冬になっても枯れず、一年中生えている雑草をあなたも一度は見かけたことがありますよね。
寒い冬を乗り越えて、抜いても抜いても生えてくる、枯れない雑草に悩まされた経験があるはずです。
私もずっと同じ場所にいつも生え続けている雑草を毎日見かけます。
そんな雑草を、秋冬に放置してしまうと春以降にさらに多くの雑草に悩まされる可能性が高まりますよ。
雑草は、冬でも完全には枯れないことがほとんどです。しかし、暖かい季節よりも成長がゆっくりになる場合が多いのです。
枯れずに再び元気に春を迎えてしまう前、少しでも成長がゆっくりな寒い冬が雑草対策に最適です!
これから、そんな冬でも枯れない雑草について種類や対策を紹介していきます。
今年こそ、冬の時期から対策をして来年の春に雑草が芽吹くのを抑えましょう!
雑草が冬でも枯れない理由!一年草と多年草の違い

雑草には大きく「一年草」と「多年草」の2種類あります。これらの雑草があることで年中雑草を見かけるのです。
「一年草」は発芽してから1年以内で枯れる植物です。「一年生雑草」とも呼ばれます。
毎年新しい種で発芽し、1年以内に地上部分は弱って枯れるのですが、種などを落として子孫を残します。
そのため、枯れたと思ってそのまま放っておくと、翌年に再び生え、より広範囲に広がっている可能性が高まるのです。
この「一年生雑草」には「春に発芽して涼しくなる秋に枯れるもの=夏生一年生雑草」と「秋に発芽して春から夏の暖かい時期に枯れるもの=冬生一年生雑草」の2種類あります。
どちらのパターンも枯れる前に種を落として子孫を残すので、成熟して枯れる前に除草しなければいけませんね。
また、「多年草」は2年以上生き続ける植物です。「多年生雑草」とも呼ばれます。
地上部分が枯れても地下の根っこが生きていて、翌年再び同じように生えてくる厄介な雑草です。
私も学生時代にグラウンドの草むしりをしてもしてもまた同じところから生えて、困っていましたが、この「多年生雑草」が持つ力の影響だったんですね。
一年中地上部分に葉っぱや茎が出ているものもあれば、冬は地上部分が枯れて、地下に根っこを張ったまま冬を越す雑草があります。
先ほど紹介したロゼットの形で冬を越す植物も多いです。
多年生雑草は地上部分も元気な場合が多いので年中見かける雑草です。
- タンポポ
- カタバミ
- スギナ
主に代表的な「多年生雑草」はこちらです。耳にすることが多い植物ですね。
タンポポは葉っぱを地面にピタッとつけて冬を越すので葉っぱ自体は年中見かけることが多いですね。
綿毛が風に運ばれて増えていくので新たな場所で生長することも多いです。タンポポは特に根を深く伸ばすため、除草が困難な雑草です。
カタバミはクローバーに似ている植物です。花は春から秋がピークですが、タンポポ同様に葉っぱは一年中生えている多年草です。
カタバミは果実が裂けるタイミングで種が弾けて増えていきます。花や果実が少ない冬の時期に除草するのがおすすめです。
スギナは地下茎で増えていきます。冬は地上部分が枯れるのですが、地中の根っこが生きているのでいつの間にか繁殖しています。
実は、つくしはこのスギナの胞子茎なんです!私も知りませんでした。
地上部分の葉っぱがある時期に、葉っぱから茎まで一気に除草薬をまくのが効果的だと思われています。
雑草は冬でも枯れないのは強い根っこが原因!
雑草が、冬にも枯れないで次の春に再び生え続ける大きな理由は、強い根っこが、地中深くまで張るからです。
この根っこは生命力が高く、雑草が冬でも枯れないで生え続ける悩みの大きな原因です。
草むしりをする際に、根っこの元から抜かないと再び生えてきてしまいます。
主に地下茎を伸ばして増えていくスギナなどの雑草は地下に茎を張り巡らせ、茎から芽を出して増えていきます。
このような雑草は、仮に冬の間に地上に生えている部分が枯れても春になると再び新しい芽が出て成長してきます。
この地下茎は細かく切られたとしてもカケラから発芽できてしまいます。地上部分のみを取ってもまた生え続ける原因です。
また、ロゼットと呼ばれる、葉を放射状に地面に張った形で冬を越すものもあります。
そのため、一見枯れたのかと安心していても、春になると再び同じ場所に雑草が生い茂る場合があるのです。
雑草がさまざまな場所で生える原因は自然の力!
冬も枯れない種類もある雑草ですが、そもそもなぜ生えるんでしょうか。
雑草は水・土・埃がある場所に種が落ち、雨が降るとそこで成長します。
まず、雑草の種がまかれる理由は大きく2点あります。
たんぽぽの種みたいに、風に揺られて種が飛んできて生える場合と、鳥が食べたものに種が紛れ、フンが落ちた場所で生える場合があります。
このように、ほとんどの場合が自然の力で約5万粒もの大量の種が、あらゆる場所にまかれているのです。
一度種を落とされてしまうと、その場に応じた生命力で冬を乗り越えて、枯れないで生え続けてしまうため、「対策のしようがないよ!」と困ってしまいます。
だからこそ、雑草の成長がゆっくりな秋冬のうちに対策することが大切なんです!
雑草は冬に対策するのがより効果的!?その理由

