グレー系のヘアカラーは、落ち着いた雰囲気と透明感が人気で、調整次第で誰にでも似合いやすいカラーです。
そんなグレー系カラーでも「ブリーチなしで染めたら色味がほとんど感じられなかった」なんてことになったら、お金も時間も無駄になってしまいますよね。
実は、私がその経験者です。髪が傷むのが嫌でブリーチなしで染めたら、色の変化が感じられませんでした(泣)
グレー系ヘアカラーは、やっぱりブリーチありの方がきれいに染まり、さらにブリーチ2回以上で、より鮮やかなグレーになりますよ。
この記事では、ブリーチありで染めた場合の色味・色落ちや、ブリーチありのメリットとデメリットについてもお伝えします。
髪色に合わせたブリーチの回数や、傷んだ髪のケアについても知ることができれば、理想の髪色&髪質になれますね♪
グレー系ヘアカラーはブリーチありできれいに染まる!
グレー系ヘアカラーは、ブリーチありの方がきれいに染まり、ブリーチ2回以上でさらに鮮やかで色の濃いグレーに仕上がります。
日本人の髪の特徴である、黄色みや赤みを抑えてくれるのがグレーベースのヘアカラーです。
しかし、黒色の元であるメラニン色素とグレーは相性が悪いため、ブリーチなしでグレーに染めようとしても、髪の中のメラニン色素が邪魔をしてしまいます。
そのため、ブリーチでメラニン色素を壊してから染めることで、グレーが発色しやすくなるのです。
洋服なら、黒とグレーはどちらもモノトーンカラーなので合わせても問題ないですが、ヘアカラーでは「犬猿の仲」になってしまうんですね(汗)
グレー系カラーを1度で失敗なく染めたい人は、ブリーチありで染めるのがおすすめです。
そして、ブリーチ2回以上でしっかりと元の髪色を抜いてから染めると、さらに鮮やかでグレー感の強いカラーに仕上がります。
ブリーチ1回と2回以上は、以下のような仕上がりです。
- ブリーチ1回
グレーの色味が感じられる
色味をきれいに出したいが、ブリーチ回数を少なくしたい人におすすめ - ブリーチ2回以上
よりグレー感が強くなる
明るめの発色で個性的に仕上げたい人におすすめ
ブリーチをすればするほど華やかな印象のカラーになり、外国人のような雰囲気を演出できますよ♪
明るめの発色で個性的に仕上げたい人や脱色しにくい髪質の人が、理想的なグレー系カラーに染めるには、2回以上ブリーチをした方がいいでしょう。
また、アッシュグレーやグレーアッシュは、うまく髪色が抜けていない状態で染めると、緑っぽいカラーになってしまうことがあります。
セルフで染める場合は、ブリーチを2回してしっかりと元の色を抜いた方が失敗のリスクを下げられます。
ブリーチ1回で染めたグレー系カラーの仕上がりを紹介
イメージ通りの髪色にしたいから、やっぱりブリーチありで染めよう!
とはいえ、髪の傷みを考えると、ブリーチする回数はなるべく少なく、できれば1回にしたいですよね。
そこで、グレー系カラーをブリーチ1回で染めた場合の仕上がりををご紹介します。
ブリーチ1回でも比較的きれいに染まるといわれている「アッシュグレー(明るめ)」「アッシュグレー(暗め)」「アッシュグレージュ」の3例をお伝えしますね。
脱色しやすい髪質なら、ブリーチ1回でも明るめのアッシュグレーに染めることができます。
脱色しにくい髪質でも、暗めのアッシュグレーや、暖色系のベージュが混ざったアッシュグレージュなら、きれいに染められます。
ブリーチ1回で明るくできる髪色は、14〜15トーンくらいが平均です。しかし、脱色しやすい髪質か、脱色しにくい髪質かによって変わります。
また、ブリーチ剤の種類や、サロンかセルフかによっても違いが出ます。
ブリーチした際の明るさをみながらカラーを決めたり、美容師さんに相談したりすると良いですね♪
ブリーチは髪が傷むという点がデメリット
ブリーチのデメリットは何といっても髪が傷むことです。
私がブリーチなしで染めた理由もこれでした。私はもともと髪が乾燥しやすいので、ブリーチのせいで髪がパサパサになるのが嫌だったんですよね。
ブリーチはメラニン色素を壊す時に、髪の健康を保つ成分も壊してしまうため、潤いやツヤが失われ、手触りも悪くなってしまいます。
ですが、最近は、傷みを減らしてブリーチできる製品も増えているそうですので、行きつけの美容院で聞いてみると良いかもしれません。
また、カラーリング後にトリートメントする、お風呂上りにヘアオイルをつけるなど、しっかりとケアすることで、傷みが和(やわ)らぎます。
ブリーチしても髪の傷みを抑えられるなら「ブリーチしてみようかな」と思えますよね♪
グレー系ヘアカラーは色落ちの過程も楽しめる!
