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コンセントのNは

お役立ち
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ご家庭にあるコンセントや電源タップ(延長コード)には、プラグを差す穴をよく見てみると、たまにNと書かれていることがあります。

すべての電源タップやコンセント、プラグに書いてあるわけではないようですが、何の意味があるのか気になりますよね。

コンセントでNの意味はニュートラル(中立)で、コンセント内部の白い線を指しています。

「コンセントの向きなんて今まで意識したことなかった!」というあなたは、今日からコンセントの向きに意味があることを理解して、感電などの事故を防ぎましょう。

コンセントを正しい向きで差すことで、電磁波や感電リスクが減り、電子機器が持っている性能を最大限発揮させられるなどのメリットもありますよ♪

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コンセントのNとは・・・

家庭用の電気は、送電線を渡って電柱で経由して届いています。コンセントの穴に「N」と書いてある方は、配線を電柱までたどってみると、配線が地面とつながっています。

このように「接地」することで、流れてきた電気を地面に流しています。

区別がつきやすいよう、「ニュートラル(neutral)」の頭文字を取って「N」と表記されています。これは、「中立」「相対するどちらにも属さない」などの意味を持っています。

このほかにも、「マイナス」「コールド」「GND」など呼ばれます。

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コンセント N L

  • Nの対極であるLは地面と設置しない側(非接地)端子?のこと
  • ヒューズがある方
  • 「ライブ」の略
  • 電位はac100v、コンセントの非接地側でライブ(Live)の頭文字です。

コンセントは、接地している側と接地していない側(非接地)の2穴があります。

「N」とは反対側の非接地側を、「ライブ(live)」の頭文字を取って「L」と呼びます。「電圧が生きる・生きている」という意味でもあり、他には「プラス」「ホット」「非接地側」と呼ばれます。

NとLは正しくつなげばノイズを軽減できる

N側やL側を気にせずつないでも、電化製品は問題なく使えます。

しかし、微弱なノイズを気にするならN側とL側は正しくつないだ方がいいですね。

音が出る電子機器は、N側とL側を正しくつなぐことで他の人が聞こえないような微弱なノイズを軽減できます。

家庭用のテレビやオーディオ機器は気にならないかもしれません。しかし、ギターや楽器の演奏時に使う「スイッチング電源」でN側とL側を正しくつなぐと、クリアな音質になります。

CD録音やライブ演奏などでノイズが少ないと、より音楽を楽しんでもらえますよね。

また、N側とL側を逆にしたままだと、小さな電気が逆方向から流れ続けることになります。

微々たるものですが、使い続けるとコンセントや電化製品の小さな異変が徐々に大きな異変になってきます。

電気代がちょっとだけかさんだり、電化製品の寿命が短くなったりします。

また、電子機器から発される「電磁波」は、人体に睡眠障害や頭痛、倦怠感、肩こりなどの症状を与えます。コンセントのNとLを正しく刺すことで、この電磁波を抑えられるのです。

交流と直流について

 
 

じゃあどうして、コンセントのNやLが逆でも電化製品を使えるの?

電気の流れ方には「交流電流(交流またはAC)」と「直流電流(DC)」があります。このうち家庭用コンセントから流れてくる電気は「交流」です。

「交流」とは、電流と電圧の向きや大きさが周期的に変化していきます。

電気の流れが変わらなければ正しくつながないと電化製品は使えませんが、向きや大きさが変わるため、コンセントを逆につなげても使えるのです。

家庭用コンセントで説明すると、電柱から流れてくる電気はL側から入ってきてN側へ流れていきます。そしてN側へ流れた電気は電柱へ戻り、その下の地面へ接地して電気を逃がしています。

L側は電圧が100vで流れていて、電気の向きが逆になったり、電圧が大きくなったり小さくなったりします。。N側とL側の間に流れる電気エネルギーは「AC100v」と表されます。

ただし、N側は電気が抜けていくところで電圧がないため、0vです。ノイズや電磁波を気にしたとき、どちらから電気が流れているかを区別するため、片方に「N」を表記しているのです。

対して直流は、電気の流れる向きが決まっています。そのため、乾電池やバッテリーには「プラス(+)極とマイナス(-)極」がありますね。

一番わかりやすいのは乾電池で、プラス(+)極からマイナス(-)極へ電気が流れていきますよね。

昔、理科の授業で「電池を動線でつないで豆電球を光らせる」という授業がありましたが、私もこのとき電気が流れていく仕組みを学びました。

しかし、電化製品や電子機器の一部は、「直流」でないと使えません。乾電池、車のバッテリー、パソコンやスマホなどの電子機器がそれにあたります。

このような電子機器を家庭用コンセントにつないで使う場合は、製品の内部に変換装置を内蔵していたり、後付けで取り付けしたりして、交流から直流へ変換しているのです。

たとえば、ノートパソコンのコンセントには黒い「ACアダプター」が付いています。これは、家庭用コンセントから流れてくる電流を「ACからDC」へ変換しているのです。

 
 

家庭用の電気を全部「直流」にすれば、こんなめんどくさいことにならないんじゃない?

