物騒なニュースを毎日のように耳にするここ最近、小学生でもランドセルに防犯ブザーをつけている姿が当たり前となりました。
女性は特に、暗い夜道での帰宅や一人暮らしで、怖い思いをしたことがあるでしょう。あなたもですよね。
私も人一倍怖がりで、何度も後ろを振り返りながら早歩きで帰宅した覚えがあります。
せっかくのお出かけで楽しい気分が、帰宅時のことを考えるとゆううつです。
そんな怖がりな私でしたが、今は防犯グッズを持ち歩くことで、自分の身は自分で守るという強い気持ちをもって行動できるようになりました。
女性が持ち歩きする防犯グッズにピッタリなのは、なんと言っても「防犯ブザー」です。小ぶりで持ち歩きやすく、使いやすいのがその理由です。
他にも、女性の持ち歩きにぴったりな防犯グッズを紹介しますね。
防犯グッズで女性の持ち歩きにおすすめは防犯ブザー!
女性が持ち歩きするのにぴったりな防犯グッズは、まずなんと言っても防犯ブザーです。
女性が、持ち歩きするための防犯グッズを選ぶポイントは3つありますが、防犯ブザーはすべて当てはまります。
- ポケットや、女性の手のひらにも収まる小さめサイズ
- 女性の力でもかんたんに使用できるもの
- おしゃれなかっこうにも似合うデザイン
防犯ブザーは小さくて、使い方がかんたんで、バッグに取り付けるようなかわいいデザインのものもたくさんありますよね。
防犯ブザーは、持ち歩きをする防犯グッズの中でも1番メジャーな商品です。子どもでも、簡単に鳴らすことができる手軽さがありますね。
ボタンを押すか、紐を引っ張ることで大きな音が鳴りひびき、周りに危険を知らせます。
「犯人から離れて利用できる」「恐怖で身がすくんでも、かんたんな操作で大きな音を出せる」「自分には危険が及ばない」というメリットもあります。
防犯ブザーを選ぶ際には、80dB(デシベル)以上のものを選びましょう。
一般的に80dBは、ピアノや地下鉄の音と同じくらい。120dBは、飛行機のエンジン音と同じくらいと言われています。
ピアノや地下鉄の音なら、静かな住宅街でも街なかでも目立ちますよね!相手へのおどかしにも、周りに知らせるにも十分です。
今ではおしゃれなキーホルダーや、キャラクターをあしらった商品も多く販売されており、おしゃれを気にする女性でも付けやすいデザインとなっています。
また、中にはライトが付いているものもあり、暗い夜道を照らすこともできます。目立つところに付けることで、抑止力としての効果も期待できる商品です。
わが家では、娘がランドセルにつけている「防犯ブザー」の動作確認を必ず年に1回行っているのですが、ピンを抜くだけで一瞬にして大きな音が鳴りひびきます。
しばらくキーンと耳鳴りがやまないほどの大きさです。これだけの音を簡単に出すことができるのは、女性にとって心強いアイテムといえますね。
3つのポイントを抑えたおすすめグッズ紹介!
持ち歩きできる防犯グッズには、3つのポイントがあると紹介しましたが、防犯ブザー以外にも当てはまる商品があります。
- ホイッスル
- 防犯スプレー・催涙スプレー
- 護身棒
これらの商品は、小さくあて使いやすい、まさに女性が持ち歩くにピッタリです。
ホイッスルは、防犯ブザーと同じように、音を鳴らして危険を知らせる商品のひとつです。重さも軽量で、電池等の心配もないため持ち歩きやすいですね。
いわゆる昔からある「笛」ですので、一見バカにされてしまいますが、実は地震などの災害でも役にたつ万能アイテムです。
最近ではネックレスのようなかわいい商品もあり、大人の女性でも身につけやすいでしょう。
防犯スプレーや催涙スプレーは、相手の顔めがけて吹き付けるタイプの防犯グッズです。
唐辛子の主成分を凝縮した成分でできているものが多く、吹きかけられると涙や咳が止まらなくなります。効果は1~2時間持続します。
犯人に近づかなくとも使用できるのが、この防犯スプレーのメリットです。ヘアスプレーを使用するのと同じ様に噴射すれば良いため、女性でも簡単に使用することができます。
口紅やアトマイザーにみえるデザインのものも多く、小型であるため女性でも抵抗なく、持ち歩きやすいですよね。
防犯スプレーを選ぶ際のポイントは、「3m以上の飛距離があるもの」「液状・泡状のもの」を選ぶことです。霧状だと周りに充満してうまく当たらないことがあるんですね。
また、防犯スプレーは自分で吸い込んでしまう危険性もあるため、使用方法を事前に確認しておくといいですね。
護身棒は、高品質なアルミニウムなどから作られた棒で、少しの力で相手に攻撃を与えることができるアイテムです。ただ接近しないと使用できない点が、デメリットといえます。
長さは約14cm、重さは約30g~50gと女性でも片手で使用できるサイズです。形状は、先が尖ったものから円柱のペンタイプまであります。
デザインもカラフルな物が多く、ペンタイプであればおしゃれなバッグにつけていても目立ちません。逆に先が尖ったものを、目立つところにつけてけん制するのもありですね。
防犯だけではなく、洪水などで車のドアが開かない時に、窓ガラスを割るのにも使用できるそうです。1つ持っていると安心ですね。
このように。自分女性向けの商品がたくさん開発されているのは、安心できますね。
防犯グッズで女性もスタンガンを使用可能!
