セロリと聞くと、「苦い」「調理方法が分からない」「匂いが苦手」など、あまりいいイメージを持たれにくいですよね。
私はある時お店でセロリのサラダをいただいたのですが、とっても美味しかったので、自宅でも作ってみたくなったのです。
今回は香味野菜セロリのサラダの美味しい切り方をご紹介します。
しかし、筋があって食べづらい、切り方はどう切ればいいのだろう?栄養素は?と言った疑問があると思うので、お答えしていきたいと思います。
読み終える頃には、美味しいセロリの切り方をマスターできて、絶品サラダが作れますよ!
セロリのサラダで切り方はどう変える?
セロリはとても繊維が多い野菜なので、切り方によって食感が全然違います。
まずは楽しみたい印象に合わせて、3通りのパターンを紹介します。
- 歯ごたえが欲しいとき…繊維にそって切る
- シャキシャキ感を楽しむ…輪切りにする
- セロリ独特の香りを楽しむ…そぎ切りにする
まずセロリサラダ定番でもある、千切りの切り方です。
きれいに仕上げるコツは、あらかじめ厚みを均一にすることです。するとキレイな千切りになります。
茎を5㎝幅に切り、それを今度は1、2mm幅の薄切りにします。
次に薄切りにしたものを寝かせて少しずつずらしてあげます。あとは端から1、2mm幅に切ったら出来上がりです。
次に輪切りですが、これは幅2㎝くらいの感覚で切っていきましょう。セロリならではのシャキシャキした食感を楽しめます。食べ応えがあって、食欲も抑えられそうです!
そしてそぎ切りの方法は、セロリの茎の上の方から好みの厚さに斜めに包丁を入れて、そぐようにお好みの厚さで切ります。
これはセロリ独特の香りを楽しむことができる切り方です。
切り方なら棒状やサイコロ切りもおすすめ!
サラダスティック用の切り方や、サイコロ切りも紹介しておきましょう。
サラダスティック用は、繊維にそって食べやすい棒状に切っていきます。
大根、人参、きゅうりなどと盛り合わせにして、オシャレなおつまみになります。
そしてサイコロ切りは、セロリを1㎝角に切ります。きゅうりやトマト、レタスなどとチョップドサラダにオススメです。
色んな食感が楽しくて、スプーンでパクパク食べられちゃいます。
このサラダにコブドレッシングを和えていただくのが私は一番好きです。
噛み応えがあって、セロリの苦みがアクセントになり、どんどん手が進みます!たくさん噛むので満腹中枢が刺激され、ダイエットにも効果的です。
セロリのすじは根元の途中で折るだけで取れる!
セロリを切る前には筋取りをすると、食感がもっとよくなります。
根本から1/3くらいで内側から外側に向けて折ると筋は切れずに残るので、そのまま葉っぱの方へ引っ張っていきます。これだけです。
これで面倒な筋取りはもう終わりです。スルスル取れていくので面白いですよ!
生のセロリは筋があって、取るのが面倒で私はいつも適当にピーラーで剥いて、煮込み料理に入れていました。
しかし、ピーラーで取ると筋以外の食べられるところまで取れてしまいます。
せっかくのたくさんの栄養が入ったセロリのサラダを無駄にしたくないですよね。
他にも包丁で筋を取る方法もあります。自分のやりやすい取り方で無駄なく筋を取りましょう。
セロリは太くて厚みがあるものを選ぶ!
写真のように茎が太くてハリがあるものを選びましょう。そして厚みのものがオススメです。
そして筋の凸凹がはっきり分かるものの方が新鮮です。葉っぱはツヤがあり、濃い緑色のものを選びましょう。
生で食べるサラダだから、新鮮なものがいいですよね!
セロリのサラダレシピは切り方に応じて選ぼう!