ブリーチありできれいに染まるグレー系ヘアカラーですが、色味は約1ヶ月ほどで抜けていきます。
ただ、グレーの色味は消えても透明感は持続して徐々に色落ちしていくので、色落ちの過程も楽しめますよ♪
色落ちの過程はケアの仕方などによっても個人差がありますが、ブリーチありのグレー系カラーは、色落ちすると金髪に近い色に変化していきます。
ブリーチの回数にもよりますが、赤みや黄色味をあまり感じず、透明感が持続するでしょう。
ちなみに、ブリーチなしの場合は1ヶ月半くらいはもつといわれています。
色落ち対策はカラーシャンプーやトリートメント!
色落ちしてもかわいいグレー系ヘアカラーですが、せっかく染めたのなら、できるだけ色味を長持ちさせたいですよね。
そこで、ヘアカラーの色落ちを防ぐ方法を紹介します。日頃からケアをして色落ちを防ぎましょう。
色落ち対策には、カラーシャンプーやトリートメントがおすすめです。
シャンプーとトリートメント、それぞれの効果をお伝えしますね。
きれいな髪色を長続きさせるコツは、自分が保ちたい髪色にあわせてシャンプーを選ぶことです。
寒色系のグレーには、赤みを抑えるシルバーシャンプーや、黄色みを抑える紫シャンプーがおすすめです。
カラートリートメントは、着色だけでなくブリーチやカラーリングで傷んだ髪のケアもできるのが嬉しいですね♪
アッシュグレーやグレーアッシュなどのグレー系には、グレー・ブルー・パープル系のカラートリートメントがおすすめです。
毎日のシャンプーやトリートメントをカラータイプに変えるだけなら、ズボラな私でもできそうです(笑)
ブリーチありで染めた髪は傷みやすく、色落ちも早いのが悩みですよね。
ホーユーのソマルカカラーシャンプーとトリートメントのセットを使えば、ヘアケアもできてブリーチありでも色持ちの良いツヤ髪をキープできますよ。
グレー系のカラーにはアッシュやパープルがおすすめです。
色落ち対策は摩擦や熱のダメージを減らすことも大事
ヘアカラーは、熱や紫外線、摩擦によるダメージでも色落ちします。
ダメージによる色落ちを防ぐには、次の点に気を付けて、熱や摩擦、紫外線対策をしましょう。
- シャワーの温度を低めにする
- ヘアアイロンはなるべく使わない
- タオルで拭く時にこすらない
- 外出前にヘアオイルなどで紫外線対策をする
ヘアオイルは保湿効果もあるので、お風呂上りにつけることでブリーチで傷んだ髪をケアできます。
また、ダメージケアはぬれた髪を放置しないこともポイントです。ぬれた髪は傷つきやすく、ヘアカラーが流れやすいため、きちんと乾かしましょう。
優しくタオルドライをしてから、ドライヤーで素早く乾かすのがコツです。
ダメージを抑え、ヘアケアすることで色落ちを防ぎましょう。
グレー系ヘアカラーの市販品おすすめ7選
ブリーチでメラニンを抜けば、市販のカラー剤でもきれいなグレー系カラーに染まりやすくなります。
おすすめのグレー系ヘアカラー剤を、「アッシュグレー」「アッシュグレージュ」を中心にご紹介します。
ちなみにこちらで紹介している商品は、全てトリートメント付きです。
セルフカラーの後にトリートメントすることで、市販のカラー剤でも髪のダメージを抑え、色持ちを良くできますよ♪
商品名 | カラー | タイプ | 備考 |
ビューティーラボ バニティカラー グラマラスアッシュ | アッシュ グレー | 乳液 | 赤みのある髪色におすすめ |
花王リーゼ 泡カラー ダークネイビー | ネイビー アッシュ | 泡 | 茶色ベースの髪におすすめ |
ホーユー ビューティーラボ バニティカラー アーバングレージュ | アッシュ グレージュ | 乳液 | マット・カーキっぽく仕上げたい人向け |
ホーユー ビューティーラボ ホイップヘアカラー スイートグレージュ | アッシュ グレージュ | 泡 | スモーキーな仕上がり どんなベースの髪色でも合わせやすい |
