スマホやデジカメで撮った写真や動画を「保存容量の節約」で保存すると、あなたも「画像がちょっと荒いかな?」って思いますよね。
せっかくなら画質を良くする方法で保存したいですよね?
googleフォトで写真や動画の画質を良くするには、必ず「元の画質」でバックアップ保存する必要があります。
後で知ったのですが、googleフォトで動画や写真をアップロードする際、「保存容量の節約」でバックアップ保存すると、オリジナルデータが失われてしまうんですよね。
必ずバックアップは「元の画質」でして、必要に応じて、「保存容量の節約」で保存変更するようにしください。
今回は、googleフォトで動画や写真の画質を良くする方法だけでなく、保存設定やその違いと変更の仕方、そしてなぜ画像が落ちてしまうのかご説明しましょう!
googleフォトの画質を良くするには「元の画質」がいい

googleフォトの画質を良くするには、動画や写真をアップロードして、保存するときの設定で決まります。
保存設定には、「元の画質」と「保存容量の節約」の2種類があります。
写真や動画の画質を良くするには、撮影時と同じサイズや画素数を維持したまま保存するため、必ず「元の画質」を選択します。
「保存容量の節約」を選択すると、画質を若干落ちます。
写真が16MB(メガバイト)のデータ容量、動画の解像度は1080P(ピクセル)以上のものをアップロードするなら、「元の画質」の方がいいです。
「保存容量の節約」にバックアップしてしまったら?
また、「保存容量の節約」でバックアップ済みの写真や動画を、「元の画質」に戻すことはできません。
この時は、一度、googleフォトから完全に削除して、保存設定を「元の画質」にして、再度アップロードしてください。
バックアップはgoogleフォトの基本的な機能です。「バックアップと同期」を必ずONにして行いましょう。
注意点は、バックアップはデータ通信量を激しく消費してしまうことです。設定の「モバイルデータ通信でのバックアップ」は写真、動画ともオフにするのが得策です。
また、手動の必要はなく、デバイスがネットワーク接続したときに実行され、アカウントから確認が可能です。
保存容量の上限はgoogleアカウントと共有される
アカウント1つにつき、画像などのデータは15GBの容量を無料でデータ保存できます。
しかし、この15GBにはgoogleフォトの容量だけではなく、Gmailやgoogleドライブと共有されます。
「無料だから」といって、ついたくさん画像やデータをGoogleに保存していると、Googleアカウントのデータがすぐにパンパンになります。すると、あっという間に無料データ保存の上限を超えてしまいます。
無駄にデータ容量を増やすための追加容量を購入することのないよう、注意してくださいね。
googleフォトの画質は違いが保存設定にある!

googleフォトで写真や動画を保存設定するには、「元の画質」か「保存容量の節約」の2種類の保存形式があります。
「元の画質」と「保存容量の節約」との違いは、アップロード時に、画質や解像度を下げて保存するかしないかということになります。
googleフォトの「元の画質」と「保存容量の節約」の違いをまとめてみました。
まずは「元の画質」のバックアップオプションの詳細です。
「元の画質」
- 写真の画質・・・オリジナルそのままの画質で保存
- 動画の画質・・・オリジナルそのままの画質で保存
- 保存用途・・・・大型サイズで利用する場合など
「元の画質」は、撮った写真や動画の画質がデータ変更なしに、そのまま保存されます。
また、写真の画質が16MP(メガピクセル)以上、動画の画質が、解像度1080P(ピクセル)以上のものに適しています。
次は「保存容量の節約」のバックアップオプションの詳細です。
「保存容量の節約」
- 写真の画質・・・16MP(メガピクセル)まで縮小
- 動画の画質・・・解像度を1080P(ピクセル)まで縮小
- 保存用途・・・・アルバム代わりやデータとして保存など
「元の画質」は写真や動画を保存する際、解像度やデータを変更なしでそのまま維持してアップロード、保存します。
googleフォトの「元の画質」は、画質の高い撮影をして、そのクオリティを落とさず、そのままアップロード、保存したい人におすすめですね。
「保存容量の節約」は、写真の画質は16がMPの上限ですので、16MP以上のものは16MPまで縮小されます。
16MP以下のもは縮小されないと思われがちですが、実際は16MP以下のサイズでも、きちんと縮小されて保存されますよ。
また、動画の画質上限は1080Pですので、1080P以上のものは1080P まで縮小されます。
「保存容量の節約」と「元の画質」の違いを把握して、上手に活用しながら、できるだけたくさんの写真や動画を残しておきたいですね。
googleフォトの画質変更で「保存容量の節約」をしよう

