我が子が生後9ヶ月になって成長は嬉しいけど、抱っこすると暴れるの…。
お子様が生後9ヶ月となるとつかまり立ちが出来るようになるなど、さらに成長を感じますよね!
でも、お子様を抱っこする機会はまだたくさんあるのに、抱っこすると暴れてしまう…。
体重も増えてきたお子様が抱っこで暴れると、お母さんは抱っこしづらいし、疲れてしまいますよね。
私も甥っ子が抱っこを嫌がり、目潰しをお見舞いされたり、顔をつねられたり、痛い思いをしたものです…。
ただ、生後9ヶ月のお子様が抱っこで暴れるのはお子様の意思表示であり、成長の証でもあるのです!
この記事では、抱っこする際に暴れる理由や抱っこのポイントなども解説します。
お子様が暴れることなく抱っこできれば、お母さんも体力を無駄に使わず済んで、気持ちに余裕も出来ますよ!
生後9ヶ月の子どもが抱っこで暴れる理由
生後9ヶ月の子どもが抱っこを嫌がって暴れるのは何かしらの意思表示であり、成長する過程でよく見られることなのです。
生まれたばかりの頃は、音に反応して顔をその方向に向けます。
生後3ヶ月くらいになると首も座って、大人の抱っこによっていろいろな景色を見ます。
生後5~6ヶ月になると、寝返りし始め、腰をひねる動作をするようになり、方向転換ができるようになります。
生後7ヶ月くらいから手をついて座れるようになり、ずりばいやハイハイをして、好きなところへ行けるようになります。
生後9ヶ月からはつかまり立ちができ、以降は歩けるようになり、より早く自在に動けるようになります。
このように子どもは自身の成長に伴い、自分の意志で興味があるものの方向に体を向け、動けるようになります。
特に生後9ヶ月以降は動くことに関しての成長が著しいため、すぐにどこか行きますよね。
自分の興味があるものに向かっている途中で抱っこされたり、抱っこによって行動を制限されたりすると、嫌がって暴れることがあるのです。
抱っこ自体を嫌がっているというよりも、「行動を邪魔された!」と思って嫌がって暴れるっていうことね!
私の場合、甥っ子が遊んでいる途中で「ご飯だから」という理由で抱っこしたから甥っ子が暴れたのかもしれません!
抱っこして暴れることは、お子様が成長されている証拠だと知ると、嬉しい気持ちになれますね!
今やっている抱っこの仕方を見直してみよう!
お子様が抱っこを嫌がって暴れるのは、お子様が嫌がる抱っこをしていることも原因と考えられます。
先ほど申し上げたように、行動を制限されることにより抱っこを嫌がることもありますが、ほかにも嫌がる原因を取り除いてあげることも大切です。
抱っこを嫌がる原因を次の通りまとめてみました。
- 抱き方が気に入らない
- 不安定な抱っこで怖くなっている
- 抱っこをしている人が着ている衣服の感触が嫌
- 抱っこされていて暑く感じている
- いきなり抱っこされて驚いてしまった
これらの原因を取り除く方法を解説していきます!
〈抱き方が気に入らない〉
横抱きで嫌がって暴れるようであれば、縦抱きをしてみましょう。
見える景色が変わることで、嫌がらなくなることがありますよ。
また、縦抱きの方がお子様が安定しやすいので、抱っこの不安定さを解消できますよ。
友人の子どもは横抱きよりも縦抱きが好きで、縦向きに抱っこをするとご機嫌になることが良くあります!
〈不安定な抱っこで怖くなっている〉
不安定な抱っこに怖がっているお子様には抱っこ紐を使うと効果的です。
抱っこ紐を使用することで、安定し、密着感がより増すので、お子様も安心できます。
また、抱っこする大人も抱っこ紐を使うことで、体の負担を軽減できますよ。
抱っこ紐を活用すると、お子様にも大人にも良い影響があるのですね!
〈抱っこをしている人が着ている衣服の感触が嫌〉
これは抱っこしている大人が着ている衣服の感触がチクチクしていたり、ゴワゴワとしていたりすると、お子様は嫌がることがあります。
お子様の素肌はとてもデリケートなので、大人が着ている衣服の感触や、ボタンが当たっているなどで、抱っこを嫌がります。
また、大人だけでなくお子様が着ている衣服も見直してみましょうね。
〈抱っこされていて暑く感じている〉
生後9ヶ月の頃の子どもは大人と比べて体温調整が難しいので、暑がりで汗っかきです。
そのため、着ている服が分厚かったりすると、暑さを感じて抱っこを嫌がることがあります。
大人の私たちも暑いとイライラしたりするように、子どもも暑いと機嫌が悪くなりますよね。
「少し汗ばんでいいるな」と思ったら暑いのかもしれませんので、服を1枚脱がせるなど温度調整をしてあげましょう。
〈いきなり抱っこされて驚いてしまった〉
お子様の中には、いきなり抱っこされて嫌だということもあります。
大人も急に後ろから体を触られたりしたらびっくりしますよね。
そのため、お子様の視界に入るところで、「抱っこしようね~」と優しく声をかけてあげながら抱っこをしましょう。
生後9ヶ月の子どもが抱っこで反ることと病気の関係
よく反る子は脳性まひがあるかもしれないって聞いたことがあるのだけど、生後9ヶ月の子どももそうなのかしら…?
