新米ママさんにとって、自我が芽生え始める1歳の子育ては初めての連続ですよね。
私の娘も1歳のときはよく泣く子で、イライラしたものです。
子供によっては、ご飯タイムで「いただきます」をするまではご機嫌だったのに、急に大泣きする子もいます。
1歳のお子さんはまだ自分の気持ちを言葉で言えません。理由もわからず泣く、大きな声を毎日のように聞いていたら、あなたも泣きたくなってきますよね。
もしお菓子をよく与えているなら「ご飯=お菓子」と思い込んでご飯が食べられなくなった、または「同じメニューで昨日はご機嫌、今日は大泣き」なら、自分で食べたいのかもしれませんね。
その他にも考えられる原因を、対策と紹介します。また、1歳でも食べてもらいやすいレシピも解説します。
1歳の子供がご飯中に泣く理由と対処法!
娘から、「子供がなぜか食事が始まると泣き出す」って相談されたの。栄養や食べやすさも考えて作っているのに毎回泣かれてしまって、気が滅入っているみたい。
ちゃんと薄味で、栄養も考えて作っているのに、ちょっと食べて大泣き…そんな泣き方を毎日されたらママも参ってしまいますよね。
しかしせっかく頑張ってご飯も作っているのに、泣かれるのがしんどくてついお菓子をあげていませんか?
お菓子に慣れてしまった子供は次のようになってしまうかもしれません。
マンマきた〜♪でもお菓子じゃない!ちがーう!!でもお腹空いてるから食べる‥でもちがーう!うわ〜ん!
こんなふうに泣いたり食べたりしてしまうのかもしれませんよ?あるいは「泣いたらお菓子がもらえる!」とわかって泣いている可能性もありますよね。
そうならないためにもお菓子はいつもあげることはやめましょう。
お菓子の味を覚えたら、ママが薄味で栄養満点のご飯をいくらがんばって作ってもお菓子には勝てなくなりますよ?
せっかく食べてもらいたくて作っているのですから、余分なものはあまり与えないように心がけましょうね。
甘くて食べやすい「ニンジンとさつまいものスープ」
ここでおやつの代わりになるような甘くて食べやすい濃厚ポタージュスープのレシピを紹介!
おやつの代わりにしたい芋類と乳製品を組み合わせました。
野菜が苦手なお子さんも、液体にすることで食べやすくなりますよ。
味つけはシンプルに塩のみ、さつまいもの甘味でニンジン臭さを感じにくくしています!
調理時間は10分ほどですよ♪材料はこちらをご用意ください。
- ニンジン 100g
- さつまいも 100g
- 牛乳 300ml
- 塩 小さじ1/2
ニンジンとさつまいもはひとくち大にカットして500wのレンジで5分温めます。
今回は皮も一緒に使いましたが、さつまいもの皮の食感が気になる方や、お子さんが嫌がりそうな場合はむいて下さいね。
柔らかくなったら牛乳と一緒にブレンダーへ入れましょう。(ブレンダーの代わりにミキサーやフードプロセッサーでも作れますよ)
ブレンダーの電源を入れ、なめらかになるまで攪拌(かくはん)させましょう。
器に盛りつけてトッピングしたら出来上がりです。
お子さま用にはそのまま盛りつけし、大人用には岩塩、ブラックペッパー、オリーブオイルなどをトッピングすると美味しく飲むことができます♪
子供の成長に欠かせない栄養がたっぷり入ったスープです。お手軽なのでぜひ作ってみて下さいね。
自我が現れてきた子には自分で食べさせてみよう
1歳を過ぎたころは、「自分でやってみたい!」という気持ちが芽生えてきます。
それを叶えてあげるには、手で持ちやすいようにおにぎりを小さくしたり、野菜などはフォークを使って食べられる大きさにするなどの工夫が必要です。
しかし床の食べこぼしや、汁物を倒してしまう事を考えると自分で持たせる事はなかなか勇気がいりますよね。
それなら、床にはこぼしてもすぐ拭き取れるようなビニールタイプのマットを用意したり、汁物は倒してもこぼれない入れ物に変える事で防げます。
汁物はとろみをつけて、倒した時にあまり広がらないようにしても良いですね。
そして野菜を細かく潰して肉団子やパンケーキなどに入れるなど、調理法の工夫もあります。
ブレンダーのように便利な調理器具を活用すれば、面倒な調理も簡単に済ませられておすすめですよ♪
あまり手を出さず、お子さんの好きなように食べさせてみましょう。
また、1歳の子供が泣くのは「自分の感情をしっかり出せている証拠」でもあります。
「泣くことは良いこと!」と割り切って気楽に考えていきましょう♪
手で持って食べられる「簡単和風かぼちゃコロッケ」
かぼちゃと鶏ひき肉で作る、ご飯がすすむ和の味つけにした揚げないコロッケです。
お子さんでも手で持って食べられるくらいの小さいコロッケなら、だいたい15個分できますよ。材料はこちらです。
- かぼちゃ 1/4個
- 鶏ひき肉 150g
- 玉ねぎ 1/2個(100g)
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- さとう 大さじ1
- パン粉 40g
まず固いかぼちゃを切りやすくするために、タネとワタを取り除きラップをかけて500wのレンジで5分あたためます。5分後レンジから取り出して冷ましておきます。
かぼちゃをレンジにかけている間に、玉ねぎをみじん切りにしておきましょう。
かぼちゃが冷めたらこんな感じに小さめにカットし耐熱容器に入れ、また柔らかくなるまでレンジにかけます。
皮には栄養がたっぷりあるので一緒に食べてほしいですが、苦味もありますのでお子さんが嫌がったときはむいて下さいね!
