お風呂掃除はしても「鏡は今度でいっかー」を繰り返し、気付けばお風呂の鏡にウロコ状の水垢がついてしまいますよね。
焦ってお風呂用洗剤でこすってもなかなか取れないよね。
ウロコ汚れを落とすタイミングは早ければ早いほどいいです。
ウロコ汚れは時間が経つにつれて硬くなり、どんどん落としづらくなってしまいます。
実は、お家にあるものでもウロコ取りができます。
お風呂場の鏡のウロコ取りには酢と水を混ぜるだけの自家製洗剤がおすすめです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、酢は食品としてだけでなく掃除アイテムとしても活躍してくれる優れものです。
酢を使うことで、人や鏡に害を与えることなく優しくウロコ取りすることができますよ。
お風呂場の鏡はウロコ取りなら酢水洗剤で落とせる!
ここでは簡単に作れる酢水洗剤のレシピと掃除方法をご紹介します!
酢水洗剤にもいろんなレシピがありますが、今回は酢と水1:1を混ぜるだけの単純なレシピなので覚えやすいです。
もちろんお風呂場の鏡だけでなくキッチンや洗面、トイレなどいろんな場所に使えるのでたくさん作って掃除してみてくださいね♪
準備するもの
- 酢 100㎖
- 水 100㎖
- スプレーボトル
- キッチンペーパー
- ラップ
材料を揃えたら、早速酢水洗剤を作ってみましょう!
- お風呂場の鏡を十分濡らせる量に合わせ、酢と水を1:1で合わせたものを用意しボトルに移します
- 鏡にまんべんなくスプレーした後、その上からキッチンペーパーを貼ります
- その上からまたまんべんなくスプレーしてください
- 酢水が乾かないようにラップで覆い、約3時間後にスポンジで鏡のウロコ取りをし、流しましょう
少し手間はかかりますが、酢水の配合や掃除方法は簡単ですよね。
私もやりましたが、これをやる前とやった後ではお風呂場の鏡のウロコ取りのしやすさが全然違います。
beforeが迫力全開だっただけに、afterを目の当たりにしてそれはそれは感動したのですが
写真に残すのを忘れてしまったことが悔やまれます。
ちなみに、4番では酢水が乾かないようにラップで覆いましたが
このように洗剤が乾かないように上からラップなどで覆い密着させる掃除法のことを「湿布法」と言います。
お風呂場の鏡のウロコ取りだけでなく、何かと掃除をするときに役立ちますので、頭の片隅に置いていただけると嬉しいです。
アルカリ性のウロコには酸性の酢が効果的!
お風呂用洗剤で落ちなかったのに、どうして酢でウロコ取りができるの?
酢は酸性です。お風呂場の鏡でのウロコ取りに酢を使うことで、酢の酸が鏡のアルカリ汚れをふやかし落としてくれるんです。
これまでも酢を使って掃除ができる事は知っていましたが、酢にこんな力があったとは驚きです。
鏡についたウロコ汚れは害こそありませんが、鏡を見るたびに目にすることになるので憂鬱になってしまいますよね。
憂鬱な気分から解放されるためにもササっと掃除してしまいたいところです。
実はお風呂場の鏡にこびりついたウロコ汚れの大半は水垢です。そもそも水で垢が出来るのはどうしてでしょうか?
水道水は水以外にもミネラルやカルシウム、マグネシウムなどの成分を含んでいます。
お風呂場を使った後、鏡に飛び散った水道水の水自体はだんだん蒸発して消えますが、成分中のミネラルやカルシウム、マグネシウムなどは残ります。
この残った水以外の成分が固まってできたものが水垢です。
学生時代、化学の授業で教わったアルカリ性や酸性の話を覚えていますか?
水垢はアルカリ性です。酢は酸性でしたね。
アルカリ性と酸性は反対の性質なので、ぶつかったときに互いの性質を打ち消し合います。そこで起きた中和反応でウロコ汚れが緩み、ウロコ取りしやすくなるのです。
化学ってすごいですね。このように食品や自然由来の物質を使い、汚れの性質に合わせて掃除することを「ナチュラルクリーニング」と言います。
酢水洗剤のメリットとデメリットを確認しよう!
