SEGA社の「UFOキャッチャー」をはじめとした、ゲームセンター内のクレーンゲームでは、推しキャラのちびぐるみ、大きなぬいぐるみなど、景品の種類が幅広いです。
クレーンゲームでしか手に入らない景品を、持ち前の技やコツを駆使して、自分の腕や実力でゲットするのが楽しいんですよね♪
しかし、ゲームセンターも簡単にゲットさせてはくれません。アームの形、角度、つかむ力などは、すべて店員さんが一台ずつ設定しています。
クレーンゲームでぬいぐるみを取るコツは、アーム2本の使い方にかかっています。軽い方をアーム2本でつかみ、何度もつまみ寄せて受取口へ持って行くのです。
アーム2本を使ったコツは、もちろん三本爪でも応用できますよ!
クレーンゲームでぬいぐるみを取るコツはアーム2本を使う
アームの力が弱ければすぐ落下しますし、落下位置が受取口よりも遠くなると、修正の手間が増えてさらにお金を投入しなければなりません。
少しでも効率よくゲットしたいなら、「スライド」の技を使います。一発ゲットは狙わず、2本のアームを何度も胴体の下へ入れていきます。
クレーンの位置をうまく狙えれば、胴体の下へアームがすべり込み、ぬいぐるみが受取口へ移動します。
受取口のシールドを超えるまで胴体を何度もつかんでは動かします。胴体がシールドを超えたら、最後にすべてのアームで頭をわしづかみにして、受取口へ入れるのです。
この方法は、「クレーンが受取口へ戻ろうとする原理」をうまく利用した方法ともいえます。
プレイヤーがクレーンの位置を決めておろした後は、クレーンは持ちあがり、必ず受取口へ戻ります。
このとき景品がアームに引っかかっていると、アームが元の場所へ戻っていくと同時に景品も受取口へ近づくのです。
アームでガッチリつかんで一発ゲットは難しいですが、仮にアームからぬいぐるみが途中で落ちてもほんのすこし受取口から近い場所へ移動しているため、次の一手が狙いやすくなるのです!
クレーンゲームでぬいぐるみを取るコツは重心にあり!
クレーンゲームで一番簡単な景品は、形が定まっていない「ぬいぐるみ」です。大小さまざまですし、寝そべり、座り、マスコット型など、種類が多いほど取り方も多種多様です。
そしてぬいぐるみの場合は、頭が重くて大きいものが多いです。大きな頭をワシつかみにして移動させた方がカッコよく見えますが、途中で落下するリスクも高いです。
ぬいぐるみの場合は、だいたい「頭」が重く、首から下の「胴体」が軽いです。そのため、「真ん中(中心)」よりも、「軽いところ(重心とは反対のところ)」を狙ってつかみます。
頭の重みにアームパワーが耐えられなければつかめてもすぐに落下しますが、アームが元の位置に戻ろうとする反動で軽い胴体が少し景品口へ移動します。
そのため、途中で落下したとしても次の一手が考えやすくなるのです。
逆に、頭をつかんでもその重みですぐ落下しやすいですし、大して位置は変わりません。そのため、一手分のお金を損してしまうのです。
もしぬいぐるみの3分の一以上が受取口にうまく乗れば、「ムーンサルト」という技が使えます。反対側をアームで持ち上げて、そのままくるっと宙返りさせて受取口に落とせるのですよ。
頭が重いと「頭をワシづかみにしよう!」とカッコつけたいところですが、あえて軽い胴体をアームでつかんだほうが、ゲット率も上がりますよ。
アームが時計回りに動く性質を利用して、コロコロ転がす
小さめのぬいぐるみで、受取口が手前全面に広がっていれば、アームでコロコロ転がして落とすこともできます。その場合は、左側のアームで右へくいっと寄せるように動かしていきます。
ぬいぐるみの重い頭が手前に、胴体が奥にあるとします。この場合、奥側の胴体をつかむと、重い頭を支点にして胴体が手前側にくるっと回転します。
アームは基本回転しませんが、ちょっと揺れる時には時計回りに少しだけ動きます。そのため、アームにぬいぐるみが引っかかっていればぬいぐるみも時計回りへ転がるのです。
これを何回も繰り返して徐々に手前へ移動させ、最後には受取口へコロンを落とします。重い頭に手こずらず、楽ちんにゲットできますよ。
アームパワーに頼って一度で取ろうとしない
アームでぬいぐるみをつかめても、すぐに落ちちゃうよ!