柔らかくなったかぼちゃは潰しておきましょう。
鶏ひき肉と玉ねぎを色が変わるまで炒めます。
色が変わったらしょうゆ、みりん、さとうで味つけし、かぼちゃが入っている耐熱容器に入れて混ぜ合わせておきましょう。(コロッケのタネ)
次はパン粉をこんがりと色がつくまで炒めます。
コロッケのタネをラップに包んで丸め、パン粉の上に転がします。お子さんが自分で持って食べられるサイズに作って下さい。
お好きな形に成形したら出来あがりです。丸や俵型、星やハートとアレンジもたくさん出来てお子さんも喜びますよ♪
たくさん余っても冷凍保存しておけば、好きな時にすぐ食べられますね。
その時には解凍してオーブントースターで温め直せば、少しですがまたサクサク感が復活しますよ。
夏バテしないように冷房をかけてあげよう
夏は暑さで大人でも食欲がわかなくなりますよね。
夏の暑い時期にお子さんが泣いてばかりなら、冷房のきいた部屋にすることで元気が出て機嫌も良くなり食べられることもあります。
また季節問わず、眠気が邪魔して機嫌が悪くなり泣き続けることも。
そんな時には時間帯をずらして食べさせてみることですんなり解決できる場合もありますよ。
体調不良が治ったのに家で泣いてご飯を食べないのはなぜ?
体調を崩してしばらくママと一緒にいると、赤ちゃん返りをしてしばらく甘えることがあります。
保育園でしっかり食べてくれるのに家は泣いて食べないなら、ママに甘えたいのかもしれません。
お子さんも保育園に行っているのなら、ママのいない保育園でがんばっているんですよね。お家にいる時はいっぱい抱っこして甘えさせてあげましょう。
また、保育園でもご飯を泣いて食べないのなら、体調が全快になっていないか、食欲が戻っていないか、体調不良の疲れで眠いのかもしれません。
あるいは体調不良がつらかったのを思い出してしまったかもしれませんね。
そんなお子さんの気持ちを考えると、「もう少し見守ってあげてもいいかな」と思えますよね。
普通に戻ってくれるまで少し辛抱して、それでもしんどい時にはお子さんに「ママ疲れちゃった」と相談してみてはどうでしょうか?
お子さんはママの気持ちに敏感です。相談するだけで何か変わるかもしれませんよ♪
イヤイヤ期で食べそうになければ片付ける
泣き出したばかりの時には少し様子を見て、それでも泣きやまずに食べない場合は、思い切って片付けてみるのも良いですよ。
調理法をどんなに工夫しても、環境を整えてみても泣いてばかりで食べてくれない時だってありますよね。
1歳になると何でもかんでもイヤになるイヤイヤ期が来ます!
お子さんにもその時に食べたい物、食べたくない物や気分もあるかもしれません。
その感情をうまく伝えられないからイヤイヤ言うしかないんです。
ですからどうしても泣きやまない場合には「ごちそうさまね」などの優しい声かけを忘れずにして、確認した上で片づけましょう。
私はこの時期イライラして子供に当たってしまったことがあるんです。
でも何であの時優しくできなかったのかと今はとっても後悔しています。
イライラしたママの気持ちはお子さんに伝わりますよ。
子供の成長はあっという間です。私のように何年後かに後悔しないよう、あまり考え過ぎず気楽に楽しんで育てて下さいね。
ご飯をあげるときに気をつけることは?
