ルンバの中でも比較的安価な600シリーズ、またはそれ以下の製品は、メインブラシが毛状になっていますよね。この部分に髪の毛が絡みついたら、厄介ですよね。
私はルンバではないものの、小さいころ掃除機のブラシに髪の毛がたくさん絡みついて「取れない~、キィーッ!」と発狂している母を思い出しました。
ルンバのメインブラシに絡みついた髪の毛の取り方は、なんとハサミで細かく切るだけです。
「えっ、それだけ!?」と拍子抜けしてしまいますね。タイムスリップして、あの頃の母にこの取り方を教えてあげたいです。
また、800シリーズ以降のブラシにも溜まった髪の毛の取り方、そしてルンバが髪の毛を吸い込んでくれず床に残る理由も解説します。
チョキチョキと髪の毛を取り除いて内部をキレイにできれば、ルンバも喜んで、元気に部屋中を駆け回ってくれますよ♪
ただし、メインブラシにぎゅっと髪の毛が巻き付いてしまうと、取り除いても髪の毛の後がブラシに残ってしまいます。そんなときは、諦めてブラシ交換をしましょう。
ルンバのブラシに絡まった髪の毛には取り方がある!
600シリーズのルンバは、毛タイプの「メインブラシ」、ゴム製の「フレキシブルブラシ」が組み合わさっています。
この毛タイプの「メインブラシ」にぐるぐると髪の毛が絡まってしまい、取りにくくなっちゃうんですよね。髪を1本1本解くような取り方ではもっと絡まってイライラしますよね。
絡まってしまった髪の毛は、ハサミで切ってしまいましょう!メインブラシの毛とプラスチックの間に見える髪の毛を、チョキチョキ切っていきます。
長い髪の毛を細かく切ることで、絡まりもほどけますよ。
また、ペットの毛をブラシでなでるようにメインブラシを歯ブラシでとかしていくと、細かく切り刻まれた髪の毛が歯ブラシにくっつきます。髪の毛だけでなく、ホコリも一緒に取れます。
キャップを外して軸に絡まった髪の毛も取る!
ブラシを2本外したら、キャップの内部に入り込んだ髪の毛も取りましょう。
私、今までは「キャップ部分は外さないもの」だと思っていました。でもこれが実際に外してみると、意外に細い髪の毛が溜まっているんですよ。
ブラシが回らなくなったのでしたら、このキャップ部分に溜まった髪の毛を取り除けば、元に戻りますよ。
800シリーズ以上はブラシの端に髪の毛が溜まる!
先ほどの「ブラシのキャップ内に髪の毛が溜まっている」というお話は、ルンバ600シリーズに限らず、800シリーズ以降も同様です。
ルンバ800・900シリーズは「AeroForceエクストラクター」、e5以上のシリーズは「デュアルアクションブラシ」の、ゴム製ブラシが使われています。
ゴム製ブラシには一見髪の毛が絡まっていないように見えますが、ブラシの端に髪の毛やホコリが溜まっていきます。
フレームを開けてゴム製ブラシを取り外し、端のキャップを外して髪の毛やホコリを取り除きます。反対の四角形や六角形の軸部分にも溜まっていれば、取りましょう。
ゴム製ブラシって、なかなかスタイリッシュで革新的ですよね。しかし「見えないから」こそ、こまめなお手入れをしてあげると、ルンバも長持ちしますよ。
エッジクリーニングブラシもハサミで切り取る!
そして、この取り方は「メインブラシ」だけでなく、「エッジクリーニングブラシ」に絡まった髪の毛やホコリにも使えます!ここも、手で取れなければハサミを使いましょう。
エッジクリーニングブラシは、高速回転してルンバ内部の「ダストボックス」へゴミを掻き入れます。
このブラシがなくなってしまったら、ゴミを掻き入れる能力が失われるため、ルンバのお掃除性能も落ちます。
細かい部分までお手入れできると、部品一つ一つも長持ちできるため、余計な出費もかからなくなりますよ。
前輪に詰まった髪の毛の取り方もある!
ルンバの裏側には、前輪が1つついています。この回転軸に髪の毛やホコリが詰まると、車輪がスムーズに回らなくなってしまうのです。
この場合は、車輪を外せば詰まった髪の毛やホコリも取れます。車輪の外し方を説明しますね。
- 前輪を真上に引っ張り、取り外す
- 車輪を、親指でぐっと外側に向けて押し出す
あとは髪の毛やホコリの詰まりを取り外し、逆の手順で戻すだけです。すこーんと簡単に外せるため、「こんな簡単でいいの?」と逆にびっくりしちゃいますよ(笑)
ルンバが髪の毛を吸わずに残る理由は静電気!?
