「週末は毛布を干すぞ!」と意気込んでいたのに、そういう時に限って天気が悪くなったことはありませんか?
また、花粉や黄砂が飛んだりカメムシにおびえたりと、好きな時に外に干せず、困ることも多いですよね。
そして毛布を室内で干してみても、「乾くのが遅い」「生乾き臭がする」とモヤモヤした日があったと思います。室内での干し方をどうすれば良いのか悩みますよね。
毛布などの大型寝具を、室内でもしっかり乾かす干し方のポイントは風通しをよくすることです。
室内での干し方を覚えておけば、天気も花粉も黄砂も虫も、もう怖くない!
自分のタイミングで寝具を干し、今よりもっと清潔で快適に眠って、スッキリとした朝を迎えましょう。
毛布の干し方のコツを知って室内で乾かそう!
毛布の干し方のコツは、室内でも外干しでも同じで「風通し」と「生地が重ならないこと」です。
この2つのコツを知れば、室内で毛布やシーツなどの大型寝具を乾かすのも難しくありません。
そこで有名なのが「M字干し」と「三角干し」です。
M字干しは、物干し竿2本をまたがせて、横から見た時に毛布がM字になるように干します。
三角干しだと物干し竿は1本です。毛布を対角線状に2つ折にして物干し竿に掛けると、下向きの三角形が2つできます。
角が下を向いていることで水分が角に集まっていき、乾きやすくなるという仕組みの干し方です。
三角干しでは、あらかじめ物干し竿にハンガーを5本くらい掛けておくと、毛布と毛布の間が広がってさらに風通しが良くなります。
どちらの干し方も風通しが良く、生地も重なりにくいという、2つのポイントをしっかり抑えた方法です。
1~2時間ごとに裏表をひっくり返すとさらに良いです。
毛布を干す前に表面のゴミをコロコロで取っておく
毛布を室内に干す前の下準備として、やっておきたいことがあります。
それは「表面についたゴミをコロコロや掃除機で取っておく」です。
というのも毛布の表面には、ほこりや糸くず、髪の毛などが意外とくっついています。
洗濯機でも除去しきれないし、ぬれた後では取りにくく、干している時に落ちたとしても床が汚れてしまいます。
ゴミを先に取れば間違いなく毛布はキレイに仕上がり、後から余計な手間も増えません。
数時間後を少しでもラクに迎えられるよう、必ず先にやりましょう。
扇風機やサーキュレーターを使って風をあてる
毛布を室内でより速く乾かすために、扇風機やサーキュレーターを使って風をあてましょう。
室内干しで心配な生乾き臭は、洗濯物がぬれている時間が長いほど発生しやすくなります。
生乾き臭を防ぐためにも強めの風を当てて、水分を蒸発させることが大切です。
また、扇風機やサーキュレーターを使うことで空気を循環させることができ、毛布周辺の湿度を低くできます。
洗濯物が速く乾くには、ぬれたもの自体の水分が蒸発することと、空気が循環することの両方が必要です。
窓を開けるときは窓際、閉めるときは部屋の中央で干す
毛布を室内で乾かすときは部屋の窓際と中央、どちらに干すと乾きやすいでしょうか。
「そんなの、窓の近くでしょ!?」と思ってしまいますが、状況によって変わります。
窓を開ける場合は窓の近く、窓を開けない場合は部屋の中央で干すと乾きやすくなります。
窓を開けて窓の近くで干すと、外の空気が入って風通しが良くなります。日が当たるとさらに短時間で乾きます。
しかし窓を開けない場合は空気が循環せず、湿気が窓際にたまってしまい、乾くのが遅くなります。
そのため湿気を逃がすことができるよう、部屋の中央で干すのがオススメです。
干す場所を変えられる方は、その日の状況に応じて試してみると良いでしょう。
毛布の干し方の次は洗濯方法も確認しよう!
毛布は干し方だけではなく洗濯の仕方も大切です。
「毛布の干し方がわかったから、洗濯の回数も増やしたい。でも手洗いは大変だから洗濯機で洗いたい!」
「この毛布が洗濯機で洗えるかわからないけど、私は洗濯機を信じてるから、とりあえず放り込んでスイッチオン!」…これは絶対にダメです。
毛布が傷むだけではなく、洗濯機が壊れる可能性もあります。それは避けたいですね!
毛布にも衣類と同様、洗濯表示が付いています。
毛布の洗濯表示を確認→洗濯機の説明書でコースを確認→毛布をじゃばらに折る→洗濯ネットに入れて洗濯機へ→スイッチオン
この順番を基本に進めるのがオススメです。
水おけに数字のマークは洗濯機洗いOK!
