運動神経の良し悪しが露骨に見えてくる高校生になると、「今からでも運動神経って良くすることってできるの?」という疑問を持つことがありますよね。
体育の授業や体育祭、部活動が憂鬱なものになると学校に行くのも嫌になってしまいますよね。
運動神経は高校生でも、大人になってからでも、いつからでも良くする方法はあります!
頭で考えられる年齢になったからこそ、どう体を動かせば良いのか分析できます。
幼い頃から体を動かしてきた、運動神経が良い人に負けず、上手い人の真似をして今から運動神経を良くしましょう!
運動ができるようになり、体を動かすことが楽しいと思えるようになると、憂鬱な気持ちも晴れて、前向きな気持ちになれます。
これから、あなたの背中を押せるように高校生からでも運動神経を良くするコツをご紹介します。
運動神経を良くする方法は高校生からでも始められる!
高校生からでも努力次第で運動神経は良くする方法はあります!
ポイントは「反復練習」と「長期的な努力」です。
運動神経が良い人は、「どうすればすぐに上手くなるか」をほぼ無意識で考え、また、自分の体をイメージ通りにスムーズに動かすことができる人、だとされています。
「すぐに上手くなる方法」として、上手い人を観察し、ほぼ無意識で「どうやって動いているのか、上手い理由はなにか」を考え、そのまねをしているんですね。
そのため、「自分は運動神経が良くない」と思っている人も、「どうすればできるのか、なぜ上手いのか」を考えてそのまねをすれば、その一歩踏み出せることになるんです。
しかし、考えることができても、実際に体を動かせないですよね。そのため、今からでも運動神経を良くするポイントは「反復練習」と「努力」なんです。
また、長期的に取り組むことで忘れにくくなり、自然と行うことができるようになります。具体的なポイントは以下です。
- 考えて体を動かす
- 時間と回数で何度も反復練習
- ビデオで客観的に見る
- イメトレする
- 体を柔らかく脱力させる
- 目標や目的を明確にする
幼い頃から体を動かす環境がないと、体をどう動かすと自分の思い通りに動くのかが分からず、運動神経が良くないんだ・・と思ってしまいます。
自分の体の動かし方に慣れていないと、どうすればいいのか分からないですよね。
何も考えずに真似しようとしてもうまくできないため、運動神経が悪いんだ、と思ってしまいます。
だからこそ、「どうすればこの動きができるのか」を上手い人を何度も見て分析して、真似をする、長期的な努力が大切です。
そして何より「正しい方法で反復練習」をする努力が必要です。
間違った方法で練習を繰り返してしまうと、間違った動きで体が覚えてしまい、とてももったいないです。
だから運動神経が良くないと思っている人は、まず正しい方法で反復練習を重ねて、自分の体の動かし方に慣れることと長期的に取り組む努力、この2点が大切です。
反復練習と努力をして運動神経が良くなった実体験!
私自身、運動神経が良くないことで、体育の授業が憂鬱で、体育祭も苦手な人だったんです。
しかし、とにかく基礎を何度も繰り返して練習することに時間をかけてくださる顧問の先生と出会って運動への苦手意識が薄れました。
一番、感謝している点は、基礎を固めるために何度もボール出しに付き合ってくださったことです。
基本をとにかく反復することで、体に染み込ませることができたんです。
ある程度、基礎が身に付いたら応用に移りますが、応用練習をやっている最中に、基本フォームが崩れてうまく行かなくなった際には、また基本練習に戻って練習を繰り返しさせてくださいました。
これは「とにかく基本!応用は基本がしっかりしているからできるんだ!」というのを実感させてくれた経験です。
また、動画を撮ってくれて、「自分のフォームのどこが良くないのか」や「どうすればうまい人の真似ができるのか」を私たちに考えさせてくれたんです。
うまい人のフォームと見比べて「こうすればできるかも!」と自分で考えて実践することで、次練習する際に、一層フォームを意識することが出来ました。
基本が上手くできるようになると、もっと頑張ろうと努力を惜しまなくなるんですね。
部活動中以外の時間でも頭の中でイメトレをして「こう打てば、きっとこういうサーブが打てる!」などと自分の体の動きと連動させて考えることができるようになっていました。
これは、反復練習をしたからこそ出来るようになったことです。
繰り返しの練習と基本練習ばかりでも諦めない努力をした甲斐あって、中学生の頃一度も選ばれなかった団体戦メンバーですが、高校生では団体メンバーの常連になりました。
そして、最後の引退試合でも勝って最後の試合を終えることが出来ました。
この実体験からも、基礎の反復練習と長期的な努力の大切さを学びました。
「基礎練習ばかりでつまらない!」となってしまう日もあるかと思います。
しかし、基本を体に染み込ませることで、応用に活かせる体作りと考え方が出来るんです。
基本を曖昧にして努力しないままだと、運動神経にコンプレックスを持ち続けることになってしまいます。
運動神経が良くなりたい気持ちで、なにか運動やスポーツに取り組んでいるあなたは、諦めずに基礎練習に励み、うまい人のいいところを自分のものにしちゃいましょう!
