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看護師が大学院へ通うのは働きながらでも可能!履修制度を活用しよう

お役立ち
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あなたが看護師として働く中で「キャリアアップのため、専門看護師になりたい」と思うことありますよね。

専門看護師になるためには「看護系大学院の修士課程修了者」であることが1つの条件です。

しかし、忙しく働きながら、大学院で研究なんて時間や体力のことを考えると「両立できるのか?」と思ってしまいます。

逆に、大学院へ行くため、仕事を辞めると、ブランクが空く、収入ないなどの不安を抱えてしまいます。

大学院によっては、看護師として働きながら学べるという環境が整っており、仕事と勉強の両立が可能です。

この記事では、看護師が働きながら学べる大学院が、どのような履修制度を取り入れているかなどを中心に解説していきます。

働きながら大学院へ通えれば、今まで積み上げてきたキャリアを諦めず、キャリアアップができますよ!

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看護師が大学院へ行くのは働きながらでも可能!

看護師としてキャリアアップするためにも看護系の大学院へ通い、修士・博士取得を目指している方は少なくありません。

特定の分野において、専門性の高い看護師である専門看護師(CNS)になるためには「看護系大学院修士課程修了者であること」が認定条件としてあります。

キャリアアップしたいけど「大学院での勉強と看護師の仕事を両立するのは、なかなか難しいんじゃないか」と思いますよね。

しかし、大学院によっては、看護師として働きながら学べる環境を整えているところがあり、その環境を上手く活用すれば、学びながら働けます。

実例で言うと、日本赤十字看護大学は、ホームページに「働きながら大学院に行こう」とあるように、大学院は積極的に社会人を受け入れています。

日本赤十字看護大学では、働きながら学ぶ社会人をサポートするために、以下のような多様な履修形態を整えていますよ。

  • 社会人・集中履修
    1年次:休職し、講義を中心に履修
    2年次:復職し、研究指導を受ける
    (※国際保健助産学専攻コースを除く)
  • 社会人就労継続履修
    休職することなく、大学院にて講義と研究指導を受ける
    (※国際保健助産学専攻コース・看護学専攻実践コースを除く)
  • 社会人長期履修
    標準年限(2年)を超えて、3年間で講義や研究指導を受ける
    ただし、授業料は2年と同額
    (※国際保健助産学専攻コースを除く)

休職するといった履修形態を活用する場合は、勤務先への相談が不可欠になりますね。

また、本来2年である期間を3年で履修する長期履修は授業料が同額なので、働く社会人にとって時間的にも金銭的にも助かります。

しかし、上記の表にもあるように、働きながら通うとなると、選択できる専攻や領域が限られます。

そのため、行きたいと思う大学院があれば、「働きながら大学院に通いたい」ということを大学院や研究室の教授に必ず相談しましょう。

 
 

ご自身の勤務状況で大学院での勉強が可能かをすり合わせることはとっても重要です。

仕事の知り合いで、看護師ではありませんが、働きながら教育系の大学院へ通っている方がいます。

その知り合いは仕事終わりに大学院へ通っている日もあれば、退勤後すぐに違う場所でオンラインミーティングツールを使って講義を受けるなどしていました。

「仕事終わりに大学院へ行っていて疲れるだろうな」と思いましたが、それを感じさせないくらい普段は淡々と涼しい顔で仕事をしています。

本人は「職場と大学院双方の配慮があるから通えています。」と仰っていたので、大学院に通う上で、各方面への相談を密にしていたんだと思います。

大学院の学ぶ環境や履修制度を上手く活用し、できるなら職場にも理解を得られれば、在職中でも通えるということですね!