まず、お風呂場の鏡掃除でウロコ取りに酢を使うメリットとデメリットを下記にまとめてみました。
メリット
- 家にあるものでできる
- 食品なので身体や鏡に害がない
- ごしごしこすらなくても化学の力で汚れが落ちる
デメリット
- 掃除中の酢の臭いがきつい
- 酢の臭いがしばらくお風呂場に残る
- 曇り止め加工された鏡には使えない
- 長年放置していたウロコ汚れはウロコ取りできない可能性もある
掃除しよう!と思い立ったときに家にあるもので作れるのは嬉しいですね。
特に家に小さいお子さんやペットがいたりすると洗剤によっては使いづらいですから洗剤を使わず食品で代用できるところも安心です。
鏡に吹きつけてキッチンペーパーとラップで覆う手間さえかけてしまえばあとは待つだけなので、簡単にウロコ取りができますよ。
それに伴いやはり気になるのは、酢特有のツンとした臭いですよね。
私がやってみたときも酢の臭いは少し残っていたので、掃除中にはお風呂場の十分な換気が必要です。
私の家では、お風呂場の窓を開けながら換気扇を回して掃除した結果、酢の臭いがしばらく残るといってもその日の晩までぐらいでした。
ここに関しては、お風呂場の構造や換気扇の状態にもよるかもしれません。
お風呂場に窓がなく酢の臭いが残るのが心配な人には、酢と似た効果を発揮するクエン酸での掃除法を後ほどお伝えしますので、そちらで試してもいいと思います!
曇り止め加工された鏡は残念ですが、酸性洗剤が使えません。曇り止め加工の効果が薄れてしまいます。
掃除する前に、曇り止め加工の鏡かどうかを確認しましょう。
そして、長い間放置されたウロコ汚れには効果が薄い可能性もあります。
酢も酸性とはいえ食品ですから1度ではウロコが取り切れないのかもしれません。
なかなか落ちないときは2、3日連続で試してみてください。
お風呂場の鏡はクエン酸でもキレイに掃除できる!
クエン酸の性質は酢と同じ酸性なので、お風呂場の鏡掃除に最適です。
クエン酸は100円ショップで購入できるなど手に取りやすいお値段のものが多く、酢と同様に様々な場所の掃除に使えるので家にあると何かと便利ですよ。
準備するもの
- クエン酸 小さじ1
- 水 100ml
- スプレーボトル
- ラップ
- 布 3枚
準備ができたら、いよいよクエン酸洗剤も作ってみましょう♪
- クエン酸と水を合わせたものをスプレーボトルに移します
- 出来上がったクエン酸洗剤をお風呂場の鏡に吹きかけ、その上からラップで覆います
- そのまま約半日置いておきます
- 半日後にラップを取ったらタオルで水拭きしてください
- 水滴を置いておくと水垢の原因になりますのできちんと乾拭きしたら終了です
酢水洗剤と異なる部分は半日ほど待ってあとは拭き取るだけというところですね。
私も水回りに水で溶いたクエン酸を使っていますが、そのおかげか三角コーナーや排水口の臭いが気になったことが一度もありません。
この水で溶いたクエン酸は、トイレで用を足した後に便器に吹きかけると臭いや汚れを防止することもできますよ!
ちなみに、酢水洗剤の部分で紹介した湿布法でも効果が期待できます。
家の臭いは意外と自分では気付かないものです。急な来客があったときにも「臭っていたらどうしよう」と不安になったりします。
クエン酸洗剤は酢と同じ効果を期待できるので、ぜひみなさんに合った素材でやってみてください。
来客があるとわかった段階で、家にあるもので手軽に掃除することができますよ。自分に合った掃除法で気持ちよく掃除できたらいいですね!
