「子育て中で行く時間がない」「人と話すのが苦手であまり行かない」「美容室へ行くと緊張してしまう」という理由で、セルフカットに挑戦する人は多いです。
ロングヘアは頻繁に切らなくてもいいですが、毛先を整えるなら流行にとらわれない切りっぱなしヘアがおすすめです。
でも実際にセルフカットをしようと決めても、どうやったらいいか分からなければ、切りすぎてしまったり、失敗してしまったり、後で後悔してしまうと思うと怖いですね。
セルフカットするとは決めても、せっかく伸ばしたロングヘアが失敗しておかしな姿になるのは絶対嫌ですよね。
今回は、ロングでも失敗せずに切りっぱなしにするセルフカット方法を詳しく解説していきます。
そして切りっぱなしヘアのメリット・デメリットや、アレンジ方法もまとめてみました。
セルフカットで切りっぱなしのロングに変身‼︎
切りっぱなしヘアは毛先に段がなく、ハサミでザクっと切ったようなスタイルなので、実はセルフカットする方にはとてもオススメのヘアスタイルです。
その毛先がそろっていないロングヘア、切りっぱなしカットにするだけでも、かなり印象が変わり、大胆イメチェンになりますよ。
毛先はすかず重みを残したままなのでボリューム感も失われず華やかな印象に仕上がります。
ここで動画のセルフカットの方法を簡単にまとめておきます。
- 切りたい部分のあたりをヘアゴム、もしくはクリップで留める
- 留めた部分から少し下を慎重に切っていく
- 鏡で全体のバランスを確認しながら長さを揃えていく
最後は留めていたクリップかヘアゴムを取り、クシでとかし最終確認もしましょう。
軽めのイメージの切りっぱなしが好みの方は、すきバサミを縦に入れて毛先を少し整えても良いようです。
ヘアゴムやクリップを使用し切る場所に目印を付けることで「切り過ぎてしまった」などの失敗をすることがなくなり、自分でも綺麗に揃えて切ることができます。
セルフカットで必要な便利アイテム
まずはセルフカットをするのに必要なアイテムをリストアップしておきました。
- ハサミ&すきバサミ
- ブラシとコーム
- ヘアゴム
- クリップ
- 鏡
まず、ハサミは初心者でも簡単に扱えるハサミセットがオススメです。
家庭で使っているハサミでも大丈夫ですが、何より重要なのは「切れ味」です。
切れ味の悪いハサミは切っている時に失敗してしまう原因になるので、切れ味の良いハサミを使うかハサミを研ぐなどの準備をしておきます。
次に、ブラシとコームを用意します。切る前にコームの先端が尖っている部分で髪を分ける時や切ってる途中、切り終わった後にも使うので失敗しない為の必須アイテムになります。
ブラシは全体を整える時に。コームは髪を分けるのに使用します。
そしてゴムは、髪が絡まないビニール製の細いゴムが使いやすいです。
髪を留めるためのクリップも必要ですね。ヘア用のクリップもありますが、動画にあった食品の袋を留めるクリップなど身近にあるものでも使えます。
最後に、鏡も需要です。セルフカットは皆さん鏡の前ですると思いますが、それとは別に少し大きな手かがみがあると良いかもしれません。
自分で後ろの方は確認ができないので、後方にも鏡を用意しておくと合わせ鏡のようになり、自分の後ろ髪が確認できるようになります。
切りっぱなしヘアのデメリットはこれで解決‼︎
切りっぱなしヘアのデメリットについても確認しましょう。
- 朝寝癖を治す手間がある
- ヘアアレンジがあまりない
- 髪を結わくことができない
このようなデメリットを聞くことがありますが、実はそんなに難しい問題ではありません。
寝癖直しなどヘアアイロンの力により、寝癖問題は解決できてしまいます。
今では寝る前にヘアアイロンをすることで、翌日も真っ直ぐのヘアスタイルをキープできるアイロンなんていうのもあるんです。
ヘアアレンジ法も今では様々あり、youtubeなどでもかなりの数のアレンジ法が紹介されています。
髪を結わくことができないデメリットに関しては、セルフカットは長さの調節を自分で行います。
もし「結べた方がいい!」という方は結べるギリギリラインに合わせて切るのがオススメです。
逆に、メリットについても解説します。
- 小顔効果がある
- ロングと比べると洗うのも乾かすのも楽になる
- スタイリングが簡単
- ハイトーンカラーも似合う
- ダーク色でも似合う
セミロングの切りっぱなしヘアであれば、へアアレンジの幅も広がり結ぶことも叶うので一石二鳥です。
セルフカットで切りっぱなしのセミロング編
切りっぱなしヘアは長さを問わずおしゃれに仕上げられるので、ロング、セミロング、ショートどれを取っても抜群の相性です。
セミロングの長さであれば、結ぶこともできますし、アレンジの方法も数多くあり、その上女性らしさも残せる長さなので実は男女ともに人気です。
セミロングにカットするなら、カチューシャを使って簡単にセルフカットする方法があります。
- 霧吹きなどで髪を濡らす
(髪を濡らしてまとめておくことでカットしやすくなる) - カチューシャは後頭部に向かって滑らせていく
(ここでちゃんと垂直に左右のズレがないかを確認しながら下ろしていく) - 自分の切りたい位置より少し下まで下ろし、カチューシャの淵の上部分にそって切れ味の良いハサミで切っていく
- 仕上げにはみ出している毛を、ハサミを縦に入れて切りそろえる
カチューシャを使ったセルフカットも意外と簡単そうですね。
切りっぱなしはセルフカットでも難易度が低いのでチャレンジする価値はありそうです。
セミロングはすっきりした印象になる!
