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ヘッドライトにフィルムは違法?基準を満たしていても注意が必要!

お役立ち
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車は、ヘッドライトのドレスアップ1つでガラッと雰囲気が変わって、クールになりますよね。

ただ心配なのが車検です。色付きや黒いスモークフィルムをヘッドライトに貼ると、車検に通らなかったり、車検自体受けさせてもらえなかったりします。

しかも最悪なことに、警察の摘発や、罰金・罰則の対象となってしまいます。

なぜなら車検の保安基準に満たないフィルムは、その気がなくても違法改造車とみなされてしまうからです。

ヘッドライトにフィルムを貼ることは違法ではありませんが、車検の保安基準を満たしてないフィルムを貼るのは違法になります。

近年車に関する取り締まりは強化されています。ヘッドライトのドレスアップを考えている方は、フィルムを貼る前に、保安基準を見直して、既定の範囲内で楽しみましょう。

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ヘッドライトにフィルムは違法?規定内でも注意!

国が定めた保安基準には、ヘッドライトにフィルムを貼ることは禁止されていません。つまり規定に沿ったフィルムであれば車検に通るため、違法にはなりません。

しかしフィルムが貼ってある場合、フィルムの上からヘッドライトの保安基準である、明るさ(照度)、色、範囲の検査に合格しなければいけません。

  • 光量が1ライトにつき6,400cd(カンデラ)以上
  • 夜間はロービームで100m、ハイビームで40m先の障害物を確認できる
  • ライトの色は淡黄か白で色温度が淡黄色/3,000~白色/6,000k(ケルビン)の左右同色
  • ロービームの光軸(カットライン)がずれていないか
  • ヘッドライトの黄ばみや曇り、汚れなどでライトの光量が落ちていない

ヘッドライトについては、以上の5項目が1つでも満たされていないと、車検は不合格になります。

フィルムの色が濃い(黒に近い)スモークを貼っていると車検は通りませんが、「車検前に剥がせば問題ない!」と思ってるあなたは要注意です。

違法改造車として公道で摘発対象になりますよ。また事故を誘発しやすくなり、違法なので保険も適用されません。

ライトが暗いと先が見えづらく、対向車や障害物に気づくのが遅くなり衝突や事故になりかねません。

また違法改造車は、車検が通らない車なので、安全性が損なわれています。「違法改造自体に問題があって、事故が起きた」と解釈されるので、保険も降りません。

車検の保安基準は、公道を安全に走行するためのルールです。合格しない車は違法改造車になり、そもそも公道を走ってはいけませんので、罰金・罰則の対象になります。

ヘッドライトにフィルムを貼っておしゃれしたい、プロテクションしたい方は、きちんとルールやリスクを把握してから楽しみましょう。

また規定などのルールを守ることで、上記などの無用なトラブルを避けることができ、結果あなた自身を守ることにつながるんですよ。

光量がライト1つにつき6,400cd(カンデラ)以上

ヘッドライトの光量は、ライト自体の明るさではなく、反射したときの明るさを光度測定したものです。

光量は1つのライトが6,400cd(カンデラ)以上あることが条件になります。

cd(カンデラ)とは、ライトから一定方向に出る光の強さ(光度)を表した単位です。この数値が大きいほど明るくなり、小さいと暗くなります。

ヘッドライトに色の濃いスモークフィルムを貼ると、前方が暗くなって見えづらくなります。暗すぎても違法になります。

私もヘッドライトに黒味が強いスモークを貼っていましたが、夜の運転が危険に感じ、すぐ剥がしてしまいました。

光量の基準としてはフィルムを貼っても、外からバルブ類が見えればOk なのですが、これは検査員によりますね。

光量は「光度測定器」という専門の機器を使って図るので、心配な方は予備検査場で検査を受けることをおすすめします。

 
 

テスター屋さんで「光度測定器」を借りたら¥2,000ぐらいでしたよ。

または施工業者に依頼して、規定値の範囲内でカスタムしましょう。

ヘッドライトの色は淡黄か白で左右対称

ヘッドライトの色は、「白または淡黄で左右同色でなければいけない」と保安基準で定められています。

また光の色を表す色温度は「k(ケルビン)」数も淡黄色が3,000k程度、白色は6,000k程度と決められています。

k(ケルビン)は色を表す単位で、数値が低いほど暖色系の色を発し赤、オレンジ、黄色みを帯びた色味になります。

数値が高ければ寒色系の色を発し、青緑、青、青紫を帯びた色味になります。

ただ2006年1月1日以前の製造車は白色または淡黄色でもOKですが、それ以降の製造車は白色のみです。そして左右のライトが同じ色の必要があります。

ライトに貼るフィルムが基準を満たしていても、ライトの色が違法であれば車検は不合格です。

逆にライトの色が適正であっても、貼るフィルムによってライトの色が変わるのであれば、こちらも不合格です。

ヘッドライトユニットを交換されている方は、フィルムを通す色の影響も考えましょうね。

夜間のロービームとハイビームの目視確認

ロービームの規定は、夜間に40m先の障害物が目視確認できること、ハイビームは夜間に100m先の障害物が目視確認できることです。

この基準は夜間にどれだけ先の障害物が見えるか確認するためのものです。

フィルムが貼ってある場合でもロービームは40m先、ハイビームは100m先が見え、また光量も基準値に満たされていなければいけません。

さらにバルブを社外品に変えている方は、純正品に入れ替えることをおすすめします。取り付け車種のリフレクタに合わない可能性があるからです。

そのため社外品は、光量が不十分になり、さらにはロービームの光軸(カットライン)規定を満たしていない場合があります。

私の経験では、バルブが社外品だと、それだけで車検落ちです。社外バルブでロービーム・ハイビームの検査はしてくれません。

 
 