ルンバが通ったあとなのに、細かい髪の毛が残ると残念な気持ちになりますよね。
ルンバ自体は安くないので、私だったら「奮発して買ったのに、こんなもんなの?」って思ってしまいます。
特に髪の毛は、静電気によりフローリングの床に張り付きやすいです。そのため、ルンバが頑張って吸い込もうとしても静電気が勝ってしまい、床に髪の毛が残るのですね。
静電気が発生しにくい部屋を作っておくと、髪の毛が床に残りにくくなりますよ。静電気が発生する原因は「乾燥」なので、部屋を加湿しておくのがいいですね。
壁や家具の端っこはゴミが残りやすい
ルンバは、ローラーの幅が狭いです。ローラーの幅分は吸い込めますが、ローラーが通らない左右数cmの部分はどうしても残るのです。
エッジクリーンブラシは、ぶっちゃけ床表面をなでているだけにも見えます。そのため、エッジクリーンブラシが通った場所だったとしても、「チリ1つ落ちていない状態」とはなりにくいのです。
そして、ルンバの進行方向は右と決まっています。そのため、ルンバではゴミを取り切れない場所がどうしても残ってしまうんですね。
部屋の明るさやフローリングの色も重要!
また、ルンバの機種によっては、カメラで部屋の形状を確認します。
ルンバが走行するとき、部屋が明るいと見渡しやすいため走行もスムーズです。
しかし部屋が暗いと障害物も見えにくくなってしまうため、動きも鈍くなり、いつもの吸い込み機能も発揮しにくくなってしまいます。
また、フローリングの床が暗めだとセンサーが誤作動を起こしてしまいます。室内が明るくても「ちょっと暗いかな?」と認識するのですね。
あなたも、部屋が真っ暗の状態でトイレに行こうとしたら、目の前に何があるか探り探りになってしまいますよね。あなたのルンバもきっと同じ状態なのです。
ルンバが走行するときは、遮光カーテンを開けて日差しを入れましょう。遠くまで見渡せると、「いぇーい♪」とルンバも元気に部屋中を駆け回ってくれますよ。
ルンバで髪の毛が絡まるのは600シリーズだけ!
ルンバの口コミは、「髪の毛が絡まりやすい」「お手入れが大変」といったようなネガティブな話が多いです。しかし、それは古い製品の話です。
髪の毛やホコリが絡まるルンバは、毛ブラシが使われている「600シリーズ(エントリーモデル)」だけです!
800と900シリーズはすでに公式販売されていないため、次に購入するなら「e5シリーズ」以上のアルファベット型番がおすすめです。
先ほど私は、「600シリーズはブラシが毛タイプ、800シリーズ以降・e5シリーズ以降はゴム製」と説明しましたよね。
600シリーズを購入した方からは、「メインブラシに髪の毛やホコリが絡まる」という声がとっても多いんです。
そんな口コミが後を絶たないと、購入を検討するあなたからすれば「後々のお手入れが面倒なのかな」と思ってしまいますよね。私も、「わざわざルンバじゃなくてもいいかな」って思っちゃいます。
しかし、e5シリーズ以降や800・900シリーズに使われているゴム製ブラシは、「髪の毛がブラシに絡まる」というお悩みに答えたブラシです。
長い髪の毛でも、ブラシにほとんど絡まずダストボックス内へ吸い込まれます。
また、600シリーズのルンバは週1回(ペットがいれば週2回)のお手入れが推奨されています。
それに対して、800・900シリーズやe5シリーズ以上の製品はお手入れの頻度が月1回(ペットがいれば月2回)を目安としています。
「なんだか毎週ルンバのお手入れをしている気がする…。」と思うと面倒に感じますが、月1回なら面倒にも感じにくいですよね。
e5シリーズのルンバが、安価な600シリーズと同じくらいの価格で販売されていたら、ラッキーですね!
ちなみに、e5シリーズの難点は、ブラシの毛部分がないため掻き出し効果がなく吸引口も小さいところです。
そのため、「カーペットのやふすまなど、溝に入り込んだ細かいゴミが吸い取りにくい」という人もいますね。
まとめ
- ルンバのメインブラシに巻き付いた髪の毛やホコリは、「ハサミで細かく切る」という簡単な取り方がある
- ブラシの端についているキャップも外して、髪の毛やホコリの固まりも取っておく
- 800シリーズ以上・e5シリーズ以上のゴム製ブラシは、外から見えなくてもブラシの端に髪の毛やホコリが溜まっている
- 前輪に詰まった髪の毛やホコリの取り方もある
- ルンバが髪の毛を吸いきれず床に残る原因は、静電気で髪の毛と床がくっつきやすくなっているため
- 壁や家具の端っこはルンバのブラシや吸い込み口が通りにくいため、髪の毛やホコリが残ることもある
- 部屋が暗い、または床が暗いとルンバが本領発揮をしにくい
- 髪の毛やホコリが絡まるシリーズは、現在販売されている型番なら600シリーズのみ
ルンバが自分の代わりにお掃除をしてくれると、普段掃除機をかける時間も短縮されるため、時間に余裕が生まれますよね。
600シリーズは確かにお手入れ頻度も多くて面倒に感じます。自分で動き回ってくれるため、ルンバがだんだんペットのようにかわいく思えてきますよね。
簡単な取り方で、「いつもありがとう」の気持ちを込めて髪の毛を取ってあげましょう。また明日から元気にお掃除してくれますね!
ブラシが元通りにならなかったとしても、交換用の部品がありますよ。予備でそろえておけば、ハサミで切りすぎちゃったとしても安心ですね。
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