お菓子作りをする時に、レシピによって書いてある温度が違うと、何度にしたらいいのか迷いますよね。
低ければ生焼けになってしまい高ければ焦げてしまいます。さらに、お菓子作りは少し間違えると失敗してしまうとよく聞くのでハードルが高く感じてしまいます。
私もお菓子作りで何度もクッキーを丸焦げにし、ケーキの生地が膨らまなかったこともありました。
何度にするか迷った時、基本のオーブンの温度を知っていればレシピによる温度の違いに戸惑わずに作れますよ♪
実は、お菓子作りのオーブンの設定温度の基本は150~210℃なのです!
この記事ではオーブンの基本温度と、気軽にできるお菓子のレシピをお伝えします。
基本温度さえ知っていれば温度調節を上手に行い、より美味しいお菓子が楽しめますね♪
お菓子作りのオーブン設定は何度がベスト?
お菓子作りをする時に、オーブンは何度に設定したらいいのかを見極めるのって、初心者の方には特にハードルが高く感じられてしまいますよね。
基本的にお菓子作りは、150~210℃の間でオーブンの温度を設定して焼きます!
クッキーやケーキなど、お菓子を焼く時には高温かつ短時間で焼くのが美味しく仕上がるコツとされています。
低い温度で焼くと、生地の周りがこんがり焼きあがる前に中の水分が蒸発してぱさぱさなお菓子になってしまいます。
逆に、高い温度で焼くと中までしっかり火が通る前に周りを焼きすぎてしまい、中身が生だったり周りが焦げてしまったりするのです。
そして、バターを使用することが多いお菓子では、低温で焼くと生地が膨らむ前に油分が溶けだしベタベタな生地になってしまうんですね。
そのため、生地の厚さや水分量に応じて150℃~210℃の間で温度を調節しながら焼き上げていくのが失敗しないコツとされています!
例えば、マカロンなどは水分を飛ばしてメレンゲを焼くため150℃くらいの温度で焼きますし、パイやスコーンなど中身がずっしりとしているお菓子は200℃の高温で焼き上げます。
私も、お菓子作り初心者の頃は温度の調節をするのに焦ってしまい、焦げていたり生焼けだったりと何度も失敗作を作り上げてきました(笑)
今思い返すと、早く焼きたいからと温度を上げて時間を短縮していたなと反省です…。
作るお菓子の性質によって、温度の加減は必要ですが、150℃~210℃という目安が分かれば、その間で適した温度を見つけることができますね!
作るお菓子によって、何度に設定するかは様々ですが150℃以下で焼くことはほぼないです。
お菓子作りのオーブンの温度を知っていれば、失敗せずに美味しいお菓子を焼いて家族やお友達に振舞うことも夢じゃないですね♪
オーブンの予熱は焼く温度に足して10℃で設定!
お菓子を焼く時には、あらかじめオーブンを温めておきます。これを予熱と言います。
予熱の温度設定は、実際に焼く温度に足して10~20℃で設定しましょう!
予熱をすることで、オーブン内の温度をあらかじめ高くしておくことができ、短時間でお菓子を焼くことができます。
短時間で焼くのがなぜ望ましいかというと、時間が経てば経つほど、お菓子の水分が蒸発してしまうからです!
お菓子作りに水分量はとても大切で、多ければべちゃっとした食感に、少なければパサパサな食感になってしまいます。
美味しいと感じる食感って、「サクッフワッ」とよく表現されますが、水分量が適切じゃないだけでそのサクフワがなくなってしまうんですね。
そのため、予熱をしてできるだけ短時間で焼き上げたいのです!
しかし、せっかく予熱をしていてもオーブンの扉を開けただけで熱が外に逃げてしまい、オーブン内の温度が下がってしまいます。せっかく温めていた熱が逃げてしまうと、熱を入れる時間がその分長くかかってしまいますよね。
ですので、高温かつ短時間で焼くために、あらかじめオーブン内を高めに温めておき急速に焼けるようにしておくのです。
扉を開けオーブン内の温度が下がることを見越して10~20℃高めの温度で予熱しておくと、熱が逃げ温度が多少下がっても安心ですね!