社外品のバルブは問答無用で交換されたこともあるな~。

バルブは純正品にして、フィルムを貼っても照射距離が守れることがポイントです。

ロービームの光軸(カットライン)がずれていないか

光軸(カットライン)検査は、ロービームで行います。前方10メートルを照らしたときの位置を測定し、照射範囲がずれていないか調べます。

夜間にハイビームを常時点灯していては、対向車がまぶしくて運転に支障をきたせてしまいます。

そのためロービームを点灯させますが、対向車がまぶしくなく、また歩行者を照らしやすいような位置に調整しなければいけません。

フィルムを貼ったからといって光軸(カットライン)がずれることはありません。しかし、光軸(カットライン)のずれで車検落ちする車は結構多いです。

フィルムを貼るときは、光軸(カットライン)が正常であるか検査してからにしましょうね。

ヘッドライトの黄ばみや曇りは車検に通らない

ヘッドライトにフィルムを貼っていなくても、黄ばんで汚れていたり、曇っていたりすると車検は通りません。

ライト自体の明るさが基準を満たしていても、光量不足が問題になるからです。夜間の走行にも支障が出ます。

原因は紫外線とバルブの熱でライトカバーが化学変化を起こし、劣化するためです。また車の駐車スペースが屋外・屋内によっても状態は変わります。

私は定期的に、ライトをバフ掛けしていましたが、黄ばみは取れても曇りが取れませんでした。車検は通りましたが、「次回は無理だと思うよ」と注意を受けたことがあります。

「ライトが何となく暗い」と思ったら、汚れや曇りが原因です。コーティングやプロテクションフィルムなどで保護して、見通しを良くしましょう。

夜間のライトは命綱です。日ごろのメンテナンスに救われることもありますよ!

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ヘッドライトのフィルムはスモーク化と保護!

ヘッドライトをスモーク化してドレスアップをしながら、それと同時に黄ばみや劣化も防ぎたいですよね。

そんな一挙両得のフィルムがスモークプロテクションフィルムです。

スモークフィルムは黒っぽいグレーで、色々な濃さがありますが、スモーク1つで目元がきりっとして、高級感が出ますよね。

プロテクションフィルムは、その名の通りヘッドライトを保護する目的のフィルムで、おしゃれ用に貼ることはないですよね。

そこで「スモークフィルム」と「プロテクションフィルム」を一体化したものがスモークプロテクションフィルムです。

 
 

美観を保ちながら機能性を発揮できるのがいいね!

ただ光量には十分注意してくださいね。「光度測定器」が設置されているか施工業者に確認してから依頼してさい。

 
 

「光度測定器」の設置は義務付けられていないから、機器がない車検工場やフィルム施工業者があるんだよ。

また車検は、保安基準を満たしていればユーザー車検を利用しましょう。

厳ついのが苦手な方は、黒味を抑えて薄いグレーにすれば、さりげないおしゃれ感を演出でき、女性でも愛車をかっこよく乗りこなせますね。

スモークプロテクションフィルムのメリット

多くの方がプロテクションフィルムの必要性を感じていると思います。ではスモークプロテクションフィルムはどうでしょうか。メリットは4つあります。

ご説明しますので今後の参考にしてください。

  • 紫外線による黄ばみや曇り、汚れや劣化などを防止
  • 飛び石などによる傷やひび割れの防止
  • 撥水性により雨のシミや跡を防止
  • 光沢があり、ドレスアップ力が高い

紫外線によるヘッドライトの黄ばみや曇りなどは、放置しておくと年々劣化してしまいます。ひどい場合には、車検に落ちてしまいす。

スモークプロテクションフィルムはUV効果もありますので、紫外線からヘッドライトを守り、劣化を防ぐことができます。

また走行中の飛び石や、知らずに擦ったりして、ヘッドライトに損傷を与えることがあります。

しかしスモークプロテクションフィルムは衝撃を吸収する機能がありますので、ひび割れや傷などから守ってくるんですよ。

さらに撥水性に優れていますので、雨の跡やシミを作らず、洗い流してくれます。

機能性に優れているだけでなく、通常のスモークより光沢があるので、高級感をプラスしてくれますよ。

アドバイスとして、スモークプロテクションフィルムをヘッドライトに貼る際は、施工業者に依頼することをおすすめします。

 
 

「光度測定器」で光量をチェックしてね!