写真や動画がたくさん溜まってしまうと、Google アカウント1つにつき15GBまでの保存容量なので、全ての写真や動画を「元の画質」で保存するのが難しくなります。
Googleアカウントの空き容量を増やすために、必要に応じて、写真や動画のバックアップするときの画質を、「元の画質」から「保存容量の節約」変更しましょう。
googleフォトの画質を「元の画質」から「保存容量の節約」変更する手順は次の通りです。Android、iPhone、iPad、パソコンごとにまとめていますので参考にしてください。
写真と動画のサイズを「元の画質」から「保存容量の節約」に変更する方法は、googleフォトを開き、右上の丸いプロフィール写真かアカウントイニシャルをクリックします。
ここまでは、Android、iPhone、iPad、パソコンのどのデバイスも同じ作業です。Androidの場合は、次の順番で変更を行ってください。
- 「フォト設定」を選ぶ
- 「バックアップと同期」を選ぶ
- 「ストレージを管理」を選ぶ
- 「空き容量増やす」を選ぶ
- 「既存の写真と動画を保存容量の節約画質に変換」を選ぶ
iPhoneとiPadの「元の画質」から「保存容量の節約」に変更する方法は下記の通りにクリックして変更を行います。
- 「フォト設定」を選ぶ
- 「バックアップと同期」を選ぶ
- 「保存容量を管理」を選ぶ
- 「空き容量を増やす」を選ぶ
- 「既存の写真と動画を保存容量の節約画質に変換」を選ぶ
最後はパソコンでの「元の画質」から「保存容量の節約」への変更方法です。順番にクリックしてください。
- 「googleフォトのアプリを開く」を選ぶ
- 「設定アイコン(歯車ボタン)」を選ぶ
- 「ストレージを管理」を選ぶ
- 「空き容量を増やす」を選ぶ
- 「既存の写真と動画を保存容量の節約画質に変換」を選ぶ
アップロードサイズを変更する際の設定方法
ここからは、アップロードサイズの変更の仕方です。
各デバイスによって設定方法が違いますので注意してくださいね。
Androidの変更は次の順番でクリックして変更を行ってください。
- 「googleフォトの設定アイコン(歯車ボタン)」を選ぶ
- 「バックアップと同期」を選ぶ
- 「アップロードサイズ」を選ぶ
- 「低解像度でバックアップ」を選ぶ
- 「バックアップを再開」を選ぶ
iPhoneとiPadのアップロードサイズの変更手順は下記の通りです。1.2.までの手順はAndroidと一緒ですね。
- 「googleフォトの設定アイコン(歯車ボタン)」を選ぶ
- 「バックアップと同期」を選ぶ
- 「モバイルデータ通信を使用して写真をバックアップする」から「オフ」を選ぶ
- 「バックアップできるデータ量が一日あたりの上限」を選ぶ
4.は自動で、googleフォトの写真や動画をバックアップする場合に使用できるデータ量です。そして最後にパソコンの保存設定です。
- 「googleフォト」のアプリを開く
- 画質を「保存容量の節約」に変更
パソコンの手順は2工程しかありませんが、バックアップのデータ使用量を制限を希望する場合は、次の手順で選択してください。
- 「googleフォト」のアプリを開く
- 右上の丸いプロフィール写真か、アカウントイニシャルをクリック
- googleフォトの「設定アイコン(歯車ボタン)」を選ぶ
- 「バックアップと同期」を選ぶ
- 「モバイルデータ通信をオフ」を選ぶ
- 「バックアップできるデータ量が一日あたりの上限」を選ぶ
6.は自動で写真や動画をバックアップする場合に選択してください。また、モバイルデータ通信をオフにして、大量消費を避けます。
この手順で、各デバイスそれぞれバックアップ時の画質の変更ができます。
また、画質を「保存容量の節約」に変更することで空き容量を増やすことができます。
保存容量が不足していると、アップロードサイズを変更できない可能性がありますので、ストレージ管理ツールを使用して確認、ストレージのクリーンアップをしてください。
保存容量を追加したい場合はGoogle Oneプランから購入もできます。
容量は、100GB~30TBまで、月額250円から利用可能です。
googleフォトの画質が落ちる原因は圧縮?