特例で夜間に授業や研究が認められる場合もある

働きながらだと、どうしても時間的に授業を受けられないといった事例もありますよね。

大学院によっては、在職したまま就学できる道を開くため、特例で夜間や特定の時間・時期に講義開講される場合があります。

これは学校教育法大学院設置基準第14条「教育方法の特例」として規定されています。

第十四条
大学院の課程においては、教育上特別の必要があると認められる場合には、夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の適当な方法により教育を行うことができる。

大学院設置基準

これを踏まえ、各大学院は働いている看護師を受け入れ、特例を適用しているケースもあります。

具体的には「講義の実施時間を夜間にする」「授業時間を週末や夏季・冬季に集中開講する」といった方法を取っています。

大学院設置基準に規定されている特例ではありますが、こちらも大学院や研究室の教授と事前に相談の上、授業時間を設定しましょう。

職場と大学院が隣接しているなら通いやすい!

「職場を変えてでも大学院へ行きたい」「今の職場だと大学院へ通うのは厳しい」と悩んでいる方もいらっしゃいますよね。

看護系に限らずですが、医療系の大学・大学院に隣接して、大学病院があるというケースも多いです。

そのため、「大学病院の看護師として働きながら、隣接している大学院に通っている院生として勉強する」という手もあるそうですよ。

大学病院と大学院が隣接していると、距離的にも通いやすいですし、職場の理解が得られやすいです

そのため、「職場を変えてでも大学院へ行く」と考えている方は、大学病院と隣接している大学院に行くという手もアリですよ。

実例として、東京女子医科大学大学院は、1,400床規模の大学病院が隣接しており、実際に大学病院で勤務しながら通う院生がいるとのことです。

大学院と病院が提携していることで「職場と校舎が近いため両立しやすい」「働きながらも、可能な限り教授が協力してくれる」といった声があります。

また、さまざまな疾患に対する高度な医療に触れられ、現場の医療職による講義も受講できます。

 
 

通いやすくて、高度な医療に触れられるっていいことづくめね!

私の友達に看護師がいますが、大学時代、「隣の大学病院で臨地実習をした」という話を聞いたことがあります。

「臨地実習自体は大変だったけど、同じ敷地内だから通うのだけは楽で助かった」と言ってましたね。

働きながら大学院へ通うというのは、通うだけでも大変なことだと思います。

そのため、通いやすい距離にあるのかということも、仕事と勉強を両立するポイントになりそうですね。

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看護師が大学院に通うためのかかる学費は高額!

大学院に通うと決まれば、心配なのは学費ですよね。

国公立か私立かで学費に差がありますが、国公立の場合、修士課程(2年)で約130~150万、博士課程で約190万円かかり、私立は国公立の1.5~2倍が相場とされています。

やはり看護師の大学院となると、研究や授業に使用される機器や設備が高額であること、施設維持に費用がかかることもあり、高額になってしまいます。

看護師の学費を、実際の金額で見ると「給料〇か月分を工面しないといけないな…。」と思ってしまいました。

成人や妊婦などの病態を再現するための非常な高性能な人体模型を使うと聞いたことがあるので、高額なのも納得です。

学費のほかにも、教科書代、学会参加費、研究に使う文献費などが在学中は必要になります。

学費のために、ある程度貯金することは必須ですね。

大学院の学費を安くする方法3つを紹介!

大学院進学となると、高額なお金がかかりますから、できるだけ安く通いたいですよね。

看護師の大学院に進む場合、以下4つの方法を活用すると学費の負担が軽くなります。

  • 専門実践教育訓練給付金の活用
  • 教育訓練給付金の活用
  • 内部進学制による学費免除
  • 奨学金制度利用

いずれも、条件を満たせば申請が可能な方法なので、ご自身が希望する大学院で活用できるかを事前に調べておくと良いですね。

また、申請にあたり、書類をそろえる必要もあるので、注意しましょう。

<専門実践教育訓練給付金の活用>

専門実践教育訓練給付金は、厚生労働省による労働者のキャリアアップを支援するための制度で、一般的な教育訓練給付よりも給付率は高いです。

専門実践教育訓練給付金を受給するための条件は、以下2点のいずれかです。

  • 在職中の方:現時点で雇用保険に3年以上加入している
  • 離職中の方:離職後1年以内かつ雇用保険に3年以上加入していた

支給額は教育訓練経費の50%(年間上限40万円)で、期間は最大3年です。修士課程なら長期履修の3年間であっても在学中は受給できますね!

