あなたは管理栄養士国家試験に向けての勉強を、本格的に進めたいと思っていますよね。
私も過去に管理栄養士国家試験を受けました。そのときの主な勉強方法は、過去問題を何回も解いて見直すというものでした。
数ある勉強方法の中で「まとめノートを作る」という方もいますよね。
ただ、基礎栄養学・生化学・応用栄養学・臨床栄養学など、勉強範囲はすごく広いです。そのため、ノートのまとめ方を間違えると、ただの時間の無駄になってしまいます。
効率がいいノートのまとめ方は、「自分が覚えられない、よく間違える箇所」に絞ることです。
国家試験に向けたノートのまとめ方やポイントなどを、管理栄養士国家試験を受験した私の経験も含めながら解説します。
自分にあったノートのまとめ方を実践できれば、自信を持って本試験に望めますよ!
2-1栄養学生が使うノートのまとめ方は苦手にしぼること
管理栄養士国家試験の勉強を、本格的にやるぞ~!
分野ごとの内容をノートに書いて、片っ端からまとめるわよ~!
国家試験の勉強方法はいろいろありますが、分野が多岐にわたるため、片っ端からノートにまとめるのは、非効率なのでおすすめしません。
でも、「書いて覚えたい」というのであれば、ポイントをおさえたノートのまとめ方をしましょう。
ノートを作る時、まとめ方のポイントは、「自分が覚えられない部分や、何度も間違える場所」を1冊にまとめることです。
本番の試験を受ける前に、模擬試験や過去問題集を使って問題を解きますよね。
その際に間違った部分や、合っていたけど理解できていない部分をノートに書きこんでまとめるといった方法です。
わからない部分が明確になり、書きながら覚えることができて一石二鳥ですね!
管理栄養士国家試験は、基礎栄養学・生化学・応用栄養学・臨床栄養学など、出題範囲範囲がとても広いです。
そのため、分野ごとに全部をまとめようとすると多くの時間が必要ですし、とても効率が悪いです。
私は栄養学生時代、定期試験の勉強方法で「教科書の内容を全部ノートに写す」という方法をやっていました。
結果、時間がすごくかかりましたし、書きすぎて腱鞘炎(けんしょうえん)になるかと思うくらい辛かったので、本当におすすめしないです。
勉強する分野をすべて片っ端からまとめるよりも、自分が理解できていない箇所のみまとめれば、効率がいいですよ。
まとめノート作る時期はできるだけ直前期にしよう
間違えた部分や苦手な内容多すぎて、まとめきれないんだけど…。
まとめノートを作る時期も、ポイントになってきます。
あまりにも早い時期に作ってしまうと、まとめたい内容が多すぎて、きりがないですよね。
まとめノートは国家試験の直前期(12月~翌年2月あたり)で作るといいと言われています。
理由としては、直前期になると勉強も進んできて、自分の苦手な分野がはっきりしてくるからです。
まずは、自分が苦手な分野や理解できない内容を把握するためにも、たくさん問題を解くことですね。
苦手な箇所部分を洗い出し、まとめノートを作り、直前期に集中して対策ができます。
ちなみに、私は最後まで苦手だったのは「食べ物と健康」分野の、「食品の表示と規格・基準」だったので、最後まで確認はしていました。
自分が苦手だと感じる部分が、過去問でもよく出る問題であるなら、押さえておくべきです。
苦手な分野に集中して攻略することで、1点でも多く得点を稼げるので、合格に近づきやすいですよ!
まとめノートを作ると試験直前の最終確認もできる!
自分にとって分かりやすいまとめノートを作ると、国家試験直前までとっても便利なんです。
国家試験直前まで、自分が分からない部分を集中的に見られて、「これさえ覚えておけばOK!」という安心感を得られます。
国家試験当日、試験開始直前まで参考書や一問一答などを見て、最終の確認をしますよね。
その際、自分がよく間違える問題や理解があやふやな問題をまとめたノートがあれば、自分の弱点を集中的に最終確認ができます。
私は、苦手な範囲で一問一答の問題をまとめたノートを試験当日の最終確認に使っていました。
よく間違える問題に印をつけて、印がついているものを中心にチェックをしていましたよ。なんと最終確認でチェックしていた問題が出題されたのでラッキーでしたね。
なにより、印や書き込みがたくさんあるまとめノートを見て「自分はこれだけたくさん勉強してきたから大丈夫!」と自信にもなりましたよ。
まとめノートがお守りになるんだね!
