ライダースジャケット、革ジャンなどを含めて、メンズのレザージャケットはいつの時代も男性の格上げアイテムです。
私は女性ですが、個人的にもレザージャケットは好きですし、私も過去には愛用していました。
メンズのレザージャケットは、アメカジファッションが流行しているときはとても重宝します。
しかし、トレンド(ファッション系統)、サイズ感を一歩間違えると、とたんに着こなし方が難しくなります。知らないままと着ていると、「ダサい」印象がついてしまいます。
またメンズのレザージャケットは、派手すぎるとかえって威圧感を与えます。そのため、一般の女性からは「ダサい」というよりも「怖い」という印象になってしまいます。
せっかくカッコいいレザージャケットを着こなすためにも、「ダサい」を脱却できるアイテムや着こなし方などを解説します。
メンズのレザージャケットがダサいと思われるのは…
メンズのレザージャケットは、アメカジ風なファッションが一番よく似合います。
身体にフィットさせて着るものが多いため、細身なデザインで、身体のラインを強調させて着こなします。
しかし、その着こなし方が流行トレンドと噛み合っていないと、「ダサい」と思われます。もし、アメカジ系よりもストリート系のファッションが再燃していれば、なおさらです。
ストリート系のファッションといえば、大きめの服でダボっと着こなし、身体のラインを程よく隠すのが特徴です。
あえて、オーバーサイズで大きめの服を選んで、カジュアル感やリラックス感を演出するのです。
上半身が細身で下半身がオーバーサイズだと、服によってはちぐはぐ感が出てきます。
そもそも「ダサい」の定義はとても曖昧です。「個性がない」「清潔感がない」「デザインが古い」「着こなし方が古い」など、いろんな理由を「ダサい」という一言で表現しているのです。
流行りに詳しい人が見たら、「それ昔に流行ったメンズ服じゃん。」「トレンドが古いよ。」などと思われてしまいます。
ストリート系のファッションに合わせようとして、あえてブカブカのサイズを選ぶ人もいます。しかし、細身なデザインの服は、身体にフィットしていないと一気にダサくなります。
また、革製品は使っていると圧力がかかり、身体になじんできます。大きめで着ていると革に圧力がかからず、なじみにくくなるのです。
トレンドに無理やり合わせようとしてオーバーサイズを選んでしまうと、ストリート系どころか「ただダサい人」になってしまいます。
現在では、メンズのレザージャケットでもカジュアル感を演出できるよう、オーバーサイズやパーカー風も出回っています。
ストリート風に着こなせるものを選べば、今風トレンドを取り入れつつ着こなせますし、時代遅れにも見えなくなりますよ。
レザージャケットを買うなら、個人的には一生モノとして着られる「本革」をおススメします。
イギリス発祥の老舗ブランド「Schott(ショット)」や、アメリカのブランド「AVIREV(アビレックス)」など、本革こだわったブランドがたくさんあります。
ただし、いきなり質やブランドにこだわるよりも、最初はフェイクレザー(合皮)の中から質感がよさそうなものを選んだほうが失敗しにくいです。こちらだったらシンプルで着やすそうですよね。
派手すぎるレザージャケットは威圧感を与える
革製品は、持っているだけで大人っぽい雰囲気ですよね。
革製品の中でも、財布やバッグのような小物は大人な男性に人気ですし、レザージャケットを着こなしている人は男性(同性)からも支持を受けやすいです。
しかし、ファスナーやスタッズのような装飾品がゴテゴテついていると、「大人っぽい」という印象を通り越して、逆に「男らしすぎる」「威圧感」「ハード感」を与えてしまいます。
そのため、あまりにも派手で威圧感が強すぎると、女性(異性)からは「怖い」と思われてしまうため、女性ウケが悪くなります。
装飾品が多い革製品の服を着ている人を想像してみてください。私なら昔テレビに出ていた「レイザーラモンHG」さんを想像してしまいます。
中身は誠実でいい人ですが、なかなかいかつくてハードな印象ですよね。誰か分かったら、私と年齢が近いです(笑)
また、メンズのレザージャケットの中には黒や茶色以外のカラーもあります。原色のような真っ赤、青色のような派手なカラーは着こなしがとても難しいです。
せっかく個性を出そうとしているのにうまくコーディネートができていないと、「着こなせていないな。」などと思われてしまいます。
派手なカラーをどうしても着たいのであれば、私だったら、インナーやボトムス、小物などをシンプルにして、色使いを抑えます。
原色の派手さを少しでも抑えられれば、コーディネート全体がまとまりますよ。
「ダサい」を脱却するにはサイズ選びから
レザージャケットは、身体のサイズと合っていなければ一気にダサくなります。
それを脱却するためにも、買う前の試着では以下のことに気を付けましょう。
- 自分の肩幅に合わせる
- 身体にピッタリ合うか、タイトめを選ぶ
- 着丈は短い(ただし、インナーの丈が5~7cm出るくらい)
- 体形によって、衿はシングルタイプを選ぶ
ライダースジャケットの中でも、衿が大きい「ダブルタイプ」は、どちらかというと肩幅が広くてがっしりした体形の人向けです。
