パソコンで音声通話すると、声が反響して喋りにくいし気持ち悪いよ〜。
パソコンでオンライン会議や趣味のオンラインゲームでボイスチャットをしていて、マイクの声が反響して聞こえると困りますよね。
声が反響していると気になって集中できないし声がダブるので話しにくい、そして何より聞いていて気持ち悪くなりそうですよね。
実は、反響の直し方はパソコンの設定だけで解決することが多いですよ!
難しいと思うかもしれませんが、意外と簡単です。マイクやスピーカーの設定を少し変えてみましょう。
今回は状況別に直し方をまとめたので参考にしてみてください。
マイクの反響を改善して快適なオンライン通話を楽しみましょう!
マイクが反響するときの直し方はパソコン設定にあり!
マイクの声が反響していたら気になるので、すぐにでも解決したいですよね。
実はマイクの反響はパソコンの設定で誰でも簡単に直すことができます。
「自分の声が反響する場合」と、「相手の声が反響する場合」のように、誰の声かによって直し方も異なります。
画面右下の「スピーカー」アイコンからの設定が早いです。それ以外なら、「コントロールパネル」からも設定できますよ!
実は私も自分の声が反響して酔いそうになった経験があります。
声が反響したまま会話が進んでいくと、「気になっているのは私だけ?」と不安になり、会話に集中できませんでした。
また声がダブると話しにくいため、聞いている相手も違和感を感じているかもしれません。
スムーズな会話のためにも、マイクの反響はすぐに直しておきましょう!
自分の声が反響するときはスピーカーの設定を変更
自分の声が少しだけズレて、相手の話し声とダブって聞こえてくると、気持ち悪いですよね。この反響は、スピーカーから出た自分の声が、マイクに再び入ることが一因しています。
その場合の直し方は、マイクに入れた自分の声をスピーカーから聞こえなくする設定をしましょう。設定の手順は次のとおりです。
- 画面右下のタスクバーから「スピーカー」のアイコンを右クリックして、「サウンド」を左クリックする
- 「録音」のタブを左クリックし、使用しているマイクデバイスを選択し、その後「プロパティ」を左クリックする
- 「聴く」のタブ左クリックして、「このデバイスを聴く」のチェックを外す
「このデバイスを聴く」のチェックを外すことで、スピーカーからマイク音を出力しない設定にすることができます。
これで「自分の声が反響する場合」は直るはずです。
ちなみにタスクバーが見つけられない場合は、左下のWindowsマークから「設定」「サウンド」の順で選択すると同じ画面が出てきます。
マイクの感度を下げることでも解消できる
前述の「スピーカーからマイク音を出力しない設定」にできない場合は、マイクレベル(感度)を下げて対処します。
マイクレベルを下げると音声を拾いにくくなるので、反響が起こりづらくなります。調整の手順は次の通りです。
- 画面右下のタスクバーから「スピーカー」のアイコンを右クリックして、「サウンド」を左クリックする
- 「録音」のタブを左クリックし、使用しているマイクデバイスを選択し、その後「プロパティ」を左クリックする
- 「レベル」のタブを左クリックで開き、スライダーをドラッグで左右に動かしながら反響が起きないところに調整する
同じ大きさの音でも、マイクレベルが高ければ「大きい音」として認識されます。
なのでマイクレベルを低くすると、あなたの声が同じ大きさであっても「小さい音」として認識されます。そしてそれがスピーカーからそのまま聞こえてくる、というわけです。
注意点としては、マイク自体にミュート機能が付いている場合はミュートを解除して行いましょう。
こちらもタスクバーが見つけられない場合は、左下のWindowsマークから「設定」「サウンド」の順で選択していきましょう。
相手のステレオミキサーを確認してみよう
上記の設定をしても反響が直らないという場合は、相手側の設定が間違っている可能性もあります。
相手側の設定で「ステレオミキサー」という設定がONになっていると、自分の声が遅れて聞こえてしまいます。確認の手順は次の通りです。
- 画面の右下のタスクバーから「スピーカー」のアイコンを右クリックして、「サウンド」を左クリックする
- 「録音」のタブを左クリックし、「ステレオミキサー」が有効になっている場合は、左クリックして「無効」に変更する
「ステレオミキサー」が有効になっていると、ハウリングが発生したり、通話の音質が悪くなりやすいです。
自分の設定で反響が直らなければ、相手側の設定が「マイク」ではなく「ステレオミキサー」になっていないか、さりげなく確認してみるのも良いでしょう。
こちらもタスクバーが見つからない場合は、左下のWindowsマークから「設定」「サウンド」「サウンドコントロールパネル」を選択すると同じ画面が出てきます。
自分以外の声の反響はヘッドホンかスピーカー位置で解消
自分以外で、相手の声が二重に反響して聞こえる場合、パソコンのスピーカー音をマイクが拾って反響している可能性もあります。
なので最も簡単で有効な直し方は、ヘッドホンまたはヘッドセットを使用することです。
ヘッドホンやヘッドセットは声が外へ漏れることは少ないため、反響が起こりにくくなります。
もし反響が起こってしまった場合でも、ヘッドセットのスピーカーの音声を下げましょう。そうすることで簡単に直すことができます。
もしヘッドホンやヘッドセットを使用していない場合は、購入を検討するのも一つの手でしょう。
しかしヘッドセットを用意する余裕はない、今すぐ反響を解消したいという方はこちらを確認してみましょう。
スピーカーの音声を下げる、または外部スピーカーを使用している場合には、パソコンとスピーカーを離して距離をあけてみます。
距離を離すことができない場合は、スピーカーの向きを調整しましょう。
こうすることでマイクがスピーカーの音を拾ってしまうのを防ぐことができますよ。
マイクが反響してしまう原因はハウリング
そもそもなぜマイクの音声が反響して聞こえるの?