「これさえ覚えておけばOK!」というまとめノートがあれば、試験当日の最終確認も落ち着いてできますよ。
まとめノートの注意点はキレイに作らないこと!
まとめノートを作るうえでの注意点は、キレイにまとめようとしないことです。
まとめノートを作る目的は「キレイに作ること」ではなく、「まとめノートを使って勉強すること」ですよね。
キレイにまとめてしまうと、まとめただけで満足して勉強した気になります。
まとめノートはキレイである必要は全くなく、あくまで「自分が内容を理解するためのもの」として、自分が分かりやすいようにまとめましょう。
2-2(元2-3)栄養学生でまとめノートを作ることが得意な人はいる!
国家試験を受験するにあたって、「まとめノートを作って勉強するのに向いている栄養学生」は、自分が理解しやすいようにまとめることが得意な人です。
ノートを作ることで得られるメリットは、以下の3つがあります。
- 自分の字で覚えやすい
- 覚えたいことを書きだせる
- 勉強した量が目に見えて進捗が分かる
字だけでなく、図や表でまとめることが得意な人は、ノートにまとめることで内容が記憶しやすいです。
多少時間はかかりますが、「ノートをまとめられた」というだけで満足せず、きちんとまとめたノートを使って勉強できるなら、まとめノートを作るのに向いていますよ。
つまり、「書いて内容を覚えたい」「内容をまとめることで頭に入る」と言う人は、まとめノートを作ることが得意な人ということですね。
まとめノート作りが苦手なのは文字を読むのが得意な人
「まとめノートを作ることに向いている栄養学生」に対して、向いていない人というのは「書くよりも文字を読むのが得意な栄養学生」です。
ノートを作ることに向いていない人は、テキストや問題解説、さらに参考書などの内容をひたすら読み解いたり、書き込んだりして勉強します。
「参考書に書き込む勉強方法」が勉強方法に向いてるのは、このタイプですね。
ノートをいちから作らないので、時間短縮もできます。
まとめノートを作る・作らないどちらにせよ、自分に合ったスタイルで勉強して、知識を理解することが重要ですよね!
2-3(元2-2)栄養学生のまとめノートは作らないで参考書に書き込む
まとめノートは作らないで、参考書に書き込み「オリジナル参考書を作る」という方法もありますよ。
参考書は、プロが作った国試対策の必須ツールですよね。
参考書であれば、図や表も分かりやすく示されていますし、解説もとても丁寧なものが多いです。
ただ、内容を網羅しているものや、過去問を使って解説しながら内容を解説するものなど、参考書によってもスタイルが違います。
また、基礎栄養学・応用栄養学・食べ物と健康・臨床栄養学など、分野ごとに冊子になっているものもありますよね。
「この参考書に書いてあることが、あの参考書には書いてない…。」
っていうことよくあるのよね…。
そんな時、ノートを作らないで、使っている参考書に足りない情報を書き込み「オリジナル参考書」にしてしまいましょう!
ノートを作らない分、時間の節約もできて、演習や過去問に時間をかけられますよ。
私が参考書として使っていた「クエスチョンバンク」は分厚いですが、その分解説などもしっかりしていますし、よく書き込んでいました。
「オリジナル参考書」を作れば、自分にとって頼れる武器になること間違いなしです!
