引っ越し業者さんにお願いするときはなるべく荷物の量を減らして金額をおさえたいですよね。
コイルマットレスをそのままのせるとトラックも大きなものを用意するほか引っ越しの荷物が多くなるほど料金も上がってきます。
私も引っ越しをしたときに、車に入れるものは持って行きましたが、家電製品やベッドなどは業者さんにお願いをしました。
後々マットレスが圧縮できる方法を知り「マットレスは車に乗せることができたな」と損をした気分になってしまいました。
引っ越しのときにも便利な圧縮袋に入れて、掃除機で吸引するとコンパクトになり、コイルマットレスを自家用車でも簡単に運ぶことができるのです。
圧縮できるコイルマットレスの種類や方法、圧縮できないマットレスをお持ちの方でも自分たちで運べる方法などを詳しく解説します。
コイルマットレスの圧縮方法と可能な種類
なるべくお金をかけないで引っ越しを楽にすることはできないのだろうか?
引っ越しのときに、マットレスを運ぶのは、かさばるしお金はかかるし大変ですよね。
ですが、購入したときに圧縮されていたコイルマットレスは再度圧縮が可能です。
圧縮の方法は、マットレス対応の圧縮袋と、バブルに繋げられる掃除機や電動吸引ポンプで吸引をするだけで簡単ですよ。
圧縮できるのは、ボンネルコイルやポケットコイルの使われている、いわゆるコイルマットレスです。
コイルマットレスを再圧縮する方法は以下です。
- 圧縮袋へマットレスを入れる…空気を吸うためのバブルがついているタイプは、マットレスの上になるよう配置する
- 圧縮袋の口を閉じる…圧縮のしかたにより異なるが、主にチャック型が多い
- 圧縮袋の空気を吸引する…掃除機や吸引用のポンプを使う
折りたたみ型のマットレスであれば、マットレス用でなくても大きめの圧縮袋で対応可能な場合もありますよ。
そして圧縮するときは、マットレスの上に乗ることをおすすめします。そうすることでより早く空気が抜けるので作業時間も短縮できるんです!
最後に、バブルのふたをしっかりとしめたら完成です。
運ぶときはふたつ折りにしてバンドなどで止めることにより、コンパクトで持ちやすくなります。
自家用車にも他の荷物を多く乗せることができるので新居までの往復する回数も減らせますね。
引っ越しでコイルマットレスを圧縮するのは、手軽に持ち運ぶためであり、収納目的ではないため早めに開封してください。
理由として、長期間圧縮したままだとコイルに負担がかかってしまい、寝心地が悪くなってしまう恐れがあります。
マットレスを圧縮すれば、引っ越し作業が楽になりますね。
圧縮できるものかは、引っ越しするときに今使用しているコイルマットレスがどんなものなのか、購入したときはどの状態で届いたかなどを思い出してみましょう♪
圧縮袋は、通販サイトでも購入可能で、バルブ用の電動吸引ポンプもセットのものもあるのでサイズと使いやすさで購入してください。
マットレスを圧縮することで自家用車に乗せて引っ越し費用をおさえることが可能です。
圧縮出来ない種類と理由がある!注意点も
ポケットコイル、ボンネルコイルはすべて圧縮できるわけではありません。
種類 | 圧縮できないもの |
ポケットコイル | 交互配列 ボーダーワイヤー(金属の外枠)がある |
ボンネルコイル | ボーダーワイヤーがある |
ポケットコイルとは、コイルスプリングがひとつずつ袋に入っているタイプのマットレス、ボンネルコイルはコイルスプリングを複数連結させてひとつにまとめたタイプです。
並列配列とは縦横をきれいに並べたもの、交互配列とはひとつひとつの袋が互いちがいでジグザグになっています。
コイルがジグザクに並んでいる交互配列は、バネの密度が多くなるため圧縮すると型くずれする可能性があります。
型くずれをふせぐボーダーワイヤーは、圧縮しても丸めることができません。
どちらも圧縮してしまうと本来の性能を発揮できなくなり、開封したときに完全に戻らなくなるおそれがあります。
補足として、ファイバーマットレスも圧縮することができません。理由としては立体的な作りになっているため中が崩れやすくなるからです。
圧縮方法で作業するときは、必ず種類を確認してからにしましょう。
圧縮するには素早く作業をすることが大切
コイルマットレスのサイズによりますが100均でも圧縮袋を用意することが可能です。
お手頃な価格で購入することができるのでとっても便利ですよね!