長期間にはなりますが、反復練習と諦めない努力を続けた後には、「運動神経を良くすることができた!」と思える日が来ると思いますよ。
幼少期から体を動かすといいとされる理由
幼少期は運動神経がもっとも発達する時期で、体づくりするのに適しているからです。
幼少期は、神経系の発達が盛んな時期なんです。この時期はゴールデンエイジとも呼ばれます。
大まかに3歳〜14歳ごろまでが発達が盛んな時期なので、この期間に体を動かしていると中高生になった頃に、自分の体のコントールがうまくいくようになります。
まず前提として、運動神経を良くする基本的な動作はこちらの3点です。
- 体のバランスをとる動き(立つ、回る、起きるなど)
- 体を移動する動き(跳ねる、歩く、走るなど)
- ものを操作する動作(運ぶ、持つ、支えるなど)
これらの基本動作が幼い頃から身についていると、「自分の体を自分のイメージ通りに動かすことができる力」がスムーズに身につくんです。
5〜8歳の頃には基本動作3点を遊びや日常生活に楽しいものとして取り入れると運動神経を養うことに繋がります。
たくさん歩いて、走って運動量を高めていきましょう。
また、9〜12歳頃にはより全身の筋肉が発達しているので基本動作を組み合わせて動かすことができるようになってきます。
ジャンプして着陸したり、鉄棒で前回りしたり、より複雑な動きを取り入れて遊ぶことで基本動作の感覚を身につけることができます。
このゴールデンエイジという期間に体を動かすことに慣れていると、ほぼ無意識に「これを上手くするにはどうすれば良いんだろう」と考えられます。
自分の体をどう動かすとどのような動きになるかを自分で自然と考えられるんですね。
しかし、高校生になった今からでも、ゴールデンエイジにアドバンテージを持っている人に負けない「努力」があれば、運動神経を良くする可能性は大いにあります!
運動神経を良くする方法は大人にも有効!
ここまで高校生、幼少期の運動神経に関わる方法や理由をご紹介してきましたが、大人になってからでも運動神経を良くすることができる可能性を諦めないでください!
コーディネーショントレーニングというものがあり、大人が運動神経を良くするために効果的なんです!
コーディネーショントレーニングとは、体を操作する力(神経系)を鍛える運動です。
コーディネーション能力とは、目や耳から入った情報を素早く処理して、脳から筋肉へ伝える神経の働きを言います。これは自分の体をコントロールする力ですね!
これは日常生活の中でも自然と働いている能力です。この力をより伸ばすことで、運動の際に素早く「どう動くか」を認識できるようになるんです。
コーディネーション能力は以下の7点に分類されます。
- リズム能力・・・リズムを作ったり、タイミングを掴む能力
- バランス能力・・・身体のバランスをとって、維持する能力
- 変換能力・・・状況に応じて体の動きを切り替える能力
- 反応能力・・・音や合図に素早く正確に反応する能力
- 連結能力・・・タイミングよくスムーズに体を動かす能力
- 定位能力・・・ものと自分自身の距離感を図って位置関係を把握する能力
- 識別能力・・・道具や手足を正確に扱う能力
イメージしやすいリズム能力やバランス能力から日常生活の中に取り入れていくと良いです。
体を自分のイメージ通りに動かすことができるようになれば、運動神経が良くなったと言えます。
コーディネーショントレーニングをした時のメリットとしては以下が挙げられます。
- 転倒などの危機予測、回避能力の向上
- 脊椎の動きがしなやかになることで肩こり軽減
- 怪我が重症化しにくくなる
最も簡単なのは、「電車の吊り革を持たずに立つ」がおすすめです。バランス感覚を養うことに繋がります。
また、「ジョギングをするときに一定のリズムではなく、所々早めに歩いてみる」などの日常生活の動きでから取り入れていきましょう!
そして、お子さんがいる方にはキャッチボールがおすすめです。
キャッチボールは先ほど紹介した7つの要素を全て組み合わせた動きをします。
距離感を測りながら、タイミングよくボールを相手の投げることで定位やリズム能力を使っていますよね。
正しいフォームで投げるためにバランス能力も鍛えられます。
相手からのボールを受ける際にも、反応能力や素早く動作を切り替える変換能力も関わってきます。
子供の頃からキャッチボールをしていると運動神経の向上に繋がるこれらの基本能力が鍛えられ、体の動かし方がわかる子供に育ちます。
大人なってからもこれらの能力を鍛えられ、運動神経を良くするきっかけになります。
お互いにメリットしかありませんのでぜひ遊びに取り入れてみてくださいね!