花王リーゼ 泡カラー クールアッシュ | ブルー系 アッシュ グレー | 泡 | 赤みが強い髪色におすすめ |
ホーユー ビューティーラボ ホイップヘアカラー ルーセントアッシュ | アッシュ グレー | 泡 | ブルーベースの色味 透き通るようなアッシュグレー |
花王 リーゼ 泡カラー ニューヨークアッシュ | アッシュ グレージュ | 泡 | スモーキーなアッシュグレージュ |
透明感のあるアッシュ・グレーは、ブリーチありで色落ちすると金髪や、やや黄色味のあるベージュ系の髪色になります。
軽やかではっきりとしたグレーに仕上げるには、髪色のベースを明るめにしておくのがポイントです。
ベージュにグレーを混ぜた色味のグレージュは、色落ちするとベージュになります。
くすみすぎない、やわらかな髪色に仕上げたい人におすすめです。
また、カラーの仕上がりは、イメージより明るくなってしまった場合よりは、暗めに仕上がる方が大きな失敗になりにくいです。
そのため、初めてグレー系のカラーに染める場合は、イメージした明るさよりも1~2トーン暗めのカラー剤を選ぶと、明るくなりすぎるリスクを避けられますよ。
市販のカラー剤を選ぶポイントは液タイプと内容量
市販のカラー剤は、髪質や毛量に合ったものを選ぶことも大切です。
市販のカラー剤を購入する際は、明るさ・カラーのほか、液のタイプ・内容量も確認しましょう。
<乳液タイプか泡タイプか>
乳液タイプのヘアカラーの特徴は、水分を弾きやすい髪質や、染まりにくい髪質でも染まりやすいという点です。
しかし、毛量や髪形によっては均一に塗布することが難しいので、ムラになりやすいというデメリットもあります。
染まりにくい髪質の人は、乳液タイプがおすすめです。
泡タイプのヘアカラーの特徴は、ムラなく簡単に塗ることができるという点ですが、染まりにくい髪質には向きません。
染まりやすい髪質の人や、染めるのが初めてで自分の髪質がわからないという場合は、泡タイプがおすすめです。
ちなみに不器用な私は、簡単に塗れる泡タイプ1択です(笑)
<内容量>
髪の長さや毛量に対して適量のヘアカラーを購入しておかなければ、塗っている途中で足りなくなる可能性がありますので、どのくらいの量が入っているかを確認しましょう。
髪の量が多い人やロングヘアの人は多めに購入しておくと安心ですね。
まとめ
- グレー系ヘアカラーはブリーチありのほうがきれいに染まる
- 髪にあるメラニン色素とグレーカラーの相性は悪く、ブリーチなしではきれいに染まりにくい
- アッシュグレーやアッシュグレージュなら、ブリーチ1回でもきれいに染まりやすい
- グレー系ヘアカラーはブリーチ2回以上だと、さらに鮮やかでグレー感の強い仕上がりになる
- ブリーチは髪の健康を保つ成分も壊してしまうため、髪が傷む
- グレー系のヘアカラーは色落ち過程も楽しめる
- ヘアカラーの色落ち対策には、カラーシャンプーやトリートメントがおすすめ
- ブリーチ後の色落ち対策として「熱や紫外線を避ける」「ぬれたまま放置しない」などがある
- 市販のヘアカラー剤は液のタイプや内容量も確認すると失敗しにくい
グレー系のヘアカラーといっても、ブルー系やブラウン系、カーキなど色々な種類があるんですね!
私も、自分の髪色や髪質を知って、今度はブリーチありでのグレーカラーにチャレンジしたくなりました。
あなたもぜひ、お好みのグレーカラーを見つけてくださいね♪
せっかく染めた髪色は、できるだけ長く保ちたいですよね。それに、きれいに染まってもブリーチでパサパサに傷んだ髪のままではツヤもなくなってしまいます。
なりたい髪色と髪質の両方をかなえるには、カラーシャンプーだけでなくトリートメントでケアしましょう。
ホーユーのソマルカカラーシャンプーとトリートメントのセットなら、ブリーチありでも色持ちが良いツヤ髪をキープできますよ。
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