ホッチキス針を雑誌から取り除くとき、針をつかんでグリグリして指先が痛くなったり、紙がぐちゃぐちゃになることはよくありますよね。
私の取り方は、爪にホッチキス針をひっかけて左右に激しく動かしながら引っ張るので、よく雑誌に大きな穴が開いたり、破けてしまいよく後悔してました。
あなたが憧れているアイドルのページであればなおさら、大事な顔や体が破けてぐちゃぐちゃになった姿を見るのは絶対避けたいですよね!
ホッチキス針を雑誌から取り除くにはコツがあって、針をコの字のようにまっすぐ立てて引っ張るだけなんです!
大量の雑誌からホッチキス針を取り除きたい方には、専用の器具もご紹介しますので参考にしてくださいね。
取り方を覚えれば、ホッチキス針で留まっている書類をコピーする時にも重宝しますよ。
雑誌からホッチキス針の取り方を簡単にできるコツ
雑誌を留めているホッチキス針(中綴じ雑誌)は、取り方が簡単で、コツは針の裏側をまっすぐに立てて、いっきに引っ張るだけなんですよ。
準備するものは、ホッチキスもしくはマイナスドライバーです。
ホッチキスを使った針の取り方は、本体おしりの部分に付いている薄いヘラのようなリムーバーを使います。
- ホッチキス針の裏側をまっすぐに立ててコの字型にする
- 表側のホッチキス針と雑誌の間にホッチキス本体についているリムーバーやマイナスドライバーを差し込む
- リムーバーやマイナスドライバーをまっすぐ上に引っ張ってホッチキス針を取る
1.の工程で雑誌のページがきれいな状態を保つことができるか決まってしまいますので、頑張ってホッチキス針をまっすぐ立てましょう。
ホッチキス針が斜めになっていると、針が裏側で雑誌に引っかかってしまいます。
そうするとホッチキス針を引っ張るとき、周りの紙面がぐちゃぐちゃになったり、穴が開いてしまったりしてしまうんですよ。
私はつい面倒くさがった取り方で、裏の閉じているホッチキス針をまっすぐにせず、斜めにしたまま取り除こうとしてしまって雑誌を破いてしまうんですよね。
雑誌から取り外したいページがあなたの大好きなアイドルであれば、顔に大きな穴を開けてしまって、泣く泣く諦めるってことになってしまいますよ。
大切なページはきれいな状態で残したいので、必ずホッチキス針の裏側はまっすぐに立てて、上に引っ張りましょうね。
このひと手間で、あなたの憧れのアイドルがきれいな状態で手元に残りますよ!
ホッチキス針を使ってない雑誌からページを取り外す
雑誌にはホッチキス針で製本していないものがありますが、これを無線綴じ雑誌といいます。
無線綴じ雑誌の場合は、熱を使って背の部分の接着剤を溶かせば簡単に雑誌からページを取り外せます。
今回はご自宅にあるものを使った方法をご紹介しますので、ドライヤーかアイロンをご用意してください。
そして、接着剤が付いている背の部分に上から下までまんべんなく熱を当てるだけでOKです。アイロンを使う場合は、クッキングシートなど間に挟んで下さいね。
そうすることで熱が接着剤を溶かし、欲しいページを簡単に雑誌から取り外すことができますよ。
私はドライヤーやアイロンの代わりにヒートガンを使って、雑誌だけでなく、接着剤が付いたスティッカーやフィルムなどなんでも剥がしちゃいます。
コツは均等に熱を行きわたらせることです。十分に温まったらゆっくりページを剝がしていきましょう。
熱を使うのでくれぐれも火傷や火事などには気を付けて、あなたの大切な1ページを記念に残しましょうね。
雑誌のホッチキス針は専用リムーバーで簡単に取り外そう
ホッチキスリムーバーは、雑誌を留めているホッチキス針を、簡単に取り外すことのできる専用文具のひとつです。
数枚程度の書類であれば、ホッチキス本体についている簡易なリムーバーやマイナスドライバーでもOKです。
しかし雑誌などに使用されているホッチキス針って結構大きくて硬いですよね。
それを大量に…となると大変なので、そんなあなたには専用のホッチキスリムーバーをおすすめします。
あまり聞きなれないものだとは思いますが、あるとないとでは作業効率に大きな差がでてしまいますので、この機会にぜひ1台お手元に置いておきましょう。
ホッチキスリムーバーを選ぶ3つのポイント
作業効率が上がって重宝するホッチキスリムーバーですが、色々な種類があるので、まず選び方のポイントを押さえましょう。
きっとあなたにぴったりのホッチキスリムーバーが見つかりますよ。
まずはホッチキスリムーバーを選ぶ3つのポイントを見ていきましょう。
- ハンドルタイプまたはスライドタイプ
- 対応する針の大きさと雑誌や書類の厚さ
- 抜いた針の収容機能の有無
1つ目のポイントは、ホッチキスリムーバーの形状やタイプです。
ハンドルタイプはペンチのような形状で、ハンドルを握ってテコの原理でホッチキス針を取り外します。
力を入れずに上に向かって抜くので、雑誌のページに穴が開いたり、ぐちゃぐちゃになったりしません。
スライドタイプはスティック状のデザインで、ハンドルタイプに比べるとスマートな形です。
ホッチキス針の下に滑り込ませて使用するタイプですが、あまり強度が無いため、留めている枚数が多い雑誌や書類を外す場合には多少力が必要になります。
スライドタイプはペンケースなどに収納しやすくて持ち運びが楽だね!
