仕事のメールでもプライベートな時間帯ですと、「何時までなら迷惑にならないかな?」と考えてしまいますよね?
しかもメールは、「パソコンから、送信者の好きな時間に送って、パソコンで受信者の好きな時間に開くもの」と考える人が多いですよね?
メールの送信時間は関係ないと思われがちですが、もしプライベートや就寝中にメールを送ったら、「なんでこんな夜中に!とか!迷惑すぎる!」と常識を疑われてしまいますよ!
「プライベートは何時までならメールOKなの?」と思っているあなた!常識的に言えば、夜の21時までが一般的です。
メールの内容や状況に応じて常識的な時間やマナーも変わりますので、今回はその理由を説明していきたいと思います。
プライベート時間ならメールは何時までに送るべき?
メールを何時までに送信することで揉めたり、意見の相違や食い違いはありがちですよね?
仕事のメールであっても、就業時間外であれば相手はプライベート時ですので、遅くとも21時までにメールを送信することが一般の常識です。
以前、仕事が立て込んでいる中、クライアントからメールが来たのですが、確認後、返信できたのが残業中の21時過ぎでした。
返信はすぐに来たのですが、最後に一言、「21時以降のプライベートな時間帯連絡は迷惑なので、緊急でない限り次の日にお願いします。」というメッセージがありました。
その時の私は、仕事のメールは夜遅くても許されると思い、プライベートよりも優先されるべきだと思っていました。
ですがそれは大間違いで、上司からは常識外れの行動だと怒られ、何時までに送らなければいけないか判断できない人は、社会人として恥ずかしいと言われてしまいました。
中には、何時までに〜とか気にしない人もいれば、20時までにして!という人や、プライベートの時間帯はメールNGの人もいます。
基本は21時までですが、送信する相手を良く知らなかったり、小さなお子さんがいる家庭の場合には、緊急を要しないメールは次の日に送るほうが無難ですね。
相手への細かい心配りの積み重ねが人間関係を円滑にするコツです!
何時までにメールをするかは電話と同じ21時まで!
電話をかけるマナーとしては、早朝、深夜、食事時は避け、相手のプライベートに配慮して、何時までなら大丈夫かな?と気を遣いますよね?。
一般的に電話をかけてもいい時間は21時までです。
実は、メール送信の常識を考える上でのポイントは着信音です。
メールの受信者は、メールの受け取りが迷惑なのではなく、この着信音に迷惑しているからです。
例えば相手が寝ている時間帯にメールを送ったら、着信音がなって起こしてしまうかもしれません。
仕事が終わって、プライベートな時間を趣味で楽しんでいるかもしれません。
私は、音が鳴る以上、メールの送信マナーは、電話と同じようにとらえています。
ですが、相手の家庭環境を配慮して、小さなお子さんや高齢者がいる家庭は、独身の社会人の生活パターンと全く違います。
何時までだったら就寝の邪魔にならないかな?と一度考えてみましょう。
また、メールの利便性が少しづつ変化して、パソコンからスマホへの利用が増えている中、目覚まし時計の代わりにスマホを枕元においてる方も多いと思います。
就寝中にメールの着信音で起こされたら不愉快ですよね?しかもどうでもいいようなメールや緊急性がないようなメールでしたらなおさらです。
メールも相手に迷惑をかけない、また失礼がないように、何時までだったらプライベートの邪魔をしない時間帯か配慮する思いやりが必要ですね。
就業時間外なら仕事のメールも気遣いが必要
仕事のメールが就業時間外であれば、その時間帯は相手にとってプライベートになりますので原則21時が常識です。
ではなぜ、仕事のメールでもプライベートを配慮し、何時までに送信したほうがいいのか、気を使わなければいけないと問題視されるのでしょうか?
それには、送受信者の相反する理由があります。
- メールは24時間対応だから時間を気にしなくてもOK
- メールの受信音がうるさいから何時までならOKか気にするべき
本来メールには、「都合のいい時間に送信して、都合のいい時間に読めるサービス」という概念があるから「何時まで」や「プライベート」という配慮はいらなかったんですね。
例えメールを深夜に送っても、相手には次の日に読んでもらえばいいという考え方です。
ですが、それは昔の話で、パソコン同士でメールを送受信する場合に限られます。
パソコンでメールを受信しても、音はなりませんし、好きな時間帯に読めますからね。
メールの着信音は送信者が受信者を気遣うべき!