コイルマットレスを圧縮するには空気が漏れないように素早くチャックをしめる必要があります。
チャックがうまくしまらないと空気が漏れてしまい、何度も作業をすることになって、圧縮袋が破損するおそれもあります。
なるべく丈夫な材質で、チャックも素早くしめることが可能な圧縮袋を選びましょう♪
また圧縮袋を選ぶときには、サイズや圧縮方法を確認してから購入しましょう。
当然のことですが、圧縮袋からすこしでもコイルマットレスがはみ出してしまうと、チャックが閉まらないですよね。厚みの分も計算に入れましょう。
そしてチャックがスムーズに閉まるかもふくめてよく確認してください。
この作業は素早くすることがうまく圧縮するポイントになるので、作業する場合はひとりではなくふたりでするとよりキレイにできます。
引っ越しの搬入時にもなるべく丁寧に運ぶことで、チャックが動いて空気の漏れを防ぐことができるので搬入時にも注意が必要です。
圧縮方法をよく確認して、引っ越しの準備をしましょう。
コイルマットレスの引っ越は圧縮なしでも可能
圧縮できないコイルマットレスを業者ではなく自分で運ぶ場合には、下調べと準備が重要です。
事前にコイルマットレスのサイズと、移動経路も測って、マットレスの移動ができるか確認しましょう。汚れや傷をつけないための梱包材(こんぽうざい)も必要です。
引っ越しで困らないためにも、気を付けるポイントを確認しておきましょう♪
- コイルマットレスのサイズを測る
- 集合住宅の場合入口や廊下、階段、玄関など搬入経路を測り移動できるか確認する
- 梱包材を準備する
- コイルマットレスを丁寧に梱包しておく
集合住宅の場合は特に階段の踊り場や廊下が狭い場所もあるので、ポイントをしっかり確認して引っ越しの準備をしてくださいね。
下調べをしっかりして、準備も整えれば、圧縮できないコイルマットレスも自分たちで引っ越しすることができます。
引っ越しするときに汚れや破損を防ぐ梱包方法
汚れや破損を防ぐためにも、コイルマットレス全体をしっかり梱包(こんぽう)する必要があります。
引っ越しのときにコイルマットレスの汚れや破損を防ぐために必要な梱包材や方法について解説します。
まずエアパッキンを使用する方法です。エアパッキンとは、梱包で使われている「プチプチ」のことです。
ホームセンターで購入することができ、マットレス全体を巻き付けて角は破れやすいので念入りに包んでくださいね。
大型ラップを使用する場合も、先ほどと同様にホームセンターで購入できます。
ラップなので厚みがないため、たくさん巻く必要があります。縦や横、角といろいろな角度で巻いてください。
それらが用意できなかった場合は、使わなくなったシーツや毛布で包む方法もあります。
ですが、搬入時にズレてしまう場合があるので、気をつけて搬入しましょう。
どの方法でも、ビニールひもなどで縦・横方向にしっかり縛ると持ちやすくなりますよ♪毛布やシーツを使う場合はズレ防止にもなりますね。
圧縮できなくても、さまざまな方法があるので搬入できるのであれば検討してみてください。
以前ベッド下の掃除をするためにひとりでマットレスをずらし壁に立てかけるまでしたのですが、かなりの重量がありひとりでふーふー言いながら掃除をしました。
引っ越しする場合はしっかりマットレスを梱包して運びやすいようにひもで持ち手をつくらないと途中から力尽きてぶつけたり、引きずったりしそうだなとぞっとしました。
コイルマットレスは大きく重たいので2人で運ぶ場合、傾けた時に角が地面にすれてしまい汚れや破損の原因になります。
そうならないためにもしっかりと念入りに梱包してください。引っ越しは体力勝負です!