もっとアームの力が強ければ一発でゲットできるのに~~。
実はぬいぐるみを取る時の鉄則って、「アームでつかむ」のではなく、「アームを使って受取口まで移動させる」なのです。そのため、何度も動かして有利な位置へ移動させます。
なぜなら、クレーンゲームのほとんどは「確率機」で、常にアームパワー(アームが景品をつかむ力)が弱いのです。そのため、一発で持ち上げて受取口まで移動させるのは難しいです。
「確率機」の設定では、一定の金額が投入されたときにアームパワーが一時的に強くなりますが、そのタイミング以外ではアームパワーが弱いままなのです。
このアームパワーは、「持ち上げるとき」と「クレーンが受取口に移動するとき」に働きます。
持ち上げるときはしっかり抱えるのですが、受取口に移動するときはアームの力がゆるくなってしまうのです。そのため、シールドを超える前に落ちてしまうのですね。
「何円くらい投入すればアームパワーが強くなるか」という確率は、店員さんの手作業により設定されています。一台ずつ異なるため、プレイヤーの私たちは予想ができないのですね。
設定金額は、だいたい3,000~5,000円です。アームの力でぬいぐるみをゲットしたいならお金を入れ続ければ、いつかアームパワーが強くなり、途中で落ちにくくなります。
あえて軽い方をちょこまか動かしていれば、自分が取りやすい位置へ動かせるのですよ。
爪先やアーム、台の状態によっては挑戦しない
動かす前には、「アームが狙ったところに下ろせるかどうか」「アームの爪先が景品を支えきれるか」も確認するといいです。
見るべき部分は、「爪の状態」「アームの肘幅」「景品の補充量」です。場合によっては、1回挑戦してムリそうなら諦めるべきです。
まずは爪が真っすぐになっているか、シリコンゴムが付いているか、をチェックします。
爪先がしっかり曲がっていて、アームが閉じているときに爪先も閉じていれば、アームの力が景品にかかりやすいです
シリコンゴムは「三本爪なのに2本しかついていない」なんてこともありますが、1か所でもあればかなり有利です。
爪が曲がっていなくてまっすぐの状態、なおかつシリコンゴムもついていなければ、仮にぬいぐるみを持ち上げられたとしてもうまく引っかかれず、するんと落ちてしまいます。
またクレーンゲームは、実際にアームが開いたときにアームの肘幅よりもツメの位置が広がらないように設計されています。
そのため、アームが開いていない状態の肘幅よりもぬいぐるみが大きければ、アームがぬいぐるみをうまく抱えられないかもしれません。「ムリかも」と思ったら避けたほうがいいですね。
ただし、ごくまれにアームが半開きに設定されている台もあります。誰かが先にチャレンジしていたら、アームの開き具合をチェックしてみましょう。
またこれは最近知ったのですが、台の後ろにぬいぐるみが少なくなっていれば「何人か挑戦してゲットできている!」という指標でもあります。
ぬいぐるみがパンパンに詰まっていれば、店員さんが補充して間もないのか、ゲットした人が少ないのか、のどちらかです。
私だったら、他の人が挑戦しているところを様子見しますね。クレーンゲームが上手いひとはたくさんいるので、コツやテクニックも盗めます。
ただ、「難しい台だから諦めたほうがいい」と頭では思っても、かわいいものやレアな景品を目の前にすると、その魅力に負けて100円玉を入れてしまうものです。
私の過去の話で、友人がクレーンゲームでキャラクターのポーチに一目ぼれしてしまい、挑戦していたことがあります。
しかし何度挑戦しても取れず、どんどん所持金が足りなくなり、ついには私に「お金貸して~。」と涙目で訴えられました…。その結果、3,000円以上つぎ込んでようやくゲットできました。