細身な人、肩幅が小さい人、首が細くて長い人は、レザージャケットの中でも衿が小さい「シングルタイプ」が似合いますよ。
また、サイズが合っているのに「着せられている感」が出ているときは、買ったばかりの新品で本革がなじんでいないです。
買った後にしばらく自宅でなじませると、革が少し落ち着いてきます。少し柔らかくなった状態で袖を通すと、革が身体にフィットしやすいですよ。
着る人側の問題(レザーが好きで着ている、姿勢、日本人の相性)
男性がレザージャケットをかっこよく着こなしていると、同性の男性ウケはとても良いです。同じ男性だったら「自分も着てみたい!」と憧れますよね。
しかし、「似合っているかどうか」を気にしていると、だんだん姿勢が悪くなります。すると自信がなさそうに見えるため、「カッコ悪い」「ダサい」などと思われてしまいます。
そもそもレザージャケットを着ている人のほとんどは、革製品の愛好家です。
革製品は、年数がたてばたつほど独特の風合いが出てきます。
「エイジング(経年変化)」をかけることで、世界に一枚しかない風合いを作り上げていきます。その変化を見られるのが楽しいんですよね。
そのため、レザージャケットを好んで着ている人たちって、「レザーが好きだから」という気持ちで着ています。
またレザージャケットは、意外にも日本人に向いています。
日本人特有の小柄さだけでなく、肌色も、革製品の黒や茶色とよく合います。外国人は背が高く、肌も白っぽい印象ですからね。
少し小柄な体形の人がレザージャケットを着ると、いつもとは違う雰囲気になり「カッコよさ」を演出できるのです。
初めてレザージャケットに袖を通すと、少し硬かったり、肌に吸い付くような感覚だったり、他の服とは感覚が違います。なので、つい緊張する気持ちもわかります。
かっちり着るようなメンズのレザージャケットこそ、男性が姿勢を正して胸を張って着ると、カッコよく見えますよ。
レザージャケットの着こなし方
では、サイズもちょうどいいレザージャケットを選んだら、次は着こなし方です。
レザージャケットは一枚だけで主役級になれるアイテムです。そのため、インナーやボトムスを無地にすると、うまく引き立ちます。
中にパーカーやニットを着て、重ね着を楽しみましょう。カジュアルさがプラスされるため、ハードすぎる印象が和らいで、親しみ感が出ます。
また、レザージャケットがブカブカすぎる場合、あえて細身なTシャツやニットを着てみましょう。パーカーを着てフードを出し、重ね着感も楽しめます。
それに寒い冬なら、逆にブカブカすぎるレザージャケットが有利です。
細身なレザージャケットなら厚手なニットを着ると着ぶくれしますが、ブカブカすぎるレザージャケットなら、着ぶくれ感も少なくバランスがよくなります。
さらに、バッグやストール、腕時計などの小物を取り入れると、ごまかしが効きますよ。
例えば、ボリューム感があるストールを首に巻くだけで、目線がストールに向きます。
そのため、「多少ダサいかもしれないけど、ストールが似合っているから許せる。」と思われるのです。
私も、自分が気に入って買った服を、友人から「ダサい」と言われたくないです。
私だったら、服が引き立つような着こなし方を、鏡の前で研究します。そう、着せ替え人形のように、服をとっかえひっかえしながら(笑)
ときには、親しい友人に「この組み合わせってどう思う?」などと聞いて、意見をもらいます。
私の親しい友人は正直なので、「インナーが短すぎる。」「この間着てたインナーなら、ちょっと長いけど合うんじゃない?」などと、正直で的確なアドバイスをくれます。
「ダサい」の一言だけでなく、「どこが似合わないのか?」をハッキリ伝えてもらうと、自分で着こなし方を考えられますよね。
まとめ
- メンズのレザージャケットは細身なデザインでアメカジファッション向けで、ストリート系のファッションには取り入れにくい
- 装飾が多い、あるいは派手なカラーだと、「ダサい」よりも「威圧感」「怖い印象」などを与えやすくなる
- レザージャケットを選ぶときは、肩幅に合わせて、着丈は短めにする
- 中でもライダースジャケットを選ぶとき、体形が細身の人、肩幅が小さい人、首が細くて長い人は、衿が小さめの「シングルタイプ」を選ぶ
- 自分が選んだ服なら、周囲からの評価を気にせず、姿勢を正して着こなしたほうがいい
- レザージャケットを主役級に見せるためにも、インナーやボトムスはシンプルなものを選ぶ
- パーカーやニットを重ね着したり、小物を取り入れたり、他のアイテムでごまかすとおしゃれに見える
私は女性なので、メンズ服のコーディネートに対して詳しくはないです。
しかし、トレンドに沿っていないアイテムを無理やり組み合わせてもダサくなるだけ…というのは、女性も同じですよね。
アパレルメーカーも、レザージャケットとトレンドをうまく融合させるべく、オーバーサイズでも着やすい製品を開発しています♪
ちなみに、私も細身のレザージャケットは好きですし、男性が着ていても「ダサい」なんて全く思いません。
メンズ服に対して愛着やこだわりをもって着こなしていれば、「ダサい」なんていう人も減って、次第にあなたのこだわりを認めてくれますよ。
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