どうしてものときは引っ越し業者に依頼しよう
コイルマットレスのサイズが大きくなったり、自分で運ぶことが難しかったりする場合は、引っ越し業者にお任せすることもひとつの方法です。
ですが、引っ越しの時に圧縮できない場合は料金がどのくらいかかるのか心配になりますよね。
業者によりますが、同じ市区町村内の場合シングルサイズでおおよそ15,000円程、ダブルで25,000円程のところが多いようです。
またコイルマットレスのサイズや折りたたみできるものか、運ぶ距離や通常期(5月~2月)・繁忙期(3月~4月)の時期により引っ越し料金も変わってきます。
引っ越しのときは、一度見積をしていただくとより正確に知ることができますよ。
コイルマットレスの処分方法6選紹介!
長年使っていたコイルマットレスを引っ越しに持っていくより、「いっそ買い替えようかな」とも思いますよね!
買い替えなどでコイルマットレスを処分するには、6つの方法があるのです。
大きなコイルマットレスなのでどの処分方法がいいのか悩んでしまうでしょう。
持っているマットレスの種類や、ライフスタイルに合った処分方法を選びましょう。
粗大ゴミにだす場合の処分方法をよく確認すること
粗大ゴミに出す場合、お住まいの自治体や、マットレスのサイズによって回収してくれるか指定の場所に回収に来てくれるところや、指定の場所まで持って行く場合で処分方法が変わってきます。
コイルマットレスを粗大ゴミにだして処分する方法は自治体により違うので必ず確認が必要です。
マットレスのサイズにもよりますが、自治体によって粗大ゴミを回収してくれる場合と、収集センターに持ち込みが必要な場合があります。
手順としてはどちらも、粗大ゴミを出すところまでは同じです。まずは事前に、回収対象か持ち込みが必要なサイズかを確認しましょう。
- ネットか電話で依頼し、値段を確認する
- コンビニやスーパー・郵便局などで料金分の手数料納付券を購入しコイルマットレスに貼る
- 指定された日に玄関前や敷地の入口など道路側に置く
または回収センターに持ち込む
私の住んでいる市で粗大ゴミに出したときは、冷蔵庫とテレビを処分しました。
郵便局で手数料納付券を購入して、トラックを借りて指定の場所まで運び、職員のかたに置く場所と券の確認をしてもらい置いて帰りました。
滞在時間も10分ほどで終わりこんなに簡単に捨てることができるんだと初めての経験をしました。
なので、初めて粗大ゴミにだす方も難しくなく手続きができますよ。
フリマアプリやリサイクルショップを利用してみよう
使わなくなったマットレスは、売るという方法もあります。
リサイクルショップだけではなく、近年ではフリマアプリを利用する人が増えているのが活用してみるのもいいのではないでしょうか。
処分といってもいくらか収益がでた方がお得ですし、リサイクルショップでもまずは無料で買取査定してくれる業者も多いのです。
ですが注意点として、中古のコイルマットレスは使用感が出てしまうので、売るとなると高級なコイルマットレスかほぼ未使用品でないと難しいのが事実です。
体臭やたばこ、ペットのニオイがきつい場合などは買取を断られるのでよく確認してください。
フリマアプリを利用する場合は、梱包にも手間がかかり送料も負担しなくてはいけません。
コイルマットレスを高く売るポイントとして、使用した年数が5年~10年以内でシミなど汚れがないものです。
買い替えるときに下取や業者に回収してもらう方法
マットレスを回収してもらう方法もあります。買い替えの下取りや専門業者に回収してもらうものです。
下取りであれば、新しく購入したものを届けてくれた時に回収してくれるのでとっても便利で、梱包する手間や送料も発生しないのでおすすめです。
専門業者に回収してもらう場合は業者によりますが、シングルサイズで10,000円程、クイーンサイズで15,000円程にはなります。
補償や運び出してくれたり、他のものと一緒に処分できる料金パック制の業者もあるのでおすすめです。
引っ越しで他の家具も処分したい場合には、検討してみるといいでしょう。
自分で解体して普通ゴミにすることもできる!
