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豚肉が安全な国は保証できないが品質管理を徹底した業者がある

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豚肉に書いてあるラベルの文字「外国産」をみると、「国産じゃない…。」となぜか身構えてしまいますよね。

私の地域では、安い豚肉と言うとメキシコ産がおおいです。しかし海外ドラマを見すぎなせいか、ムキムキな荒くれモノがたくさんいるイメージが強いのです。

安全に育てられた豚さんと荒くれモノは関係ありませんが、安全な国かがわからないと不安な気持ちが残り、おいしさも半減してしまいますよね。

残念ながら、どこの豚肉が安全な国かは保証することができません。しかし、安全な国と認められていなくても、飼育・加工環境から、薬剤、飼料にいたるまで品質管理がしっかりとされている業者がありますよ。

あなたも安全に近い国や品質を守っている業者を知ることで、安くおいしく、そして安心できるお肉を手にいれることができますよ。

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どこの豚肉が安全な国だと保証ができない

スーパーでもよく見かける外国産の豚肉。食品ラベルには、さまざまな国の名前がならんでいて、どこの国の豚肉を選んだらいいのか迷ってしまいますね。

実は言いにくいのですが、どこの豚肉が安全な国なのか保証することはできません。

輸入豚肉に不安をもつ理由は、どんな環境で、どんな飼料をたべて育ったのかがわかりません。農薬たっぷりの麦や大豆を食べさせられたのかと思うと、ぞっとしますよね。

また、生産者の顔もみえないことも一因しています。遠い国だとよけいに不安を感じますが、国産の豚肉も同じですね。

それに、育てている豚たちが1匹でも病気になって全滅しないよう、ほとんどの農場が抗生物質を投与しています。

しかし、国が抗生物質や肥育ホルモン剤のような薬品投与を認めていたとしても、最終的に投与するかしないか決めるのは畜産家です。消費者である私たちは、そこまで把握しきれません。

つまり「輸入豚肉を買うなら、安全な国でなければいけない」ということではなく、国産にしても、外国産にしても品質管理をきちんと行っている牧場の豚肉こそ安全なのです。

消費者は飼料に何が使われているかまでわからない

豚のエサとなるものは、麦や大豆といった穀物ですね。日本は穀物の自給率が低く、飼料のほとんどを輸入しています。

この飼料を日本国内で栽培していればまだ「無農薬か」などわかるのですが、海外で栽培された飼料に関しては、農薬の使用量や安全性までは追いきれません。「飼料が安全な国か」まではわからないですよね。

そして国産豚肉のデメリットはこれだけではありません。養豚では、全体コストのうち6割は飼料代が占めています。

海外から飼料を買う購入費だけでなく、飼料を運ぶための輸送費も飼料代のコストとしてかかってしまいます。

一方、カナダやアメリカでは穀物の生産が盛んなため、自分たちで栽培した新鮮な飼料を豚たちにたっぷりと与えられます。どんな飼料で育てられたのかも説明できますよね。

しかも、飼料の購入費も輸送代も安く抑えられるため、コストカットできて、リーズナブルに提供できるのです。

私が行きつけのスーパーでは、輸入豚のこま切れ肉が100g88円ほどで販売されており、国産豚肉とは約20~30円の差があります。

日本にくらべて飼料の質がわかりやすく、コストもかからず安く購入できるなら一石二鳥ですよね。

薬品のなかでも抗生物質はどの国でも使われている

感染症にかかったときに私たちもよく処方される抗生物質。これは豚肉に使われている薬の1つです。

豚たちの病気を蔓延させないためにも、抗生物質は世界中どの国でも使用されています。しかし、豚肉内には残留しないよう厳しくチェックされています。

そもそも抗生物質はカビから発見された成分で、細菌の繁殖をおさえる効果があります。

豚の場合、エサや注射で病気になる前に摂取させ、細菌の感染や増殖を未然に防いでいます。

養豚場では、たくさんの豚を1つの柵の中で育てていますよね。1匹が病気になると、あっという間に広がってしまうので、そうなる前に予防しておくことが大切なのです。

しかし豚肉の中に薬品が残らないよう、「出荷前には抗生物質を一切与えてはいけない」という法律があり、お肉の検査もされています。

抗生物質に関しては、世界中どこの国も厳しく基準が決められています。

「人にも使用するものなので心配する必要はないのかな」と個人的には思いますよね。しかし家畜に使った抗生物質の影響で、「それをたくさん食べた人間も抗生物質が効かなくなる」という声もあるようです。

