
今LINEしている男性、いっつも返信が早いの。
最初はうれしかったんだけど、さすがに数秒以内はちょっと怖いかな。
返信が早いと、「私に好意を持ってくれているのかな?」とうれしく思いますよね。
しかし、時間や状況を問わず、相手の都合を無視したまま返信が早いのは、逆効果です。
相手に「私も早く返信しなくちゃ!」とプレッシャーを与え、相手の自由な時間を奪います。その結果、「この男性、怖い」と思われてしまいますよ。
一番よくないのは、「なんで返信くれないの?」などといった返信の催促です。相手の意志をコントロールしていると、本能的に「怖い」と認識されます。
今回は、返信が早い男性の対応方法、そしてマッチングアプリでの見極め方もさらっと解説します。
返信が早い男性を怖いと思うのはプレッシャーがかかっているから
すべての女性が、男性側のマメさについていけるわけではありません。
メッセージをスローペースでやり取りしたい人には、返信が早いのはプレッシャーにもなりえます。
男性側の期待に応えようと、返信ペースをムリして合わせようとするからです。
テンポの速いやり取りで一気に距離を詰めたい人もいれば、スローペースでゆっくり時間をかけて、相手のことを知っていきたい人もいます。
スローペースを大事にしている人は、集中したいときにはムリに返信しません。曖昧や軽はずみな返信はせず、きちんと内容を考えます。
そしてスローペースにより「間」を作り、適度な距離感を設けます。その結果、様々な人間関係を長続きさせているのです。
本来はスローペースな相手も、男性側の返信が早いことを「好意の表れ」だとうれしく思ったのです。だから、最初はムリをしてでも早く返信していました。
しかし、相手のムリな対応は長続きしません。
徐々に返信内容に対して考える時間が奪われたり、返信スピードを急かされていたり、気持ちの余裕がなくなります。
毎回のように「早く返信しなきゃ」と切羽詰まった気持ちになるため、だんだん自分の意志や時間が奪われるような感覚に陥ります。
また男性側も、最初はペースを早く合わせてくれていたのにだんだん遅くなると、「今忙しいの?」などと追加でメッセージを送る人もいます。
これも相手にプレッシャーを与えるため、余計にムリをさせてしまっています。
ちなみに私も、テンポが速い人はちょっと苦手です。内容を見て、理解して、言葉を考えるまでに時間がかかるのです。
返信の話からそれますが、私の場合は早口な人が苦手です。早口な人は頭の回転も速いので、理解して発言するまでの時間も早いのです。
ただでさえ早口が時々聞き取れないのに、内容を理解して発言するまでのスピードも合わせなければなりません。
早口な人と話すときには脳をフル回転させているため、その後はどっと疲れます(笑)
私の場合は怖くないのですが、ムリをしているのは似ています。
今回の場合も、本来はお互いの求めるテンポがズレていたのに、好意をうれしく思って頑張りすぎてしまったのです。
テンポが速いやり取りが苦にならなければかまいませんが、相手が怖がるほど返信が早いのは恋愛において逆効果です。
即レスを促す「既読機能」「通知音設定」も逆効果
メッセージのやり取りで一番よくつかわれているのは、スマホアプリのLINEです。その他にも、SNSサービス、マッチングアプリ内でもメッセージ機能があります。
このメッセージ機能には、テンポよくメッセージのやり取りをするために「既読機能」「通知音」などがついています。これも、プレッシャーの原因です。
例えば、誰かからメッセージが届いてアプリ画面を開くと、「既読」という文字が付きます。
すると送信した人からすれば、「メッセージは読まれているのに、返ってこない…。」と待たされている気分になるのです。
そのため、「既読が付いたら、なるべく早く返信しなければならない」「既読スルーは相手に迷惑をかける」などと思い込んでしまうのです。
また、メッセージが届くと通知音で知らせる機能もついています。これも、鳴り続けると相手の仕事やプライベートの時間を邪魔してしまいます。
そんなこともあり、巷ではSNSから離れていく若者も多いです。「LINE疲れ」なんて言葉もあります。
私も、アプリからの通知音は苦手です。そのため、アプリの設定を変更して、通知音は鳴らないようにしています。
この既読機能や通知音は、できるだけ早く返信を求められるようなビジネスシーンではとても有効です。
しかし、緊急時以外の用事や、時間をかけて関係性を構築していく恋愛シーンでは不利なのです。
自由な時間を奪われる感覚
本来なら、仕事やプライベートが充実している最中にメッセージが来たとしても、すぐに返信できません。
そんな充実した時間を遮ってでもメッセージの返信に対応していると、プレッシャーだけでなく、「自分の時間が奪われている」という感覚も出てきます。
私たちの人生には、仕事だけでなく、家族や友人との時間、自分のための時間を含めたプライベートの時間で構成されています。
仕事やプライベートが充実している人は、恋愛よりもそちらを優先します。
仕事中はスマホを見ずに集中していますし、友人と遊ぶ時間は思いっきり満喫します。
それなのに、せっかく楽しい時間を途中で中断されると興ざめしますし、友人や家族にも気を使わせてしまいます。