2つ目のポイントは、ホッチキスリムーバーが対応しているホッチキス針のサイズと、どれくらいの枚数を留めている針なら抜き取れるかということです。
ホッチキス針には「号数」というサイズがあり(「10号針」「11号針」「12号針」「中型・3号針」など)、一般的な大きさは「10号針」です。
号数によって針の大きさや太さ、綴じれる枚数がそれぞれ違います。雑誌が分厚いとそれだけ頑丈なホッチキス針を使っていますよね。
「中型・3号針」を外すときはパワーのあるタイプのホッチキスリムーバーを選ぼうね。
雑誌から取り外したいホッチキス針がどの号数なのか前もってチェックしましょう。
対応「号数」が分からない方は、種類の違うホッチキス針に対応しているホッチキスリムーバーもありますので、そういったものを選ぶといいですね。
最後に3つ目のポイントは、抜いたホッチキス針の収容機能があるかどうかです。
ホッチキス針を抜いた後、あっちこっち散らばっていると片づけるのが面倒ですし、知らずに刺さってけがしたら危ないですよね。
そんな問題を一気に解決するために、抜いた針の収容機能が付いていると便利ですよ。
マグネットなどで回収する機能が付いたホッチキスリムーバーもあるよ!
また実用的なホッチキスリムーバーですが、ホッチキスやほかの文具と色合わせしてちょっとおしゃれなものを選ぶのも楽しいですよ。
ハンドルタイプのおすすめ3種類を紹介
上記のホッチキスリムーバーを選ぶ3つのポイントをふまえて、私がおすすめするハンドルタイプを3種類ご紹介します。
- 藤原産業(株)SK11シリーズ ステープルリムーバー
- サンスター文具(株) はりトルPRO
- Daiso ダイソー ホッチキス針はずし(メタルワイドグリップ)
特徴やカスタマーレビューなども記載していますので選ぶ際の参考にしてください。
タッカーも外せる工具兼ステープルリムーバー
最初のおすすめはハンドルタイプの、藤原産業(株)SK11シリーズ ステープルリムーバーです。
この商品はAmazonの売れ筋ランキングナンバーワンで、レビューも高評価のおすすめ商品です。
用途はホッチキス針だけでなくタッカーのステープルまで外せるので、幅広く使えますね。
タッカーとは、木材などに打ち込むコの字型のステープルで、イスの布貼りや薄い合板の加工などによく使われています。
特徴は、テコの原理で楽にホッチキス針やタッカーのステープルを外せるハンドルタイプで、力を入れやすい大き目のグリップです。
ホッチキス針の収納機能はついていません。
製品サイズは【幅45x高さ175x奥行き28mm】で重量は133gで少し重めです。
雑誌のホッチキス針だけでなく日曜大工やDIYなどに利用される方でしたらこの商品は買い!ですね。
10号針と3号針に対応しているはりトルPRO
もうひとつのハンドルタイプはサンスター文具(株) はりトルPRO ホッチキス リムーバーです。
特徴は、パワーレスでできるハンドルタイプで、ハンドルを握り上に向かって抜くので、紙の穴が広がる心配もありません。
対応ホッチキス針は、10号と3号にも対応していますので心強いですね。
製品サイズは、【幅119x高さ53x奥行き13mm】で重量は55gです。
カスタマーレビューでは、タッカーもOKで、さびにも強く、値段も手ごろでコスパ最強の殿堂入りアイテムとして絶賛されています。
実は私もこっそり愛用しています(笑)
藤原産業(株)のSK11シリーズ ステープルリムーバーと比べるとスマートさには欠けますが、軽めで文具ではなくツールとしてお使いいただけますね。
スライドタイプのおすすめ3種類を紹介
次はスライドタイプのご紹介です。ハンドルタイプと違い収納しやすい形で持ち運びが便利な3種類です。
またかわいらしいピンクのハンドルリムーバーもあり、文具として常用できますね。
- マックス (株)10号針用針収納型リムーバ ホッチポン
- PLUS(プラス) リムーバーブルー
- コクヨ (株)リムーバー 10号針用除針器
スライドタイプは文具メーカーが多いのも特徴ですね。
