衣類や下着など買ったばかりの商品にはだいたいタグが縫い付けられています。
しかし、下着は生地が薄くて、タグの取り方がわからないと破ってしまいそうで怖いですよね。
この下着のタグ、道具を使わない取り方があるんです。
また、洋服の首の後ろなどについているタグは汗をかいたとき肌に当たるとすごくかゆくなりますよね。
私もいざ取ろうと思って色々試したけど、糸でしっかり縫い付けてあって苦労しました。
洋服に縫い付けてあるタグにも取り方があります。リッパーという道具を使えば簡単です。
「洋服のタグがチクチクしてかゆいからタグを取りたい!でも古着として売りたいから取りたくない!」という方!取らなくてもかゆみを解決する方法もまとめてみました。
縫い付けられているタグの取り方を紹介!~下着編
いざ、タグを外そうと思って、ハサミやリッパーを使って糸を切っていったら下着に穴が開いちゃった!
強引に外そうとしてほつれてしまった等、苦い経験をしてしまった人も多いのではないでしょうか。
そんなあなたのために、メーカーで紹介されている2つの取り方を紹介します。まず、下着メーカーGUNZE(グンゼ)で紹介している方法です。
- 紙タグを表向きに置く
- タグを縫い付けてある糸にそってタグを折ります
- 糸に沿って折ったタグを切り取ります
- 糸の上についてるタグの部分を取ります
- 糸だけが残った状態にします
- 糸の左右先端を持って下着の生地を引っ張ります
- 下着の生地を元に戻します
- 生地から浮き出てきた糸を引っ張ります
- 糸の端を指でやさしく引っ張ります
- 裏の糸も優しく引っ張って取ります
次に、ワコールで紹介している取り方です。アナウンサー、下着美容研究家の湯浅美和子さんがブログやYouTubeで紹介しています
- 下着を裏返しにする
- タグを縫い付けてある糸を見つける。タグを縫い付けてある糸は生地の色とは違う色の物が使われているので、それを見つける
- この糸を端から引っ張り、完成
私も実際に、ハサミで糸を切ろうと生地とタグの間にハサミを入れて切ってしまったことがありました。
お気に入りの下着を購入して早々、穴を開けてしまってすごく落ち込んだ経験があります。
しかしこの取り方なら、自分でぶすっと穴を開けず、簡単に取れますよ!
下着の紙タグが縫い付けてある理由とは?
洋服のタグはよく「アンビタッチ」と呼ばれるプラスチック製の細いひもでつけてあります。下着も同じようにつけたらどうなの、と思いませんか?
でも、その方法だと下着の生地は薄いので下着の生地に穴を開けてしまって傷をつけてしまう恐れがあるため、ミシンで縫い付けてあるのです。
「煩わしいからタグをつけなければいいのに」と思いますが、これにも理由があります。
「値段や洗濯表示などの商品の情報と商品を紐づけるため」というのと、「未使用かどうか判別する」というような大切な役割があるのです。
縫い付けのタグがかゆいならリッパーを使って取ろう!
洋服にも首の後ろや内側にタグがついていますよね。そんなタグは、リッパーという道具を使ってタグをとってしまいましょう。
リッパーとは、縫い目の糸を切る道具で先端が尖っているので簡単に糸を切ることができる専用の道具です。
先が尖っているので糸の間に入れやすく、ハサミに比べると生地を傷めずに簡単に取ることができます。
道具を使うとなると、普段から裁縫をやっていたりしないと難しいんじゃないの?
でも、今回は裁縫をやったことがない人でも簡単な取り方を紹介します!
- タグを縫ってある糸の間にリッパーの先を通して糸を切る
- 何か所か糸を切っていく
- 1と2を何回かやっているとタグが浮いてくるので、優しくタグを引っ張る
リッパーは裁縫でよく使われる道具なので、昔使っていた裁縫道具に眠っているかもしれないので、見てみて下さいね。
おうちにない場合は、手芸用品店にはもちろん売っているのですが、セリアやダイソーなどの100円ショップでも気軽に購入できます。
商品価値を下げたくないならタグを縫い付けちゃう!
「こどもの服は特にすぐに小さくなってしまうから、古着で売りたい!でもタグを取ってしまうと売るときに価値が下がっちゃうから取りたくない!」という方もいるかと思います。
そんなあなたは、元から洋服についているタグのヒラヒラしている部分を縫い付けてみましょう。
固定されてしまえば、「タグが変に折れ曲がったりして肌にあたってしまってかゆい!」ということはなくなります。
また、着なくなったカーゼ生地の下着の切れ端などを使って、タグ部分を覆うのも有効です。
元から縫い付けてあるタグより少し大きめに切って、布の端は少し織り込んでタグの上に被せ、切れ端の周りを手縫いで縫います。
肌にあたる部分がガーゼになっていると、かゆい肌ともおさらばです。
ミシンで縫ってしまうと、タグの上に被せた布を取りたいときに、大変になってしまうので、手縫いで大きめの縫い目で縫い付けるのがおすすめです!
タグがもとから印刷してある服を買う
スポーツメーカーのトップスは、直接印刷してある洋服があります。タグが別梱包になってつけてある下着もあるので、それを選ぶというものいいですね。
最初からタグが縫い付けてなければ何も問題ありません!