カラオケや学校の全校集会などで「キーン」や「ボー」と大きく不快な音をきいたことがありますよね。これも「ハウリング」のひとつです。
反響はこのハウリングの一種ですし、原因もハウリングと同じです。
反響やハウリングが起こりやすい原因としてこれらが考えられます。
- マイクが周囲雑音や反射音を拾っている
- マイクとスピーカーの距離が近い
- マイクがスピーカーの正面を向いている
- 適切な指向性をもつマイクを使用していない
- マイクレベル(感度)が高すぎる
- スピーカーの音が大きすぎる
逆にいうと、これらの原因を一つずつ解消していけば反響やハウリングは防ぐことができるのです。
どうしてハウリングが起こってしまうのか
なぜハウリングは起こってしまうのでしょうか?
ハウリングは、マイクで拾ってしまった音声がスピーカーから再生され、そのスピーカーから再生された音声を、マイクが再び拾ってしまうことで起こります。
これらが何度も繰り返されることで、特定の周波数が増幅されて、人が不快と感じる音が発生し起こります。
反響は「スピーカーから再生された音声を、マイクが再び拾う」ことにより発生します。そのため少し遅れて聞こえる「ズレ」も起こってしまうのですね。
マイクの反響を抑えるには設定と環境を変える
そもそもマイクの反響を最初から起こらないようにする方法はないの?
もちろんあります!パソコンの設定や使用する機器を一部変えてみるなどの、環境を少し変更するだけで反響を抑えることができます。
反響が起こってしまってから対処すると、会話の流れが止まってしまって相手に迷惑がかかってしまいますよね。
事前にチェックをして、対策できるものは終わらせましょう!
「最初から全部取り入れられないよ!」なんて方は、順番に一つずつ反響が改善する範囲まで取り入れましょう。
パソコンの音響設定で反響を事前に抑える
反響を抑える方法は、パソコンの音響設定を変えることです。手順は次の通りです。
- 画面の右下のタスクバーから「スピーカー」のアイコンを右クリックして「サウンド」を左クリックする
- 「録音」のタブを左クリックし、使用中のマイクを選択して「プロパティ」を左クリックする
- 「拡張」のタブから「すべてのサウンド効果をオフ」にチェックをいれる
またこの方法は、音が途切れたり、雑音が入ることを防ぐ効果もあります。
ヘッドホンやヘッドセットを使用して反響を防ぐ
パソコン内蔵のスピーカーは機能性が低いため、ヘッドホンやヘッドセットの使用が効果的です。
反響は、スピーカーの音をマイクが再び拾ってしまうことで起こります。
なのでスピーカーからの音が漏れにくく、マイクに伝わりにくいヘッドホンやヘッドセットの使用をおすすめします。
またヘッドセットの場合は、マイクが口元にあるため生活音や環境音が入りにくいです。
自宅で他の家族やお子さんがいる環境でも、安心してオンライン通話をすることができますね!
外付けのマイクやスピーカーを使用する
外付けのマイクやスピーカーを使うことも、反響などの防止に効果的です。
例えば、エコーキャンセル機能付きのマイクやスピーカーを使用するとよいでしょう。
性能の高いマイクやスピーカーを使うことによって、反響を防止できます。
また、特定の方向からの音に対する感度が強く、他の方向からの音を捨いにくい「単一指向性」のあるマイクを使うこともおすすめです。
外付けマイクを使えば、スピーカーの向きが変えられない場合も安心ですね!
まとめ
- マイクの反響は原因さえ分かればすぐに直すことができる
- 自分の声が反響して聞こえる時の直し方は、スピーカーからマイク音を出力しない設定にする
- マイクレベルを下げることでも自分の声の反響を直せる
- 相手の「ステレオミキサー」がONになっていても反響して聞こえる
- 自分以外の声が反響する時はヘッドホンやヘッドセットが有効である
- ヘッドホンやヘッドセットがない場合の直し方はスピーカーの位置や角度を調整する
- マイクの反響は「ハウリングの一種」である
- マイクの反響はパソコンの設定で事前に防ぐことができる
- マイクの反響はヘッドホンやヘッドセット外付けのマイクやスピーカーでも防ぐことができる
オンライン通話を頻繁に使う人にとって、マイクの反響は大問題ですよね。
反響の状況によって直し方も変わるため、可能性のあるものを一つづつ試してみましょう。
改善されれば、オンライン通話中に「反響が気になって会話に集中できない」なんてこともなくなりますね!
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