台風に備えて窓ガラスに貼ったガムテープも、無事台風が過ぎ去ったら「守ってくれてありがとう」と感謝しつつ剥がしますね。
勢いよく「えいっ」と剥がしたら、粘着部分だけガラスに残っちゃったんだ。取り方もわからないからそのままにしていたら、こびりついて取れないよ~。
私も時々、ガラスにガムテープを貼りっぱなしにしている古い家を見かけます。
きっとうまく剥がせず、「テープ跡だけ残るよりは貼りっぱなしにしておこう!」と思って残したのでしょう。
ガラスにこびりついたテープ跡は、「温める」「油分でふやかす」「洗剤でこする」などの取り方があります。
今回は、テーピングなどで肌に残ってしまったテープ跡の取り方も紹介します。
テープ跡の取り方はガラスなら3通りある!
テープがキレイに取れなかった時、粘着剤がガラスにベタベタと残ってしまい、見栄えが悪いですよね。
放置すると、ベタベタした粘着部分が固まります。そのまま乾燥すると、ベタベタの状態よりも取りにくくなり、キレイにするための時間と手間が倍以上かかってしまいます。
窓ガラスに残ってしまったテープ跡をキレイに取るには、粘着剤の性質を変化させるといいですよ。「温める」か「油分でふやかす」で性質が変わりますし、「洗剤でこする」でも取れます。
温める場合は、お湯を付けたタオルやドライヤーが効果的です。油分の場合は、垂れてしまう「オイル」ではなく、垂れにくいクリーム系の「ハンドクリーム」などが使いやすいです。
ちなみに、アルコールを使った取り方もあります。これはどんな材質でも使えるため、後ほど解説します。
手でゴシゴシしなくても、ガンコだった粘着剤がするっと取れますよ。!
熱を使った取り方ならタオルやドライヤーを使う
テープ跡は、熱を加えると粘着力が弱まります。それなら、お湯とタオルで温めたり、ドライヤーで温風を当てたりするのが効果的です。
タオルの場合は、お湯につけたタオルを窓ガラスに当てて、テープ跡をふやかしていきます。
蒸しタオルでテープ跡をこそげ取るように拭くと、取りやすいですよ。ヤケドが怖いなら、タオルの端っこだけをつけて熱くないところを持つといいですね。
また、ドライヤーも効果的です。1分程度テープ跡に温風を当てると、粘着力が弱くなってくるので、こすって取ります。
しかし、熱を与えすぎるとガラスにヒビが入りやすくなります。温風とはいえ弱めにして、ガラスに温風を近づけすぎないことです。
油分を含んだクリームなら、ハンドクリームが有効!
油分は、粘着成分を柔らかくする効果があります。しかし窓ガラスに油を直接垂らすと、下にどんどん垂れ落ちるたびに拭き取らなくてはなりません。
そんなときは、クリームタイプの「ハンドクリーム」が使えます!
ハンドクリームには肌の乾燥を予防するための油分が含まれているため、これがテープの粘着力を弱めてくれるんです!こちらも手順を説明しますね。
- テープ跡にハンドクリームを塗り、10分程放置する
- クリームが馴染んだら、コットンや布で拭きとる
ハンドクリームは、種類によって油分量が違います。また、テープの粘着力とも相性があります。
もし取れにくかったら、他のハンドクリームも試してみましょう。
手荒れのひどいあなたなら必ず愛用しているハンドクリームが使えるとは、意外に思いますよね。
ちなみに、ガラスによっては表面塗装されている製品もあります。テープ跡の端っこに中性洗剤やハンドクリームなどを試し塗をしてみて、徐々に進めていきましょう。
中性洗剤はペーパーとラップでしみこませるといい!