発電所から各家庭へ電気を供給するとき、、一番効率がいいのは「高電圧、低電流」です。

電圧を高くすればするほど、電流は反比例して弱くなります。その方が電気抵抗も少なく、途中で電流が少なくなるのを防げます。

そして各家庭へ届く前に、各家庭でも使えるくらいの電圧にするため「変圧器(トランス)」でコントロールしています。

ここで直流になっていると、変圧器で電圧を変えることができません。電圧が高いまま家庭へ送ると、電化製品が電気をうまく受け取れず、ショートしてしまいます。

コストを下げて効率よく電気を供給するため、発電所は「交流電流」で供給しています。そして私たちが使うときには、機器によって電流の種類が変わっているのですね。

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コンセントでNとLの見分け方(ラッコでは「どっち」)

日頃使っているコンセントによっては、「N」などが書いていません。

なにも書いていない場合、Nの見分け方は、左側であること縦幅が9mmと少し長めなことです。

  • コンセントの場合
    左側
    縦幅が9mm(右側のLは7mm)
    「W」と書いてある
  • プラグの場合
    真下に、白い線や小さな文字が書いてある
    「W」と書いてある

また、コンセントやプラグには「W」と書かれている場合もあります。

これは「WHITE(白)」の頭文字で、コンセント内部の白い線を指したものです。呼び方が違うだけで、Nと中身も役割も同じものです。

コンセント自体が小さいもので、穴の大きさも微妙な差ですね。こんな見分け方があるなんて、私は今まで気が付きませんでした。

見分けがつかなければ検電ドライバー

ただし、すべてのコンセントや電源タップ、プラグに書かれているわけではないです。

また、コンセントの取り付けは配線工事の業者さんが行ってくれます。しかし、まれに業者さんが間違えて取り付けてしまい、コンセント中のNとLが逆になるケースもあります。

検電ドライバーをコンセントのL側に差すと、光って電気が流れていることを知らせてくれます。それでは、調べる方法をご紹介します。

  1. 検電ドライバーの細くなった方をコンセントのL側の穴に差し込む
  2. 検電ドライバーのランプがつけばOK

N側は0vのため、差してもランプはつきません。差さないようにしましょう。

ランプがついているとき、検電ドライバーを持っている人の身体にも電気は流れていますが、微弱な電流なので感電の心配はありません。

もしL側に差したときにランプがつかず反対のN側でランプがついた場合は、業者さんにお願いして正しい位置に戻してもらいましょう。

実はコンセントの極性が逆になると、稀に感電する原因ともなります。

何より、きちんと正しい位置に直してもらって安全を保証してもらえた方が安心出来るのでおすすめです。

コンセント N 刺さらない(新見出し)

まとめ

  • Nは「ニュートラル」で、「中立」という意味を持つ
  • Nは大地と同じ電圧なので、0vである
  • Nの反対側はL「ライブ」で、「電圧が生きる」という意味がある
  • Lには電圧が通っていて、この電圧の数値でコンセント自体の電圧「AC○○v」が決まる
  • コンセントの穴は左右で大きさが異なり、左側にN極を持ってくるのが正しい位置とされている
  • コンセントプラグのコードをよく見てみると白い線や小さい文字がたくさん書かれており、その真上がN極とされている
  • 交流電流はプラスにもマイナスにも変動するため極性を気にする必要がなく、そのためどの向きでプラグを差しても電気を使うことができる
  • NはW「ホワイト」と書かれることもある
  • 検電ドライバーは、細くなった方をコンセントの穴に差し込むだけでNとLが正しい位置にあるか確認できる
  • 感電しないためには、コンセントの中に異物を入れたり濡れた手で触ったりしない

今回は難しいこともお伝えしましたが、コンセントを正しい向きで差すことで、電磁波や感電リスクを減らすことができます。

そして電子機器が持っている性能を最大限発揮させることもできるため、オーディオ機器やテレビの音もよくなりますよ。

また、気が向いたときに差し替えてみてくださいね!

そして、コンセントの穴が時々三つ穴になっていることもありますよね。これにも意味がちゃんとあるのです!

それに関する記事も、一緒に紹介しておきますね♪

コンセントの三つ穴には意味がある!アースをつなげて安全に使おう!

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