
パソコンのオンライン上で会話すると、声が小さいってよく言われるな…。
マイクがおかしい?
オンライン上でのコミュニケーションや音声録音に欠かせないマイクが不調だと困りますよね。
Windows使用時によくあるのですが、マイクの音量レベルが勝手に変わることがあります。
音声が大きかったり、小さかったりすると、聞いている方は聞き取りづらいですよね。
音声が聞き取りづらいと指摘があれば、その場で対処できるようにしたいものです。
マイクの音量レベルが勝手に変わる時は、設定変更で解決する場合が多いですよ。
また、マイク音量レベルが適切か確認する方法もまとめましたので、参考にしてみてください。
設定変更により、マイクの音量レベルが勝手に変わる問題が解決できれば、チャットや音声録音などがスムーズに行えますね!
マイク音量レベルが勝手に変わる時の対処法!

マイクの音声が小さい、または大きいと指摘があった時、スムーズに対処したいですよね。
マイクの音量レベルが勝手に変わる問題を解決するために、5つの対処法をまとめました。
- マイクケーブルの接触不良を起こしていないか確認
- 音量の自動調節機能を無効に設定する
- アプリによる音量の制御を無効に設定する
- Google chromeのマイク音量調節機能を無効化する
- ヘッドセットの音量調節部分を確認する
私もビデオ会議やオンライン研修に参加する機会があります。
その時に、時々声が大きくなったり、小さくなったりと、音声が聞き取りづらく、気持ち悪いなと思った経験がありました。
しかし、5つの対処法を実践すれば、マイクの音量レベルが勝手に変わる問題は解決する場合が多いので、参考にしてみてください。
マイクのケーブルが接触不良を起こしていないか確認
「マイクが不調かもしれない!」となれば、まずマイク自体に問題が生じているか確認しましょう。
マイクを有線でつないでいる場合、マイクとパソコンをつなぐケーブルが何らかの接触不良を起こしている場合があります。
接触不良があると、音量調節機能が働いて、マイクの音量が一気に小さくなる、または大きくなるということがあるようです。
マイクのケーブルに破損などがないか確認してみましょう。
音量の自動調節機能を無効に設定する
マイクの音量レベルが勝手に変わることはWindowsを使用している場合によく見られます。
もしかしたら、あなたが使っているWindowsが、自動で音量調節する設定になっているかもしれません。
その場合、Windowsのサウンド設定から音量自動調節機能をオフにし、無効化しましょう。
音量自動調節機能を無効化する方法は、Windows10とWindows11で少し異なりますので、それぞれまとめました。
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定を開く」をクリックする
- 設定画面が表示されたら、スクロールした下の方にある「サウンドコントロールパネル」をクリックする
- サウンドの画面が開いたら「通信」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 音量自動調整に関する項目のうち「何もしない」にチェックを入れる
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定」をクリックする
- 「システム>サウンド」の画面が表示されたら、スクロールした下の方にある「サウンドの詳細設定」をクリックする
- サウンドの画面が開いたら「通信」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 音量自動調整に関する項目のうち「何もしない」にチェックを入れる
この操作は「マイクの音以外を拾ったとき、マイク音量をどれくらい下げるか」という設定をオフにしています。
ただ、音量の自動調整がされないため、大きな音を拾うとそのまま聞こえてしまうので注意しましょう。
音量自動調整機能をオフにして音声が安定すると、相手は音声を聞き取りやすくなりますね!