1歳頃からだんだんと大人に近いご飯が食べられるように変わってきますね。
硬いものに違和感を感じて泣く場合は、一度口から出した硬さを覚えておき、次から柔らかく調理したり、細かくして他のものに混ぜ込むなどで対策してみましょう。
そして市販の味が濃いお菓子やファストフード、レトルト食品などをよく食べていると、家庭で作った味が薄いものはイヤとなりがちです。
大人も同じですが、味の好みはなかなか変えられませんよね。
でも忙しいママにはそれらはありがたい存在です。
あなたがもしそれに頼っているのなら、その濃い味つけが原因でお子さんが泣きわめいているかもしれませんよ。
後々自分がイライラしないためにもあまり活用しないように心がけてみては?
常備菜や冷凍保存などを時間のある時にまとめて用意してみてはいかがでしょう。
たまにレトルトやお菓子などを頼ると言う具合にすると、濃い味でなくてはイヤ!と食べないことはなりにくいですよ。
薄い味付けの離乳食に慣れていて、逆に濃い味がイヤと思って食べない場合もあります。
この場合は、うまく出汁を使って素材の味を生かした調理法で作ってみたらいかがでしょうか?
野菜は少量の塩をふりかけて弱火でじっくり蒸し焼きにすると、驚くほど旨味や甘味が出ますよ!ぜひお試しください♪
1歳の子供がご飯を食べない理由とは?
お子さんがご飯を食べてくれないのは数多くのママの悩みの種でもありますよね。
1歳のお子さんは、昨日まで食べていたものも急に食べなくなってしまったり、遊びながら食べてしまう時期でもあります。
ではなぜ1歳のお子さんがご飯を食べないのかいくつか理由を見てみましょう!
- 親のイライラを感じてとっている
- メニューが食べたい物じゃない
- お腹が空いていない、または満腹中枢の信号
- 体調不良
- 味や食材が苦手
- ご飯に興味がない
1歳の子供にある「イヤイヤ期」でも少しお話しましたが、お子さんは親のイライラを感じてとっています。
お子さんが食べないでぐずぐずしている時は、ママが急いでいたりイライラしている時だったりしませんか?
そんな時は「イライラしちゃだめ!!」と自分に言い聞かせると、自分の感情をコントロールできますよ。
また、メニューがお子さんの食べたいものと違って、食べない場合もあります。
1歳になると味覚の発達によって、味を敏感に感じるようになるためですね。
お子さんの気持ちと少しでも違ったら、、断固として食べなかったり吐き出したりしていしまいます。
そして、初めてのものは口に入れずに嫌がるのも1歳のお子さんの特徴です。
しかし何度もご飯に出てきて見慣れたり、成長していく過程で味覚や嗅覚(きゅうかく)が和らぐと、食べられることもありますよ。
ですから色々な食材を用意し、何度も見慣れさせるように一度嫌がったものも続けて食べさせてみて下さいね。
また、もしかすると保育園で頑張っていっぱい食べたためお腹が空いていなくて食べない場合もありますよ。
そしてこの時期になると、お腹いっぱいと感じる「満腹中枢」が完成します。これにより「もういらない」と食べなくなるんですね。
1歳まではよく食べていたのに急に食べなくなったと感じたのなら、「おなかいっぱい」という信号が発達しています。これも成長した証ですね!
さらに、具合が悪い場合も考えられます。いつもと様子が違うようでしたら病院に行くことをおすすめします!
私の娘は1歳の頃毎月のように熱を出して、小児科の先生にはずいぶんとお世話になりました。今はピンピンしていますよ♪
環境の変化で食べてくれるようになるかも!?
1歳の頃はご飯を食べる時間の習慣や、ご飯を集中して食べる習慣が身についていないお子さんがほとんどです。
そのため、まだお腹が空かなかったり遊びたがったり、ご飯に興味を示さなくなります。
こんな時には、「何か好きな番組が終わったら食べる」とか、「この音楽が流れたらご飯タイム」など、お子さんにもわかりやすい合図を作ってあげると身についていきますよ。
そしてお子さんが座る向きを、おもちゃやテレビが見えないようにする事にも注意してみて下さいね。
好きな音楽を流して「さあご飯の時間だよ」と合図してあげたら気分も変わりやすいですよ。お子さんの気分が変われば何事もなかったかのようにケロッと泣きやみますよ。
また、テレビだと目がそちらに集中してしまい良くないですが、音だけならきっと食事にもあまり影響なく食べることができるでしょう。
この他に、普段座っている椅子の場所を変えてみても良いですね。
普段ダイニングテーブルに備え付けた椅子で食べているのなら、床にある椅子に変えてみたり、たまにはパパに抱っこしてもらいながら食べたりしてみましょう。
暖かい時期なら、ベランダやお庭、公園、ショッピングセンターの休憩所など、食べる場所をそのまま変えてみたら気分転換にもなりますね!