クレーンゲームに没頭する友人を見つめながら、「もう諦めなよ。」と心の中で何回つぶやいたことか(笑)
でも、当時のポーチは私から見ても可愛かったです。そのため、クレーンゲームの景品って魅力が高いし、周りが止めても、お金を借りてでもゲットしたくなるものなのでしょうね。
それでも取れないときは店員さんに相談してみる
もしどうしても取れないときは、店員さんに声をかけてみましょう。
店員さんに相談すれば、取り方のコツを教えてくれたり、ぬいぐるみを取りやすい位置に置いてくれたり、接客してくれます。
店員さんの対応は、お店によります。店員さんがよく巡回しているお店や、気さくな店員さんがいれば、「取れそうですか?」と店員さんから声をかけてくれます。
もし、陰ながら店員さんが見てくれていたら、「さっきから数千円も入れてくれているし…サービスしちゃいます♪」と取りやすい位置へ移動してくれるかもしれませんよ。
私の弟もUFOキャッチャーが好きなのですが、困ったときには「変な位置に行っちゃいました…。ここからどうやったらいいと思いますか?」などとよく店員さんに相談しています。
先ほどお話しした私の友人も、2000円くらいつぎ込んだ時点で店員さんに声をかければよかったですね(笑)
ただ、「その位置からでも取れますよ!」と動かしてくれない店員さんもいれば、そもそも店員さんの存在がほとんど見えず声をかけられないお店も見かけます。
特にゲームセンターの店員さんは、気さくでフレンドリーな方が多いです。恥ずかしがらずに気軽に声をかけて仲良くなっておきましょう♪
三本爪のクレーンゲームでぬいぐるみを取るコツは?
近年のクレーンゲームでは、三本爪の台も増えてきましたよね。アームが針金のように細くて、回転しながら移動する「デカクレ」もあり、私は勝手に「ハリガネアーム」と呼んでいます(笑)
ぬいぐるみをつかむときには、受取口へアームを少し寄せます。アーム中央でぬいぐるみをつかむのではなく、3本中1本のアームだけをぬいぐるみに沿わせてそのままつかみます。
すると、実際にアームがつかんだときにはぬいぐるみがアーム中央へ引き寄せられます。クレーンゲームの台全体から見ると、少しだけぬいぐるみが受取口に近づくのです。
また、デカクレの場合は「回転」の原理を利用すればゲットしやすいです!
軽い胴体部分を2本アームでつかみますが、もしスキマがあれば1本だけアームを差します。(なぜ3本すべて使わないのかは後ほど説明します。)
実はデカクレって、景品をつかむ前に移動するときは時計回りに、景品をつかんで元の位置に戻るときには反時計回りに、回転しながら移動します。
デカクレが受取口へ戻っていくとき、ぬいぐるみの頭が重いと途中で落ちそうになるためハラハラしますよね。
しかしここで反時計回りにアームが回ると遠心力が働くため、そのままデカクレが頭を受取口へ投げてくれるのです。まるでハンマー投げのようですね。
アームを全部使わなくても1~2本でつかめればOK
三本爪アームには、針金のような「デカクレ」だけではなく、通常アームの三本爪バージョンもあります。
デカクレほど細くはないため「二本爪よりもガッチリつかめそう」と思いがちですが、確率機の設定があります。アームパワーが弱かったり、移動中に落としたりする点は二本爪と同じです。
確率機の設定に頼らず自分の力でゲットするなら、「軽いところを持つ」ことです。そして三本爪の場合は「3本すべてを使おうとしない」もポイントです。
3本アームでガッチリつかむのではなく、うち1~2本でぬいぐるみをつかみます。すべてのアームを使わないため、「(一部の)アームを捨てる」と説明する人もいます。
「1本のアームでつかむ」って、どういうこと?