メールの内容にもよりますが、雑談や次の日でも構わないようなメールであれば、メール送信は21時までとして、送信者が受信者のプライベートに気遣う思いやりが必要です。
何時までが着信音の迷惑かを議論すると、どうしても2つの問題点がでてきます。
- 送信者は、受信者に責任があると思っている
「メールを受信してもすぐ読むとは限らないから、何時に送っても同じ」
「受信音が迷惑ならマナーモードにすればいいだけ」 - 受信者は、送信者に責任があると思っている
「常識の範囲内な時間にメールを送ってほしい」
「就寝1時間前や早朝などのメールは非常識に感じる」
受信者側の責任というのは、送信者が受信者に対して「『何時までにメールを送るか』という気遣いは必要ない」という考えです。
「受信者はメールを受信してもすぐに読まないなら、マナーモードに設定するなり、電源を切るなりして、受信者側自身で迷惑を防止すればいい」という考えです。
そして送信者側の責任というのは、受信者が送信者に対して「何時までに送信すれば迷惑にならないかを配慮し、プライベートの時間帯を気遣う必要がある」という考えです。
メールは電話のように話せないから、緊急連絡時にはメールじゃなくて電話を使うよ。
迷惑なら音を消せばいいだけだよ。
以前はその考えで通っていたかもしれませんが、今は違います。
なぜなら、メールの受信端末がパソコンからスマホに変化し、就寝中でも手元に置く人が増えたからです。
また人にはそれぞれ生活パターンがあり、主婦、会社員、夜勤勤務、シフト勤務などプライベートの時間が違います。
メールの送信は就寝時間1,2時間前、分からない場合は21時までにしたほうが双方にとって不要ないさかいを起こさずに済みますね。
時間に厳しくなった理由はメール受信がスマホになったから
しかし今は、スマホが主流になり、メール設定ができて簡単に即受信できたり、その他便利な機能が付き、スマホは無くてはならないものになりました。
アラーム機能もその一種で、スマホを目覚まし代わりに枕元に置いている人が多いですよね。
今ではパソコンよりもスマホでメールをやり取りする人がほとんどなので、「プライベートの時間にメールは迷惑!」と考える人が増えました。
そこで、何時までにメール送信しなければ、相手のプライベートを邪魔し、迷惑になるという問題が生まれました。
総務省が毎年行っている動向調査の中に、インターネットをどの端末で利用しているかアンケートを取ったものがあります。
パソコンを使っている人が全体の約半数だったのに対して、スマホ利用者は約70%に達しています。
インターネット利用者は、パソコンよりもスマホを利用する人のほうが多いという結果になっています。
次に、成人のインターネット利用の目的・用途(複数回答)ですが、メールの受送信が全体の約80%以上という結果が出ています。
以前は、メールをパソコンでのみ受信していたのが、スマホで確認している人のほうが多いということですね。
そうすると、メールは24時間対応だから時間を気にしなくてもOKという考えは、もはやマナー違反になってしまいますね。
「メールの受信音が鳴ってうるさいから時間を気にするべき」が常識で、メール送信は夜21時までが一般的な基準になりますね。
人それぞれに生活パターンがあり、「21時まで」というのはあくまでも一般的な意見ですので、返信を急がないメールは次の日に送るなど、相手に対する配慮も必要です。
大学は何時までならメール対応してくれる?
大学の事務局へのメールは、基本的にはパソコンでの対応になりますので、何時までに送らなければいけないということはありません。
ただし受付窓口終了時までですので、事務局や受付窓口の終了時間をあらかじめ把握しておくことをおすすめします。
大学生になると、大学の事務局や教授とのメールのやり取りが出てきます。
大学にメールを送る場合、事務局であれば成績や学生生活に関する問い合わせ、直接教授に問い合わせをする場合は、質問、ゼミや研究室の対応、アポ取りなどがあります。
ですがここでもメールを何時までに送信しなければいけないのか考えてしまいますよね。
私は、大学の事務局にメールする場合、何時までにということは気にせず、好きな時間帯に送っていました。
返信は受付終了時間内のため、その日に返信が欲しいときは午前中にメールをしていました。
ただ、大学の事務局や受付窓口は各大学によって受付終了時間が違います。
土日、祝日は休みのため、終了時間に近い時間帯にメールをすると返信が次の日の営業時間内なりますので注意が必要です。
教授とメールをやり取りする場合のマナー
教授は忙しいので、18時以降はメールを見ないことも多いので、基本は18時まで、緊急を要さない場合であれば、次の日の朝9時以降が失礼に当たらず、心象も悪くなりません。
面識がない教授や、外部の大学院を受験するさいも、18時までを目安にしましょう。
私も最初は緊張しながら、失礼がないようにとメールを送る時間帯には気を使っていましたし、あらかじめ何時までに送ればいいか確認を取っていました。
何時までにというよりは、なるべく教授が大学内にいる時間帯や手が空く時間帯をを狙って送っていました。
また、教授からの返信が早くほしい場合は、就業時間のなるべく早い時間帯に送るように心掛けていました。
ここで教授とメールのやり取りに役立つ4つのポイントをご紹介します。
基本は9時~18時
フリーメールは使わず、大学のメールアドレスを使う
必ず最初に名乗る
- だらだら書かずに要点をまとめる
受信後はなるべく早く返信
教授はメールの受信量が多く、フリーメールはゴミ箱に振り分けられる可能性があります。
注意点は、教授が何時にメールを読むか分からないため、挨拶文は入れません。
本文の最初に、大学名(外部の場合)、学部、学年、ゼミや研究室名、氏名は必ず入れてください。
差出人、要件は相手を特定するとても重要な情報になります。
そして、内容は分かりやすく端的にまとめてください。
そして、教授からのメールは、確認したらできるだけ早い返信が望ましく、何時までに返信するべきかを考慮しながら、24時間以内を原則にしてください。
就活メールは何時までに送るのが一般常識?