そして、使っている小物を変えてみても気分は変わります。その時興味があるものを使うことで気が紛れる可能性もありますよ。
ですから、お皿やスプーン、フォークなど100円ショップの安い物でも構わないので、あらかじめ用意をしておくと良いですね。
いくつか用意してあれば、「今日はこっちにする?」と声かけもできます。
そんなふうにコミニケーションを取るだけでもお子さんにとってご飯の時間を楽しく感じられますよ。
ご飯の時間を楽しく感じることができれば自然と食べてくれるようにもなるでしょう。
お口サイズに合わせた「たっぷり野菜のおかず蒸しパン」
「ご飯を食べ始めるけどいつまでも飲み込まない」「すぐに気が散ってしまう」という時には、食材の大きさがお子さんに合っていないかもしれません。
お子さんに食べてもらうなら、最初から一口サイズを小さめにしてみましょう。
今からご紹介する「たっぷり野菜のおかず蒸しパン」は、小麦アレルギーがあるお子さんも食べられるように、小麦粉を使わないレシピになってます。
調理時間は10分ほどですよ♪材料はこちらを用意してください。
- 冷凍ブロッコリー、パプリカ(赤・黄)、ミニトマト、冷凍えだまめ
それぞれ少量ずつ - 塩 ひとつまみ
- たまご 1個
- 牛乳 20g
- さとう 10g
- 米粉パウダー 10g
- おからパウダー 10g
- ベーキングパウダー 4g
まずは、野菜類とひとつまみの塩を耐熱容器(耐熱ボウル)にいれ、500wのレンジで3分あたためます。
取り出して冷めたら、大きい野菜はキッチンバサミや包丁で細かく刻んでください。
次に、たまご、牛乳、さとう、粉類も合わせて均等になるまでよく混ぜましょう。
全部混ぜたらこんな感じになります。野菜が細かくなったので、野菜嫌いなお子さんでも食べてくれそうですね!
そのあとは、再び500wのレンジで5分あたためます。表面がぬれていたら乾くまで30秒ずつ追加して下さい。
乾いたら、容器をまな板にひっくり返して、あら熱を取ってから切って下さいね。お子さんのお口に合わせて、小さめサイズにしてみましょう。
せっかく蒸しパンを作るなら、甘いだけではなく栄養満点な蒸しパンがおすすめです!
塩ひとつまみと野菜のうまみだけで味つけいらず。混ぜてレンジにかけるだけのお手軽レシピでした♪
色々食材を変えてアレンジできますので、お子さんのお好きな野菜に変えて作ってみてもいいですね。ぜひお試し下さい!
1歳の子供が食べるご飯の量はどのくらい?
うちの子はよくご飯を食べるけど食べ過ぎかな?
「うちの子は泣いてばかりでいつも食べさせていないけど、大丈夫かな?」なんて不安に思ってしまいますよね。
食べる量の正解は1つではないんですが、こちらに1歳の子供が食べるご飯や食品の目安量を紹介しますね。
柔らかく炊いたお米 | 90~110g |
普通に炊いたお米 | 65~80g |
野菜や果物 | 40~45g |
豆腐や乳製品 | 50~55g |
お肉やお魚 | 15~20g |
卵 | 1/2~2/3個 |
1歳の子はパンやうどんなども好きですよね。パンは50g程度、麺類なら80g程度と合わせて覚えてみてください。
1歳の子は成長が早いので数ヶ月で食べる量は増えていきます。
しかし成長には個人差がありますし、1歳になっても母乳やミルクを飲んでいればご飯の量は変わってきます。
これらの数字はあくまでも目安です。数字を守ろうと頑張り過ぎず、気楽に考えてみてくださいね。
まとめ
- 食欲があるのに泣くのは、「お菓子が欲しいのにご飯が出てきた」から
- 自我が現れてきた子には、食事を細かくするなどの工夫を取り、自分で食べさせてみる
- 体調不良が治ったあとは赤ちゃん返りをしやすく、保育園では食べるのに家で泣いて食べないことがある
- イヤイヤ期で泣く子なら、思い切って食事を片付けてみる
- 1歳の子供がご飯を食べない理由は、お腹が空いていない、または満腹中枢と食事があっていない、などが考えられる
- 1歳の子供が食べる目安量は、ご飯の中でも柔らかいお米なら90~110gくらい
1歳のお子さんが泣くことは良いことです!
私も経験者なのでイライラする気持ちも痛いほどわかりますが、もっと力を抜いて気楽に考えてみましょう。
ストレスが溜まったら、上手に息抜きできる時間を作って、自分をリラックスさせてあげて下さい。
ご家族みんなで楽しみながら過ごしていけることを願っています♪
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