クエン酸と酢の違いは臭いと手荒れのしやすさ
前述したとおり、酢とクエン酸の効果に大きな違いはありません。
ただ、鼻が利くあなたには酢のツンとした臭いが気になりますよね。
ずっと酢の臭いを嗅ぎ続けることは、苦手な人にとっては辛いものですね。
無理して酢を使ってお風呂場の鏡を掃除していたら鼻や頭が痛くなってしまった、なんてことが起きてしまうかもしれません。
もし酢の臭いが苦手という人には、臭いのないクエン酸がおすすめです。
そしてもうひとつクエン酸が優勢な点を挙げるとクエン酸掃除の後はさっと拭き取るだけでいいので楽です。
一方、酢には砂糖が含まれている場合がありますので流しが甘いとベタベタの原因になります。しっかり水で流したあと水気を拭き取ってくださいね。
素手で掃除をする人もいらっしゃるかもしれませんが、クエン酸で掃除する場合は手荒れを防ぐためにゴム手袋をつけて掃除するようにしましょう。
一方酢は食品ですので手荒れする可能性は低いですが、肌の弱い人は念のためゴム手袋をした方がいいかもしれません。
もしあなたの肌が特別弱いわけじゃなく、ゴム手袋が苦手だなーという場合は酢でウロコ取りするのがおすすめですよ。
鏡のウロコ取りの話ではないですが酢やクエン酸を拭き掃除などに使った場合、汚れを落とす即効性でいえば酢の方が早いです。
酢とクエン酸をそれぞれ好み、場所別で使い分けるのもおすすめです!
クエン酸洗剤にデメリットはある?
これまでの流れだとクエン酸洗剤はいいことづくめで悪いことがないように思えます。
しかし、何も知らずに使っていると身体に害を与えてしまう注意点もあります。
身体に害があってからでは遅いので、掃除する前に確認しておきましょう!
その注意点も含め、大きく分けて3点のデメリットを下記にまとめます。
- 皮脂汚れの混じった石鹸・シャンプー汚れを落とせない
- 絶対に塩素系洗剤と混ぜない
- クエン酸は手荒れするので使うときはゴム手袋をはめて掃除する
掃除するときはこの3点に気を付けていただきたいです。
上から2つは酢にも同じことが言えます。
まず、酸性の性質を持つクエン酸は主に水垢汚れを綺麗に落とすことができますが皮脂汚れの混じった石鹸・シャンプー汚れは落とすことはできません。
皮脂汚れの混じった石鹸・シャンプー汚れは酸性の性質を持っています。
この酸性汚れを落とすには、酢やクエン酸とは真逆の性質を持つアルカリ性素材で掃除する必要があります。
この酸性汚れを落とす方法は後ほどお伝えしますね。
そして絶対に注意していただきたいのが、漂白剤などの塩素系洗剤と混ぜないでください。
塩素系洗剤のパッケージによく「まぜるな危険」と書かれていますよね。
塩素系洗剤のパッケージによく「まぜるな危険」と書かれているよね。
塩素系洗剤に先程紹介した酢水・クエン酸洗剤など酸性のものが混ざると有毒の塩素ガスが発生します。
万が一塩素ガスを吸い込んでしまった場合の症状としては、気持ち悪い・目が染みる・咳き込むなどがありますが、
様子を見ても症状が改善されない場合、病院で診てもらわないといけません。
そうならないためにも、酸性の洗剤を使う際には塩素系洗剤と混ざることがないようにしてください。
そしてクエン酸を触るときはゴム手袋などをつけて掃除しましょう。安全とはいえ酸性なので、長い時間素手で触るのは危険です。
たんぱく質変性(皮膚中のたんぱく質が破壊され軽く火傷した状態になる)の影響で酷ければ皮が剥けるなどの肌荒れを引き起こしてしまいます。
もし目に入ってしまった場合は直ちに水ですすいでください。口に入ってしまった場合は、少量であれば問題ありません。
クエン酸は食品添加物なので大きな問題になることは稀だと思いますが、対策としては牛乳または水を飲みしばらく様子を見ます。
もし異常が現れた場合は、使用したクエン酸を持って病院で診てもらいましょう。
お風呂場の鏡掃除は重曹も効果的!酸性汚れも綺麗に!
