよう」と思わず業者にお願いすることで、中で折れたプラグを抜いてくれるため、あなたがケガや損害賠償などのリスクを負う心配もなくなりますね!
コンセントに挿したプラグが中で折れた際の対処法とは?
掃除や部屋の模様替えをしているときなど、何かの拍子にコンセントのプラグが中で折れたら困りますよね。
コンセントに挿したプラグが中で折れた場合は、「電気工事士」という資格を持っている業者に作業を依頼しなければなりません。
まず、コンセントの修理作業は「電気工事士」という資格がないと行ってはいけません。
資格を持っていない人が修理を行ってしまうと罪に問われるため、もしあなたが資格を持っていないのであれば、自分で修理するのはNGです。
万が一、自分で作業を行ってしまった場合には、電気工事士法に則り、3か月以下の懲役、または3万円以下の罰金になります。
資格もない私が勝手に修理したら、懲役か罰金の刑が処されるなんて!
事故なんて起きたらもっと大変!
また、作業によって火災などの事故が発生したり、他人に損害を与えてしまった場合には、多額の損害賠償請求が行われることもあるため、絶対にやめましょう。
業者に頼んだら、費用はどのくらいかかるかしら?
業者に修理を依頼した場合にかかる費用は、約3000~7000円です。
これは業者によって違うため何社か見積もりを取って、自分に合った業者に依頼するのが一番良いと思います。
コンセント内でプラグが折れた際には約3000~7000円ですが、そのほかの問題がある場合には金額が変わってくる場合があるため、業者に確認してみてください。
約3000~7000円と聞くと、高いと感じる方もいるかと思いますが、「電気工事士」がないと作業ができないため、必ず業者に依頼するようにしてください。
プロの業者に頼めば、「中で折れたプラグをどうやって取り出そうか」「感電しないだろうか」とおびえる心配も無用です!
コンセントはプラグのカバー修理ならだれでもできる!
コンセントに挿したプラグが中で折れた際には、資格を持った業者に依頼しなければいけません。
しかし、コンセントのカバーの交換だけなら資格がなくても交換できます。
コンセントの本体の作業をするためには資格が必要ですが、コンセントのカバーのみであれば一般人でも作業してよいのです。
プラグが中で折れてしまったわけではなく、カバーが割れてしまったり、傷ついただけのものであれば市販のものと交換が可能です。
現在では少し変わったデザインのものや、変わった形状のものが市販されているため、インテリアとして交換してみるのもよいでしょう。
コンセントのプラグが曲がったら使用してはいけない!
それでは、コンセントのプラグが曲がった状態のものはそのまま使用を続けてもよいのでしょうか?
結論は「コンセントのプラグが曲がった状態のものは使用してはいけない」です。
なぜ曲がっただけで使用禁止なのかというと接触不良で電気回路がショートしたり、漏電して感電する恐れがあるためです。
最悪の場合にはコンセント本体の故障を招いたり、火災に発展してしまうこともあります。
そのため、コンセントのプラグが曲がった状態では、通電はしますが、使用するのは控えるのがよいでしょう。
また、曲がったプラグを無理矢理戻して使用しているという方もいるかもしれません。しかし、一度曲がったプラグは元には戻りません。
元に戻ったと思って使用していると、上記のような接触不良が発生し、感電や火災を招く事態になりかねません。
コンセントのプラグが曲がった際に、無理矢理元に戻して使用するのもやめましょう。
曲がったらプラグを買い替えるか修理してもらおう
それでは、曲がったプラグはどのようにすれば使用できるようになるのでしょうか。
一番良いのは、商品を買い替えることです。また、業者に依頼して直してもらうのもおすすめです。
費用やかかる時間などを加味してどちらの方が良いか選択した方がよいでしょう。
曲がったくらいなら、自分で直せそうかな?
確かに自分で修理ができれば安上がりですが、おすすめしません。
まず、自分で交換した場合にはメーカー保証が切れます。また、確実に直すことができるという保証がありませんよね。
そのため、結局漏電してしまったり、接触不良で火災につながるといった恐れもあります。
また、作業に失敗した際に火花が飛び散ったり、事故を引き起こしてしまいます。
プラグを自分で修理する作業は、分解して繋ぎなおすという言葉では単純な作業ですが、実際に行おうと思うとかなりリスクの伴う作業になるため控えたほうがよいでしょう。
私はコンセントの中で折れたことはないのですが、曲がってしまったことがあります。
そのまま使用してよいかとても不安で、結局そのプラグは廃棄しました。
自分で修理するよりは、いっそのこと修理を依頼するか、買い替えをした方が賢明な判断と言えます。
プロが作業することになりますので、手間もかかりませんし、何より安全に作業してもらうことができ、その後も安全に使用できる点が魅力的です。
曲がった原因は大きな負荷を与えてしまったため!