映画やドラマなどでよくみかける「スタンガン」ですが、実は防犯グッズのひとつで、女性が持つにもおすすめなんです。
私の中でスタンガンというと、女の子が気絶させられ、車で連れ去られてしまう…というシーンの印象が強く、危ないものというイメージでした。
使った相手に電流を流して動きを止めさせることができるものですが、相手にケガをさせたり気絶させる程の力はありません。
また、相手にあてなくても、スイッチを押すとバチバチ音がなって脅かすこともできます。
そのため、そんなに電圧が強いタイプでなくても防犯グッズとして、女性でも扱うことができるのですね。
スタンガンは護身用品専門店から購入しよう
スタンガンは、日本護身用品協会から認定を受けた通販サイトや護身用品専門店で購入することができます。
いっぽう、ホームセンターや家電量販店、通常の通販サイトでの販売はなく、手軽に購入するのは難しいでしょう。
また未成年への方は、注意が必要です。法律では年齢制限はないものの、お店により親の同意書が必要であったり、購入自体できない場合があります。
成人の場合にも、日本護身用品協会加盟店では、「悪用しない」「正当防衛で使用する」などの誓約事項への同意が求められることがあります。
威力が強い分、しっかりとした安全管理がなされているのは安心ですね。
女性向けのスタンガンもある!使用方法も解説
スタンガンの大きさは、女性の手のひらにおさまるハンディタイプから、約10cmほどのコンパクトタイプまであります。重さも40gから70gと軽量なものも販売されています。
私もびっくりしたのですが、口紅のようなデザインのものや、USBメモリに似たデザインのものもありました。女性向けの商品が増えていると感じますね。
ただスタンガンの威力は、大きさで変わるため、小さくなればなるほど弱くなってしまいます。
スタンガンを使用するには、安全装置をはずし、犯人に直接5秒以上押し当てることが必要です。
接近しないと使用できないところがデメリットです。また使用するにも、誤って自分にあたってしまうなどの危険が伴うため、取り扱いには注意が必要です。
サイズやデザインは、女性が持ち歩くのに向いているものの、使い方には訓練が必要なため、上級者向けといえるでしょう。
スタンガンの所持は正当な理由があれば合法
スタンガンの購入や所有については、正当な理由があれば合法です。
「正当な理由」とは「防犯のため」という理由になります。
しかし、スタンガンや防犯スプレーのように威力の強い防犯グッズを正当な理由がなく外で所持していると、軽犯罪法に抵触する可能性があります。
軽犯罪法とは、軽い犯罪行為に対して罰則を科す法律です。
防犯グッズなどの護身用品は合法品ですが、悪用した場合には武器になりえます。そのような武器類の持ち歩きを規制する法律も軽犯罪法です。
ここでポイントとなるのは、「正当な理由」という部分です。警察も理由も聞かずに、ただ逮捕することはありません。
なんのために防犯グッズを持っているのか、胸をはってきちんと説明しましょう。
ちなみに、他に軽犯罪法に触れる身近な例には、以下があります。
- 必要もないのに常にバッドを車につんでいる
- 嫌がらせで店の前につばを吐く
- 正当な理由無く、人の家や浴場、更衣室などを覗いく
なんとなくイメージできますよね。防犯グッズを所持して罪に問われないためにも、「防犯のため」という「正当な理由」を伝えましょう。
防犯グッズは女性の自宅にも!一人暮らしにも安心
持ち歩き用の防犯グッズを紹介してきましたが、自宅でも防犯グッズは必要です。女性の一人暮らしなら、なおさらです。
防犯グッズを持ち歩いても、残念ながら自宅に着いたらもう安心!!という訳にはいきません。
もし暗い夜道、家まであとをつけられていたら…、家で空き巣とばったり鉢合わせてしまったら…、自宅が安心できる場所ではなくなってしまいますね。
自宅も防犯グッズで対策をすることで、1番安らげる場所にすることができますよ。
賃貸でも利用できる!おすすめの防犯グッズ
自宅で使える防犯グッズですが、賃貸の場合は利用できるのか心配ですよね。
賃貸でも、家を傷つけずに使えるおすすめの防犯グッズはたくさんありますよ!
