グルーガンってすぐ固まってくっつくから、飾りが外れてすぐつけたい場合に便利ですよね。
それだけでなくハンドメイドやDIYで、布やプラスチックなどにも気軽に使えますね。
でも、その反面予期しないところについてしまうと取るのが大変です。
私は、娘が大好きなキャラクターの変身衣装についている飾りが外れた時に、グルーガンの接着剤を垂らしてしまい号泣された事もありました。
グルーガンの接着剤は垂れやすいので、思いもよらないところについている事がありますよ。
グルーガンの接着剤が布についてしまった時の取り方は、アイロンなどを使って温めて取るのがおすすめです!
布以外の素材においてのきれな取り方や、垂れない予防法をこの記事では紹介していきますよ♪
取り方や、垂れない予防法がわかれば安心して使えますね。
グルーガンの取り方は布の場合3つのやり方がある!
グルーガンを誤って洋服につけちゃったけど、キレイに取ることはできるのかしら?
安心して下さい。キレイな取り方は3つありますよ!
その3つには、アイロン、ドライヤー、熱めのお湯で取る方法があります。
グルーガンの接着剤を取りたい場合、熱を加えることで取りやすくなります。
そして、布の場合は衣類用に作られているアイロンを使う方法が安心できます。
しかし熱を加えるため、どれもヤケドに注意する必要があります。
また素材によっては熱に弱いものもあります。そのため少しずつ熱を加えて様子を見ながら作業しなければいけませんね。
グルーガンは低温のアイロンでゆっくり温めて取ろう
グルーガンの接着剤を誤って布につけてしまった時には、衣類用に作られたアイロンでゆっくり温める取り方がおすすめです!
布の上にいらないハンカチなどであて布をし、低温にしたアイロンでしばらく押し当てます。
あて布をしないと、アイロンに溶け出した接着剤がくっついてしまいますよ。
固まっていた接着剤が溶けるので、慌てずにそっと取ってみて下さい。
布が伸びないようにゆ~っくり取るのがポイントですよ!変形しないように気をつけて下さいね。
あて布をしたにも関わらずアイロンに接着剤がついてしまったら、慌てずヤケドに注意して、いらない布で拭き取って下さいね。
表面に着いた接着剤は、キレイに取れるのでご安心下さい。
ドライヤーで布についたグルーガンを取る方法
布についたグルーガンを取るには、ドライヤーを使う方法もあります。
この場合ドライヤーの温風を弱にして、取りたいグルーガンに2、3㎝程まで近づけます。30秒くらい温風をかけてみて下さい。
爪やヘラなどでカリカリしてみるとポロッと取れます。これを何回か繰り返せば固まった接着剤は取れますよ。
爪やヘラを使わずにガムテープでも取れますので、やりやすい方法で試してみて下さいね。
熱湯で温めても布についたグルーガンは取れる!
布についたグルーガンを取るには、熱湯にひたす取り方もあります。
グルーガンは60~90℃の熱を加えると柔らかくなり、熱湯の場合は15分以上ひたす事で取りやすくなります。
高温に耐えられるバケツや洗面器、調理器具のボウルなどを用意し、そこに布をひたして、接着剤が柔らかくなったら少しずつ取っていきましょう。
熱湯なので丈夫な手袋をしてヤケドしないように注意して下さいね。
また素材によっては熱湯が良くないものもあります。
フェルトの素材は熱湯を使うと毛羽立ってしまいます!ですから熱湯にひたして取ることはやめましょう。
ここまで3つの取り方をご紹介しましたが、表面の接着剤はキレイに取り除くことはできても、繊維に入り込んだものはキレイに取ることができません。
そして布の耐熱温度にも気をつけなければいけません。お気に入りの洋服を傷めてしまう事もあります。
そのため、布に熱を加えなくても良いように、接着剤をつけてしまわないようにするのが一番ですね。
未然に防ごう!グルーガンをつけない方法
接着剤を、誤って洋服などにつけない方法には以下があります。
- グルーガンで糸を引かないように処理する
- 床などに垂らさないように新聞紙をひく
糸を引かないように注意すれば、洋服や指などについてしまう事を抑えられるでしょう。
糸を引かない方法は、グルーガンを布に出した後、先を小さくクルクルと回しながら引き上げるやり方です。
こうすることで糸は出した接着剤に巻きつき、放す時に残りません。
この動作を覚える事で、あちこちに付いてしまうのを防ぐことができますね♪
もう1つの予防法として接着剤を垂らさないように新聞紙をひく方法があります。
グルーガンから予期しないタイミングにドロドロと接着剤が出てきてしまう事はありませんか?