お好みに形にセロリをカット出来たら、色々な味付で美味しいサラダに変身させましょう。
- 千切り
マヨネーズと和える
ニンニク、塩、レモン汁、オリーブオイルで和える - そぎ切り
イタリアン風ソース和え
ごまマヨ和え - スティック状
みそマヨネーズ
バーニャカウダーソース
千切りなら、シンプルにニンニクと塩とレモン汁、オリーブオイルで和えていただくのがオススメです。
長細くカットされているので、セロリに味がよく絡んで美味しいです。
そぎ切りには、イタリアン風に味付けして、シーフード類といただくのもいいですね。材料やレシピはこちらです。
- バジルの葉…5~6枚
- 白ワインビネガー…大さじ1
- オリーブオイル…大さじ2
- クレイジーソルト…小さじ1/4
- 砂糖・塩…少々
バジルの葉を刻み、そのほかの材料と混ぜ合わせれば完成です
セロリ、イカやタコ、エビなど、お好みのシーフードを和えて頂きましょう。目にも楽しくオシャレなカフェで頂くようなサラダの出来上がりです。
また、マヨネーズ3:しょうゆ1、白すりごま大匙2で作った、ごまマヨ和えもオススメです。
和風テイストで美味しかったわ!
スティック状に切ると、そのまま手でパクパク食べられてお手軽で楽しいので、私は大好きでよく作っています。
ちなみにバーニャカウダーソースのレシピも紹介しておきますね。
- 牛乳…200ml
- オリーブオイル…50ml
- アンチョビ(チューブタイプ)…2~3cm
- にんにくチューブ…お好みで
この材料を全部混ぜたら完成です。このソースは色々なお野菜を美味しく食べられますので、このレシピでぜひ作ってみて下さい!
豪華なサラダお家で作れたら素敵ですね!
ちなみに、セロリを生でいただく時に冷水につけておくと、みずみずしさが増して、シャキッとした食感になり、とっても美味しいです。
ただし、長くつけて置いてしまうと香りも抜けて、カリウムなどの栄養分も逃げてしまう為、時間は短めにしましょう!
セロリはサラダにすると栄養も取りやすい!
調べてみると、セロリには、栄養素がたっぷりで、ダイエットにも効果的という事が分かりました。セロリの栄養素をまとめてみました。
- ミネラル(カリウムなど)、食物繊維、葉酸
- ビタミン(βカロテンなど)
- アピイン
セロリは、ミネラル、食物繊維、葉酸、ビタミンなどを含んでいます。
ミネラルの一部であるカリウムは、過剰に取りすぎたナトリウムを排泄してくれるので利尿作用により、むくみを解消してくれます。
葉の部分にはβ-カロテンが豊富に含まれていて、その量は茎の2倍にもあたります。
抗酸化作用で活性酸素の働きを抑え、生活習慣病の予防、眼精疲労を防ぐ効果があります。
そして、セロリの独特の香りを作っている香り成分の1種に「アピイン」という物質がありイライラを抑え、リラックスをさせるなど、ストレス解消に効果があります。
他にも、香り成分に鎮痛作用もある為、頭痛などの痛みを和らげてくれます。
また、セロリのカロリーと糖質量は低く、ダイエットに最適な野菜と言えるのです。
むくみを解消してくれて、栄養も豊富でカロリーも低いなんて最高ですよね!
まとめ
- セロリのサラダなら、代表的な切り方は「繊維にそって切る」「輪切り」「そぎ切り」
- サラダスティック状に切る方法、チョップドサラダ用にサイコロ切りする切り方もある
- セロリは、根元から1/3の部分で内側から外側に向けて折ると、簡単にすじが取れる
- セロリの切り方に応じて、合うソースも異なる
- セロリには、カリウムやβ-カロテンなどが豊富に含まれており、利尿作用や抗酸化作用が期待できる
切り方次第で、食感も匂いの出方も変わりますね!
セロリは、質がよい程甘みが強く、苦味や香りも少ないといわれています。
「どうしても匂いが苦手」という方は、ご自宅で栽培するのもいいかもしれませんね。自分で育てたセロリは格別ですよ。
体に嬉しい栄養素がたくさん含まれていて、精神的にもストレス解消など、とっても嬉しい効果のあるセロリのサラダです!みなさんも是非、作ってみて下さいね。
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