- 補助錠
- サムターン防止カバー
- ドアスコープカバー
- 防犯フィルム
- 防犯センサー
自宅への侵入を、防ぐタイプの防犯グッズが多いですね。
<補助錠>
窓や玄関の上部などにとりつけて、2重にロックするアイテムです。
鍵を開けるのに時間がかかることで、犯人に侵入をあきらめさせるのが目的です。女性でも簡単に取り付けができます。
<サムターン防止カバー>
つまみを回して開けるタイプの鍵を「サムターン」と言います。
そのサムターンにかぶせて、郵便受けや、ドアの隙間から針金などを差し込み、サムターンを回す手口を防止します。
<ドアスコープカバー>
玄関のドアスコープから、室内の様子がのぞけないようにするアイテムです。
見た目はよくないですが、代わりにテープなどを貼っても防止できます。
郵便受けからも、同じように室内が見える場合があるので、布などで覆っておくと安心です。
<防犯フィルム>
窓ガラス全体に貼ることで、ガラスを破られにくくし侵入を防ぎます。震災時の窓ガラス飛散防止にもなります。
粘着力が強力なものが多いため、貼る前に大家さんに確認するとよいでしょう。
<防犯センサー>
窓ガラスを開けると、大きな音が鳴り響く窓用の防犯ブザーです。粘着テープなどで簡単に取り付けられます。
自分で間違って鳴らしてしまわないように注意が必要です。
これらの防犯グッズは、ホームセンターや通販サイトなどで購入できます。
補助錠、ドアスコープカバーなどは、100円ショップでも販売していますよ。値段も手ごろなものが多いので、合わせて使うことで防犯レベルがあがりますね。
私が1人暮らしをした時、母が男物の下着を持たせてくれたことを思い出しました。アナログですが、そこには母の愛があったように思います。
私が娘を送り出すときには、下着と共に防犯グッズを持たせたいと思います。
まとめ
- 防犯グッズを持ち歩きするなら、大きな音を出す防犯ブザーが女性でもかんたんに使えておすすめ
- ホイッスルや催涙スプレーなども持ち歩き安いサイズで便利
- スタンガンは防犯グッズとして女性でも利用可能なものがある
- スタンガンの購入は公式サイトで正規品を探そう
- 女性向けのおしゃれで使いやすいデザインのスタンガンもあって持ち歩きやすい
- 防犯グッズは「正当な理由」があれば持ち歩きをしても合法
- 持ち歩きだけではなく、自宅でも防犯グッズは有効
- 自宅で使う防犯グッズは侵入を防ぐものが豊富にある
女性におすすめの防犯グッズを、選ぶときのポイントは、持ち歩きやすいサイズであること、女性でもかんたんに使用できること、おしゃれなデザインであることです。
私も高校生の頃に、露出をした男性が電信柱の陰に隠れていて怖い思いをしたことがありました。
その時は、友人が大声を出し、男は逃げて行ったのですが、恐怖で声を出せなかったらどうなっていたのでしょうか…。
恐怖で身がすくんだとしても、自分自身の代わりに声をあげてくれる物、それが防犯グッズなのだと思います。
そして、防犯グッズにただ頼るだけではなく、日頃から防犯グッズの使用方法を確認、人通りの少ない道を避ける、戸締りをするなど、自分自身、防犯の意識を高めましょう。
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