セミロングは、実際にどの長さを指すのかというと、鎖骨から胸下あたりまでの長さをセミロングといいます。
ロングの人がセミロングにカットすると、とてもスッキリとしたイメージチェンジが狙えます。
そして洗う面倒、乾かす面倒もロングの時と比べるとすごく楽になります。
ヘアアレンジの方法も様々あり、飽きないのも魅力の一つですね。
失敗してしまった時は伸びるまで待たないといけない!
『「このくらいかなー」と切ったら、思ったよりも上で切ってしまい、短くなった!』このような失敗はあるあるですよね。
もし切りすぎてしまったら、髪が伸びるまで待ちましょう。
髪を伸ばす秘策は、頭皮に栄養を与えることです。栄養が届いていると髪もしっかり成長します。
頭皮に栄養を与えるとは具体的に、トリートメントやヘアパックなどもありますが、それ以外にも食生活や生活習慣も深く関わってきます。
睡眠時間をしっかりとっていなかったり、過度の飲酒や喫煙が原因で栄養が髪まで届かないことがあります。
そこで髪を伸ばすために実践する生活習慣を、公開します!
- 日々の食事をバランスよく摂取する
- 早寝早起きをする
- 飲酒や喫煙は控える
- 有酸素運動をする
- ストレスを溜めない
- 湯上りに髪に冷水をかける
- 頭皮のマッサージをする
まずは食事です。肉、魚、卵、豆類、発酵食品などの食品には髪を伸ばすのに必要な栄養が入っています。
早く髪が伸びる食品としてタンパク質・ミネラル成分・発酵食品があげられます。
食事で得た栄養は、髪や頭皮へも運ばれていきます。
ヘアトリートメントなど外からの栄養だけでは補えない部分を食事による内側からの栄養で摂取することも意識すると良いです。
また、「睡眠不足はお肌の大敵!」とよく聞きますが、実は髪にも大敵です。早寝早起きを心がけ生活リズムを整えましょう。
そして、過度の飲酒や喫煙は栄養やミネラル分を多く失うことになります。
せっかく心がけた生活を送っていてもここで大幅に失われてしまうことになるので、少し控えてみると良いです。
さらに、運動不足を解消し身体を健康に保つことで、栄養が髪や頭皮に送られやすくなります。
時間がない方でも少しの運動を生活に取り入れてみるといいかもしれません。
そして、ストレスは自律神経に悪影響を与えてしまいます。血行が悪くなり髪が退行期を早く迎えてしまう原因になります。
アロママッサージなどの工夫を生活の中で取り入れるとストレスが緩和され、自律神経が正しく働きます。
髪に冷水をかけることが、なぜ髪の成長と関係あるの?
髪は熱でキューティクルが開いたままの状態になります。お風呂を出る直後に冷水をかけることでキューティクルが閉じて保湿されます。
また頭皮が刺激され血行を良くし表面を滑らかにする効果が見られます。
最後に、マッサージではさらに血液の循環が促され、血行も良くなります。
寝る前にやれば自律神経も整えられ良質な睡眠にも繋がります。
ブラッシングもマッサージと同じ効果が得られるので、こまめにブラッシングできると、血行促進されやすいですよ。
髪はどうやって伸びてくるんだろう?