心配な人は、「抗生物質不使用」を売りにしているお店を利用すると安心できますね。

しかし、抗生物質が悪者というわけではありません。私の中では、抗生物質というと、漫画『JIN-仁-』(じん)の中で抗生物質「ペニシリン」を作ろうとしていたシーンがつよく印象に残っています。

「抗生物質が発見されたことで、助かった人がたくさんいるんだな」と改めて医療の進歩に感謝しました。

外国産の豚肉はチルド(冷蔵)で輸送されている

 
 

外国産の豚肉って、冷凍しているのかしら?
味が落ちているか心配…。

輸入豚肉は輸送に時間がかかるため冷凍されているイメージがあります。ちなみに国産の豚肉にも冷凍品はあるのです。

でも大丈夫です!いまは輸入豚肉もチルドポーク(冷蔵ポーク)が主流となり、味も落ちにくくなっています。

チルドポークは、一度も冷凍されることなく日本に届きます。

スーパーで購入するときに、赤い血のような色をしたドリップがでているお肉は、ついさけてしまいますよね。

実は、このドリップは1度冷凍した肉を解凍したときにでる肉汁で、味が落ちる原因となります。

ひと昔前の輸入豚肉の主流は冷凍ポークだったため、輸入豚はドリップがでて、「パサパサしておいしくない」というイメージを持っている人もいるかもしれません。

また、「輸送に時間がかかると品質もおちるのでは?」と思いますよね。

輸入豚肉は、ウェットエイジング(真空包装した状態で食肉を熟成させる方法)という方法で輸送されます。輸送中にゆっくりと熟成され、旨み成分であるアミノ酸が増し、肉質もやわらかくなるのです。

熟成肉と聞くと、とってもおいしそうに感じますよね。

近年の輸入豚肉は日本人好みにアレンジされている

 
 

昔の輸入豚肉ってちょっと臭かったから、今は国産しか買っていないのよね。

じつは、最近の輸入豚肉は日本人の好みに合わせて、豚の品種や飼料そのものをアレンジしています。

外国と日本では豚肉の食べ方に違いがあることが大きな理由です。北米やヨーロッパでは加工品として食べられることがおおく、日本では精肉から調理することがおおいですよね。

日本人は、外国にくらべて「豚肉そのものの味を大切にする」とかんがえられたのです。

そのため、1990年代ころからは日本向けに品質の良い豚を選ぶようになりました。そして、2010年ころからは、豚の品種や飼料そのものを日本向けにアレンジする動きが出てきました。

いまでは日本は世界1位のチルドポーク輸入国です。日本人好みの豚肉開発に力をいれてもらえるおかげで、低価格でおいしい豚肉を口にすることができるのですね。

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日本で出回る豚肉が安全な国から来ているとは限らない

豚肉が安全な国に近いとされる日本では、肥育ホルモン剤の使用が禁止されていると先ほど紹介しましたが、じつは外国で肥育ホルモンを与えられた家畜の豚肉・牛肉などの輸入は認めています。

