段ボールに細長い荷物を入れたいのに、長さがちょっとだけ足りなくて入らない。
段ボールがあと数㎝長ければ荷物が入るのに…。
サイズの合ったものをまた探さないと!
荷物発送などの際、段ボールに荷物を入れたいのに、サイズの合った段ボールが用意できない時ってありますよね。
私も丁度いい大きさの段ボールがなくて、荷物の配送に手間取った経験があります。
そんな時は、段ボールを荷物の大きさに合わせてカッターナイフで切り、変形させることで、荷物に合わせて長くすることができます。
また段ボールを長くするなどして適切なサイズにすると、配送目的であれば配送料が安く済んだり荷物の破損を防ぐメリットもありますよ。
この記事では、段ボールを長くする方法や段ボールの変形方法をご紹介します。
段ボールのサイズを長くする方法を紹介!
用意した段ボールのサイズと荷物のサイズが合わない時は、荷物の大きさに合わせて段ボールをカッターナイフで切り、折り込むことで長くするのです。
基本の流れを押さえることで、好きなサイズに変形が出来ますよ♪段ボールの作成に必要な道具はたった2つだけです!
- カッターナイフ(危険であればハサミ)
- ガムテープ
この2つを用意出来たら、段ボールのサイズを長くする方法に進みましょう。
STEP1では荷物が入る長さに合わせて、段ボールにガイドラインとなる線を引きます。
3で荷物にぴったり合わせて線を引かない理由は、段ボールと荷物の間に少しの余裕を持たせるためです。余裕が生まれると、荷物をスムーズに出し入れできます。
つぎに、STEP2では蓋部分と底部分に引いた線(計4か所)をカッターナイフで切ります。
線を引いているからといって箱の本体(蓋部分と底部分以外)はうっかり切ってしまわないようにしましょう。
そして、STEP3では線に沿って段ボールを山折りにし、組み立てる作業をします。
段ボールを違うサイズに変形させているためすき間が出来てしまいますので、しっかりガムテープでふさぎましょう。
荷物がぴったり入る段ボールの長さになれば成功です!
カッターナイフを使う際は怪我に注意しましょうね!
もともとの段ボールを変形させているので、もちろん新品の段ボールよりは見た目が悪くなります。
ですが「友達や身内に荷物を届けたい」「フリマアプリで荷物を発送したい」という程度なら、変形させた段ボールを使って発送でも良いのではないでしょうか?
段ボールを長くするテクニックの注意点
先ほど紹介したのは、あくまで段ボールの山折り部分の位置を変えて長くする方法です。横幅と長さを合わせた辺の長さは変わっていません。
そのため、段ボールの辺の長さより荷物の辺の長さの方が大きいと、変形させても荷物が入らないので、注意しましょう。
段ボールのサイズを確認した上で「ちょっとだけ段ボールの長さが足りないな…」という時にこのテクニックを使ってみてください。
段ボールを適切なサイズにすることで配送料が安く済む
荷物を段ボールに入れて配送するのであれば、段ボールのサイズが小さいほど配送料金は安くなります。
宅配便で荷物を送る場合、配送料金は「横幅・奥行・高さ」の3辺合計の長さで決まります。
適切なサイズの段ボールを選択すること、適切なサイズに段ボールを調整することで、あなたの配送料金の負担が減るのはとてもいいことですよね♪
段ボールを荷物に合わせて切って、折り込んで、組み立てて…。少し手間ではありますが、手間以上のメリットがあるんです!
