から穏やかで優しい女性は、男性からすると「天使」のような存在ですよね。そんな女性がいきなり般若のような表情を見せると、愛する彼女であるほど怖いです。
優しいときとのギャップが見えたら、「怖い…自分はなんてことをしてしまったんだ」と震えあがるとともに、自責の念に駆られます。
女性を怒らせたら、どんな女性でも誠意をもって謝り、自分のどこが悪かったのかを見直してください。
しかし、この怒りは今に始まったことではないかもしれません。今まで小さな怒りを溜め込み我慢していて、その怒りがたくさん溜まって爆発してしまったのです。
残念ですが、もし天使のような優しい女性があなたの彼女だったならば、一度怒らせたらもう手遅れです。
同じ過ちを二度と繰り返さないよう、優しい女性の心理を勉強しましょう。
優しい女性を怒らせたら素直に謝ること
普段は優しい女性が怒っているときは、何かガマンの限界を迎えているのかもしれません。
「このくらいのミスなら許してくれる」と甘えて接していたため、堪忍袋の緒が切れてしまったのでしょう。
たとえそれが小さなことだったとしても、相手の女性を怒らせたことには変わりありません。誠意をもって謝り、自分の行動を見直してみてください。
「怒り」というのは二次感情で、「傷ついた」「悲しい」「寂しい」「恥ずかしい思いをした」など、根本となる原因がなにかしらあるハズです。
謝るときには、女性側の言い分を聞きつつ、その原因を探ります。それがわかったら、「ごめん」の一言で済まさず、反省の気持ちをきちんと伝えましょう。
怒りが落ち着いてきたら、自分が「なぜその行動をとってしまったのか」を説明し、今後どうするのか提案してみてください。
特に相手がおっとりした優しい性格なら、ここでお互いの気持ちをすり合わせておけば、後から怒りをぶり返しにくくなりますよ。
また、もし怒らせてしまった理由がわからなければ、そっと直接聞いてみましょう。女性側が「今後も仲良くしたい」と思うのなら、理由を教えてくれますよ。
理由を聞いたら「なんでわからないの?」と火に油を注ぐかもしれません。
しかし、「その場しのぎ」「とりあえず」という気持ちで謝って、「理由もわかっていないの?」と見抜かれるよりはいいと思います。
そして、メールや電話などで謝るよりも、会って直接謝る方が誠意も見えやすいです。女性の予定に合わせて約束を取り付けましょう。
「今から会えないかな、あの時のこと謝りたいんだ。」と連絡をもらえれば、女性の私でも反省している様子がわかります。
タイミングによっては、すぐ謝らないほうがいい
もしあなたがすぐ謝ったのに怒りが収まらないなら、感情が収まるまでそっとしておきましょう。
人は怒っているときには「怒り」の熱量がとても高くなり、正常な判断ができません。感情が高ぶっているときには素直にもなれないので、謝罪を受け入れにくいものです。
特に女性は感情に左右されやすいです。一度怒らせると、なかなか冷静さを取り戻せない女性もいます。
すぐに謝っても、女性側が準備できていないと冷静に話を聞いてもらえません。
ですが、女性もずっと怒っているわけにはいかないですから、落ち着いて話を聞いてくれるタイミングが必ずあるはずです。
女性が冷静になったタイミングを見計らって、あなたから連絡を取ってあげてください。
ただし、あまりにも長い間距離を置きすぎると、相手から「放置されている」とも捉えられてしまいます。