先程に少しだけ、皮脂などが混じった石鹸・シャンプー汚れは酸性だという話をしました。
重曹が掃除によく用いられるのはみなさんご存知の通りです。
重曹にも掃除、洗濯などいろんな用途がありますので家にあると重宝します。
重曹を使えば、お風呂場の石鹸やシャンプー汚れ、皮脂汚れを綺麗に落とすことができるんですよ。
準備するもの
- 重曹 小さじ1
- 水 100㎖
- スプレーボトル
- キッチンペーパー
準備するものは少ないですね。それでは作ってみましょう!
- 重曹洗剤を白っぽい水垢に吹きかけます
- キッチンペーパーで覆い、約半日待ちます
- 重曹水が鏡に残らないように丁寧にキッチンペーパーで拭き取ります
より頑固な酸性汚れのために重曹ペーストのレシピも載せておきます。
準備するもの
- 重曹
- 水
- ラップ
- ティッシュまたはキッチンペーパー
- 重曹に水を少しずつ加えて歯磨き粉より少しかためのペースト状にします
- 重曹ペーストを丸めたラップにつけて鏡の水垢を取るようにくるくるとこすります
- 終わったら重曹ペーストをティッシュまたはキッチンペーパーで白い跡が残らないようしっかりと拭き取ります
ちょっとした汚れには重曹スプレー、頑固そうなウロコ汚れには重曹ペーストみたいに使い分けるのもいいですね♪
重曹ペーストでくるくるするときにスポンジじゃなくラップを使う理由は、スポンジだと重曹の粒子がスポンジの目の中に入ってしまいやすいためです。
せっかく掃除したのに思うような効果が得られなかったら、悲しいですよね。
つるつるした素材のラップを使うことで重曹の持つ研磨効果を余すことなく使うことができます!
これで酢やクエン酸で落ちなかった酸性の汚れもすっきり落とすことができますね。
重曹で石鹸カス・皮脂汚れが落ちるのはなぜ?
酸性の性質を持つ酢やクエン酸では、お風呂場の石鹸カスやシャンプー、皮脂などの酸性汚れは落とせませんでした。
汚れを緩ませて落とすためには、反対同士の性質をぶつからせ、中和反応を起こさなければいけません。
アルカリ性の重曹を酸性汚れに使うことで中和反応を起こすことができ、これにより酸性汚れをすっきり落とすことができるんです。
ですので、これまで説明してきたことと真逆になりますね。よくできていますよね。
石鹸・シャンプー汚れや皮脂汚れは酸性と書きましたが実はその限りではなく、石鹸カスにも2種類の汚れがあります。
石鹸カスには、「金属石鹸」「酸性石鹸」の2種類があります。
どのように違うのか、調べてみたのでご紹介します。
- 金属石鹸
水道水に混じったカルシウムやマグネシウムに含まれる金属イオンと石鹸の油脂成分が反応し合って出来たもの - 酸性石鹸
身体についた皮脂汚れと石鹸の油脂成分が反応し合って出来たもの
金属石鹸とは、水道水に混じったカルシウムやマグネシウムに含まれる金属イオンと石鹸の油脂成分が反応し合って出来たものです。
一方酸性石鹸とは、身体についた皮脂汚れと石鹸の油脂成分が反応し合って出来たものです。
金属石鹸は酢やクエン酸の酸性洗剤で落とすことができます。
反対に、残りの取れなかった酸性石鹸はアルカリ性の重曹を使うことで落とすことができます。
今まで落とせなかったのは金属石鹸と酸性石鹸が入り混じり、複雑な汚れになっていたからです。
酸性洗剤と重曹の2つの素材を駆使することでお風呂場の鏡についたウロコ汚れをより綺麗に落とすことができます。
重曹洗剤のデメリットは?
重曹のデメリットを下記にまとめてみました。
- 素手で長時間触り続けると手荒れを起こす
- 水垢落としには向かない
手荒れはクエン酸のデメリットの部分でもお話しましたね。
重曹も長時間素手で使うのはおすすめできません。
たんぱく質変性は酸性だけでなくアルカリ性でも起こります。
重曹で掃除する場合もゴム手袋は必須です。水垢落としが向いていないのは水垢と重曹の持つ性質がアルカリ性同士だからです。
重曹での鏡掃除のデメリット、結構探しましたがほとんど出てきませんでした。さすがですね。
そんな優秀で使い勝手の良い重曹のメリットも下記にまとめておきますね。
- アルカリ性なので酸性の手垢や油汚れやに効果を発揮する
- 細かくて柔らかい粒子で取りづらい埃や汚れ、サビなど鏡を傷付けることなく研磨できる
- 重曹は形状変化も得意なのであらゆる掃除に対応できる
アルカリ性のためもちろん酸性汚れには強いですね。
細かくて柔らかい粒子で形状変化もできるとは、すごい対応能力です。
掃除や洗濯、料理などに使われ長年親しまれてきただけあります!