嬉しいことに訓練の期間中6カ月ごとに支給申請を行うので、在学中から支給を受けられるんですよ。

教育訓練経費の50%が支給されるのは、金銭的にすごく助かりますよね!

進学前にハローワークで手続きを行う必要があるので、志望する大学院や専攻が「専門実践教育訓練給付金の対象かどうか」を確認しておきましょう。

<教育訓練給付金の活用>

教育訓練給付金は、厚生労働省による社会人キャリアアップを目的とした支援で、支給額は教育訓練経費の20%(最大10万円)です。

教育訓練給付金を受給するための条件は専門実践教育訓練給付金と同じです。

希望する大学院が教育訓練給付金の制度に登録されているかは事前に調べておきましょう。

また、卒業後(受講終了日)に必要書類を持ってハローワークで申請することで受給ができます。

私も資格勉強のために教育訓練給付金を受給したことがありますが、申請後およそ1週間ほどで振り込みがありました。

<内部進学制による学費免除>

私立に多いですが、卒業した大学から同門の大学院へ進学する場合、内部進学者限定の学費割引(入学金免除など)を設けている場合があります。

内部進学するという条件のほか、学業優秀者であることを条件にしている大学院もあるそうですよ。

入学金免除となると約30~40万円くらいですから、それが免除となるととてもありがたいですよね。

もし、自身が通っていた大学と同門の大学院に行くという予定でしたら、活用したいところです。

<民間の給付型奨学金制度利用>

奨学金は貸与型と給付型がありますが、できれば返済不要の給付型を活用したいところですよね。

国が行っている「日本学生支援機構(JASSO)」は大学院生枠は貸与型しかありません。

しかし、大学院生対象の給付型奨学金制度を取り入れている民間団体は存在します。

採用人数で狭き門のところもありますが、ご自身が使えそうな給付型の奨学金があれば、活用してみましょう。

給付型の奨学金が活用できれば返済不要ですし、金銭的な心配も無くなって、安心して学業に専念できますね!

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看護師で大学院へ通うには専門卒でも大丈夫!

専門卒など、大卒以外の看護師も大学院受験が可能です。

大学院が個別で実施する出願認定審査といった独自の審査を受けることで、大学院入試受験ができるといったケースがあるからです。

ただ、専門卒の方は「看護師として5年以上の実務経験があること」などが条件にある場合があるので、大学院に問い合わせる必要があります。

また、違う方法で「通信制大学で看護学士の学位が取得してから、大学院受験をする」という方法もあります。

しかし、専門卒で実務経験がある看護師の方でしたら、大学院にて出願資格の審査を受ける方が時間的にも金銭的にも良いですよね。

「専門卒だから大学院に行けない…。」と諦めず、まずは大学院に問い合わせをしてみましょう。

まとめ

  • 大学院によっては看護師として働きながら学べる環境が整っている
  • 仕事と勉強を両立させるために、働きながら通いたい旨を、事前に希望研究室の教授や勤務先に相談しておくこと
  • 校舎が大学病院と隣接しているなら通いやすくて、高度な医療に触れられる
  • 大学設置基準第14条に基づき、夜間や夏季・冬季に集中して授業が開講される場合がある
  • 国公立大学院にかかる学費は、修士課程で約130~150万円、博士課程で約190万円である
  • 私立大学院の場合は、国公立大学院の1.5~2倍学費がかかる
  • 学費の負担を軽くするために、教育訓練給付金や学費免除、給付型の奨学金制度を利用
  • 専門卒の看護師も条件付きで大学院受験が可能である

社会人が働きながら大学院で学ぶために、大学院側も多様な履修形態や授業時間の調整といった形で、社会人を受け入れているんですね。

「自分の勤務状況で大学院へ通えるか」というのを事前に大学院側へ相談しておくことが、仕事と勉強を両立させるポイントです。

看護師として働きながら大学院での勉強を実現できれば、ブランクや収入面での心配なく、キャリアアップへの道が開けますよ。

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