コンセントのプラグが曲がったとき、よくある原因はプラグに大きな力をかけてしまったことが多いです。
わかりやすい原因は、物を落として上から衝撃を与えてしまったり、過剰な負荷を加えてしまったり、などです。
他には、プラグを抜く際にコードの部分をもって抜いてしまったり、抜き差しする際に斜めになってしまったり、などの原因も考えられますね。
それ以外にも、コードに足を引っかけて家電が倒れてしまった衝撃でプラグがまがってしまうこともあります。
私はよくコンセントのプラグを抜く際にコード部分を引っ張って抜いていたので、この事実を知ったその日からプラグを抜くときにコード部分から抜くのをやめました!
プラグを安全に使うことで、修理費などの余計なお金もかさまなくていいですね!
コンセントのプラグが熱い時の対処法は?
それでは、もう使用してしまっていて実際にプラグが熱いという時にはどのようにすればよいのでしょうか。
答えは「コンセントからプラグを取り外して使用しないようにする」です。
コンセント側が熱いなどの不具合が起こった場合には、業者へ依頼しましょう。
コンセントのプラグが発熱すると、いずれ発火し火事になってしまいます。
コンセントのプラグが熱いと、コンセントが変色して溶けたりします。高温なので、「熱い」と思ったら、やけどをしないように取り外して使用を控えましょう。
たこ足配線を使用している場合は外してしばらく様子を見て、大丈夫そうであれば、たこ足配線は使用せずに接続した方がよいです。
接触不良の場合は、バネが緩んでいるなど、うまくコンセントに挿せていない場合などがあります。其の場合も取り外して使用しないようにするのが得策です。
そして、コンセント自体に異常がある場合は、プラグは関係なしに、コンセント自体を使用するのをやめましょう。
私もコンセントのプラグが熱いと思ったことがあります。プラグを抜いてみたらコンセントが黒く焦げていて、すぐに使用するのをやめました。
あの時気づかずに使用していたらと思うと、ゾッとします。
コンセント自体に問題がある場合は、大抵の場合は業者で対処してもらうと解決できますよ!
使い続けていると、発熱を超えて発火して火事になる恐れがありますので、注意してください。
日ごろから使わないコンセントは抜いておくとよい
そもそも熱くならないようにするためにはどうすればいいの?
コンセントやプラグが熱くならないようにするには、日ごろからコンセントやプラグが熱くならないように心がけることが大切です。
具体的には「使用しないときにはコンセントからプラグを抜いておく」「電力の強いものは長時間使用しない」「たこ足配線は多用しない」などです。
コンセントのプラグが熱い原因は、コンセント自体に負荷がかかる使い方をしているためです。
使用しないときにコンセントからプラグを抜くことで、消費電力も抑えられますし、自然に熱くなるリスクも低くなります。
長時間使用していると、挿している限り常に電力を供給している状態となり、負荷がかかってしまいます。
そして、電力の強いものは長時間使用しないことも大切です。
ドライヤーや携帯電話の充電器などは、消費電力が大きく、他の家電と比べると発熱しやすいです。
そのため、ドライヤーや携帯電話の充電器などは、長時間使用せず、使用が終わったらコンセントからプラグを抜いておくと、負荷がかかりにくいです。
また、たこ足配線を多用してしまうと、必然的に電力が大きくなってしまいます。
便利なため使用したい気持ちはわかりますが、使用するにしても適度な量にして、多用しすぎないことが大切です。
私もたこ足配線を多用していた時期がありました。たこ足配線にたこ足配線をしていたところ、一番根元のたこ足配線が熱いことに気づきました。
その時はすぐに外してたこ足配線の使用を控えたため、何も起こりませんでしたが、あのまま使用し続けていたら、火事になっていたかもしれません。
たこ足配線は、便利であるが故に配線が増えすぎると危険です。複数のコンセントに分散することで、電力も分散して安全に電化製品が使えます!
まとめ
- コンセントのプラグが中で折れた際の交換は、有資格者でなければ作業してはいけない
- 自分で作業をしてしまうと3か月以下の懲役、または3万円以下の罰金になる可能性がある
- コンセントのプラグが中で折れた際にかかる修理費用は、約3000~7000円
- コンセントのカバーなら資格がなくても、交換作業をすることができる
- コンセントのプラグは中で折れたものだけでなく、曲がったものも使用してはいけない
- 一度曲がったプラグは、無理矢理戻そうとしても元には戻らない
- 曲がったプラグは、業者に依頼するか商品を買い替えるのが得策
- コンセントやプラグが熱いと感じたら、すぐに使用をやめてプラグを抜いたほうがよい
- 電力の大きいドライヤーや携帯電話の充電器などは、長時間使用しない
コンセントに挿したプラグが中で折れた場合に、取り外しの作業をする際は、専門の資格が必要なため、業者に依頼する必要があります。
また、曲がったプラグを使用するのはケガや火災の発生のリスクがあり大変危険なため、使用は控えて修理の依頼か商品を買い替えるのがよいです。
消費電力の大きいドライヤーや携帯電話の充電器などは、長時間使用するとコンセントやプラグが熱くなり始めます。
コンセントやプラグが熱くなった際にはすぐに使用をやめたほうがよいでしょう。
プラグが中で折れたとしても、無理に自分で抜かず、専門の業者に依頼した方があなたの身を守ることにも繋がります。
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