髪の毛が1日に伸びる量は0.4ミリといわれているので、1ヶ月で約4センチほどです。
頭皮の状態や生活環境によって差が出ますが、伸びるのが早い人は「1ヶ月で3センチも伸びた」なんて話も聞いたことがあります。
髪にはヘアサイクルというものがあり、髪にも1本1本成長期があります。
女性の場合は8年という成長期があり、それ以降は退行期に入ってしまうそうです。
成長期で、ある程度伸びた髪は退行期で成長のスピードが緩やかになり、髪が伸びるのも遅くなります。
お風呂でシャンプーするときに抜けてしまう髪の毛は休止期に入り抜け落ちてしまっているのです。
他に失敗した時の対策を確認しておこう
失敗しないに越したことはありませんが、他の対処法も簡単にまとめておきます。
- 部分的に切りすぎてしまった場合は、一番短くなってしまった場所に合わせて、髪をヘアゴムでブロッキングしもう一度切り直す
- 後ろ側をどうしても確認できない場合は家族や友人に相談し手伝ってもらう
- 外出するときはヘアアレンジをして失敗した部分を見えないようにする
- 早く髪の毛を伸ばす
特に、ヘアピンなどでヘアアレンジができたら、髪を切りすぎたことが周囲にバレにくいですね!
意外!キッチンクリップを使って簡単にボブカットを作る方法
また、キッチンクリップを使って切りっぱなしボブにする方法も発見しました!食材に使うクリップを使用するのはとても意外でした。
「ロングに飽きてしまった」「ここは思い切ってイメチェンしたい」と思っている方は、必見です。
おもしろそうなので、その方法を紹介します。右利きの人向けに説明するので、左利きの人は右と左を逆にしてくださいね。
- 右手で、サイドの髪と後ろの髪を分ける
- キッチンクリップを使い、自分が切りたい位置で左側の髪をはさむ
(この時、はさみ口は後ろ側にしておく)
(顔の真横にキッチンクリップが来るようにはさむ) - 切りたい位置まで、キッチンクリップを移動させる
- 右側の髪を、同じようにはさむ
(この時、はさみ口は前側にしておく)
この時のポイントは、左右のキッチンクリップは位置を合わせることです。
切りっぱなしボブにするためには、キッチンクリップを平行にしましょう。
ではいよいよカットしていきます。切る時に大切なのは、一気に切らず、少しづつ切ることです。
- 左から、縦にハサミの刃を入れるように、少しづつカットする
キッチンクリップのはさみ口を押さえて、鏡を見ながら切っていく
(長めに切ると左右の長さが合わなくなるため、ギリギリまで切る) - 右側も同じように、少しづつカットする
- 左右の長さをしっかり切り終えたら、クリップを外す
- くしで梳かして、切り残した細かい部分をカットする
- 左右の耳後ろと、もみあげ部分の長さがそろっているか確認する
ここで左右のどちらかがキッチンクリップの位置まで切れていないと、後の修正が大変です。そのため、しっかり切り終えてからキッチンクリップを外しましょう。
また、左右の長さ確認は、大きなズレがなければOKです。何度も確認しているとどんどん気になってしまい、時間がもったいないです。
それでは、いよいよ後ろの髪を切っていきます。
- 後ろを真ん中から2つに分ける
- 左後ろの髪をまとめる
(この時に、さっきカットした耳後ろの髪を入れて、切る位置のガイドにする)
(下を向いた状態で、くしを使って梳かしておく) - キッチンクリップで留めて、ガイドの位置までおろす
(はさみ口は後ろの中心にする)
(キッチンクリップは床と平行になるようにおろす) - 右後ろの髪も同様にまとめて、キッチンクリップで留める
(はさみ口は前側にする) - 合わせ鏡で、左右の位置が合っているか確認する
- はさみ口を持ちながら、少しづつカットする
- 左右を切り終えたら、キッチンクリップを取りくしで梳かす
- 後ろの髪が一部切り残されているので、下を向きながらくしで梳かす
- キッチンクリップで留めて、切りたい位置までおろす
- 内側の髪をカットする
(切り残しがないように、すべての髪をしっかり切っておく)
これで完成です!セルフカットで切りっぱなしに挑戦するのは意外に簡単そうですね。
どうしても後ろが確認できない時は家族に少し手伝ってもらうのも一つの手です。
セルフカットの切りっぱなしにバリカンを使うと時短⁈
ハサミを使ったカット方法も簡単でしたが、あまり時間をかけられない方はカチューシャとバリカンを使ったこの方法でカットすると時短になります。
カチューシャとバリカンを使ってセルフカットで切りっぱなしにする方法はこれで準備が整いましたね。
- カチューシャを後ろ髪に添わせ切りたい部分まで下ろす
- カチューシャの淵(上)にバリカンの刃がくるように当てる
- そして添えながらカットしていく
- 後ろとサイドは2回に分けてズレないようにカットする
- 表面の髪が切れたら、ハサミを使って内側の髪を切って整える
押さえておきたいポイントも見ておきましょう。
- カチューシャがずれてしまわぬよう、しっかり押さえておく
- 一度で切ってしまおうと思わず、毛先の長さを合わせていく
- サイドの髪を切るときは、上がってしまわぬように意識しながら切る
- ハサミで整える時は何度も確認しながら整えると、本当に美容室で切ったような雰囲気になる
この方法であれば、セルフカットだけではなく家族のカットも自分で出来てしまいそうです。
美容室に行く時間がなかったり、美容室に行くとどうしても緊張してしまうから嫌という方でも、これだったらお家で簡単に切りっぱなしヘアへのセルフカットがしやすくなります。
今は女性用のバリカンも販売されている!
