Web上で会議やミーティング、それに習い事などが出来る「ズーム」というアプリがあります。様々な用途に合わせて使う事ができるとても便利なツールです。
しかし「画質が悪くて綺麗に映らない」「資料が良く見えない」「フリーズしてしまう」といったお悩みがあります。
私も子供の学習でズームを使った時文字が歪んで見えなくなり、とても困りました。
画質が悪いと、画面に資料を映した時に文字が歪んで読みにくくなりうまく会議が進まなくなってしまいます。そこで「画質を良くする方法はないのかな?」と思い調べてみました。
ここでは「ズーム」の画質を良くする為に、アプリからの設定で費用をかけずにできる方法をお伝えします!
ズームの画質を良くすることで、あなたのパフォーマンスも向上しますよ♪
ズームの画質を良くする機能なら外見補正!
ズームの画質を良くする方法はカメラやパソコン周辺の機器を揃えると言った有料で出来るやり方と、ズームアプリから「設定」などで補正して画質を良くする方法があります。
お金をかける方法は今からご紹介する「設定」など無料で出来る方法を試してみても、あなたが望む画質に届かなかった時に試してみて下さいね。
はじめにズームの画質を良くする為に無料で出来るやり方のご紹介をします。
ズームの画質を上げる一番簡単な方法は設定を変更する事です。
こちらはフィルターのような役割であなたを綺麗に見せてくれます!スマホやタブレットでのやり方をご紹介しますね。
本来、見た目を良く見せる為の機能ですが画質自体も上がるので是非お試し下さいね。
- ズームアプリを起動し、画面の右下にある「設定」をクリックする
- 「設定」の中の「ミーティング」をクリックする
- 「外見を補正する」という欄があるので「オン」をクリックする
WindowsやMacでの設定方法は、以下の手順で出来ます。
- ズームアプリを起動してから、画面左下にある「ビデオ」の右側の”^”をクリックする
- 「ビデオ設定」をクリックする
- 「外見を補正する」をチェックする(Macの場合「ビデオフィルターを適用する」にチェックをする)
どちらも操作は簡単なので、まずはこちらから行ってみて下さいね。ズームの画質があがりますよ!
ズームアプリのHDを有効的にして画質をあげよう!
先程説明したものは外見補正機能、つまりフィルターのようなものです。ですが、HDを有効にする事で解像度を高めることにより、画質も良くする事ができます。
HDは「HighDefinition」の略語で、高解像、つまり映像自体をキレイにしてくれる機能の事です。
HDを有効にすると、画格が少し広くなって被写体である自分は小さくなります。その結果として画質を上げる事ができ映像をキレイにすることが出来るのです。
しかし、画質が上がる分データ量は増えてしまうので、ズームの動きが悪くなったり、データの通信料を抑えたいなどの方は気をつけて下さいね。
また、この設定方法からはビデオフィルタの適用もできます。こちらも外見補正と同じような役割を果たしてくれます。
肌の色が明るくなり、フィルターをかける事で毛穴などをぼかしてくれます。
ビデオフィルタの適用をしたら肌がキレイに見えて嬉しいわ♪
2つともズームアプリのビデオの設定から適用することができますので、やり方をご紹介しますね♪
- ズームのホーム画面から「設定」をクリックする
- 設定の中から「ビデオ」を選ぶ
- 「HDを有効にする」「ビデオフイルタを適用する」にチェックする
上記の方法で、まずはズームアプリにある設定を試してみましょう!画質の向上が期待できます♪
ズーム有料アカウントの方はグループHDを設定!