googleフォトの「保存容量の節約」は、2021年5月31日まで、「高画質」というサービス名で、写真や動画を容量無制限で使用可能でした。
終了に伴い、海外メディアのThe Vergeが、実際に写真や動画の画質がどの程度落ちるか疑問に思い、比較検証しています。
比較写真は、googleフォトにアップロードする前とgoogleフォトにアップロードして「保存容量の節約」に圧縮保存した写真の例です。
- データサイズ 12MB→662KBに圧縮
- 解像度 26MP→16MPに圧縮
写真での検証結果はまちまちで、圧縮前と圧縮後のものは区別がつかないものもあるとしていますが、解像度が低下すると、ノイズが目立つ部分もあることが分かりました。
フルHDの動画55MBはアップロードして圧縮すると、6MBまで圧縮されていて、全体的にぼやけて細部がはっきりせず、色の鮮明度も失われてしまいました。
動画の場合は、オリジナルと圧縮された「保存容量の節約」後では画質の劣化は否めないとコメントしています。
しかし、The Vergeは、googleフォトにアップロードして、「保存容量の節約」保存した場合の、圧縮技術の高さには、高評価しています。
加湿が落ちる原因はデータ圧縮とビットレートの低下
googleフォトの「保存容量の節約」で写真や動画を保存すると、アップロードする際にデータが圧縮されます。
この圧縮によって、写真は、コントラストや彩度が変わってしまい、画質が落ちる原因となります。
動画の場合は、ブロックノイズがのって画像が荒くなったり、字幕が消えたりするなどの異常が出てしまいます。
理由は、解像度の変換だけでなくビットレートも下がるからです。
ビットレートとは、1秒間のデータ量のことで、基本的にビットレートが高いほど画質が良くなります。ただ、写真はぱっと見ではよく分からない程度の劣化です。
私は、取りためた写真でカレンダーを作ろうと思い、googleフォトの保存写真から選んで、A4とA3サイズにプリントしました。
「保存容量の節約」で圧縮された写真でしたが、A4サイズではそれほど画質は落ちませんでした。
ただ、A3サイズに引き延ばした写真には、ノイズがところどころ入っていて、使えませんでした。
仕事用やプロの作品は、オリジナルとの違いがあると、「保存容量の節約」からの転用は難しい、と言われてしまいますね。
アルバムやデータ保存などの用途であったり、多少の劣化であれば気にしないという人は、googleフォトの「保存容量の節約」でどんどん圧縮してください。
またきれいに残しておきたい大切な写真や動画は、「元の画質」で保存することをおすすめします。
まとめ

- googleフォトの「保存容量の節約」でバックアップ保存すると、オリジナルデータが失われる
- googleフォトで写真や動画の画質を良くするには、「元の画質」でバックアップ保存
- googleフォトの画質を良くするには、動画や写真を保存する時の設定で決まる
- 「元の画質」は解像度やデータを変更しないでそのままを維持してアップロード、保存
- 「保存容量の節約」は写真の画質が16MP(メガピクセル)まで縮小
- 「保存容量の節約」は動画の画質が解像度を1080P(ピクセル)まで縮小
- 各デバイスから「元の画質」を「保存容量の節約」に変更する方法
- 各デバイスからアップロードサイズの変更方法
- 「保存容量の節約」で写真や動画を保存するとデータが圧縮され、画質が劣化する
- 海外メディアの劣化度合い検証
突然スマホやパソコンが壊れたりしても、バックアップを取っていたら、大切な写真や動画は消えたりせず安心ですよね。
そして、必ずバックアップ時には「元の画像」で保存設定してください。
スマホやタブレットのストレージ容量が不足してきたら、googleフォトにアップロードして、デバイスからは削除して空き容量を増やす管理ができておすすめですよ。
googleフォトを含め、iPhoneの使い方は未知の世界ですよね。まだまだ知られていない使い方が秘められています。
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