女性から連絡が来た場合や、数日経過して怒りが落ち着いたと思われる頃に、もう一度素直に謝ってみましょう。
少し距離を置いて女性の気持ちが落ち着くのを待てば、また冷静な気持ちで話し合いができる機会は必ず来ます。
女性側から連絡が来たけど、あのときすごく怒ってたからまだ返さないほうがいいかな。
これは、せっかく女性側から「私も悪かったな」「今なら冷静に話せる」とOKサインを出しているのに、無視していることになりますよね。
もし私がこの女性側なら、「放置されている」と思い怒りが再燃するか、「もう私のこと好きじゃないのね」と不安になるかのどちらかです。
女性側からあなたに対して行動を起こした場合、必ず応じてあげてください。
反省の色が見えない謝り方はしない
女性側からすれば、今まで我慢していたことが爆発しているのです。
ヘラヘラ笑いながら謝ったり、言い訳や逆ギレをしたり、反省していないそぶりは出さないほうがいいです。
ごめんって~。
僕も悪かったからさ、そんなに怒らないでよ~(笑)
この人は素直に謝ってはいるものの、ヘラヘラ笑いながら「ごめんって~。」と冗談っぽく聞こえるため、反省の色が見えません。
女性の私としては、冗談っぽく謝られてもうれしくありません。反省している色が見えないと、「本当に反省してるの?」と疑問に思ってしまいます。
笑顔はとても大切ですが、相手を怒らせた場面でヘラヘラ笑うと、怒りの火に油を注いでしまいます。仲直りした後で、お互い笑顔になりましょう。
僕も悪かったよ。でも…、だってあのときは…。
このように言い訳が出てしまうと、あなたの印象が悪くなります。
自分の意見が通らないからと、逆ギレをしたり、女性側を責めたりするのもご法度です。
言い訳をすることで結局反省していないと思われてしまいます。まずは女性の気持ちを受け止めて冷静になった後で、傷つけないように自分の考えを素直に話しましょう。
(うわーめっちゃ怒ってる、でもなんて返したらいいんだ?言葉が出てこないよー。)
このように、何を言えばよいかわからず無言になってしまう場合も危険です。
一見、女性のことを受け止めて理解しているようには見えます。しかし女性からすると「なぜ無言なの?何か言ってよ!」と思われています。
あなたが黙っていると、女性は「無視されている」と勘違いしてしまいます。そのため、「ちょっと、何とか言ってよ!」と、逆に怒りがヒートアップしてしまいます。
そんな時は、「自分の考えがまとまっていない」「余計なことを言ってさらに傷つけたくない」のように、言葉が出てこない理由を伝えましょう。
不満があったとしても他人にグチらない!
距離を置いている間や、謝って仲直りした後などは他の人に会う機会もありますよね。その時は、女性側の落ち度を他の人に話さないほうがいいです。
聞いてよ!
確かに自分も悪かったけど、これは怒らせた相手にも反省してほしい!
友人に話すと、その場では共感してくれるかもしれません。
しかしその友人が他の人にしゃべってしまったり、他の人に会話を聞かれてしまったりなどにより、そのグチ話が女性側の耳に入ると大変です。
その内容によっては、さすがに優しい私でも「そんな風に思っていたんだ!あの時許すんじゃなかった!」と、さらなる怒りがふつふつ湧いてきて、余計話がこじれてしまいます。
SNSの鍵付きや他人が知らないアカウントに吐き出す人もいますが、どこで誰が見ているかわからないため、おすすめしません。
優しい女性だと思われる人はただ本音を言えないだけ?