プロ以上の有料アカウントをお持ちの方はグループHDという機能で画質の設定を変える事ができます。
これは発信者の方のビデオの画質を上げる機能です。グループHDで行った会議やレッスンなどは録画もHDの画質になります。
画質は、「標準(720p)」と「フルHD(1080p)」の2段階を選べます。しかし、フルHD(1080p)を選ぶには有料の中でもビジネス以上の有料アカウントが必要です。
まずは自分が配信するものだけを高画質にする方法を紹介します。
- ズームの「設定」をクリックする
- 「ミーティング」→「グループHD」を有効にする
- 「標準」または「フルHD」を選ぶ
相手側の画質を気にしなくてもよい時にお使い下さい。
そしてこちらは、特定のグループのメンバーが配信するものを高画質にする為に使います。手順は下記の通りです。
- ズームの「設定」をクリックする
- 「ユーザー管理」→「グループ管理」をクリックする
- 該当するグループを選択、「設定」をクリックする
- 「ミーティング」→「グループHD」を有効にする
- 「標準」または「フルHD」を選ぶ
配信する側が複数いる時はこちらを選ぶといいでしょう。
最後に、アカウントを持っている全員のグループHD に設定する手順はこちらです。
- ズームの「設定」をクリックする
- 「アカウント管理」→「アカウント設定」をクリックする
- 「ミーティング」→「グループHD」を有効にする
- 「標準」または「フルHD」を選ぶ
会社の会議などアカウントを持つ全ての人が高画質になります。他の人が映す資料はキレイに見えるのに、自分が映した映像だけ歪むといった不具合が起きません。
標準とフルHDは、何が違うの?
標準(720p)、フルHD(1080p)はそれぞれどんな特徴があるのか、まとめておきました。
- 標準(720p)
解像度…1280×720
特徴…ハイビジョン画質、大きな画面でもきれいに映る
利用できる有料アカウント…プロ、ビジネス、エンタープライズ - フルHD(1080p)
解像度…1920×1080
特徴…フルハイビジョン、ブルーレイ並みの画質
利用できる有料アカウント…ビジネス、エンタープライズ
720pは分かりやすく言うと地デジと同じくらいの画質です。ハイビジョン画質で、大きな画面で見てもキレイに見えます!
1080pでは、ブルーレイ並みのフルハイビジョンを配信する事が可能です。しかしパソコン画面で使用することが多い人は必要ないでしょう。
また、フルハイビジョンにするにはズームに申請しなければならず、お時間がかかりますのでご使用をお考えの方は早めに申請することをオススメします。
そして、ズームの有料アカウントには「プロ」「ビジネス」「エンタープライズ」の3種類があります。
ビジネスかエンタープライズの有料アカウントも持っている方はどちらも使用できますが、プロの有料アカウントを持っている方は標準(720p)しか使用できません。
画質のことを考えたら、ビジネス以上の有料アカウントを取ったほうがいいの?
無理してフルHD(1080p)を選ばなくても、標準(720p)でも十分キレイな画質でズームを使用できます。
しかし、「お料理教室をフルHDの高画質で配信したい!」「ダンスやヨガなどの講座を鮮明な画質で配信したい!」といった要望もありますよね。
そのような時には1080pを選ぶ、と言った具合に目的別に使い分けるといいでしょう。
鮮明な画質でお届けできるので、講座を受けた方も快適に見る事ができます。
動画を残したい時、キレイな画質のままなのは嬉しいわ♪
講座を録画しておいて後で見返したい時にも、画質はフルHDを保ったままなので嬉しいですよね♪アカウントをお持ちの方は是非お試しください。
ズーム起動時に意外と忘れがちな注意してほしい事
ここをクリアしたら、次は簡単な方法ですが意外と忘れがちな「ズーム起動時には他のアプリを消す」という事です。
アプリの中には更新やアップデートなど画面上には表示されていなくても、画面の裏側で通信している場合があります。
そうなるとCPU(パソコンの心臓部で処理速度にとても関係がある所)が重たくなりズームの画質が悪くなったり、フリーズしてしまったりという不具合が起こるのです。
使ってなくても動いてしまっているので意識してアプリを閉じてからズームを開きましょう。
ズームの画質はカメラや外部機器で良質になる!