日本は、各国との外交を優先するあまり、輸入肉に関する規制が、とってもゆるいのです。

たとえば、成長ホルモン「エストロゲン」は、乳がんの要因となるといわれており、日本では使用が禁止されています。しかし、アメリカの牛肉には使用されています。

エストロゲンは体内で自然に作られる成分ですが、ある調査では自然に作られる600倍もの数値が検出されたそうです。

また、成長促進剤「ラクトパミン」は、発がん性があるだけでなく、めまいなど人間に中毒症状をもたらします。

台湾では「ラクトパミン」が使用された牛肉の輸入が解禁されたとき、国民が大規模な反対デモをおこないました。

また、豚肉が安全に近い国であるEUだけでなく、中国やロシアでも使用はもちろんのこと輸入肉にも規制をかけています。

そのように危険な薬剤を使用した輸入肉を日本は規制せず、国民にも知らせていないのです。

オーストラリア産の牛肉、オージービーフも決して安全とは言えません。

オーストラリアは、EU向けの商品には肥育ホルモン剤はあたえないのですが、日本向けの商品には肥育ホルモンを投与しています。

これは、アメリカやニュージーランド、メキシコなどの、どの国でも同じです。

アメリカ人は、肥育ホルモン剤を使用した肉・乳製品をとてもいやがります。牛肉コーナーにホルモンフリーのコーナーがあるほどです。

しかし、アメリカで肥育ホルモンを使う飼育方法が減っているということはありません。それらの豚や牛は、日本向けに飼育されているのです。

「安全な国に近い」といわれた日本は、外国からするとちょうどいい低コストで大量に生産できる危ない牛肉や豚肉の受け入れ国となっているのです。

また飼料においても注意が必要です。遺伝子組み換え食品という言葉を耳にしたことはありませんか?

遺伝子組み換え食品とは、遺伝子を組み換えすることで、農薬耐性や害虫の抵抗性などをつけ育てやすいように改良された食品です。

「国産豚肉は安全な国」と思われている日本ですが、じつは自給率が低いため、飼料を輸入にたよっています。知らぬ間に遺伝子組み換え食品を口にしている可能性もあるのです。

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安全な国のなかで豚肉を選ぶならおすすめ業者3選!

「豚肉が安全な国」というよりは、「安全を追及している業者」はあります。

飼育・加工環境、飼料や薬剤、おいしさに至るまで、安心・安全をそなえた3つの企業を紹介します。

  • ハイライフポーク
  • HORIZON FARMS
  • ミートガイ

ハイライフポークは、カナダ最大級の豚肉生産者です。今では、日本向けの商品開発は当たりまえとなりましたが、ハイライフポークはその先駆けとなった存在です。

ハイライフポークでは、飼料にもこだわりを持っています。原料を自社で買いつけ、農薬の残留値検査を行うなど、品質管理を徹底しています。

また安全性への不安を取り除くために、種豚の開発から飼料配合、養豚、加工、流通までを自社で一元管理する「一貫生産体制」を築いているそうですよ。

また、豚が飼育される環境も配りょしています。豚舎の温度や湿度、空気循環の管理、豚舎に出入りするスタッフの衛生管理や人数制限も徹底しておこなっています。

配送用のトラックに関しても、全トラックに配送前後の洗浄と乾燥を義務づけているそうです。

豚のしっぽのようなマークが特徴のハイライフポークはスーパーでも購入できます。見つけたらラッキーですよ♪

HORIZON FARMSは、家族経営のような小規模経営の生産者と取引をしています。

ホルモン剤不使用、抗生物質不使用、化学物質不使用で、完全放牧で健康的に育てられた家畜のお肉を中心に取り扱っています。新鮮な空気の中でのびのびと育っていそうですね。

HORIZON FARMSでも商品の仕入れから在庫管理、出荷業務まで全てを自社で行っていますよ。実店舗はなく、通販だけで販売しています。

ミートガイは、1997年の創業から20年以上つづく通販ひと筋のお肉屋さんです。美味しさや、無添加、ホルモンフリーなどの健康・安全にもこだわり、自社工場で加工しています。

牛肉からめずらしいお肉まで、400種類以上のお肉の取り扱いがありますよ。

いまの時代、家にいても通販で商品を選ぶことができます。信頼できるお店を発見できるのも1つの楽しみともいえますね。

品質保証マークがついている豚肉「カナダポーク」

先ほど紹介したような、きびしい品質管理を行っている業者のおおくは、カナダに牧場を構えています。カナダは世界第7位の豚肉生産国で、厳しい品質管理を行っています。

カナダには、環境・薬剤・豚の個体管理などにわたる7つの条件が決められた「カナダポーク品質保証プログラム」があり、それに賛同した豚肉には「カナダポーク品質保証マーク」(VCP)のロゴがついています。

カナダで政府に登録されたすべての食肉加工工場は、HACCPの認証を受けています。

「HACCP」(ハサップ)とは、食品衛生管理の国際標準です。その理念に基づいて「物質的・化学的・生物学的」などの危険因子を取り除くように豚舎内を管理しています。

実際の豚舎内では、出入りは規定の服とブーツを着用した作業員・獣医など最低限の人員に限定され、病気を防ぐために、豚舎間には一定の距離が確保されています。

カナダ食品検査庁(CFIA)も定期的に検査をし、豚肉の安全性と衛生の検証を行っているんですよ。

また、2014年から北米国で唯一、トレーサビリティーシステム(追跡可能システム)を法制化し、豚の生産農場の所在や、豚の個体識別、移動記録などをすべてデータベース化し、管理しています。