お風呂場の鏡掃除は市販洗剤なら頑固汚れも落とせる!
上記のナチュラルクリーニング法で取れそうにない場合は市販洗剤を使うのもいいですね。
軽めの白いウロコ汚れ程度なら、ふやかして落とせる液体タイプを使ってみてください。
長い間蓄積され固まってしまったウロコ汚れには削り取る研磨タイプの洗剤がおすすめですよ。
市販洗剤なら作る手間がない分手軽に手に入りますね。
しかし市販洗剤は汚れを落とすことに特化されており、強力なものが多く鏡に負担がかかってしまうこともあります。
こちらについては下記の「市販洗剤は強力!使用上の注意点」で詳しく解説します。
お風呂場の鏡掃除におすすめの市販洗剤や研磨剤を下記にまとめてみました。
- アルミナ加工で優しく削れる研磨パッド
頑固なウロコ汚れを落としたい人におすすめ - プロが認めたクリームタイプの高性能クリーナー
研磨剤を使わず優しく落としたい人におすすめ - テレビで紹介された人気マルチクレンザー
場所を選ばない万能な洗剤が欲しい人におすすめ
個人的な私のおすすめは、アルミナ加工の研磨パッドです。
ダイヤモンドと比べると粒子が細かいため、鏡を痛めたり傷付けることもなくウロコ汚れを綺麗に落とすことができますよ。
アルミナ加工で優しく削れる研磨パッド
鏡のウロコ取り アルミナパッド(アズマ工業株式会社)は水を含ませたパッドで擦ることで鏡のウロコ汚れを落とす研磨パッドタイプです。
目が細かいため、傷を付けずにウロコ汚れを削り取りたい人には特におすすめですよ。
しかし傷を付けないからといって鏡をゴシゴシこするのはよくありません。
ダイヤモンドに比べると落とす力が弱いとされているアルミナですが、優しく丁寧に磨くだけでも汚れはきちんと落ちてくれます。
ちなみにアルミナは精密機器の部品を磨くときにも使われる素材だそうです。
鏡を傷付けることなくウロコ落としができるのも納得ですね!
プロが認めたクリームタイプの高性能クリーナー
ウルトラハードクリーナー(リンレイ)はプロが認めたクリームタイプの鏡のウロコ汚れ用洗剤です。
クリームタイプですので、うっすらとしたお風呂場の水垢やウロコ汚れに効果抜群です!
プロが鏡をクリーニングする際に使用する酸化セリウムが使われるなど性能の高い研磨剤に加え、アルカリ汚れに強いクエン酸とのダブルアプローチでウロコ汚れも綺麗に落ちるのが特徴です。
傷がつきにくい処方で鏡にも優しいクリーナーですよ。
傷付きにくく高性能だなんて嬉しい限りですね。
臭いが控えめなのも嬉しい点のひとつで、ツンとした臭いが苦手な人にも安心です。
テレビで紹介された人気マルチクレンザー
茂木和哉(きれい研究所株式会社)はテレビで紹介されたこともある人気の市販洗剤です。
洗剤の名前がまるで人のようなお名前で愛着がわきそうですね。実はこの洗剤を作った社長さんご自身のお名前が茂木和哉さんだそうです。
Instagramのアカウント名には「汚れ落とし研究家」と書かれています。
理想の洗剤を作るために頑固汚れがたくさんついた温泉の清掃業をされていたことがあるとのことで、洗剤作りへの本気度合いが半端ないです。
そんな茂木和哉(呼び捨てするのは気が引けますね)、様々な場所や汚れに対応するマルチクレンザーなので1本持っているととても便利ですよ!