周りから「優しそう」「温厚そう」と思われている女性は、感情コントロールが苦手です。その代わりガマン強くて不満の許容量が大きいため、ちょっとしたことでは怒りません。
そのため、本音では「嫌だ」と思っていることでも素直に言えず、心の中に溜めこんでしまうのです。
その場で不満があったとしても、周囲の空気を読んだり、うまく言葉にできなかったり、その場で不満を口にできないのです。そしてその不満は心に溜まります。
しかし表面上、ニコニコしていて「許している」と言っても、心の中では「怒りや不満をガマンしている」のです。それが何回も何十回も続くと、不満ゲージがどんどん溜まっていきます。
不満ゲージが満タンにきたとき、また新たな不満が溜まると、不満が限界突破を迎えます。風船に針を刺して爆発するかのように、今まで優しかった女性が突然怒り出すのです。
逆に、短気な性格で優しそうに見えない女性なら、不満の許容量が小さく、ちょっとしたことですぐ怒ります。
しかし怒るたびに不満を発散させているため、感情表現が豊かで怒りのコントロールも上手です。その場で不満を言ってもらえると、あなたも悪いところにすぐ気づきますよね。
ちなみに、この不満をどこまで耐えられるかは、個人差があります。
「女性の怒りはポイントカード」とも言われるくらいですが、10ポイントで満タンの人もいれば、1000ポイントで満タンの人もいるのです。
小さな約束事を破ってしまった、小さないざこざが生じたときでも許してくれる女性ほど、ポイントの満タンゲージは大きいのです。
ただし、満タンになって怒りがあらわになったとき、「優しかったとき」の状態とはイメージがまるで違います。そのため、「優しい人ほど起こると怖い」とも言われます。
私も普段は穏やかで気は長い方です。しかしあるとき、酔った勢いで粗相をしてきた年上男性がいました。
悪いことをしたのに笑っているので、イラっとしましたね。その翌日に会った時、ドスを効かせた声で説教しておきました。
相手からすればめちゃめちゃ怖かったと思います(笑)でもそのあとからは普通に接しているので、なんのわだかまりもありません。
普段から怒らない女性ほど「優しい」と勘違いされやすい
特に繊細な女性は、つらい状況でも笑ってごまかしてしまいがちです。そのため、周りの人からは「優しい女性だ」と勘違いされやすいです。
繊細な女性は、自分から本音が言えなくても、親しい友人や知人が気付いて手を差し伸べてもらえることで、なんとか気持ちをセーブできています。
あなたが「あの女性は優しいから、何でも許してくれる」などと勘違いしたままだと、小さな不満に気づきにくくなってしまいます。
そしていきなり爆発したときには、ただビックリすることしかできないのです。
あなたが「優しい」と思っていた女性は、普段は確かに優しいかもしれません。
しかし真の姿は、感情を表に出すのが苦手な女性で、自分の心に怒りを引っ込めて耐え抜いていただけだったのです。そのため、「何でも許してくれる人」と勘違いされやすいのです。
その都度相手に怒らない理由は、自分が疲れるから
え~、あのとき嫌だったの?じゃあその場で言ってよ!
女性側からすれば、「毎回怒っていたら疲れる、それなら自分で我慢していた方がラクだ。」というのが本音です。
怒りをその都度あらわにしていると、精神力を使います。自律神経が乱れて、疲れやすくなったりすぐ眠くなったり、体調に異変が出ます。
毎日のように怒っていると、自律神経が乱れて疲れてが取れにくくなります。
そのため、自分で怒りを抑え込んでガマンしたほうが楽だと思い、嫌なことをされても不満をすぐ言わなかったのです。
また、どんな不満であれ女性側としては「この人も成長すればきっと直る」と、あなたの将来に対して期待をしています。だからその都度怒らなかった、というパターンもあります。
女性は、男性に対して「誠実であってほしい」「嘘をつかないでほしい」「他の女性にあまり目を向けないでほしい」など、心の底で理想と期待を持ち合わせているのです。
でも、いくら時がたっても変わらないあなたに対してうんざりして、限界が来てしまったのですね。
これ以上ストレスを与えないためにも、天使のように優しい女性を怒らせたら、どんな期待をかけてもらっていたのか振り返ってみましょう。
優しい彼女を怒らせたなら、すでに愛想を尽かしている?