私なら近所のスーパーやドラッグストアで段ボールを貰い、段ボールをサイズ調整して、材料費と配送料を節約したいところです。
段ボールを荷物のサイズに合わせると、荷物の破損リスクが低くなる
他にも「配送中の破損の可能性を低くすること」もメリットに挙げられます。
段ボールと荷物のすき間は荷物を出し入れできるくらいの最小限に、そのすき間を埋めるプチプチや新聞紙も必要な分だけ詰められれば、荷物の破損を防ぐことが可能です。
段ボールが荷物に対して大きいと、段ボールと荷物の間にすき間が出来てしまいます。
無駄なすき間ができてしまうと、運搬中に荷物が段ボールの中で激しく動いてしまい、最悪の場合、荷物が破損してしまう可能性があります。
荷物が破損してしまうと届け先の相手とのトラブルに繋がってしまい、嫌な思いをしますよね。
私もホーロー鍋を宅配便で送ってもらった際、段ボール中でホーロー鍋が動いてたのか、塗装が剥げているものが届いた時はショックでした。
また、段ボールと荷物のすき間をプチプチや新聞紙で埋めるという方法もあります。
このすき間が大きければ大きいほど、それを埋めるためにプチプチや新聞紙がたくさん必要になり、コストもかかります。
段ボールは長くするだけでなく高さも変えられる!
細長い荷物が入るサイズに段ボールを変形できたけど
荷物を入れてみたらに蓋と荷物の間に空間があるなあ…
段ボールの縦を長くする方法で荷物が入ったとしても、段ボールの高さは変わっていません。
カッターナイフとガムテープを使って、段ボールの高さも変えることが出来ます!
- 段ボールに荷物を入れ、荷物の高さの所に印をつける(隅の4か所)
- 段ボールの余っている部分から隅の4か所の印まで、カッターナイフで切れ込みを入れる
- 切れ込み部分から内側に折り曲げ、閉じる
- 段ボールの天井部分はガムテープを使って、すき間がないように閉じたら完成!
カッターナイフで切れ込みを入れる際は、中に入れていた荷物まで切ってしまわないように取り出しておきましょうね。
天井部分の段ボールに長さの余裕があれば、閉じられる程度の長さにカットしましょう。
ただ長くするだけで高さが合っていないと、荷物上部に余白が出来てしまい、プチプチや新聞紙をたくさん詰めることになってしまいます。
段ボールの天井と荷物の間にうまれたすき間を解消できると、中の荷物が動きにくくなりますね。
「きれいにまっすぐ折り畳んで配送先に届けたい」というあなたは、カッターの刃を数mmだけ出し、4隅の印を横に繋げるように浅く切り込みを入れましょう。
そのまま折りたたむと、きれいに仕上がりますよ。
折り込みラインがまっすぐだと、段ボールを変形させたようには見えない仕上がりになり、見た目もきれいになります。
段ボールの高さが足りない時のテクニック
段ボールの高さが足りなくて、段ボールの蓋から飛び出してしまった!
手元にある段ボールじゃ荷物が飛び出してしまう、という場合もありますよね。
そんなときは、同じ大きさの段ボールをもう一つ用意して重ねて、高さをだして長くすることができます。
先ほどは高さが余ってしまった場合の対処法をご紹介しましたが、次は高さを足すテクニックをご紹介します。準備するものはガムテープのみです!
- 同じサイズの段ボール2つを用意する
- 1つの段ボールを、底をガムテープで閉じた状態にする
- 一報の段ボールの天井部分を、長辺2辺を外側に、短辺2辺を内側に折り曲げる
- もう一方の段ボールの天井部分を、長辺の2辺を内側に、短辺2辺を外側に折り曲げる(一方の段ボールとは逆側に折る)
- どちらかの段ボールをひっくり返し、天井部分が互い違いになるよう差し込む
- 天井部分と側面をガムテープで貼り、固定する
段ボールを2つ用意しなければいけませんが、この方法で段ボールを作成すると高さがなんと2倍になります。
高さが2倍となると、用意する段ボールの大きさによって、かなり大きなサイズにすることも可能ですよね。
- 特大サイズの荷物を段ボールに入れたいけど、特大段ボールを用意できない
- 特大段ボールをお店で買えたとしても、持ち運びが大変
こんな状況の時にもこのテクニックは使えそうですね!
高さを2倍にする必要がない場合は、2つの段ボールの「長さ」と「幅」が合っていれば、高さが異なっていても組み合わせられます。好きな高さに調整可能です。
応用編!段ボールを小さくしてみよう!
そもそも荷物が小さいから、段ボールをもっと小さくできない!?