ロールケーキのスポンジなど、鉄板の上に置き入れることができるものは、鉄板もあらかじめ一緒に予熱ができるため、10℃足した予熱温度で大丈夫です。
逆に、クッキーなど鉄板に生地を置き焼くお菓子は、あらかじめ鉄板を予熱できないため20℃足した予熱温度が良いでしょう。
私の中学生時代ですが、お菓子作りにわくわくしすぎて何度もオーブンを開け中の状態を確認していました。
もうお分かりですよね、何度もオーブンを開けるとその都度オーブン内の温度は下がります。
レシピの時間で焼きあがらず、追加で時間をかけて焼いていたら、硬くてパサパサなクッキーになりました。お菓子作りは繊細なのだなと、何度も失敗し学んだのでした。
因みに、予熱後実際に焼く時には予熱の温度から実際の温度に戻すのをお忘れなく!高温すぎると焦げてしまう原因になるので注意です。
お菓子作りでのオーブンの温度設定は予熱も含めると250℃まで使うことができれば十分です。
「過熱水蒸気 オーブンレンジ 」なら、250℃まで温度設定ができるので、お菓子作り初心者でも使いやすいオーブンレンジになっていますよ!
オーブンレンジの購入をお考えなら、優雅なティータイムのお供に、この商品で美味しい焼き菓子を作ることができますよ♪
温度調節を間違えるとどうなる?!失敗体験談
お菓子作りにとって温度はとっても大切なことをここまで説明してきましたが、実際に温度を間違えるとどうなってしまうのでしょうか?
上手く焼きあがらず、運よく食べられたとしても味も食感も変わってしまいます。
実際に起きた、私の失敗談でお伝えしていこうと思います。ちなみに私は料理が下手です!
お鍋は焦がすし、ねぎは繋がっているし、友だちには「包丁を持たせるな」と言われるほどのレベルでしたが、お菓子作りはどうしてもやりたくて何度も失敗を重ねてきました。
まずは中学三年生のバレンタインに、ガトーショコラを当時の彼氏にプレゼントしようと作ったんです。一生懸命レシピを見ながら材料を混ぜ、いざオーブンに入れました。
ここで失敗したのが、予熱をしていなかったんです!そのまま焼きあがったと型から取りだしたら、ぷるんっとプルプルふるえるチョコレートプリンのようなガトーショコラが出てきました。
低温だったためか、バターが表面に浮き出てきたようでガトーショコラの周りがバターでコーティングされたようになり、プルプル震える初めて見るお菓子が誕生しました。
当時の彼氏は「新食感」と言いながら完食してくれましたが、予熱をしないだけで熱が十分に入らずに失敗してしまうのだなと学びました。
また、他にも自宅のオーブンが壊れているのに気付かずに、カップケーキを焼こうとしたら上手く膨らまず…。
真ん中がへこんで周りが固く、中身は生焼けなカップケーキを作ったこともあります。食べたらとても苦く、よく見ると底の方が一部焦げていたのでした。
しかし、こんなに派手な失敗していた私でも、温度調節のコツさえ掴んだら、美味しいお菓子が作れるようになりました!
予熱をすること、150~210℃の間で調節をすることが分かっただけで、失敗はぐんと減りましたよ♪
あなたも、温度の設定さえ間違えなければ美味しいお菓子が作れますね!
お菓子作りはオーブントースターで代用可能!
お菓子ってオーブンを使ったりちょっとハードルが高く感じるわ…。
もっと気軽に作って、友だちや子どもたちにも美味しいお菓子を振舞ってみたいなぁ…。
オーブンでのお菓子作りはちょっとハードルが高いと感じていても、トースターで代用して気軽に作ることができますよ!
クッキーだけではなく、カップケーキやスコーン、ガトーショコラなんかもトースターでできちゃいます♪
トースターでのお菓子作りなら、朝食にパンを焼く感覚で気軽にお菓子作りを楽しむことができますね!
作り方をいくつかご紹介いたします。
トイレットペーパーの芯くらいの太さで生地を棒状にし、2mmの厚さで切っていけば型がなくてもクッキーが作れますよ!
私は型抜きがめんどくさく、余った生地がもったいないので、よくこの方法で丸型のクッキーを作ります。
耐熱容器にグラタン皿を使用し生地を焼くと、トースターのサイズにもピッタリ入りますよ!
この他にも、チョコレートをパイ生地で包み焼くお菓子や、パウンドケーキなども作ることができますよ!
オーブンがない方や手間を感じている方も、トースターを使って気軽にお菓子作りが楽しめちゃいますね♪
私も、お菓子作りをしていていざ焼こうとしたら、電子レンジのオーブン機能がエラーで使えず焦ったことがあります。
その時はトースターで代用し、作りかけていたお菓子を無駄にせず美味しくいただくことができました!