国家試験の直前期となると、効率よく頻出ポイントをおさえておきたいですよね。
この秀和システムから出版されている参考書は、合格ラインに達するためのポイントが凝縮されています。
この参考書を使えば、直前期に効率よく押さえておくべき内容を網羅出来ますよ。
オリジナル参考書は書き込みや切り抜きをして作ろう
オリジナル参考書の作り方は、難しくはありません。
参考書に記載されていない内容・分かりやすく説明されている箇所・自分が苦手だと思う箇所を、参考書に書き込むという方法です。
書き込みに使うペンは、色付きのボールペンなど、文字がはっきり強調されるものがいいですよ。
書き込む以外にも、図や表など分かりやすいものがあれば、切り抜いて貼るというのもおすすめです。
切り抜くものは、大学の国家試験対策で配布されたテキストでも良いですし、模擬試験の解説書なども活用してみましょう。
テキスト原本を切りたくない場合はコピーするといいね!
オリジナル参考書を作る過程こそが暗記になる
苦手な内容の書き込みや切り抜きをして、参考書に情報を追加していくことで勉強ができるというメリットだけではありません。
オリジナル参考書を作るメリットとして、覚えたことを行動とともに思い出しやすいことが挙げられます。
「ここは切り抜いた覚えがある」「ここは書き込んだ覚えがある」というように、オリジナル参考書を作る際の行動で、印象がついているんですよ。
行動を通して記憶が定着すると言えば、私も過去に経験があります。
国家試験勉強を同じゼミのメンバーでしていたとき、たまに「国試カルタ」というもので勉強をしていました。
国試カルタは、ゼミ歴代の先輩が作ってくれたもので、国試によく出る暗記系の内容をカルタにしたものでした。
キャーキャー騒ぎながらカルタを取り合った楽しい記憶と、覚えた内容がひも付けされて、ある日問題を解いていると「これカルタでやったやつだ」と思い出せるんですよね。
同じようにオリジナル参考書も「ここは切り抜きを貼った内容だな」「ここは色付きボールペンで書いた内容だな」と思い出して、内容がひも付けされます。
オリジナル参考書を通して、あなたの勉強したという記憶が、国家試験本番での得点につながりますよ。
オリジナル参考書のポイントは重要な部分に絞ること
オリジナル参考書を作る際のポイントとして、ノートのまとめ方と同じく、「本当に重要な箇所や、苦手な箇所をまとめること」が挙げられます。
まとめノートの作る際と同様、国家試験の出題範囲が広いため、なんでもまとめてしまうと重要なポイントや覚えるべきポイントを見失ってしまうからです。
また、参考書には内容がもともと書いてあるので、さらに書き込むと文字ばかりで分かりにくいという事態になってしまいます。
あなたが「これは絶対覚えよう!」と思ったことをピックアップして、参考書に書き込みや切り貼りをしましょうね。
まとめ
- 管理栄養士国家試験対策として、ノートのまとめ方は苦手・覚えたい部分に絞ることがポイント
- まとめノートを作ることで、試験直前の最終確認やお守りになる
- 苦手な内容がはっきりしてくる、直前期(12月~翌年2月)にまとめノートを作ること
- ノートをきれいにまとめてしまうと、勉強した気になるだけなので注意すること
- まとめノートを作るのに向いている栄養学生は、自分が理解しやすいようにまとめるのが得意な人
- まとめノートを作らない方がいい栄養学生は、内容を読んで理解するのが得意な人
- ノートではなく参考書に書き込みや切り貼りをするまとめ方もある
- 書き込みや切り貼りをした記憶が、内容を覚えるひも付けの役割になる
- 参考書への書き込みや切り貼りも、苦手な箇所や覚えたい部分に絞ること
今回は、管理栄養士国家試験にむけて、栄養学生必見なノートのまとめ方について解説しました。
まとめノートやMy参考書は、あくまでも勉強する1つの手段です。大事なのは勉強した内容を理解して自分の知識にすることですよ。
自分に合った勉強方法を見つけて、効率よく勉強を継続できれば、必ず合格ラインに近づけます。
管理栄養士の資格取得に向けて、勉強を頑張るあなたを応援しています!
管理栄養士国家試験を受験するにあたり「時間がないのに、合格ラインに届いてない!」と焦りますよね。
この秀和システムから出版されている参考書は、合格ラインに達するために必要最低限の知識を90日分に凝縮しています。
この参考書を使えば、「これだけは押さえておくべき!」を網羅できて、効率よく勉強ができますよ。
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