これまでハサミでのカット方法を紹介しましたが、実はバリカンがとてもセルフカットには相性が良いのです。今は女性用のカラーで、バリカンも販売されています。
バリカンは男性が使うアイテムだと思って、普段からあまり触れることがない方も多くいると思います。
実際に私は子どもが生まれるまで一度も触ったことがありませんでした。
子どもが生まれてから散髪してあげるため、初めて「バリカンを買おう!」と思いたち家電量販売店に行って、驚きました。
見た目がピンク色で女性が使っていても違和感を感じないモデルのものから、女性が使うことを想定された機能に優れるモデルのものまで、女性用のバリカンも数多く売ってるではないですか‼︎
男性が使う物‼︎と勝手に思い込んでいたので「女の私でもバリカン使っていいんだよな」と知ることができました。
世の中にこんなに沢山の女性がバリカンを使ってセルフカットしていたのかと思ったら、もっと早く知りたかった!と後悔しました。
バリカンを使えば、ハサミで恐る恐る時間をかけて切りそろえる手間が省け時短にもなります!
周囲と差をつけるヘアアレンジのポイント
切りっぱなしヘアをアレンジするのにポイントとなるのは、いかに髪をまとめるかが重要になってきます。
短い前方の髪がまとめられなかったりと難しいこともありますよね。
そこで使えるアイテムがワックスやヘアオイルですね。
アレンジ前にヘアオイルを髪全体に馴染ませるとまとめる時に手こずる心配がありません。
そして他にもアレンジ方法がありますよ!
- ヘアアイロンやコテを使う
- 編み込みや三つ編みをする
- くるりんぱを使う
- お団子にする
まずは、ヘアアイロンやコテやを使う方法です。これも様々ありますが、毛先を外ハネにしてみたり少し内側に巻いてみたりすることで普段と違う印象を与えられます。
つぎに、前髪を三つ編みにしサイドでピンを使って留めたり、トップを編み込んで後方に持っていくとハーフアップのようなエレガンスな雰囲気も楽しめます。
くるりんぱとは、一度髪をゴムで結んだあとに、結んだ部分の上に髪束の通り道を作って結び目を上から下へぐるっと通すことです。
くるりんぱをして、毛先をピンやバレッタでおしゃれにまとめるだけでも、簡単なのに手の凝った可愛いアレンジになります。
また、切りっぱなしの髪でもお団子ヘアも楽しめますよ。
- あえてサイドの髪はゴムで結ばず、後ろ髪だけを結んでお団子を作る
- 残しておいたサイドをお団子の方へ持っていきピンで留める
- お団子の部分を少し広げピンで留めるとお団子もフワっとなり自然なお団子になる
まとめ
- ロングはセルフカットが簡単に出来る
- セルフカットはゴムとクリップがあると簡単になる
- セルフカットする時は切りっぱなしヘアを選ぶと簡単
- セルフカットで使うアイテムはそんなに多くない
- 切りっぱなしヘアはメリットが多い
- セミロングは人気がある上、セルフカットもしやすい
- もし失敗してしまっても切りっぱなしヘアであればもう一度切ることで治しがきく
- 生活習慣を規則正しくすることで髪は早く伸び、綺麗な髪が生えるようになる
- バリカンを使ってセルフカットをさらに簡単にすることができる
- 切りっぱなしヘアのアレンジ方法は様々ありアイテムを使ってアレンジを楽しむことができる
伸ばしてきたロングヘアをカットすることに最初は抵抗がある方もいるかもしれませんね。
ですが切りっぱなしという、意外にも簡単にセルフカットできるヘアを見つけ「自分にもできるかも」と少し自信が持てたと思いませんか?
ロングからイメージチェンジするのも悪くないかもしれませんよ
デメリットだと思っていことが解決され、様々なアレンジも楽しめること間違いなしです。
まずは少し長めの所から試し切りして慣れていき、自分なりのコツを掴んでいくこともアリではないでしょうか。
慣れることで自信がつき、美容室が不要になるかもしれません。
是非参考にして、セルフカットにチャレンジしてみましょう。
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