タグがついていなくて、お肌にやさしい素材でできている下着を扱っているお店も結構あるんですよ。
ワコール、無印良品、ワコールなどオーガニックコットン素材のものを扱っているブランドはタグがついていない下着を売っていることが多いので、探してみてもいいですね!
インナーは裏と表をひっくり返して着る
アウターやトレーナーは裏表になっていることが、わかってしまうので恥ずかしい思いをしてしまうので難しいと思います。
でも、下着であればだれかに見られて恥ずかしいということはないので、思い切ってひっくり返してみましょう。
インナーなら裏表反対に着ていても外からバレにくいので、「肌に直接あたってこすれる」なんて心配もなくなりますよ。
ただ、体育の授業がある日は、もしほかの人に見られるとクスクス笑われたり、親切に「裏表反対だよ」と教えてくれます。
「わざと反対に着ている」とも言いにくいなら、この日は避けたほうがいいですね。
縫い付けてあるタグでかゆくなる原因
洋服のタグでチクチクする原因は、「衣服の表面があたってチクチクする」「衣服が肌の摩擦になっている」ということが考えられます。
衣服には肌への刺激になるようなものがたくさんつけられています。
ブランドネームタグ、洗濯絵表示タグや刺繍のある洋服は裏にあて布がされていなかったり、縫い目が大きく飛び出していてチクチク感やかゆみの原因になったりします。
小さなお子さんの場合だと、汗をかきやすいですし、自分でかゆみや不快感を伝えることができませんよね。
気づいたら、湿疹が出ていて、かきすぎて肌が真っ赤になって血が出ているなんてこともありますよね。
我が家のこどもたちも、「首の後ろがかゆいから、これ取って」と言われます。
嫌がって服を着てくれなかったり、体をよくかいている、肌が赤くなっているなんてことがあったら、着ている服を見直して衣服を変えるか、タグをとるなどしてみてください。
縫い付けてあるタグを取るときの注意点
タグを取りたいときは、以下のことに気を付けましょう。
- タグを切るときは、縫い糸を切らないように気を付ける
- クリーニングに出す服は品質表記や洗濯表記がかかれているものもあるので、取って保管しておくか、取らない
- 商品を売るときに価値が下がる可能性がある
- セーターのタグはタグをとった場所からほつれる可能性がある
- 洋服のタグが本体と同じ糸で縫われている場合は、取るのが非常に難しい
1つでも心当たりがあるなら、タグ取りは中断しましょう。
IKEAのなが~いタグも道具なしで取れる!
生活雑貨を販売していて、いま全国で店舗を展開しているIKEAってありますよね。
IKEAのタグってすご~く長いものが付縫い付けられていて気になりますよね。ハサミで切ったものの、白いタグがすこし残ってしまって、気になってしまいますよね。
そんなタグも、道具を使わず簡単に取れる方法があるんです。
- 縫い目を探して切れ目を入れる
- 手でタグを破る
- 縫い目の残った糸はピンセットなどで取る
たったこれだけです。簡単すぎて驚いちゃいました!
縫い付けられているところがはっきり見えているIKEAのタグであれば、ぶちっときれいにちぎれます。
しかし縫い付けられているところが見えていない製品のタグたと少し手間がかかってしまうこともあるので気を付けくださいね。
ユニクロの靴下のタグの意外な取り方!
ユニクロの靴下を購入したときについてるタグ。
わたしも最近ユニクロの靴下はお気に入りでよく買っているのですが、あのタグって糸で縫い付けてあって取りにくいですよね。
大きなハサミだと縫い付けられている糸の間に入らなくて、私は仕方なく、ちまちまハサミの先の方で糸を切っていました。でも、簡単な取り方もあるんです!
- 縫い付けてある糸の端を探す
- 引っ張る!!
たったこれだけで、タグの糸が「するする~」と抜けてしまうんです。私も早く知りたかったです(泣)
2020年秋ごろからこのような仕組みになっていて、ユニクロの靴下の中でも薄手タイプのみが対象です。
まとめ
- 下着に縫い付けられた紙タグは、先に縫い目で折って切り離し、浮き出た糸を引っ張るだけのシンプルな取り方がある
- また、商品によっては裏側から縫い目と違う色の意図を引っ張るだけの取り方もある
- 下着の紙タグは、洋服のような「アンビタッチ」という細いヒモ状のタグをつけられないため、ミシンで縫い付けてある
- 洋服の首後ろについているタグは、キレイな取り方はリッパーを使うこと
- 商品価値を下げたくなければ、タグを縫い付けるか、ガーゼを縫い付けて隠す
- タグが印刷されている服を買うのもいい
- IKEAの生活雑貨についているタグも、簡単に取れる
- ユニクロの薄手な靴下についているタグは、糸の端から引っ張るだけで取れる
こんなに簡単に取れるなら早く知りたかったですよね。くれぐれも衣類を傷つけないように気を付けてくださいね。
新しい下着を買ったときや、洋服のタグがかゆくてムズムズする、タグがひらひらしてて気になるというときは、試してみてくださいね。
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