最低限のマナーとして守らなければいけないことは、企業の就業時間内にメールを送るということです。
就業時間はインターネット等で簡単に調べられますので、メールを送る前に、何時までが業務終了か把握することをおすすめします。
就業時間外にメールするのであれば、次の日の就業時間内に送信するほうが無難です。
また、出社してすぐにメール確認をする人が多いため、就業時間前30分ぐらいから送るのがポイントですね。
どうしても今日中にメールを送信しないといけない場合は、必ず「夜分遅くに失礼します」という一言と「理由」を文頭に入れると良いでしょう。
さらに文末に、「重ね重ねになりますが、夜分遅くに申し訳ありません」などの気持ちを丁寧に表現する文章を入れることをおすすめします。
例えば相手が、夜遅い時間に送って不快に感じたとします。
お詫びの文章を入れることで、「この人は本当にこの時間にメールを送るのは良くないと理解している」とマイナス面を解消することができます。
何度かやり取りをしている企業であれば、あらかじめメール送信時間は何時までか質問するのもいいですね。
採用者からのメールは早めに返信する
また、採用担当者からのメールはなるべく早く返信しましょう。
なぜなら就活している学生はあなただけではないからです。
返信が遅ければ遅いほど、あなたにとって採用担当者からの心象は悪くなってしまいます。
他のライバルに先を越されないよう、社会人常識のもと、少なくても、24時間以内の返信を心掛けてください。
就活では企業の採用担当者とのやり取りが増えます。
面接は実際面接官と顔を合わせながら、就活生の外見や印象、面接時間を厳守できるかなどのマナーを判断されます。
ですがメールは、文面でしか相手を推測できないため、メールの送信時間や文章などのマナーが相手をはかる要素となり得ます。
学生であっても就活生は、それ相応の社会人としての常識や振る舞いは求められますですので、メール一つ送るにしても気が抜けないものですよね。
メールを何時までに送ればいいかを配慮できるだけでも、採用担当者に対して好印象をアピールでき、就活を有利に運ぶことができますね。
まとめ
- プライベートの時間帯に送るメールは21時までに送るべき
- ビジネスメールも就業時間外ならプライベートの時間と同じ対応
- メールの送信時間は電話をかける時と同じ考えとみなす
- メールの着信音は送信者が受信者を配慮して気を遣う
- 大学へのメールの問い合わせはいつでもOKだが、教授へは18時が基本
- メールの送信時間を配慮することも就活成功の秘訣
メールは何時でも即送信できて、何時でも即受信できる便利な手紙のようなものです。
昔は、何時までにメールしなければ常識を疑われるということはありませんでした。
ただ、時代とともにスマホの使い方や機能が便利になっていく中、それを扱う常識も少しづつ変化しています。
昔は〜だったから!とその人の価値観や意見を押し通したとしても、まわりに迷惑や不快感を与えるようなものでは、それは非常識と認識されてしまいます。
例え学生であっても、社会人の一般常識を身に付けることで、就活やその後の人生を有利に導くことができますよ。
メールを送信する時間に迷ったら、まず相手の立場に立って、何時までだったら迷惑じゃないかな?と考えてみて下さい。
プライベートの時間帯に送るメールは21時までが基本ですが、まずは相手の状況を考えて何時までにメールするか決めてくださいね。
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