冬こそが雑草対策に最適なんです♪その理由は大きく4点あります。
- 地上部分が枯れている雑草もあり、雑草がすぐ見つかる
- 雑草が小さめで弱っているため、根っこから抜きやすい
- 雑草の成長がゆっくりなので、少しの作業でも効果的
- 虫が少ないので暖かい時期よりも虫刺されに悩まない
これらは冬だからこそ、他の植物が枯れているためのメリットですね。
なんとなく想像できる理由だったかもしれませんが、雑草がおとなしい寒い冬の時期に作業を行なっておけば、春以降の雑草処理が少しでも楽になります。
雑草が生い茂る中、暑くて虫が多い季節に雑草処理なんて続かないですよね。
私も農作業のボランティアをした際に、暑い季節に作業する大変さを経験しましたが、涼しい季節の作業は短時間でも作業が進んでとても効率的でした。
雑草対策するなら寒い時期に進めちゃいましょう!
冬にできる雑草対策!種類に応じて方法を変えよう!
冬にやるべき雑草対策には、以下3つの方法があります。
- 草むしり
- 除草剤
- 防草シート
まずは、基本的な草むしりです。効果的な除草方法を見てみましょう。
雑草の種類によって、多少の適切な方法に違いがあるかもしれませんが、基本的には鎌と手のダブル使いで根っこから完璧に抜くことです。
鎌で周りを掘りながら、手で根っこを丁寧に抜きましょう。
「多年生雑草」は、背が高く生い茂ってしまうのでそうなる前に根っこから抜くことが大切です。
根っこが残っていると、そこから根を張ってさらに広がってしまう可能性があります。
次に、防草シートを使う方法です。防草シートとは、敷くだけで長期間雑草が生えてくるのを防げるものです。
植物が少ない時期に、防草シートを敷いてしまうことで、日光を浴びさせずに雑草が芽を出すのを抑えることができます。
また、防草シートを敷く前に除草剤をまいておくと、さらに効果が期待されるんです。
防草シートを敷く際に、シートと地面がピタリとついているのが理想なので、シートの上に砂利を敷くことで重りになります。
そして、黒が多い防草シートですが、砂利を敷いておけば景観も守りながらよりよい雑草対策ができます。
私も、大学で農家さんとさまざまな野菜を育てていた時、雑草対策で除草シートを秋になると準備していたことを改めて思い出しました。
野菜に与えるはずの栄養分を雑草に取られないように秋冬の間は、雑草対策も同時に行なっていたのですね。
冬でも枯れないで見かける雑草の種類と特徴

年中見かける雑草の中でも、私たちにとっても有益な雑草をご紹介します。
- ヨモギ
- ドクダミ
- イタドリ
これらの植物は、昔から薬草として使用されてきた種類です。
ヨモギは、草餅として食用で最も馴染みがある植物ですね。
ヨモギの葉っぱを湯船に入れると、体が温まるなど冷え対策にも良いとされています。抗菌作用や、デトックス効果も期待されている植物です。
ドクダミは動脈硬化や利尿作用などへの効能を持ち、10種類の効能があるとされて十薬という別名を持つのです。
代謝を良くするなどの効能から、健康茶としてよく耳にしますね。
イタドリは、「痛みをとる」という由来から名付けられました。
関節痛や、リウマチの症状緩和に期待できると考えられます。また、デトックス効果が期待でき、利尿作用があるとされています。
春夏の雑草紹介!夏生一年生雑草の対策も
「夏生一年生雑草」は、繁殖のピーク時期が始まる前、春から夏までに雑草対策をしましょう。
この種類の植物は秋になってからだと、草むしりの際に種が飛び散り、逆に繁殖の手助けになりかねません。
- ナズナ
- カラスノエンドウ
- ホトケノザ
なんとなく、聞いたことがある名前が多いかもしれませんね。
ナズナは、ペンペングサと呼ばれます。秋に芽を出してロゼットの形で冬を越し、翌年の春に開花し、河川敷などでよく見かけますね。
カラスノエンドウは、ツルを伸ばして生長します。
秋に発芽し、翌年の春にツルを伸ばしてフェンスなどに絡みついて除去するのが大変ですね。
しかし、カラスノエンドウも花が終わったタイミングで土と混ぜて肥料として使用することができるんです。
ホトケノザは、公園でも見かけるシソ科の植物です。
秋に発芽して、冬から春にかけて花を咲かせます。春から活発化するため、冬のうちに除草したい雑草ですね。
まとめ

- 雑草には「一年草」と「多年草」があり、一年中枯れないで冬にも残ることがある
- 「一年草」でも冬の時期に発芽する「冬生一年生雑草」が冬に枯れない雑草の一種
- 「多年草」は2年以上生きるため、もし地上部分が枯れても根っこが元気なまま春を迎える
- 「多年草」にはロゼット型といって地面に張り付いた形で、地上部分の形を変えながら枯れないで冬を越す種類もある
- 雑草対策には雑草の成長がゆっくりな冬に行うのが理想
- 雑草は根っこが強く、深くまで伸びて地中で生き続けている
- 残った根っこから成長するため、草むしりの際にはなるべく根っこから抜く
- 防草シートで芽が出るのを抑制することで、春以降に生える雑草の成長を抑える
- 雑草には有用なものもあるため、必ずしもすべて抜かなくても大丈夫
冬にも枯れない雑草は、秋冬に生える種類があることと、何年も枯れずにいることが原因なのですね。
これを知っておけば、雑草対策が格段に楽にできて、あなたのお庭も素敵に整えることができそうです。
これからは、「冬はなんにもしなくていい!」という考えから卒業して、冬のうちに暖かい季節が来る前に雑草対策をしちゃいましょう♪
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