細かい色調整が利くうえ、「車検に通る」ことを前提で施工する義務があるからです。

車の違法改造は持ち主だけの責任ではなく、施工した業者にもあります。なので車検に通らないような違法フィルムを貼ることはありません。

スモークプロテクションフィルムのデメリット

スモークプロテクションフィルムのデメリットは、耐久年数があるので、劣化したら張り替えなければいけないことです。

基本は5年程度ですが、車の駐車スペースが屋内や屋外によっても変わってくるので、3~5年程度だと思ってください。

またフィルムは経年劣化します。そのため施工当初は規定の光量を満たしていても、年々品質は落ちていきます。

光量は実際目で見て分かりません。心配な方は備車検場で光量をチェックしてもらうのも一計です。

また車検の保安基準を満たしたスモークプロテクションフィルムであっても、車検が通らない可能性があります。

私の経験上、純正でないものを取り付けた車の車検は、ディーラーや車検専門工場、ガソリンスタンドでは受け付けていません。

 
 

ピットインさえ断られるよ!

車検基準を満たしたフィルム加工車であれば、ユーザー車検で通してしまいましょう。ディーラー車検よりは手ごろな値段でお財布にやさしいですよ♪

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ヘッドライトはフィルムよりコーティングがいい

ヘッドライトを保護したいけど、フィルムを貼るのは避けたいという方には、コーティングをおすすめします。

プロテクションフィルムを貼っても、ヘッドライトの劣化などは防げますが、車検基準を満たしていても、絶対に合格するとは限りません。

新車のときは、紫外線からの保護のため、ヘッドライトの表面にコーティングがされています。

ただその効果も3~5年程度で薄れていきますので、黄ばみや劣化などの症状が出てきます。

これを放置すると、車検落ちや最悪ヘッドライトの交換になってしまい、結構な出費になってしまいますね。

コーティングは、施工は業者でも構いませんが、材料さえ手に入れば、フィルムよりも簡単であなたでもDIYできますよ。

普段のお手入れは特に必要なく、しかもジャブジャブ洗車可能です。

ヘッドライトコーティング剤を選ぶポイント

コーティング剤は商品数が多く、値段も数千円から数万円のものまであって、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。

コーティング剤を選ぶポイントは主に2つあります。種類はポリマー系やガラス繊維系など色々ありますので、選ぶ際の参考にしてください。

  • 保護効果と持続性が高く値段と比例するもの
  • 容量が多く、何回も施工可能なもの

私のおすすめはガラスコーティング剤です。耐用性が3~5年あり、保護効果と持続性はもちろん、撥水性もあり、雨の跡が残ってシミになる!なんてことも防げますよ。

ガラスコーティング剤よりはやや性能が落ちますが、値段を抑えたい方はガラス繊維系もおすすめです。

ポリマー系は比較的値段が安いのが魅力ですが、耐用年数はか月ほどしかありません。

そして容量ですが、ガラスコーティング剤ははっきり言って少ないです。使い切れなくて残っても、硬化しやすくなるので使い回しはおすすめしません。

 
 

使い切りと考えたほうがいいよ!

車の手入れが苦でなく、小まめにコーティングしたい方はポリマー系やガラス繊維系がおすすめです。値段もガラスコーティング剤ほど高くなく、容量も結構多いです。

まとめ

  • ヘッドライトの保安基準を満たしていても、フィルムを貼ると車検を受けられないことがあるので注意が必要
  • 基準に満たないスモークフィルムは車検に通らないだけでなく、違法改造車として罰金・罰則の対象になり、事故を起こしても保険は適用されない
  • ヘッドライトの車検基準は、光量が1ライトにつき6,400cd(カンデラ)以上必要
  • 夜間はロービームで100m、ハイビームで40m先の障害物を確認できることが必要
  • ヘッドライトは左右同色の淡黄色か白色で、色温度が淡黄色/3,000~白色/6,000k
  • 車検の光軸(カットライン)はロービームで行い、照射範囲がずれない
  • ヘッドライトの黄ばみや曇り、汚れなどでライトの光量が落ちると車検は不合格になり違法
  • スモークプロテクションフィルムはスモーク化と劣化を防ぐ保護フィルムで美観と機能性を兼ね備えている
  • ヘッドライトの保護にフィルムを貼りたくない方はガラスコーティングがおすすめ
  • ガラスコーティング剤のおすすめは持続効果が長く、樹脂やホイールにも使用できるもの

車検の合格基準を満たせば、ヘッドライトにフィルムを貼ることが可能ですので、規定範囲でカスタムしたいですよね。

しかしディーラーや指定工場で車検を考えている方は、例え規定を守っていても、フィルムを貼ることは、おすすめできません。

違法とみなされ車検が受けれなくなってしまいます。

フィルムを貼ってる車は、予備車検場を使い、ユーザー車検を利用しましょう。

プロテクションフィルムに関しても同意見です。ただガラスコーティングなら、プロテクション効果もあるので一石二鳥ですね。

私個人的な意見としては、スモークフィルムだけがおしゃれじゃないですよ。ヘッドライトがピカピカ輝いているのも、高級感があってクールです!

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