元々温泉の頑固汚れを落とすために開発された洗剤なので、落としづらい汚れもするっと落とせます。
市販クリーナーは強力!使用上の注意点は?
特に気をつけていただきたい市販洗剤の特徴を2点挙げます。
- ダイヤモンド加工のされた研磨剤
- 鏡掃除用と記されていない掃除アイテム
1つ目の「ダイヤモンド加工のされた研磨剤」は上手く使わないと鏡に傷が入ってしまう可能性があります。
鏡の素材よりダイヤモンドの硬度の方が高いんですね。
鏡も人の手で触れば硬いものですから、私もこの記事を作るにあたっていろいろ調べるまでは硬度の違いをあまり意識したことはありませんでした。
だって、鏡掃除用として売られていますもんね!
何も知らなければ、強度の強い市販洗剤を選ぶことでしょう。
この記事を読んでくださっている皆様にはぜひ鏡に負担が少なく、綺麗に出来る方法で掃除していただきたいです。
洗剤の強度に関しては液体タイプにも言えることで、よく落とすということは液性が強いということになります。
使い方によっては鏡にダメージを与えるかもしれないことを覚えておいてください。
今ある鏡を長持ちさせるためにも優しく掃除することが大事ですね。
2つ目の「鏡掃除用と記されていないアイテム」は、
たとえば普段掃除に欠かせないメラミンスポンジやサンドペーパー、アルミスポンジはみなさんのご家庭でも活躍していると思います。
しかし、それぞれのパッケージに「鏡掃除用」と書かれていなければ、鏡掃除に使ってしまうのは危険です。
私の知り合いの失敗談なのですが、メラミンスポンジでお風呂場の鏡掃除をしたそうです。
すると、うっすらと細かい傷が入ってしまいました。
賃貸マンションでしたから、退去時にお金を請求されるかもしれないと話していました。
ネットで調べると確かに退去時にお金を請求される例もあるようです。
わざとじゃないのにそんなことになってしまったらショックですし、もったいないですよね。
私が勝手に話し出しておいて無責任な話なんですが、それ以降は鏡の件について話しておらず結局お金を払ったかどうかはわかりません。
どちらにせよ、傷が入らないように丁寧に掃除して鏡が長く使えるならいいことですよね!
怖い話みたいになってしまいましたが、みなさんは気をつけてください。
お風呂場の鏡掃除には鏡掃除用の市販洗剤を使いましょう!
まとめ
- お風呂場の鏡でのウロコ取りに酢を使うことで、酢の酸が鏡のアルカリ汚れをふやかし落としてくれる
- 酢水洗剤で掃除するときは風呂場の十分な換気が必要
- 曇り止め加工された鏡に酸性洗剤をかけると曇り止めの効果が薄れるため使わない
- クエン酸は100円ショップで購入できるなど手に取りやすい値段のものが多く、酢と同様に様々な場所の掃除に使える
- 酢とクエン酸の効果に大きな違いはないが酢の臭いが苦手という人には臭いのないクエン酸がおすすめ
- クエン酸と重曹を使う場合はたんぱく質変性(皮膚中のたんぱく質が破壊され軽く火傷した状態になる)の影響で酷い手荒れを引き起こす可能性があるのでゴム手袋をつけて掃除したほうがいい
- 酸性洗剤と重曹の2つの素材を駆使することで風呂場の鏡の金属石鹸汚れと酸性石鹸汚れの両方にアプローチできるので綺麗にウロコ取りすることができる
- 市販洗剤を使うときは軽めの白いウロコ汚れ程度→液体タイプ
- 長い間蓄積され固まってしまったウロコ汚れ→研磨タイプ
- ダイヤモンド加工のものと鏡掃除用と記されていない掃除アイテムは鏡を傷つけやすいのできちんと鏡掃除用と記されたアイテムで掃除する
風呂場の鏡のウロコ取りに酢を使う方法を中心にご紹介しました。
少しの手間はかかりますが、環境に優しく家にあるもので手軽にできる方法ばかりです。
鏡のウロコ取りは大変ですが、今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しいです。ぜひ試してみてくださいね!
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