次に、カメラや、その他の外部機器を使って画質を上げる方法をお伝えします。
ズームの画質は専用カメラを高品質なものに変えるなど外部機器を使うことで良くなります。おすすめする方法は、以下の3つです。
- 有線LANからインターネットに接続する
- Webカメラを取り付ける
- キャプチャーボードを使うこと
ひとつずつ説明していきますので、あなたに合ったものを選んでズームの画質を良くしましょう。
まずは、有線LANを使いインターネットに接続する事です。
インターネットに接続する方法で無線LANと有線LANがありますが、無線LANは電波が不安定になりやすいので有線LANに変更をします。
有線LANはお使いのパソコンにもよりますが、ルーターと遠いと延長したり、工事も必要になってくる場合があります。ルーターと近くで繋ぐことが可能であればいい方法です。
必要な通信速度がでる事で画質の改善に繋がりますよ。
次に、Webカメラを取り付ける事です。パソコンに内蔵されているカメラは性能が低いものが多いので、Webカメラを別途で購入すると画質が良くなります。
そして、キャプチャーボードも使うといいですよ。キャプチャーボードを利用する事で一眼レフカメラやミラーレスカメラで高画質なズームの配信が出来るようになるのです。
キャプチャーボードはあなたが配信をするのであれば一番オススメです。キャプチャーボードとはカメラの映像出力をパソコンへ入力する時に必要な機器の事です。
高画質で撮影することが可能なのでゲーム配信でもズームにも使えていいですね♪あなたの用途に合わせて選んで下さいね。
この中なら、Webカメラが費用的にも実践的にも一番お手軽で、おすすめです。2,000円~3,000円位のもので十分に効果を感じられますよ!
Webカメラを選ぶポイントは解像度や画質を確認!
先ほどお伝えしたようにズームの画質を良くするためにWebカメラを取り付ける事が一番簡単なのではないかと思うので、こちらではオススメのWebカメラをご紹介します。
Webカメラを選ぶ時には、画質を選ぶ際に知っておくとよいポイントがあります。
まずは画質の選び方です。画質の判断基準になる画像を構成するドットの数を表した「画素数」と画素数の密度を表した「解像度」というものがあります。
解像度は最低720p以上で予算があるなら1080pのものを選ぶといいでしょう。
ズームは解像度が1080p以上にならないよう制限されているので4kで映せる高価で高画質なものを買ってしまっても使えません。
高価なものを選べばいいわけではないのね!
なのでズーム用に購入を検討するときには1080pあれば十分綺麗になりますのでご検討くださいね。
一応画素数の基準も記載しますのでご参考にしてください。
- 100万画素 Web会議などで表情が伝わるくらいに映る
- 200万画素 相手の顔がくっきりとキレイに映る
- 300万画素 ホワイトボードの文字もはっきりと映る
次に複数を映したい時やスクリーン等を映しながら進める講習会を使う予定がある方は画角も選ぶ時の基準にいれましょう。
画角とは画面に写せる範囲をカメラの位置から見た時の角度の事を言います。画角が広くなると映せる範囲は広くなるので、複数人を同時に映した会議などができます。
画角は参加人数に合わせて選ぶといいわね。
ちなみに、Webカメラに付いてるマイク機能についてですが、騒音を削除してくれるノイズキャンセリング機能がついていると周りの音が邪魔をせず便利ですよ。
ズームに必要なインターネットの速度を知ろう!
画質にお悩みのあなたにひとつ知っていてほしい事があります。ズームの画質を良くする為の根本的な解決方法は処理能力の高いハイスペックのパソコンの購入になります。
基本的にはズームを使う為に必要なインターネットの速度がないので画質が良くならなかったり、フリーズしたりという不具合が起きるのです。
ですから、ズームの画質を良くする為に、まずお使いのパソコンや、スマートフォン、タブレットなどのインターネットの速度について知りましょう。
せっかくズームの画質を良くする方法が分かっても端末の方に問題があると意味のないものになってしまいます。
高品質な画質を求める場合、使う機器によって多少の差はありますが、1対1のズーム会議に必要なインターネットの速度は600kbpsです。
また複数人での会議の場合は1.0Mbpsが必要になってきます。なかなか聞きなれない単位ですよね?