大人になるとより長期的な努力は大切になりますが、日常生活にちょっとした動きを取り入れることがコツです。
いつからでも運動神経は良くすることが可能です。地道に取り組んでいきましょう!
運動神経を良くするトレーニング方法!
大人になってからでも子供のうちからでも、コーディネーショントレーニングは体を動かしやすくなるので運動神経を良くするポイントです。
親子で一緒にできるトレーニングがありますので一緒にコーディネーション能力を高めて運動神経を良くしましょう!
ここでは遊び感覚で体を動かせるトレーニングをご紹介します。
- お尻歩き
- 後出しジャンケン
- マリオネット
お尻歩きは名前の通り、手をつかずにお尻だけで前に進む歩き方です。
体幹が鍛えられ、バランス能力と足の付け根を動かす力が身に付きます。
後出しジャンケンは、リーダーを決め、ジャンケンポン!のタイミングでグーチョキパーのいずれかを出します。
他の人はジャンケンポン!ポン!のタイミングで、リーダーの出したものと同じ、リーダーが出したものに勝つ・負けるを決めて繰り返し行う遊びです。
リズムに合わせて真似をしたり、勝ち負けを考えて手を動かしたりすることで、リズム能力と反応能力と連結能力が身に付きます。
マリオネットは両手と両足を別々に動かす遊びです。
まずは、手足を両方同じグーパーの動き、次は手足逆の動きにしてみるなど、動きを変えてみて繰り返してみましょう!
二拍や三拍などリズム感を変えることで難易度が上がっておすすめです。
この動きで連結能力やジャンプ力が身に付きます。
簡単に出来るストレッチは大人でも子供でも有効
特に簡単にできるトレーニングとして、またの付け根の筋肉を伸ばすストレッチがおすすめです。
足回りの筋肉をほぐすことで、体がよりスムーズに動き、運動神経を良くするきっかけになります。
体が温まっているお風呂上がりに毎日ストレッチをすることがおすすめです。
左右のどちらかの足を持つかによって微妙にやり方が異なるので2種類ご紹介します。
まずは右足の先を持った場合のストレッチ方法です。
- 右足の先を右手で掴んだまま、仰向け
- 左手を横に開いて、体全体を左に倒す
- 2の状態のまま、右膝を折り曲げる
- 膝を曲げたままさらに体を回してうつ伏せに
次に左足の先を持った場合のストレッチ方法です。
- 左足の先を右手で掴んだ状態で仰向けになり、右足を上げる
- 左足と右手で出来ている輪っかの中に右足を入れる
- 左足の先を自分の方へ引き寄せて体を左に倒す
この左右のまたの筋肉を伸ばすストレッチ・トレーニングをすることで体の動きがスムーズになります。
また、自分の胸の前で手を組んだ状態で、後ろにのけぞってみることで自分自身の背中の筋肉の柔らかさを確認することができます。
そして、自分の顔の前で両肘をつけた状態で自分の鼻の位置辺りまで肘を上げられたら背中が柔らかいことを確認することができます。
これらの確認もしながら、自分の体を柔らかく脱力させる時間を作りましょう!
全身の筋肉をほぐすことで幅広く体の動きを良くすることに繋がります。
毎日続けることで少しずつ効果が出てきますので運動神経が良くなった自分の想像して、長期的な努力を怠らず頑張っていきましょう!
まとめ
- 運動神経はいつからでも良くすることはできる!
- 高校生の頃には「反復練習」と「努力」がポイント
- 動画を撮って自分の動きを確認→分析→イメトレが有効
- 目標や目的、どうなりたいのかを明確にして取り組む
- 高校生からでも長期的な「努力」があれば幼い頃からのアドバンテージに負けずに運動神経を良くすることができる
- 大人になったらコンディショントレーニングで運動神経が良くなるきっかけに
- 簡単なストレッチで全身の筋肉をほぐすことで体の動きがスムーズになる
- 日常生活のでバランス感覚を養うことで危機回避にも役立つ
- 高校生になってからでも小さな努力を続けることで運動神経が良くなる!
大人になってからでも日常生活の中で吊り革を掴まずにバランスをとることを意識したり、ストレッチをして体をほぐしたりして、体の動きをスムーズしましょう。
運動神経はいつからでも良くすることはできるんです。私自身の実体験から自信を持ってお伝えできます!
正しい方法・基礎で反復練習をする、諦めず続ける努力、この2点を意識して取り組んでいきましょう。
諦めず続けた先に、きっとあなたも運動神経に対するコンプレックスが少しずつ薄れていくのを実感できます!
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