洗い方を示す洗濯マークの種類は大きく3つあります。
水おけマークにバツ印は手洗いも洗濯機もダメです。家庭での洗濯はできません。
水おけに手が入ったマークは手洗いはOKですが、洗濯機はダメです。ただし洗濯機の機種によっては対応できるコースがありますので、説明書をチェックしましょう。
水おけの中に数字のマークは洗濯機洗いOKです!数字は水温の限度を示しているので「40」と書いてあれば40℃以下の水で洗えます。
もし水おけマークにバツ印がついていたら、クリーニング店にお任せしましょう。
洗濯機に毛布コースがついているか確認しよう
洗濯機の説明書も確認しましょう。我が家の洗濯機は日立のビートウォッシュBW-V80Bです。
説明書を見るとありました「毛布コース」!この機種の毛布コースでは「手洗い40℃まで」の表示は洗濯OKと、ひと目でわかりました。
お家で使っている洗濯機に毛布コースがついているか、説明書を確認しましょう!
機種によって多少の違いはありますが、説明書には下記の項目がわかりやすく書いてありました。
- 毛布コースとはどんな洗い方か
- 洗える素材・洗濯表示
- サイズ容量
- おすすめ洗剤
- 洗えない素材・商品
- 毛布の折り方、入れ方
- 操作手順(ボタンを数回押す)
ページをパッと見ればわかるようになっているので、じっくり読む必要はありません!
説明書を読むのが嫌いな私でも「思ってたより簡単じゃん♪」と気がラクになりました。
説明書は捨てちゃった・どこにあるかわからないという方は、「〇〇(メーカー名) 洗濯機」などと検索して、型番を入力すればインターネット上で見ることができますよ。
もちろん、実際に毛布が洗濯機に入るかも確認します。
無理に押し込むのは危険です。もし入らない時はコインランドリーで洗いましょう。
室内で毛布を干すときは部屋干し用洗剤を使う
室内干しで心配なのは生乾き臭です。せっかく洗っても変な臭いになったらショックですよね。
各メーカーから販売されている室内干し用の洗剤を利用しましょう!部屋干し用洗剤は生乾きの嫌な臭いの原因となる菌の繁殖を抑制する配合になっています。
商品の正面に「部屋干し」などと大きく書いてあるので簡単に見つかります。
洗濯表示で素材を確認し、あなたの毛布に合った洗剤を選びましょう。
干し方と洗剤、どちらも工夫して生乾き臭が発生しないようにしたいですね。
毛布の干し方はハンガーが使える!かぶせて風を通そう
さらに簡単な毛布の干し方にハンガーを使う方法があります。
イラストのように物干し竿にハンガーを数本かけ、上から毛布をかぶせるだけです!
バーを挟めるタイプのハンガーを使うと、毛布の裏表を変える時などにバーを揺らしてしまってもハンガーが落ちないので、より安定した干し方になります。
ハンガーの幅の分だけ生地と生地の間が空くので、風の通り道をしっかり確保できますね。
上記の他にもホームセンターや通販には、布団用の物干しスタンドや壁に穴を開けずに設置できる物干しワイヤーなど、多くの物干し専用グッズがあります。
でも「うちにはありません」、「何を買うか迷っているところです」という状況もありますよね。
個人の判断にはなりますが、物干しグッズを持っていない、買うものが決まっていない時は、家にあるもので対応できる干し方があるか試してみるのも1つの手です。
たしかに専用グッズがあった方が干しやすいと思いますが、私の母(60代)は、ぬれても平気なイスを2脚並べて、その上に毛布を掛けて干していました。
きちんと乾きましたし、イスも無事です。母は「乾けばいいのよ~」と言っていました。
家にあるハンガーを使うもよし、その他に毛布が干せそうなものを使ってもいいですね!
スパイラルハンガーとじゃばらハンガーもオススメ
より狭いスペースに適した毛布の干し方だと、進化型ハンガーを使うのがオススメです。
スパイラルハンガーは蚊取り線香のような渦巻き形のハンガーで、外側から中心に向かって毛布を少しずつ通していく干し方です。
生地が重なりにくく中まで風が通るので、省スペースで毛布を乾かすことができます。
じゃばらハンガーは、二つ折りにした毛布をじゃばら状に干すことができる商品です。
フレームがじゃばらに伸縮するので、スペースに応じた干し方ができます。
ただし、これらには薄手のものしか干せない商品があるので注意が必要です。
ぬれた毛布って重いですよね?なので毛布用と書いてあるものや、耐荷重20kgといった丈夫なものを選びましょう!
まとめ
- 毛布が室内ですぐ乾くような干し方は、風通し良く、なるべく生地を広げる
- 基本の干し方は、物干し竿2本にまたがる「M字干し」と毛布の角をずらす「三角干し」がオススメ
- 毛布を洗う前・干す前には表面のゴミを取る
- 毛布を室内で干すときは、扇風機で風をあて生乾き臭を抑制
- 毛布を室内で干すときに窓を開けるなら窓際、閉めるときは部屋の中央が乾きやすい
- 洗う前に毛布の洗濯表示を確認し、水おけに数字のマークは洗濯機洗いOK
- 手洗いマークが洗える洗濯機もある
- 物干し竿にハンガーをかけて毛布をかぶせる干し方も簡単
天候や季節に関係なく自分の好きな時に寝具を干し、今よりもっとグッスリ眠ってスッキリとした朝を迎えましょう!
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