ですが、インターネットの速度を知る事はズームだけではなくインターネット上でアニメやドラマの飲み放題を見る時にも知っておくと便利ですよ♪
お気に入りのドラマの途中で映像が止まってしまう事はありませんか?それもインターネットの速度が足りないからなのです。
私もよくフリーズしていたけど、回線を整えたらサクサクになったわ♪
ズームに必要なインターネットの速度があるのか、確認してみて下さい。やり方が分からない方向けに、簡易的にインターネット速度を計る方法をお伝えします。
Googleで無料提供されている【インターネット速度テスト】が便利ですので、ぜひ一度確認してみて下さい。あなたのお使いの機器の回線速度が分かりますよ。
画質を良くするためには必要な作業ですのでお試しくださいね。
必見!ズームで印象良く映る為の方法
画質を良くしてキレイに映る事が出来たら、印象もアップさせたいですよね♪ここでは印象よく映る撮影の仕方の工夫をお伝えします。
- 光を顔に当たるようにする
- 目線の位置をカメラと同じか少し高めにする
まずは、光を顔に当てましょう。光が顔に当たるような明るい場所で撮影するとカメラの画質をあげる事にも繋がり、ハイライト効果で美しく映る事ができます!
窓側を向くようにして、ズームに参加するといいでしょう!
そして、目線の位置をカメラと同じか少し高めに設定しましょう。自撮りをする時は角度を上にして撮影しますよね?
ズームも同じ原理で、下から仰ぐように撮ると二重顎のように映ってしまったり鼻の穴が大きく見えてしまいます。
このように工夫しだいで画質以外でもキレイに映るようになる事があるので、ぜひ参考にして、キレイなあなたでズームに参加しましょう♪
ズームの画質を落とすにもアプリから設定しよう
Wi-Fi環境が整っていてデータ通信料を気にせずズームを使う場合はキレイに映りたいけど、反対に画質を鮮明にしたくない時も正直ありますよね?
そんな時は、ズームの性質「画質は表示されている画面の大きさで変わる」を利用しましょう!画面に表示された相手の映像を小さくすると、ズームが画質を下げてくれます。
通信料と画質の良さは比例しています。通信料が低くなれば画質も悪くなるのです。しかし、ズームは画質を落とす設定ができません。
「キレイに映りたいけど通信費は抑えたい」「オンライン授業などで化粧するのが面倒」というときに画像を落とすことができます。
私の子供もオンライン授業の時顔を映したくないからと言ってマスクをして顔を隠していたわ。
そんな時にも使えて便利ね!
この方法が分かれば通信料を抑えたい時にも抑えられます。またあまり顔を映したくない時に画質を落とす事が出来るので便利ですよ♪
まとめ
- ズームの画質を良くするならアプリの設定「外見を補正する」を変更する
- ズームアプリの「HDを有効にする」を選ぶと、解像度が上がり画質も変えられる
- 有料アカウントならグループHDが使える
- 画質を良くするなら、使用していないアプリは必ず消す
- ズームの画質を良くする為なら、優先Wi-Fiを取り付けることも有効
- 画質を良くする為のオススメ機器は、Webカメラやキャプチャーボードである
- キレイに映るには、光を活用して目線を高めに撮影する
- ズームの画質を落としたい時もアプリの設定から変更する
- ズームに対応できるインターネット速度があるのか確認する
ズームはとても便利ですが、画質が悪かったり動きが悪いと困ってしまいますよね。
私の周りにもズームの画質について悩んでいる人がたくさんいるので教えてあげたいと思います♪
画質を良くしたい時の方法、逆に画質を落としたい時の方法それぞれ理解していればズームの使用が快適になります。
あなたもズームを使いこなして気持ち良い使用感を味わってくださいね!
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