私も、友人と遊ぶときにはスマホを机に伏せて置いています。
何度メッセージが来ていても、『今は友達と遊んでるから返信できない』『帰ったら連絡する』と断りますね。
返信が早いのは悪くないのですが、それによって相手にプレッシャーを与えるだけでなく、通知音で相手の有意義な時間を妨げてしまうこともあるのです。
生活感が見えず不信感が生まれる
また、毎回必ず数秒で返信が来ると、相手は「いつ仕事しているんだろう?」「いつ寝ているんだろう?」と疑い始めます。
ほとんどの人は平日の昼間に仕事をして、昼頃には食事をして、深夜には寝ていますよね。
それなのに、平日の昼間でも、昼頃でも、深夜でも、毎回のように返信が早いと、男性側の生活感が見えません。
人間は、普段何をしているか、何を考えているか、など、相手の情報がオープンになればなるほど信用性が増します。
そのため、男性側に隙が一切も見えなければ、どんな男性なのかがわかりにくいのです。
その結果、相手からなかなか信用されにくいため、「この人とやり取りし続けて、大丈夫かな…。」と疑いがかかってしまうのです。
夜勤の仕事や、スマホが手元にある職業だったら、まだ理解できます。
しかし、明らかに寝ている時間でも返信が早いと、私なら「返信は起きてからでいいから、今は寝なよ。」と心配になります。
最初は小さな不安の種が大きくなるにつれて、やがて返信が早い男性のことを信じられなくなるのです。
返信ペースを早くしないと催促されて怖い…

「今忙しいの?」
「なんで返信してくれないの?」
「既読ついているから、見てるんでしょ?」
返信が早い人の中には、仕事や用事などで少しでも返信が遅れると、このような「追い(追撃)メッセージ」を何度も送る人が多いです。
追いメッセージが多い人は、「返信ペースを自分に合わせてほしい」と、無意識に意志をコントロールしようと仕向けます。
日常が充実している人は、手が空いた時や時間に余裕があるときに返信をします。これは「自分主導」といえます。
しかし追いメッセージが何度も届くと、すぐ返信できなかったことに対して「怒らせてしまった」と感じます。
内容や反応によっては、「返信を待たせてしまった、申し訳ないな」という気持ちにもなるでしょう。
そして、相手に不快な思いをさせないよう「催促される前に返信しなきゃ!」と、ムリをしてでも相手の期待に応えようとします。
つまり、「自分主導」のように返信するタイミングを選べなくなり、相手からの催促が来る前に返信を返す「相手主導」になるわけですね。
相手主導の状態が続くと、「返信するタイミングを相手にコントロールされている」「自分の意志がなくなる」という錯覚に陥るのです。
相手の素早い返信ペースに合わせようとムリをすればするほど、意志がコントロールされている気分にもなるのです。
気が付けば、片時もスマホが手放せなくなり、仕事中や食事中でも、一日中男性側とのメッセージを気にしなければならなくなります。
これに拒否反応を示すから、次第に怖くなるのです。
ちなみに、私は職場にスマホを持ち込むことができません。好きな人からメッセージが来ても、休憩中か仕事が終わるまでは返信できないのです。
それなのに「今何してるの?」と追いメッセージが来たら、『仕事だよ!』とツッコむしかありません。
返信が早いことは悪いことではありません。しかし、返信ペースを相手に強要するのはよくありません。
返信が早い男性への対応はムリにしない
今後も関係性を長続きさせたいなら、メッセージのやり取りが負担にならないよう、ペースを2人で話し合いましょう。
テンポが速い男性側のやり取りにプレッシャーを感じすぎず、ムリをせず、自分のペースで返信できるときに返信してもいいのです。
また、仕事中は返せないこと、プライベートな時間は大切にしたいことを落ち着いて話して、心地よいペースを男性側に伝えます。
このとき、男性側にも「もう少し返信を遅らせてもいい」と言ってもいいですね。
私だったら、「数秒以内は早すぎるよ~(笑)」「睡眠不足になってほしくないから、12時以降は寝よう」と、思いやりの気持ちを込めつつ伝えます。
もし本当に好意を持っているのなら、あなたのペースに合わせてくれますよ。
私は、どちらかが不満に思っているような関係性は長続きしないと思います。なぜなら、私も似たようなことがあったからです。
私が過去にお付き合いしていた男性は、「自分と四六時中一緒にいてほしい」と要求するタイプでした。
最初は「ヤキモチかな」と思いうれしかったのですが、友人や家族との時間も許されませんでした。
そのため、親しい人たちと触れ合う機会もなくなり、寂しかったです。
この男性とは、結局数カ月でお別れしました。久しぶりに会った友人や家族からは、「連絡が取れないから心配したよ~」と言われました。
最初は他人同士なので、考え方が違うのは当たり前です。
どちらかが我慢するのではなく、お互いの生活感や価値観を伝えて、話し合い、2人ですり合わせていくのです。そのほうが末永くお付き合いできますよ。
スローペースでもお互いに話を弾ませる
メッセージのやり取りを続けたいなら、お互いに話の内容を提供して盛り上がりましょう。