あなたからすれば、今まで何をしてもニコニコ優しい女性がいきなり怒り出したように見えるかもしれません。
しかし、一度女性の不満が爆発して怒らせたら、ほとんどの場合は取り返しがつきません。
カップルの場合は、女性側を怒らせたらその時点で愛想をつかし、そのまま女性からお別れを切り出しています。
女性は洞察力が高く、物事の本質を見抜きやすいです。普段から積み重なる小さな不満から、「自分は本当に愛されているの?」と疑問に思っていきます。
実は、お付き合いしている男性の中には「彼女そのものが好き」というよりも、「”彼女持ち”な自分が好き」だという人もいます。
そのような心の小さなすれ違いを見抜き、怒らせた時点で「私じゃなくてもいいんだ」と失望してお別れしてしまうパターンもあります。
これは、恋多き女性にもよくある「恋している自分が好き」という感覚に似ていますね。しかし、この状態は本人では気づきません。
よくある例は、「非モテだったあなたに彼女ができた後、その彼女があなたの元から去っていくとき、強く執着してしまう」パターンです。
今「彼女持ち」というステータスを持っているのに、それを失ってしまい、またいつ彼女ができるかわからないことに恐れを抱く人もいるようです。
もしお別れを切り出されたら、彼女の信頼を取り戻すのは難しいです。彼女が今後明るい気持ちで過ごせるよう、潔く身を引いたほうがいいですね。
彼女と本当に仲直りしたいと思ったら、怒る理由と向き合ってください。自分本位の行動で優しい彼女を振り回して無視していなかったか、行動も見直しましょう。
許してもらえたとしても悪いところは直すべし
思い返せば、優しく許されたとしても、「このままではよくない」と自分で危機感に気づくべきだったのです。
本当に彼女のことを大切に思うなら、たとえ優しく許してもらったとしても自分の悪いところを見直し、彼女との絆を深めていくべきだったのです。
何か迷惑をかけたのに「いいよいいよ~、次から気を付けてね。」とその場で優しく許されると、危機感が生まれませんよね。
そのときは、「やらかしてしまった、気を付けよう」と反省はするでしょう。しかし危機感が生まれなければ、その反省も薄くなり、また同じことを繰り返してしまいます。
また優しく許されて、それが何度も続くと「彼女に迷惑をかけている」という反省心がどんどんなくなっていきます。
そしてそのうち「迷惑をかけても許してくれる」という表面上の優しい彼女しか見えなくなり、だんだん常習化していくのです。
このままだとと、彼女から愛想をつかされるかもしれない…。
こんな素敵な彼女を手放したくない、今のうちに悪いクセを直そう!
彼女としても、「今回だけかもしれない」「きっと変わってくれる」と淡い期待を抱いています。その期待に応えられるような、大人な男性を目指してください。
もしどうしてもやり直したいなら、「復縁相談」に頼ってみましょう。きっといいアドバイスがもらえますよ。
まとめ
- 優しい女性を怒らせたときには、素直に謝り、自分の行動に悪いところがなかったかを見直す
- 女性の怒りが落ち着いてきたら、自分がその行動をとった理由を説明し、改善策を提案する
- 怒らせた理由がわからなければ、そっと聞いてみる
- 話を聞いてくれなさそうなら一時的に距離を取り、女性から連絡が来たらきちんと応じる
- 謝る時は、ヘラヘラしたり、言い訳や逆ギレをしたり、無言にならない
- 優しいと思っていた女性は、実は自分の不満や本音を素直に言えないだけかもしれない
- 普段から怒らない女性ほど、周りから「優しい」と勘違いされやすい
- 「何かあるたびに怒っていると、自分が疲れる」と知っている女性も多い
- もし相手が彼女であれば、怒らせた時点で我慢の限界に達しているため、愛想をつかしお別れを決めているかもしれない
- 自分が何か悪いことをしても優しく許してもらえたとしても、悪いところは反省して、その都度直す努力をするべき
相手が「優しく許してくれるから」といって、そこにずっと甘えていると、相手の心がどんどん離れていってしまいます。
本来ならば、気持ちが離れる前に自分で気づき行動を改めないといけないのですが、女性側からすれば、あれだけ期待して何度も許した結果なのです。
女性があなたと「やり直してもいい」と思うのなら、もう一度チャンスをくれるかもしれません。
そのときにはきちんと自分の行動と向き合い、期待に応えられる男性を目指して内面を磨けば、きっと惚れ直してくれます♪
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