ドライヤーやハンドクリームなどでも取れない場合は、中性洗剤(食器用洗剤など)を使いましょう。
このとき、キッチンペーパーとラップを使い、「パック」のようにして時間を置くと、洗剤がしみこんで柔らかくなるので、こするだけで取れます。手順を説明しますね。
- テープ跡に原液の中性洗剤をつける
- 上からキッチンペーパーを貼り、上から洗剤をしみこませる
- ラップを貼り付け、30分くらいおく
- ラップとキッチンペーパーを取り、こする
- 仕上げに雑巾で拭く
肌が荒れないようにゴム手袋をつけて作業をすると、大切な手を守れますよ。
テープ跡の取り方で定番なのはアルコール!
消毒用によく使うアルコールは、汚れを落とすだけでなく、粘着剤にも効果があります。
アルコールは速乾性が高いため、基本どんな材質でも使えます。取り方も材質問わず、共通です。
- アルコールをティッシュに染み込ませ、テープ跡が付いた材質に貼りつける
- 数分おいて、そのティッシュで拭き取る
直接アルコールスプレーを吹きかけるよりも、ティッシュに染み込ませて貼り付けたほうが、テープ跡にアルコールがしみ込みやすくなります。
しみ込ませた方がゴシゴシこすらなくてもするっと取れるので、女性でも力をかけずに済みますね。
また、ガンコなテープ跡なら、アルコール種類の中でも濃度の高い「消毒用エタノール」もいいですね。
テープ跡の取り方はプラスチックなら消しゴムも有効!
窓ガラスのように広範囲ではなく、マグカップや何かの容器など、小型のものだったら、「消しゴム」も大活躍します!
消しゴムでこするとき、摩擦の力で粘着部分を取るのですね。
ガラスのテープ跡を取る場合でも消しゴムは使えますが、窓ガラスのような広範囲だと、消しゴムひとつでは足りないかもしれませんよね(笑)
もしガラスに使うときは、粘着部分がガラスに広がりすぎないよう、少しずつ進めていきましょう。
消しゴムのカスもぽろぽろ落ちてくるので、チラシや布を床に敷いておくと、飛び散りにくいですよ。
根気よくこすり続ければ、小さな文房具だけでテープ跡がキレイに消えますよ♪
ドライヤーを使う時はプラスチックの耐熱温度に注意!
プラスチックの場合も、基本はガラスのときと同じ道具を使います。温めてふやかしたり、液体で粘着部分を弱めたり、方法はさまざまです。
ただプラスチックはもともと熱に弱いです。そのため耐熱温度よりも熱い熱風を当てすぎると、プラスチックが変形してしまいます。
お気に入りのプラスチック容器が、熱で溶けて変形したら悲しいですよね。ドライヤーを使う時は、プラスチック製品の耐熱温度が高めかを確認しましょう。
ドライヤーの温風温度は高くても140℃くらいなので、それ以上の耐熱温度なら大丈夫です。
もしプラスチック自体の耐熱温度が低いなら、中性洗剤の取り方に切り替えましょう!
電化製品の通電部分に液体などを触れさせない!
また、プラスチックでできた電化製品などの場合、水や液体が通電部分に触れないよう気を付けましょう。
もし通電する部分に水や液体が入り込むと、事故やケガを起こしてしまいます。
もし不器用だったら、消しゴムを使った取り方が無難ですね。
肌に残ったテープ跡の取り方ならお風呂や化粧品が有効!
けがをした時に使うばんそうこうや、注射後に貼るサージカルテープなどを取った時、粘着部分のベタベタが皮膚や肌に残りがちです。
スポーツをやっているなら、テーピングでも同じような経験をしますよね。
しかし肌はとってもデリケートです。敏感肌だったらアルコールで肌が荒れますし、ドライヤーで温風を当て続けるとヤケドもします。
ご安心ください、肌に残ったテープ跡は、お風呂や化粧品などで取れるのです!私がおすすめする取り方は、この3つです。
- お風呂に入ったときにふやかして取る
- エタノール(アルコール)入りの化粧水をしみこませる
- クレンジングオイルなどの、オイル類を使う
一番おすすめなのは、お風呂の中での取り方です。お湯とタオルの取り方と同じように、温めながら粘着力を弱めていきます。
お風呂に浸かっているだけでぽろぽろと手で取れるまで柔らかくなるので、一番手軽な方法ですね!