トースターで代用ができれば、お菓子作りをする頻度も多くなりそうですね♪
オーブンとトースターの違いは温度と広さ
これだけ手軽にトースターでお菓子作りができるなら、オーブンを使う必要ってないのでは?
いえいえ、オーブンとトースターには違いがあるため、やはりオーブンを使えるのであればその方がお菓子作りには良いのです。
オーブンとトースターの決定的な違いは温度設定のしやすさと、広さです!
オーブンには細かな温度の設定ができる機能や、中全体をまんべんなく温めることができる機能が備わっています。
それに対しトースターは、w(ワット)数の切り替えが付いているものとついていないものがあり、密閉まではできないため中の温度を正確に保つことがオーブンに比べて難しくなります。
そのため、トースターで焼いている時にはこまめに中の状態を確認し焼き加減を調節してあげることが重要になります。
また、中の広さもトースターの方が狭く、加熱ヒーターの場所に近いところは焦げやすくなります。なので表面が焼けても、中はまだ火が通っていない状態になるのです。
高さもオーブンほどない商品が多い為、作るものの大きさも限られてきますね。
気軽さで考えたらトースターでもお菓子作りはできますが、本格的に作りたいとお考えなら、オーブンを使った方がよりきめ細かい設定ができるので美味しく出来上がること間違いなしですね!
お菓子作りはオーブンなしでも十分できる!
オーブンなしのお菓子作りレシピは沢山あります。焼き菓子だけがお菓子作りではないんですね!
揚げる、冷やす、焼くなど、お菓子の調理法は様々です。オーブンで焼くお菓子作りから少し離れてオーブンなしでのお菓子作りのレシピもご紹介します♪
〈揚げ物お菓子〉
油で揚げたお菓子はカリッとした食感がどれも特徴的で食感を楽しむことができますよ!
その中でも特に我が家で人気のメニューをご紹介します。
また、さつまいもではなく食パンを使っても美味しくできあがります♪
その他、ホットケーキミックスをスプーンですくって揚げ、砂糖をまぶせば簡単ドーナツもできますよ!
〈冷たいお菓子〉
梅雨あたりから秋口にかけては、ひんやりしたお菓子を食べたくなりますよね!
冬に室内で暖まりながらもなかなか美味しく感じるので、冷たくても年中作って楽しめますよ♪
この他にも、ジュースにゼラチンを入れて冷やすだけで色んなゼリーができますし、水切りヨーグルトにはちみつを入れゼラチンで固めるとチーズケーキが簡単に作れます!
〈フライパンで焼くお菓子〉
いつものホットケーキにちょっとひと手間加えるだけで、いつもとは違ったお菓子も作れるんです!
ほんのり甘じょっぱくて止まらなくなりますよ。
他に、マシュマロを並べて焼いてレーズンやナッツをトッピングしてマシュマロクッキーを作ることもできますよ!
どのお菓子も、手軽にできるため我が家でもよく作ります!子どもたちにも大好評で、あっという間に完食してしまうほどです。
オーブンやトースターを使った焼き菓子も良いですが、揚げたり冷やしたりしたお菓子作りも簡単にできるため、オーブンなしでもレパートリーは無限に広がりそうですね♪
まとめ
- お菓子作りのオーブンの設定は150~210℃の間からお菓子の種類に合わせて設定する
- 生地を入れる時に扉を開閉するため、予熱は焼く温度に加えて10~20℃で設定をする
- 何度もオーブンの扉を開け閉めすると熱が逃げて上手く焼きあがらないので注意
- 温度設定の間違いはお菓子作りの失敗の原因になる
- お菓子作りはオーブンじゃなくてもトースターで代用できる
- トースターでの調理は何度になっているのか調節ができないためこまめに焼き加減をチェックする
- お菓子作りは焼き菓子だけではなく、揚げる、冷やすなどの方法でもレパートリーが増やせる
私は料理が苦手なのですが、お菓子作りだけはよくしています!ただ、基本が分からないとなかなかハードルが高いですよね。
ですがお菓子作りをする時、オーブンの設定温度が何度か迷ったとしても、基本温度の150~210℃を知っていれば、その中からお菓子に合わせた温度で焼き上げ美味しいお菓子を食べることができますよ♪
私も早速、オーブンを使って「サクッフワッ」な美味しいお菓子を作りたくなりました!
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