カーペットに垂らしてしまうと、穴が開いてしまいますよ。
そんな時のために、新聞紙を何枚か広げてグルーガンの作業スペースを作っておきましょう。
そして念の為グルーガンの先端部分に、接着剤が垂れてもいい受け皿を用意しておけば安心ですね。
シリコンの受け皿でしたら、固まった接着剤をすぐに取ることができるのでおすすめです。
グルーガンの取り方でプラスチックは温め以外も!
プラスチックも布と同じく接着剤を温めて柔らかくすれば取れます。それ以外にも無水エタノール(消毒液)などで溶かす取り方もあります。
例えば小物は移動できるため、ドライヤーでも熱めのお湯でも可能です。
また、プラスチックには無水エタノールやライターのオイルを使った方が簡単に取れる場合もあります。
しかし車の中で装飾を変えたいなど取り外せない場合には、お湯につけておくことは難しいですよね。
そんなふうに固定されているかいないか、また、熱に強いのも弱いものによっても使う物が変わりますよ。
無水エタノールを使って接着剤を取る方法
動かせるプラスチックに使用したグルーガンの取り方にはドライヤーや熱めのお湯にひたす方法があります。
そして、より効果的な取り方は、無水エタノールを使う方法です!なぜなら無水エタノールは、接着剤をとかしてくれるからなんです。
実は、グルーガンには、低温タイプと高温タイプの2種類が存在します。そしてプラスチックは、高温タイプが使用されていることが多いです。
高温タイプのほうが熱に強くしっかり接着するので、プラスチックの場合は高温タイプの方が適しているのです。
そして高温タイプの接着剤を取るには、より高い温度で温める必要があります。ただし、ドライヤーで熱に弱いプラスチックへ熱を加え続けると変形してしまいます。
しかし無水エタノールであれば接着剤をとかしてくれるため、接着剤に吹きかけると、時間もかからず割とすぐに取る事ができます。
だから、プラスチックについた接着剤を剥がすのに適しているのです。そんなにお手軽なら無水エタノールを使いたいですよね!
無水エタノールがない場合は、ライターのオイルで代用が可能です。ライターのオイルがもっと簡単に取れるとも言われています!
ライターのオイルがある方はこちらがいいかもしれませんね。
無水エタノールやライターのオイルが効果的ですが、素材によっては傷めてしまうこともあります。
そのため、使用する時は目立たないところで変色や傷まないことを確認しながら行って下さいね。
そして手が荒れる心配のある方は、しっかり手袋をして下さい。
ドライヤーを使う場合は熱に注意しよう!
例えば車の中にある装飾には取り外せないものがほとんどなのでドライヤーを使いますが、プラスチックは熱に弱い事が難点でもあります。
そのためグルーガンは少し柔らかくなれば取れるので、ドライヤーで温める時は温風のあて過ぎに注意して下さい。
温風を当ててはいけないプラスチックの場合は、先が薄くて硬い定規やカッターなどで接着部分の端から少しずつ突いてみると取れやすくなります。
それでも取れない場合は、加減しながらドライヤーを当ててみて下さいね。
グルーガンの取り方を他の素材別にも解説!
グルーガンの取り方には他の素材別で見ても、使うものがそれぞれ変わります。
グルーガンは車の外装やDIY、工作などにも使われていますね。
それらに使っているものは布やプラスチック以外に次の素材があります。
- 金属…車の外装など
- 木材…DIYなど
- 紙…工作など
グルーガンっていろんな物に使えるからほんと便利よね
そうですね!素材別に見ても、まだこんなに使い道があるんですよね。
しかしくっつける時は便利に思っても、間違ってつけて取りたい場合には、注意しなければならない事があります。
金属では車の塗装がはがれる、木では割れてしまう、紙では剥がれる問題があります。
ではどうすれば防げるのか、素材別に分けて考えてみました。
金属の取り方はドライヤーを使うのが安心!
車の外側に自分でつけた金属の装飾を取りたいんだけど、どうしたらキレイに取れるかなぁ?