アプリによる音量の制御を無効に設定する
音楽ストリーミングアプリを起動している場合などにみられるのですが、音楽はちゃんと再生されるのに、それ以外のアプリやウェブページ音声が聴こえないことがあります。
その場合、サウンド設定から「排他モード」をオフにすることで解決します。
排他モードとは、起動しているアプリ以外のアプリを排除する状態をいいます。
音楽再生の場合、音楽ストリーミングアプリの排他モードを起動すると、使用しているパソコンのスピーカーがそのアプリに独占されてしまいます。
そのため、ほかのアプリからスピーカーへのアクセスが許可されず、音声出力ができなくなったり、音量が勝手に変わったりすることがあります。
その問題を解決するために、排他モードをオフにして音声出力を正常にできるようにしましょう。
排他モードをオフにする方法を、Windows10とWindows11でそれぞれまとめました。
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定を開く」をクリックする
- 設定画面が表示されたら、スクロールした下の方にある「サウンドコントロールパネル」をクリックする
- サウンドの画面が開いたら「再生」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 「再生」タブのうち、チェックマークがついているサウンドのデバイス(スピーカーなど)を選択し、右下の「プロパティ」をクリック
- プロパティ画面のうち「詳細」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 「排他モード」の「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外し、解除する
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定」をクリックする
- 「システム>サウンド」の画面が表示されたら、スクロールした下の方にある「サウンドの詳細設定」をクリックする
- サウンドの画面が開いたら「再生」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 「再生」タブのうち、チェックマークがついているサウンドのデバイス(スピーカーなど)を選択し、右下の「プロパティ」をクリック
- プロパティ画面のうち「詳細」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 「排他モード」の「アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外し、解除する
排他モードは起動することで、音質が良くなるメリットがあります。
ただ、それ以外のアプリ音声が聞こえない、音量が調整できないとなると困ってしまいますね。
私は音楽をパソコンから聴くことはないので、この方法を知ってから早速排他モードをオフにしてみました!
自動音量調節機能オフの時と途中までは同じ手順ですので、ついでに設定しておくとスムーズですよ!
Google chromeのマイク音量調節機能を無効化する
Windows10のサウンド設定から自動音量調節機能を無効にしても、マイク音量レベルが勝手に変わることがあります。
この場合は、Google chromeのマイク音量調節機能を無効にする拡張機能をインストールしてみましょう。
Zoomなど、ブラウザベースのオンラインツール使用時に見られるそうなのですが、Google chromeのマイク音量レベル自動調節機能が働いていることがあります。
「Disable Automatic Gain Control」という拡張機能をインストールすることで、マイク音量調節機能を無効にできますよ。
chromeの拡張機能とは、webブラウザに機能を追加したり、強化したりするプログラムのことで、必要に応じてインストールができます。
chrome拡張機能のインストール方法は、次の通りです。
- chromeウェブストアのページを開く
- 左上の検索窓に「Disable Automatic Gain Control」を入力し、検索する
- 検索をかけて、「Disable Automatic Gain Control」がヒットしたらクリックする
- 「chromeに追加」という青色の表示をクリックし、インストールする
chromeの拡張機能は音声に関するものだけでなく、たくさん種類がありますので、機会があれば色々見てみてください。
職場や学校にあるパソコンの場合、拡張機能のインストールや使用が制限される場合がありますので、注意しましょう。
また、Google chromeのシークレットウインドウ状態では、拡張機能のインストールや使用が基本的にできないことも覚えておきましょうね。
ヘッドセットの音量調節部分を確認する
音声を入力する側である話し手にマイクなど問題がないとなると、音声を出力する側である聞き手に問題があるかもしれません。
ヘッドセットを使用している方に見られるのですが、音量調節コントロールが意図せず変わっていることがあります。
つけ外しの際、ヘッドセット耳部分の音量調節部分に触れてしまい、音量調節が変わり、聞こえてくる音声が小さい、または大きいという現象が起きてしまいます。
「相手の音声出力に問題があるかもしれない」と思ったら、「ヘッドセットやイヤフォンの音量調節とかは問題なさそうですか…?」と控えめに聞いてみましょう。
マイク音量レベルが適正かどうか確かめよう


自分が話している声をマイクがちゃんと拾っているか知る方法はあるの?