生後9ヶ月に限らず、子どもを抱き上げたときに、背筋をピーンと伸ばして、足を突っ張り、体をよじらせるように反る姿勢をすることがあります。
お子様が反る姿勢をとること自体は、脳性まひに限らず、すべての子どもに頻繁にみられる現象なので基本的に心配する必要はありません。
ただ、その反る姿勢が頻繁にみられるとなると、脳性まひや病気なんじゃないかって心配になりますよね。
脳性まひは運動するための筋肉に異常をきたす病気で、症状の1つとして赤ちゃんの意志とは別に体が反ることが挙げられます。
反る姿勢が頻繁に見られることも脳性まひを疑う1つの要素にはなりますが、脳性まひはほかにも次のような兆候が見られます。
- 母乳やミルクを上手に飲めずむせやすい
- 首がなかなか座らない
- 手足がこわばっている
そのため、反る姿勢の他にも心配な症状があれば、かかりつけの小児科医などに相談しましょう。
また、乳幼児健診の際、異常姿勢があるかどうかの検査もあります。
異常姿勢の項目に「後弓反長(こうきゅうはんちょう)」があります。後弓反張は頭が後ろに倒れて、背中が弓のように反ってしまうという異常姿勢です。
健診においても反る姿勢が項目として入っているので、反る姿勢が気になる方は、健診の時にも相談できますよ。
私たち大人はそんな海老のように反る姿勢は普段しないですし、私も我が子のこととなると、病気かもしれないと心配になるかもしれません…。
しかし、先ほども言ったように、反る姿勢は全ての子どもにみられるものですので、他におかしいと思う様子がなければ心配はいりませんよ。
抱っこして反ってしまうことと発達障害の関係
自閉症スペクトラムなどの発達障害を持つ子どもは、抱っこすると反ってしまいやすいと言われています。
理由としては感覚が敏感であることが挙げられます。
自閉症スペクトラムを持つ方の中には敏感な感覚を持っている方がいて、視覚・聴覚・触覚などのあらゆる感覚に対して敏感で、それに不快感や嫌悪感を持つことがあります。
触覚、つまり皮膚の感覚が敏感な赤ちゃんの場合、あるものに対して肌触りを不快に感じたり、触られることを嫌がったりします。
例えば、抱っこをしている大人が着ている服やボタンなどが挙げられます。
それらのものに対して嫌がったり、不快感を感じると、避けようとして反る姿勢になることがあるのです。
そのため、突然抱っこするとびっくりしてしまうので、「今から抱っこするよ~触れるよ~」と穏やかに声をかけながら抱っこすると良いですよ。
ただ、「発達障害である」という診断となるのは少し遅く、およそ2歳以降でサインが出始めるといわれています。
生後9ヶ月頃で自閉症かどうかの判断は難しいので「反ってしまうのは自閉症だから?」と疑って過剰に不安になるのは避けましょうね。
もしどうしても気になるようであれば、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
生後9ヶ月の子どもを抱っこで寝かしつける以外の方法
寝かしつけようと抱っこすると暴れるのよね…。
抱っこしなくても寝かしつけられるかしら?
寝かしつけの際、抱っこで寝かしつけようとしても暴れてしまったり、生後9ヶ月の大きくなったお子様をずっと抱っこしていると疲れてしまいます。
また、「今まで寝かしつけの時は暴れることはなかったのに、急に暴れるようになった」という悩みもよく聞かれますよね。
その場合、添い寝など抱っこしない方法で寝かしつけるとすんなり寝てくれることがあります!
今までは抱っこをして寝かしつけていたと思いますが、お子様が成長するにつれて眠りの入り方が変わってくることがあります。
暴れることで、違う寝かしつけをしてほしいと訴えているのかもしれませんね。
そこで、抱っこ以外の方法で寝かしつける方法を次の通りにまとめてみました!
- 包むように抱きながら添い寝する
- 子どもをラッコのように抱いて寝てみる
- 胸や背中を手や指でトントンしてあげる
- 眉間や鼻筋など顔を優しくなぞってあげる
- おだやかな声で絵本の読み聞かせをしてみる
- オルゴールや自然の音など音楽を流してみる
- 寝る時間だと教えるために寝たふりをしてみる
生後9ヶ月になると、体も自由に動かせるようになり、自分のしたい姿勢をとるようになります。
そのため、体の成長という観点からみると、抱っこをしていない状態でも自分で寝ることが可能なのです。
色々な方法を試してみて、お子様に効果的な抱っこ以外の寝かしつけ方法を見つけてみましょう!
抱っこせずにお子様が寝てくれたらお母さんも心身が楽になりますよね!