荷物に対して段ボールが大きすぎる場合、配送コストを抑えるために段ボールを小さくしたいですね。
その場合は、長さ・幅・高さの3辺のうち2辺以上を小さくします。先ほど紹介した、段ボールの「高さを変える方法」と、今から紹介する「短くする方法」と組み合わせます。
それでは、段ボールを短くする方法をご紹介しましょう。この方法も準備するものはカッターナイフとガムテープだけです!
- 段ボールは裏返し、底をガムテープでとめ、底を閉じた状態にする
- 段ボールをひっくり返し、底が床についている状態にする
- カッターナイフで段ボールを真っ二つに切るように側面と底部分を切る
- 縦に真っ二つになった段ボールを重ね、入れたい荷物の大きさに合わせてスライドさせる
- 荷物の大きさにスライドさせたら、境目部分(側面・底部分)をすき間がないようにガムテープでとめる
- 荷物を入れて蓋をし、天井部分にもすき間がないようにガムテープでとめる
真っ二つにした段ボールを重ねた際、重なった部分に厚みが出てしまいます。気になる方は、重なっている部分をカットしても構いません♪
これならどんなサイズの荷物も変形させた段ボールで対応できますよね!
段ボールを真っ二つにして重ね合わせるだけ…。こんな簡単な方法を私も早く知りたかったです。
段ボールはひし形にも変形できる!
段ボールの形を変える方法は、まだまだあります。
たとえば、シーリングライトや液晶画面のように、面積が広いのに高さがない薄型品は、通常の段ボールではなく専用の段ボールで運搬されます。
そのため、いざこのような薄型品を発送しようとしたら、すっぽりハマり様な段ボールなんてありませんよね。
しかし、通常の段ボールをひし形に変形させることで、このような薄型品をキレイに入れることもできるんです!
用意する段ボールは、発送したい薄型品を立てて入れた時に段ボールの高さが足りるくらいの大きさで選びます。
他にはガムテープを用意します。それでは、変形させましょう!
- 段ボールの閉じる部分で小さい面2枚を、内側に折り込む
(底側も同じようにする) - 段ボールが開いた四角の口が、ひし形になるよう斜めへずらす
(このとき、折り込んでいない大きい面の閉じる部分が少し重なる) - 段ボールの横からはみ出た部分は横に沿わせて折り、ガムテープでとめる
- ひっくり返して、中身を入れる
- 同じように、横からはみ出た部分を折り、ガムテープでとめる
5の時に段ボールの高さが足りなければ、先ほど紹介した「段ボールを高くする」の要領で高くします。
同じようにひし形にした段ボールを、上から重ねます。
段ボールはつい真四角をイメージしていましたが、ひし形なんてできるんですね!これは目からウロコです♪
まとめ
- 段ボールのサイズを長くするにはカッターナイフとガムテープを使う
- 段ボールを荷物のサイズに合わせてカッターナイフで切り、折り込むことで長くすることができる
- 荷物のサイズが段ボールのサイズより大きいと、変形させても荷物が入らないことがある
- 荷物のサイズに合った段ボールにすることで配送料が安くなる
- 段ボールを適切なサイズに変形すれば、荷物の破損リスクが低くなる
- 段ボールを長くするだけでなく、高さを小さくできる
- 2つの段ボールを組み合わせれば、高さを足すことも出来る
- 長さ・高さの辺を小さくできれば、段ボールのサイズを小さくできる
- 送りたいものが薄型の場合、段ボールをひし形にしてピッタリなサイズに合わせることもできる
カッターナイフとガムテープがあれば、段ボールは長くも出来るし、小さくも出来るんですね。
荷物にピッタリの段ボールなんてなかなか無いですから、段ボールを変形させる技を知っていれば、ネット通販やスーパーで手に入れた段ボールをそのまま活用できるなんてこともあります。
また配送するための材料やお金の負担が減る、配送中の破損トラブルも防くことが出来るなどのメリットもあり、本当に良いことづくめですよね。
荷物の発送や引っ越しなどの際に段ボールの変形テクニックをぜひ活用してみてください。
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