コイルマットレスは中に金属が入っているので引き取ってくれない自治体もあります。
なので小さく解体して分別することで、普通ゴミとして自治体に回収してもらえます。
ただし、マットレスの生地は丈夫に作られているので工具に慣れている人なら約10時間程度、初めての方は20~30時間程度かかる作業になりますので、頑張りましょう!
準備するものは、大きなカッターとバネを小さくカットするボルトカッターです。
ボルトカッターはホームセンターで数千円で購入できますよ。
ボンネルコイルの場合、1枚のマットレスにぎっしりとバネが敷き詰められているので、ボルトカッターで全てカットしないといけません。
ポケットコイルの場合は、バネがひとつずつ袋入っているので、全て袋から出し分別して処分する必要があります。
地味で握力を使う処分方法となり、手間と時間が必要になってきます。
私の住んでいる自治体の場合だと、30cm未満にカットすれば普通ゴミとして指定のゴミ袋に入れて処分もできます。
コイルは燃えないゴミ、スポンジやマットレス生地は燃えるゴミに分別できますが、自治体により分別方法は違うので確認してください。
分解することによって家庭ごみとして処分できるのは便利ですが、やはりコイルマットレスを小さくカットすることは手間と時間がかかるので根気強く作業を頑張りましょう。
引っ越しを機会に買い替える手段もある
マットレスの買い替え時期って何年なんだろう?
引っ越しを機会に買い替えようかな?
マットレスがへたってきている場合は、新生活を新しいコイルマットレスでスタートするのもいいですよ。
いま使用しているコイルマットレスの状態を確認して処分するか処分しないかを決めましょう。
- コイルマットレスがゆがんできた
- 寝返りしにくくなった
- コイルマットレスから音がする
- カビが生えてきた
- コイルマットレスが破れている
コイルマットレスの寿命は、約5~10年と言われていますがもちろん使い方によって10年以上使用する人や5年以下の人もいます。
まず、コイルマットレスがゆがんでくると寝心地が悪くなるほか、腰痛や肩こりの原因となります。
次に寝返りしにくくなった場合には、ゆがんでいる部分とゆがんでない部分があるので寝返りしにくい状態になります。
寝返りしにくくなると、途中で目が覚めてしまい寝不足の原因になってしまいます。
コイルマットレスから音がする場合は、中のコイルが劣化し「キーキー」などと音がするようになります。
カビが生えるている場合も買い替え時です。寝ている間に、どうしても汗はかくものなのでなにもせずにほっておくとカビが生え、アレルギーや体調不良にもつながります。
最後にコイルマットレスがやぶれている場合は、寿命と考えていいでしょう。やぶれた場所から、コイルでケガをしてしまう可能性もあります。
以上の5つの中でひとつでも当てはまるものがありましたら、買い替える必要があります。
もうそろそろかなという場合も引っ越しを機会に買い替えてもいいのではないでしょうか。
まとめ
- 購入したときに圧縮されていたコイルマットレスは再度圧縮することが可能
- 中のコイルがジグザグに並んでいるものや外枠に金属があるものは圧縮できない
- コイルマットレスを圧縮せず運ぶ場合は、サイズを測り、搬入経路を確認する
- コイルマットレスの汚れや破損を防ぐには全体をしっかり梱包する方法が必要がある
- 引っ越し業者にお願いする場合は、おおよそシングルサイズで15,000円程、ダブルで25,000円程になる
- コイルマットレスを粗大ゴミに出す場合、自治体やサイズによって回収か持ち込みか確認する必要がある
- フリマアプリやリサイクルショップを利用して売ることもできるが、中古の場合は難しい
- 新しく購入したときに下取りや専門業者に回収してもらえる方法がある
- 小さく解体する方法によって、普通ゴミとして自治体に回収してもらえる
- ヘタレ具体によっては引っ越しを機会に買い替えることも視野にいれよう
コイルマットレスは種類によって圧縮できることが分かり、今後引っ越しするときに活用できますね♪
なるべく引っ越し費用を抑えるためにも、マットレスを圧縮して自分たちで運べることは大きなメリットです。
これから引っ越しを考えている人は、マットレスの種類を確認して試してみてください。
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