厳密にいえば「アーム1本でつかむ」ではないのですが、小さなスキマや輪っかがあればそこに1本だけ差し込み、そのまま持ち上げて景品口の近く(または景品口)へ移動できますよ。
ぬいぐるみの脇や服などに小さなスキマがあれば、アーム1本だけで持ち上げられます。「ぶっ刺し」という技で、スキマを狙ってアームを差し込みます。
私も実際にゲットしている様子をたくさん見てきましたが、脇や服だけでなく、帽子やカバン、しっぽなど、小さなスキマはたくさんありましたよ。
そして、タグや小さな輪っかが付いていれば「タグひっかけ」も有効です。
ぬいぐるみに引っかけられそうな部分があれば、フィーバータイムみたいなもんですね♪
また、受取口がコーナー(隅っこ)ではなく手前全面にあり、奥から手前にぬいぐるみを動かす場合でしたら、二本爪の時と同様「スライド」の技が使えます。
例えば、受取口が手前全面にあり、ぬいぐるみも手前を向いているとします。このとき、アーム2本を手前の胴体に、残り1本は奥の頭へ入れます。
このとき、2本のアームがぬいぐるみの胴体へグッと入り込みます。このとき奥側のアーム1本は頭を手前に押してくれるため、手前の受取口へ近づきます。
そして胴体の下にすべり込んだ2本のアームも受取口へ戻ろうとするため、より手前へ移動します。
つまり、アーム2本でぬいぐるみを動かし、残り1本が補助をしてくれるわけです!
アーム3本でガッチリつかもうとするよりも、動かしたいところと補助でアームを使い分けると、いざ失敗しても変な方向へ落ちにくいですよ。
場合によっては頭をつかむのもアリ
せっかく三本も爪があるなら、頭が重くてもそのままつかんだ方が安定しそうだけど。
確かに三本爪だったら、首の両側に2本、頭頂部に1本アームを入れて「3点ポイント」で持ち上げられますね。1か所でも爪が引っかかるところをみつけられたら、さらに安定します。
確率機のアームパワーがちょうど強くなったタイミング、または下降制限がかかっていない台でしたら、可能だと思います。
クレーンゲームの台によっては、下降制限が設定されています。アームが頭の下までおりなければ、頭をつかむどころか爪でひっかいた程度でビクともしないのです。
また、爪の角度がまっすぐだったり、シリコンが付いていなかったり、爪の状態によっては持ち上げても途中ですべり落ちてしまいます。
何度か動かしてみて、ツメの状態が万全で下降制限もなければ、挑戦してみてもいいですね。
まとめ
- クレーンゲームでぬいぐるみを取るコツは、2本のアームを胴体の下にすべらせること
- 頭などの重い部分よりも、胴体のようにぬいぐるみの軽い部分をアーム2本でつまむと、受取口に近づきやすい
- アームパワーは弱く設定されていることがほとんどなため、一発で持ち上げて取ろうとしない
- 三本爪の場合もコツは同じで、アーム2本を胴体にすべらせて、もう1本は奥側へ入れる
- 三本爪のデカクレの場合、コツは胴体をアームでつかんで回転を利用して、受取口へ放り投げる
- タグや紐、引っかけられる部分があれば「タグひっかけ」「ぶっ刺し」が使える
- アームの位置、爪の状態、開き具合なども観察する
- どうしても取れないときは、取れる金額まで待つか、店員さんに相談する
クレーンゲームの中でも、大きいぬいぐるみは取りやすいとは言われます。ただ、位置をうまく移動させないと無駄なお金を費やしてしまいます。
むやみにアームでつかむのではなく、「どの位置に動かすのか」などと戦略を練っていけば、効率よくぬいぐるみを動かせられます。
また、どうしても取れない場合は潔く身を引くのもアリです。
投入したお金は戻ってきませんが、確率機の設定が変わる翌日以降に日を改めて、再チャレンジしましょう♪
また、取りすぎてしまったぬいぐるみはフリマアプリなどで取引もできます。
もしぬいぐるみに金属部品がついていたら、生地を傷めないようにプチプチで包んであげてくださいね。詳しくはこちらにまとめています。
ぬいぐるみの梱包でプチプチはどんな時に使う?発送についても解説!
もしぬいぐるみを上手にゲット出来たら、かわいがってあげると同時にメンテナンスをしてあげましょう。
ぬいぐるみを日頃たくさん抱きしめているなら、人間から出るタンパク汚れでぬいぐるみも汚れてしまいます。
人間から出るタンパク汚れに特化した洗剤と、頭が重いぬいぐるみでもすっぽり収まるくらいの大きさで可愛いバケツとセット商品を見つけました!
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