牛や羊などの他の家畜とも情報を共用できるので、疫病などの問題が発生したときに、早期に対応することができるのです。

豚の肉質をよくするために、生存中の豚の取り扱いも大切にしています。

豚舎というと、狭いところにぎゅうぎゅう詰めこまれているイメージがありますが、カナダ産の豚は新鮮な空気を吸って、のびのびと生活していそうですね。

まさに豚肉の産地の中でも、カナダは安全な国に近いといえます。「カナダポーク」のマークは豚肉を選ぶ目印になりますね!

カナダ、日本、EUは肥育ホルモン剤が禁止されている

豚たちには、病気予防の抗生物質だけでなく、「肥育ホルモン剤」も投与されています。子豚の成長速度を早める促進剤で、出産から出荷までのサイクルが短くなります。

また、餌に含まれる栄養の吸収率もよくなるため、少ない餌で餌代をおさえながら、1度にたくさんのお肉を生産できるのですね。

豚肉が安全な国に近いかを見分けるポイントは、肥育ホルモン剤の使用の有無です。カナダ・日本・EU(ドイツやフランス、スペインなど27ヵ国が加盟)では肥育ホルモン剤の使用は禁止されています。

EUでは、肥育ホルモン剤が健康を害するリスクがあるとして使用を禁止しています。また、カナダの養豚業者は、肥育ホルモン剤を使用していないことを明らかにしています。

日本ではそもそも飼料添加物として、肥育ホルモン剤自体が法律で承認されておらず、天然型のホルモン剤であっても使用が禁止されています。

 
 

禁止国があるくらいなら、肥育ホルモン剤っていいものじゃないのかな?

WHO(世界保健機構)では、肥育ホルモン剤が人体に悪影響を及ぼす可能性は低いとのべています。

投与された家畜のホルモンレベルは高いものの、投与されていない家畜でも見られる値の範囲内に収まっているとの考えをしめしています。

しかし体に害があるのか、無いのか、肥育ホルモンの安全性については、まだはっきりしていないのが現状といえます。

また、肥育ホルモン剤の使用に厳しい決まりがある国では、と畜(家畜を解体すること)前に「ホルモンフリー期間」を設けることが義務づけられています。

この期間中は、肥育ホルモン剤を家畜に与えず、体内に残った量が基準値以下になるまで次の投与を待ちます。しかし国によってその基準は異なるようです。

ちなみに、食肉輸出大国のほとんどでは肥育ホルモンの使用がみとめられています。そのなかには、アメリカやニュージーランド、オーストラリアなども含まれています。

豚肉が安全な国に近いとされたカナダでも、牛肉には肥育ホルモン剤を使っているので、選ぶときには注意しましょう。

まとめ

  • 国ごとに決まりはあるが、飼料・薬品投与をどうするか決めるのは農場によるため、どこの豚肉が安全な国かは保証できない
  • 子豚たちが病気にならないためにも、どの国でも抗生物質の投与が認められている
  • 「外国産の豚肉は輸送するために冷凍している」と思われているが、近年は最低でも4℃の冷蔵状態で輸送されている
  • 日本国内に出回っている輸入肉については、豚肉に問わず安全な国以外からも輸入されているため注意すべし
  • 安全な豚肉を購入するなら、「ハイライフポーク」「HORIZON FARMS」「ミートガイ」の業者やマークがおすすめ
  • 特に、カナダには品質管理保証プログラムがあり、パッケージにも「カナダポーク」のマークがついている
  • 豚に肥育ホルモン剤の投与が禁止されている「カナダ」「EU]「日本」は、安全な国に近い

外国産・国産にかかわらず、飼育~出荷に至るまでの環境、飼料、薬剤の有無など品質管理がしっかりされちる業者をえらぶことが安全な豚肉をえらぶポイントでした。

また、知らされていない危険性からは、自分で情報をあつめることの大切さも感じました。

自分でしっかりと見きわめる力をつけて、安心できるお肉を手にしていきたいですね。

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