収納ケース付きならマックスのホッチポン
スライドタイプのおすすめ筆頭はマックス (株)10号針用針収納型リムーバ ホッチポンです。
ホッチキス針10号に対応していて、対応枚数は2~10枚です。 スライドタイプで力を入れなくてもすっと滑らすだけで、ホッチキス針をサクサク外すことができます。
また、連続除針もOKで、抜いた針を収納する機能も付いています。さらにマグネットが内蔵されているので、外した針をもれなくキャッチすることができますよ。
製品サイズは【幅23x長さ135x高さ23mm】で重量は26gと軽量です。
色はピンク、ブルー、グレーがあり、ペンケースに1本入っていても違和感なくおしゃれな感じですね。
10号針と35号針に対応しているリムーバーブルー
2番目におすすめのスライドタイプ商品は、PLUS(プラス) リムーバーブルーです。
特徴は、前に軽く押すだけでホッチキス針を取り除くことができるスライドタイプで、10号、35号のホッチキス針に対応しています。
取り除いたホッチキス針は、針押さえがあるので飛び散りを防いでくれます。
製品サイズは、【高さ13x幅132x奥行き132mm】で重量は18.14 gです。
軽いので、長時間作業しても手が疲れないですよね。
レビューには、30年以上もの愛用者もいて、安心、定番の商品ですね。
ホッチキス針をホールドできるコクヨのリムーバー
スライドタイプの最後は、コクヨ (株)リムーバー 10号針用除針器です。
スライドタイプで、紙面にそってホッチキス針の下にリムーバーを差し込み、水平に前へスライドさせると簡単にホッチキス針が外せます。
外したホッチキス針をホールドして、ワンタッチで捨てられるので飛散させずに済むのが特徴ですね。
製品サイズは、【高さ12x幅136x奥行き14mm】で重量は17gでこちらも超軽量です。
kokuyo
以上おすすめの6商品をご紹介しました。
用途や頻度に合わせて、あなたに合ったホッチキスリムーバーを選びましょう。
後回しになってた雑誌の山がこれですっきり片付きますね!
雑誌からホッチキス針を取ったページの保管方法3選
これまで、雑誌からホッチキス針を取る方法をご説明しましたが、今度はそのページを大切に保管する方法をご紹介しますね。
おすすめの保管方法は3つありますので、あなたに合った方法を見つけてくださいね。
- ファイリングする
- 更に残しておきたい部分を切り取って、スクラップブックやアルバムに貼る
- ページをまとめて端をホッチキスで留め、ドキュメントファイルなどにまとめる
ファイリングするさいの注意点は、雑誌によって大きさが違うということです。アイドル雑誌にはA4とA4ワイドの2つのサイズがあります。
A4サイズの雑誌は、月間テレビライフや、BEST STAGEなどで、A4ワイドは、Myojoやan・anなどです。
ファイリングには2つ方法があって、1つ目は、リフィルにページを入れて、リングバインダーに綴じていく方法です。
バインダーは厚さがあるので、たくさん収納できて、A4、A4ワイドサイズも一緒にファイリングできますのでとっても便利ですね。
2つ目は、クリアホルダーに収納していく方法です。
クリアホルダーには枚数があらかじめ決まっていて、20~40ポケットが一般的です。ただ、リフィルできないのとサイズが決まっているので注意してくださいね。
2つ目の保管方法は、残しておきたい部分を切り取ってスクラップブックやアルバムに貼り、あなた自身でおしゃれにデコレーションしちゃいましょう♪
コメントなども書き込めるので、後で見直しても楽しい思い出になりますね。
最後は、雑誌から取り外したページを重ねて、端をホッチキスで留めてドキュメントファイルなどにまとめる方法です。
取り出しやすく、後でファイリングやスクラップブックなどでデコレーションしたいときに便利ですよ。
大切に保管することで、いつでも好きな時に眺めて楽しめますし、整理整頓ができて一石二鳥ですね!
雑誌からホッチキス針を分別する必要はある?ない?