子どもを包むように抱いて添い寝をしてみる
お子様を抱き上げず、一緒に寝ころんでお子様を抱きながら添い寝をしてみましょう。
お子様は、抱っこのように大人の体温を感じることができるので、落ち着いて寝ることがあります。
また、手や足などを握ってあげることでスキンシップにもなり、お子様は安心できますよ。
包むように抱いて添い寝すると、お子様も大人も幸せな気分になりますね!
子どもをお腹にのせてラッコ抱きにする
大人の胸やおなかに、うつぶせになったお子様の顔を乗せてみましょう。
お子様は大人の胸やおなかの上にいると、大人の心音が聞こえて落ち着くことができ、眠くなってきますよ。
ただ、うつぶせの状態になりますので、お子様が寝た後は体から下ろしてあげて、仰向けや横向きの姿勢にしましょう。
胸や背中を優しくリズムよく叩いてあげる
お子様が寝ころがっている状態やもたれかかっている状態で、胸や背中を手で優しくゆっくりリズムよくトントンと叩いてあげましょう。
そうするとお子様はリズムのいいトントンで、心地よくなって眠くなることがあります。
おすすめはお子様の胸に手をあてて、人差し指と中指で優しくトントンとしてあげると、手は常に触れている状態でありながら、トントンできるので安心しますよ。
眉間や鼻筋など顔を優しくなぞってみる
お子様が仰向けの状態であれば、寝かしつけの際に眉間から鼻にかけて指でスーッとなぞってみましょう。
特に眉間は神経が集まっている場所なので、眉間から鼻にかけてなぞると、落ち着いて、トロンと眠たそうな表情になりますよ。
タオルを垂らすようにして優しく撫でると、よりソフトタッチになって心地良くなるみたいですよ!
おだやかな声で絵本の読み聞かせをしてみる
生後9ヶ月となると、そろそろ絵本に興味を持ち始めている頃ではないでしょうか。
絵本の読み聞かせは物語を理解させるというよりも、お子様とコミュニケーションをとるという意識で、ゆっくり読んであげましょう。
また、明るい場所で読んだり、悲しくて怖い内容の本を読んだりするのは避けましょう。
お子様の目が冴えたり、絵本の内容に引っ張られてストレスを感じることがあるからです。
ゆっくり落ち着いた大人の声を聞かせるイメージで絵本を読んであげると、リラックスして眠りますよ!
オルゴールや自然の音など音楽を流してみる
オルゴールや川・海のBGMを流している環境で寝かしつけをするのもおすすめです。
オルゴールの音や自然の音って大人でもリラックスできますよね。
今だと「赤ちゃんが寝る音楽」と検索すると動画でもオルゴールの音楽などが出てきますよ。
音楽でお子様がリラックスできる環境を作りながら、絵本を読み聞かせするなど、ほかの方法を組み合わせることで、より寝かしつけが楽になりますよ。
寝る時間だと教えるために寝たふりをしてみる
寝たふりは私の甥っ子や友人の子どもに意外と一定の効果があった方法です。
寝かしつけの最初から寝たふりをしてしまうとあまり効果はないのですが、絵本の読み聞かせや胸や背中をトントンした後に寝たふりをするのです。
寝たふりをした後、薄く目を開けて子どもを確認すると、ごそごそと動いたり、私の顔をいじったりしていますが、しばらくするといつのまにか気持ちよさそうに寝ていますよ。
大人が「今から寝る時間だよ」と寝る様子を見せることで、「今から寝る時間なんだ」と刷り込んであげる効果があるようです。
ただし、この方法は寝かしつけている大人も一緒に寝てしまう可能性があるので、寝かしつけの後に何か用事がある場合は注意しましょうね。
まとめ
- 生後9ヶ月の子どもが抱っこで暴れるのは成長の過程でよく見られることである
- 姿勢や不安定さを怖がっていることもあるため、抱っこの仕方を見直すことで暴れることなく抱っこできることもある
- 触れている衣服の感触を嫌がっている
- 抱っこされることで暑がっている
- 急に抱っこされることで驚いてしまった
- 抱っこで反る原因は色々な理由が考えられるため、脳性まひや自閉症スペクトラムを疑うには時期尚早である
- 生後9ヶ月では成長に伴い、眠りの入眠の仕方が変わり、違う寝かしつけをしてほしいと訴えるために暴れることがある
- 子どもに安心感や落ち着き、心地よさを与えてあげると抱っこせず寝かしつけられる
- 親の様子を見ているため、寝たふりをすることで寝る時間だと認識させることもできる
生後9ヶ月となると、体の成長をとても感じられる時期でもあるので、抱っこをして暴れると大人は少し負担にもなりますよね。
我が子を抱っこができる時間は限られていますから、抱っこできる時間も大切にしたいものですし、それが負担になるのも良くないですよね。
「抱っこして暴れるほど大きくなったんだな」とポジティブにとらえると、お子様を抱っこできる残りの時間を楽しめますよ!
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