どちらかが「受け身」の体制だと、話題の提供が片方しかしなくなります。
すると、受け身の人は「うん」「そうだね」などの相槌が多くなります。これでは、なんと返信したらいいのか考えてしまいますね。
ちなみに私だったら、返信が「うん。」などの一言なら、内容によっては『会話が終わった』と判断しますし、それ以上の返信もしません。
それなのに、すぐ「なんで返信してくれないの?」と追いメッセージが来たら、『終わってなかったの!?』とびっくりします。
メッセージのやり取りを続けたいがあまり、終わってしまいそうな内容なのに無理やり話を引き延ばそうとすると、相手にも負担がかかります。
内容が濃かったり、会話がはずんでいたりすれば、会話のラリーを続けやすくなります。
そのほうがメッセージのやり取りも楽しくなります。
メッセージよりもデートを優先させる
昨今はスマホの普及により、メッセージのやり取りがやりやすくなりました。そのため、会えなくても同じ時間を共有しやすくなりましたね。
ただし、メッセージのやり取りだけに依存していると、「会いたくないのかな?」と思われます。
やはり実体験のデートに勝るものはありません。たくさんメッセージを送ってつながるよりも、会える時間のデートに重点を置きましょう。
実際に会ったときのデートが楽しければ、たとえ連絡頻度が遅くても気になりません。
次のデートプランをメッセージ内で話し合うのも、話題の提供としてアリです。次のデートがより楽しみになります。
返信が早い男性はマッチングアプリにもいる
マッチングアプリでやり取りをする場合、返信が早い男性のタイプは様々です。返信が早いだけで好意的とはいえません。
それではどんなタイプがいるのか、ざっと紹介していきます。
- 即レスマナータイプ
- 早くデートしたいタイプ
- 暇人タイプ
- 粘着系タイプ
「即レスマナータイプ」は、誰にでも即レスをします。
『通知をためたくない』『待たせたくない』『連絡はすぐに返すのが当たり前』という意図があります。
「早くデートしたいタイプ」は、その名の通りデートが目的で、フットワークも軽めです。
ただ、目的が達成されれば返信は極端に遅くなります。私は勝手に「釣った魚には餌をやらないタイプ」と思っています。
「暇人タイプ」は、常にスマホが手元にあり、すぐ返信できる環境にいます。内容も薄くなりがちです。
一番怖いのは、「粘着系タイプ」ですね。かまってくれる相手ならだれでもよく、気持ちが沈んだ時に返信が早くなります。
私も、このタイプとやり取りしたことはあります。ただ、ちょっとメンヘラ気質が強くて、私まで気持ちがメンヘラに傾きかけました。
常にポジティブで相手の気持ちをうまくコントロールできる人なら、手のひらでうまく転がせるかもしれません(笑)
思いやりが見えれば脈アリかも
マッチングアプリ内にかかわらず、返信が早くても脈アリを見抜くには、相手から「思いやり」「誠実さ」が見えるかどうかです。
例えば、返信が早いことに対しても「いつも即レスしててごめん」などの言葉があると、相手への気遣いが見えます。
「自分は即レスしちゃうけど、君はゆっくり返してくれたらいいよ」と、テンポの差を考えてくれると、安心して仕事に集中できますね。
また、デートに誘うのも、きちんとお互いのことをよく知った段階で誘ってくれれば、誠実さがうかがえます。
「もしよかったら、~」など、慎重さが見えればなおいいですね。
マッチングアプリはいい人も悪い人もいるため、ほとんどの人が警戒しています。ゆっくり時間をかけて、お互いのことを信頼していきましょう。
相手の気持ちが見えるか、口説き文句が多いか
相手の感情や気持ちが見えるかどうかも、見極めポイントです。
というのも、軽い気持ちでやり取りをしている男性は、自分の気持ちをあまり正直に話したがりません。
特に、「話していると楽しい」「会いたい」「優しい」などの口説き文句が多いと、要注意です。相手を褒めつつ、自分の本心は表に見せないのです。
「~楽しい」も感情の一つですが、褒め言葉以外で自分の気持ちを伝えてくるかを見極めましょう。
まとめ
- 返信が早い男性が怖いのは、テンポが速い男性のペースにムリして合わせていてプレッシャーを感じているため
- LINEやSNSアプリのメッセージでは「既読が付いたら早く返信をする」という暗黙のルールがあり、さらにプレッシャーを感じやすい
- メッセージのテンポを速くするために仕事やプライベートの時間を犠牲にしていると、「自由な時間が奪われている」と感じる
- 男性側からの返信が常に数秒以内で返ってくると、相手は男性がどんな生活をしているのかと疑い始める
- 追いメッセージや返信の催促は、相手の心地よいテンポを自分ペースに合わせようと、相手の意志をコントロールさせている
- 男性側の返信が早いとしてもムリして合わせなくてもいいし、心地よい返信ペースを伝える
- マッチングアプリでやり取りをする場合、返信が早い男性の中には脈ナシの人も多い
- 相手に対して思いやりや気遣いがあるか、慎重で誠実さがあるか、自分の気持ちを表現しているか、を見抜く

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