私は学生の時は運動部だったので、よくテーピングを使っていました。古いテーピングを取ると黒いベタベタしたヤツが残って、とても嫌な気分でした。
しかしそのままお風呂に入ったら、自然とふやけてきて手でぽろぽろ取れて、「ラッキー♪」と感動しました。
また、アルコールを使った取り方も有効です。「消毒用アルコール」を用意するのもいいですが、普段お使いの化粧水や基礎化粧品にも、「エタノール(エチルアルコール)」が含まれているので、それを使ってもいいです。
また、ガラスには使わなかったオイル類も効果あります。
「ボディオイル」「クレンジングオイル」「ベビーオイル」などが使えますね!私の個人的なおすすめは、水で洗い流しやすいクレンジングオイルです♪
オイルが粘着部分を覆って性質を変えるので、取りやすくなりますよ。もしこれらがなくても、「サラダ油」「オリーブオイル」も使えます。
化粧水の場合はコットンに、オイル類ならそのまま直接テープ跡につけ、優しくこすりながら取っていきます。
モノによっては肌に合わないものがあるためパッチテストをした方がいいですが、普段から使っているものなら不要ですよね♪
無理にこすらず、処理後のスキンケアを忘れずに♪
テープ跡の粘着部分は目立つし、ベタベタしていて服にくっつくし、不快感がありますよね。
今から彼氏と会うのにテープ跡が付いている状態では恥ずかしいですよね。
「早くしなきゃ!」と思ってつい強くこすってしまいそうですが、無理にこすって取ろうとすると、肌にダメージを受けてしまいます。
肌表面に傷や赤み、水膨れなどができないよう、少し時間をかけてじっくり取っていきましょう。
ちなみに、私はお風呂に入れなかった日は、爪で無理矢理カリカリとひっかいていました。
しかし中々取れずイライラし、そして大事な肌にキズを作ってしまい、もう散々です…。あの時の私に、「クレンジングオイルを使って~。」と教えてあげたいです。
また、テープ跡を取った後は、低刺激の保湿クリームをたっぷり塗って、肌をしっかり保護しましょう!
異物が肌の上に乗っている状態からこすり落としたなら、優しくぽろぽろと撮ったとはいえ、異物が張り付いていたとき・こすったときのダメージが残っています。
場合によってはヒリヒリしているかもしれませんね。後でちゃんと保護しておけば、肌にダメージも残らずツルスベ肌の復活です♪
まとめ
- ガラスに残ったテープ跡は、お湯とタオル、またはドライヤーで温める取り方がある
- テープ跡の粘着成分は油となじむので、窓ガラスならハンドクリームを使えば垂れにくい
- 中性洗剤で取るときは、キッチンペーパーとラップを使って洗剤をしみこませると、取れやすい
- アルコールは、ガラスに限らず様々な材質に使える
- 小物のプラスチックに付いたテープ跡なら、消しゴムでこすり取るのもいい
- プラスチックは熱に弱いため、耐熱温度以上の温風を当てない
- プラスチック製の電化製品には、通電部分には洗剤やアルコールなどの液体をかけない
- 肌に残ったテープ跡は、お風呂で簡単に取れる
- また、クレンジングオイルなどの「オイル類」、化粧水に含まれる「エタノール(アルコール成分)」を利用した取り方もある
主に窓ガラス、そしてお肌とプラスチックに残ってしまったテープ跡をキレイに取る方法をご紹介しました。
テープ跡を取る薬品や道具を買ったり、わざわざ業者を呼ばなくても、身近なものを使い、自分1人で綺麗にできるのは嬉しいですよね。
これで頑固でベタベタするテープ跡とはおさらばですね!
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