雑誌からホッチキス針を分別する必要はないけども、自治体や製紙会社は雑誌からホッチキス針を「できれば取り除いてほしい」というのが本音です。
実際にいくつかの自治体ホームページには雑誌のホチキス針について分別が記載されています。
言い方は柔らかいですが、つまり「ホッチキス針は取り外して雑誌と分別してほしい」ということです。
ホッチキス針を外すことが困難ならそのままリサイクルに出してもOKですが、できればホッチキス針を外してもらうと余計な手間が省け、コストが削減できます。
ホッチキス針が残ったままの紙や雑誌が多いと、リサイクル過程の「異物を取り除く作業」が困難になる場合もあります。
製紙会社の見解では、製紙工場の設備によっては条件が異なるらしく、「分別する必要はない」に賛否両論です。
雑誌などをリサイクルする工程は、水と一緒に雑誌などの古紙を解きほぐして繊維状にします。
そして、ホッチキス針など金属を取り除く除去装置を複数組み合わせることによって、異物やインク粒子を排除します。
この異物を除去する作業の負担を軽減し、リサイクル紙に異物が混入する可能性を防ぐためにも、できればホッチキス針は外してほしいのが本音のようです。
ホッチキスメーカーが「分別する必要なし」と記す理由
ホッチキスメーカーが「分別する必要なし」をアピールする理由は、リサイクルの促進に期待しているからです。
「雑誌のホッチキス針は取り除かなくても大丈夫だ!」ということを知れば、雑誌をゴミとして扱う人が減ることになります。
手間さえなくなれば、ホッチキス針が付いた雑誌でも積極的にリサイクルに出すようになり、できる範囲でリサイクル促進に協力したいと思えますね。
ホッチキス針が入った箱の裏面を見ると、「ホッチキス針は古紙再生工程で支障ありません」という文面があります。
「古紙再生工程で支障ありません」ということは、紙をリサイクルするときに、ホッチキス針が混入していても大丈夫ということですよね。
実はホッチキスメーカのアンケートで、「ホッチキス針はリサイクルの過程で支障がない」ということを知らない人が8割以上にのぼりました。
実は私もそうでした。雑誌は紙、ホッチキス針は金属として分別しなければいけないと思って、せっせと雑誌からホッチキス針を取り外していました。
ホッチキス針を外すのは本当に手間がかかりますよね。その手間が原因で燃えるゴミとして間違った認識で出される雑誌や書類などの紙資源はたくさんあるんですよ。
雑誌を燃えるゴミで出すときにはホッチキス針を外して、リサイクルに出すときはホッチキス針を外さなくてもいいのが正解だね。
財団法人古紙再生促進センターのホームページでも、雑誌のホッチキス針は取り除かなくても大丈夫だと記載されています。
理由は、リサイクル行程中に「金属と紙を分ける作業」があるので、雑誌についたホッチキス針が取り除くことができるからです。
ホッチキス針を取り除くのが面倒だと、ついついリサイクルに回さず、ゴミとして捨ててしまいたくなりますよね。
ホッチキス針と雑誌を「分別する必要なし」が認知されれば、雑誌を貴重な資源としてリサイクルに出そう!と思う人が増えることに期待できますね。
まとめ
- 雑誌を留めているホッチキス針の取り方は、コの字にまっすぐ伸ばして、いっきに引き抜く
- 無線綴じの雑誌は、背に熱を当てて、接着剤を溶かしてきれいに剥がす
- 雑誌を留めているホッチキス針の取り方は、専用リムーバーが簡単で便利
- ホッチキスリムーバーを選ぶ3つのポイントは「タイプ」と「対応針数と厚さ」と「抜いた針の収容機能の有無」
- 雑誌からホッチキスの針を外してゴミの分別はしなくてもOK
- リサイクル業者や自治体は「できればホッチキスの針は雑誌から外してほしい」というのが本音
- ホッチキスメーカーや財団法人古紙再生促進センターは分別よりも、リサイクル資源の確保を優先
雑誌を留めているホッチキス針の取り方は、数枚程度であればあなたの手を使って簡単にできますが、大量の場合は専用リムーバーを用意しましょう。
また、今までちょっと面倒だなと思っていたホッチキス針を使ってない雑誌の取り方もご紹介しています。ドライヤーやアイロンで簡単にページを剥がすことができます。
これで後回しにしようとして溜まった雑誌も、負担にならず効率アップでさっさと片付いてしまいますね。
欲しいページを取り外した後の雑誌は資源ごみとしてリサイクルに出して、生まれ変わらせてあげましょう。
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