マイクの音量レベルを調整しても、相手に聞こえる声が小さすぎる、または大きすぎると困りますよね。
これはマイクテストを行うことで、自分が話す音声が適正に入力できているかを確認できます。
マイクテストを行う手順はWindows10とWindows11で少し違いますので、それぞれ解説していきますね。
Windows10とWindows11のマイクテスト操作手順をそれぞれ以下に示します。
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定を開く」をクリックする
- 「サウンド」の画面が表示されたら「マイクのテスト」という表示があるのを確認する
- マイクに向かって話しかけ、マイクのテストに表示されているインジケーターの振り幅が適正か確認する。
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定」をクリックする
- 「システム>サウンド」の画面が表示されたら、「マイク」をクリックする
- 「システム>サウンド>プロパティ」の画面が表示されたら、「テストの開始」をクリックする
- マイクに向かって話しかけ、マイクのテストに表示されているインジケーターの振り幅が適正か確認する。
画面上のインジケーターが、どれくらいの振り幅があるかで、音声入力が適正にされているか確認できます。
音声入力が適正かどうかは以下の通りで確認できます。
インジケーター振り幅の状態 | |
適正な音声入力である | インジケーターが最大まで振り切れず、範囲内で動く |
過度な音声入力である | インジケーターが最大まで振り切ってしまう |
過小な音声入力である | インジケーターがほとんど動かない |
普通の声で話しているのに、インジケーターの表示が最大まで振り切っている、またはほとんど動かないのであれば、適正な音声入力ができていないということです。
また、マイクの音声が大きすぎると「音割れ」が発生し、自分の声にノイズ(雑音や電気信号の乱れ)が入り、深刻な場合だと音声が聞き取れないこともあります。
マイクテストが適正でない場合、マイクの音量レベルを上げたり下げたり、調整しましょう。
私もマイクテストをしてみましたが、インジケーターが振り切れることなく、ちゃんと範囲内で動いていたので、音声はマイクを通して適切に拾っていると分かりました。
オンライン上の会議などが始まる前に、マイクテストを行い、マイクの音量レベルを調整すれば「音声が聴こえません!」と指摘されずに済みますね!
マイク音量レベル設定とあわせてマイクブーストも!

Windowsのパソコンで、マイクの音量レベルは最大にしているのに、声が小さい、声が聞き取りづらいといった現象が起こることがあります。
その際は、マイク音量レベル設定にある「マイクブースト」を調整し設定すると、マイクの感度が良くなり、聞き取りやすい音声になります。
マイクブーストは音声入力レベルを増幅させ、より多くの音を拾うことができます。
マイクブーストの設定についてもWindows10・11それぞれ次の通りまとめました。
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンド」をクリックする
- 「サウンド」の画面が表示されたら、「録音」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 「録音」タブの「マイク」を右クリックし、「プロパティ」をクリックする
- 「マイクのプロパティ」という画面が表示されたら、「マイクブースト」のバーをスライドさせ、調整する
- デスクトップ画面右下にある「スピーカー」のマークを右クリックする
- 表示されているもののうち「サウンドの設定」をクリックする
- 「システム>サウンド」の画面が表示されたら、スクロールした下の方にある「サウンドの詳細設定」をクリックする
- サウンドの画面が開いたら「録音」と表示のあるタブをクリックし、切り替える
- 「録音」タブの使用しているマイクを選択し、「プロパティ」をクリックする
- 「プロパティ」の画面が表示されたら、「レベル」と表示のあるタブをクリックする
- 「マイクブースト」のバーをスライドさせ、調整する
マイクブーストは増幅させると周囲の不必要な音まで拾ってしまうなどのデメリットもありますので、設定する際は慎重に行いましょう。
また、マイクブーストに関する詳しい内容は、以下の記事にもありますので、ぜひチェックしてみてください。
マイクのゲイン調節ならwindowsパソコンではマイクブーストで代用!
マイクの感度が上がり、聞き取りやすい音声になると、オンライン上でのコミュニケーションもより円滑になります!
まとめ

- マイクの音量レベルが勝手に変わる際の対処法は5つある
- マイク音量レベルが勝手に変わるなら、まずはマイクのケーブルに接触不良がないか確認する
- マイク音量レベルが勝手に変わる場合、自動音量調節機能を無効にする方法を試す
- 「排他モード」をオフにすると、アプリによって音量が勝手に変わるという問題はなくなる
- Google chromeの音量調整機能が働いている場合は、拡張機能をインストールする
- 音量の異常な大きさは話し手ではなく、聞き手に問題がある場合も考える
- マイクテストを行うことで、音声が適正に入力できているか確認できる
- マイクブーストの設定をすることで、聞き取りやすい音声になる
マイクの不調は突然起こるものですし、ご紹介した対処法も試してみないと、その方法で合っているかが分かりません。
試してみて改善されたら、オンライン上での会話や音声録音が中断するということは避けられますね。
また、あなたがマイクの音量レベルが勝手に変わる問題の解決方法を知っていれば、自分だけではなく、ほかの人にも教えてあげられます。
もし、オンライン上で音声が小さい、または大きいと言われて困っている人に、その場で教えてあげたら、感謝されること間違いなしです!
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