グルーガンを接着した金属の取り方はドライヤーが有効です。
金属をグルーガンでつけた場合は接着力があまり高くないため、手で引き離す事もできます。
しかし表面に塗装がされているものは、塗装が取れてしまいますよ。
ですから塗装を剥がさないためにもドライヤーで温めて取る事をおすすめします。十分に温まってから取るようにしてみて下さい。
その際、金属の熱でヤケドしないように気をつけて下さいね。
また、お店でつけてもらった装飾には、簡単に取れないように工夫がしてあります。
そのため、このような時には自分で取ることは考えず、お店で取ってもらうようにしましょう。
木の取り方にはドライヤーとエタノールを使おう
グルーガンを接着した木の取り方はドライヤーで温めて取る方法と無水エタノールで取る方法があります。
木にグルーガンを使うと、非常に強度が高くなります。そのため取る場合は大変になるでしょう。
この場合、ドライヤーで温風をあて、接着剤が溶けてきたら慎重に取ります。木に接着剤が残っても無理に取ることは避けて下さい。
無理に取ろうとすると木の繊維も一緒に取れてしまいますよ。
ですから接着剤が残ってしまった時には、定規など先の平なものを使って取り除いて下さいね。
また、無水エタノールを木に染み込ませるのも効果的です。無水エタノールは気化して跡が残らないので安心して使用できますよ。
紙はそっと剥がしてみるかドライヤーで取ろう
低温用のグルーガンを使ってくっつけた紙なら、接着力はそれほど強度はありません。
そのため、手でそっと剥がしてみるだけでも簡単に剥がす事ができます。難しければ、ドライヤーを使って暖める取り方を試しましょう。
しかし、紙に残ってしまった接着剤を取る時に、紙が剥がれやすいのが難点でもあります。
せっかく剥がせたのに接着剤を取るために台無しになったら悲しいですよね。
固まった接着剤もキレイに取りたい場合は、ドライヤーで温めて柔らかくなってから接着剤を爪で取れば、わりとキレイに剥がせますよ。
グルーガンは温度の違いによって強度が変わる!
色々な素材に使えるグルーガンですが、グルースティックの温度によって強度が変わってきます。
前にもお話ししましたが、グルーガンには高温タイプと低温タイプの2種類があります。
- 低温タイプ
ハンドメイドや学校でも使われ、130℃前後でグルースティックを溶かす低温のもの - 高温タイプ
車の外装によく使われ、200℃近くでグルーガンスティックを溶かす高温のもの
低温タイプはヤケドしにくく、紙や布、熱に弱いプラスチックなどを接着したいときにおすすめです。
高温タイプは接着が難しい素材の金属やガラス、陶器などにおすすめ。そしてヤケドに十分注意する必要があります。
グルースティックが2種類あるのは、素材によって溶けてしまうものがあるためです。
高温タイプを熱に弱いプラスチックや布などに使ってしまえば、素材そのものを溶かしてしまいます。素材を溶かしたら意味がないですよね。
ですから2つのタイプが違うグルーガンが用意されているんです。
グルーガンの接着剤を取る場合にも、この2つのタイプを理解していれば失敗することもなくなりますね。
まとめ
- 布に着いたグルーガンの接着剤は、温めることで柔らかくなり取ることができる
- グルーガンの取り方は布の場合アイロンがおすすめだが、他にもドライヤーや熱湯につける方法がある
- グルーガンが洋服にくっつくのを防ぐため、糸を引かないようにクルクル回して接着剤を巻き取る
- 接着剤が垂れてもいいように新聞紙をひいて、受け皿も用意すれば安心できる
- プラスチックについた接着剤の取り方は、素材が傷まなければ無水エタノール、熱に強ければドライヤーと使い分ける
- 金属についたグルーガンの接着剤は、ドライヤーを使う取り方が効果的
- 木の取り方にはドライヤーで温める方法と、無水エタノールを使う方法がある
- 紙はそっと剥がしてみて取れない場合はドライヤーであたためて取る
- グルーガンには、低温タイプと高温タイプの2種類あるため、違いを理解する必要がある
グルーガンは便利な反面、服の布や床につけないように注意して使用しなければいけません。
布や床などにつけてしまう前に、未然に防ぐ事が大切です。
万が一つけてしまった時にも、慌てずヤケドに注意して取って下さいね。
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