「はちみつは体にいい」と聞いて、ヨーグルトにたくさん入れて食べているあなた、今原因不明の下痢で苦しんでいませんか?
私もかつて、腐ったものを食べていないのに下痢に苦しみました。なんであたったんだろうと原因を考えてみたら、はちみつを食べていた事を思い出しました。
「健康に良いはずなのに何でおなかをこわすんだろう?」と調べてみると、はちみつを食べすぎると下痢になってしまうと衝撃な事実がわかりました!
「はちみつを食べすぎている」と気づかずそのまま食べ続けても、はちみつでの健康効果は期待できず、お腹のグルグル感は収まりませんよ。
1日で食べていい摂取量の目安を守れば、知らないうちに下痢で苦しむこともなくなりますよ。
健康にいいはずのはちみつで下痢になった原因とは?
健康にいいものは思わずたくさん食べたくなりますよね。
最近の私は砂糖代わりにコーヒーへ入れています。頭が冴える感じがしますよ♪
でも、はちみつを食べすぎると下痢を引き起こす原因になります。いくらいい成分が入っているからといって、食べすぎは厳禁です!
はちみつの中には、グルコン酸という成分が微量に入っています。グルコン酸には、腸内のビフィズス菌を増やす効果があると言われています。
しかしはちみつを食べ過ぎると腸が過剰に反応してしまい、逆におなかがゆるくなります。すると、下痢や腹痛を引き起こしてしまうのです。
アレルギー反応や体質によっての下痢も起こる!?
はちみつには、様々な花の花粉が少量含まれています。
そばやアカシア、りんご、桃の花など、様々な花粉が入ったはちみつは、アレルギー反応が出やすいです。また、体質によって下痢になる人もいます。
「じゃあアレルギーがある人って、はちみつは食べられないの!?」と思いがちですが、アレルギーに反応するはちみつ以外のものでしたら食べても大丈夫です。
そして毎日快便のあなただけでなく、消化器官の変化に敏感で胃や腸がすぐに痛くなるあなたも注意です。はちみつを食べると腸が過剰に反応して、下痢を起こす原因にもなるのです。
そのような方は、はちみつを控えたほうが良さそうですね。
はちみつの正しい摂り方は?
はちみつは、1日に摂取してもいい目安量が大さじ1~2杯くらいです。大さじがなければ、同じ大きさのカレースプーンを目安としましょう。
また、一度に大さじ1~2杯分を摂るのではなく、小さじ1杯程度を何回かに分けてこまめに摂取した方が、体への負担も軽くなります。
一度にたくさん摂取してしまうと血糖値も上がりやすく、胃や腸の弱い方には負担になりやすいです。
それに、はちみつは低GI食品(血糖値の上昇を穏やかにする)といわれていますが、一度にたくさん食べ過ぎると血糖値も上がり、太りやすくなっちゃいますよ。
そして、栄養効果を期待する場合は、加熱せずに摂り入れましょう。
はちみつに含まれるビタミンや酵素は、60度以上になると壊れやすくなってしまいます。生の状態なら、栄養素も壊れませんよ。
はちみつをすくうとき、通常のスプーンではきれいにすくいにくいですよね。私は、はちみつをすくうときには必ずテーブルにこぼしてしまうため、台拭き必須でした。
このスプーンは不思議な構造をしているため、スプーンをくるりと回転させることではちみつを垂らさずにすくい取れます。
はちみつがテーブルに垂れたり、瓶のフチにはちみつが固まって開けにくくなったりもなくなります。1回多くすくえば、大さじ1杯分くらいです。
はちみつの目安を守ればこんなにうれしい効能や効果が!
はちみつは、砂糖や甘味料の代用にも使えますよね。摂取目安量を守って正しく食べると、はちみつに含まれる豊富な栄養素からいろんな効果を期待できますよ。
- ダイエット
はちみつは、他の甘味料に比べてカロリーや糖質が少なめ
少ない量でも甘味が感じやすいため、砂糖の代わりに使用すれば糖質オフ
また、脂質をエネルギーに代えるビタミンB2も含まれている - 美肌にいい
はちみつに含まれているビタミンB群やビタミンCの作用により、皮膚の代謝を整える効果や美白効果が期待できる
ポリフェノールも含まれていて、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成も抑制できる - 脳の活性化
脳の活性化に必要不可欠な成分、ブドウ糖、果糖、ビタミン類、ミネラルが含まれている
特に、オオミツバチのはちみつで作られた「トアランはちみつ」は、毎日摂取すると記憶力の向上が見られたという研究結果もあります。
「トアランはちみつ」は初めて耳にしましたが、記憶力のない私には嬉しい情報です♪
また、はちみつ単体だけではなく、ゆず、ショウガ、鶏肉などと一緒に取るのもおすすめです。
- はちみつ+ゆず
疲労回復や風邪予防、胃痛・胸やけを抑えやすい
さらにタンパク質を一緒に摂れば美肌効果も期待できる
ちなみに、ゆずの皮にはビタミンCがレモン果汁の3~4倍含まれている - はちみつ+生姜
どちらにも抗酸化作用、抗菌・殺菌作用があるといわれる
エイジングケアや免疫力を高めやすい - はちみつ+鶏肉
脂肪を燃焼させるはちみつと、筋肉を作るタンパク質の鶏肉でダイエット効果が期待できる
ヘルシーな鶏ムネ肉にすれば、さらに効果的
そして食べる以外にも、保湿力の高さを活かしてクレンジングやパックにも使えるんですよ。
疑い深い私は「本当にいいの!?」と思い、手に塗って数秒で洗い流してみたところ、しっとりしていました。
ほんの数秒でこんなに効果があるのなら、化粧水と合わせて使う、またはパックもしてみたいです。
はちみつで下痢になったとしても、それが食中毒とは限らない!
これはよく勘違いされるのですが、大人がかかる「ボツリヌス食中毒」と、乳児がかかる「乳児ボツリヌス症」は、かかる原因と症状が異なります。
はちみつには、胞子に覆われた状態のボツリヌス菌が入り込んでいます。
よく「はちみつは乳児に食べさせてはいけない」といわれますよね。
まだ1歳未満の子供は腸内環境が整っておらず、はちみつを食べると「乳児ボツリヌス症」にかかってしまうためです。
しかし大人は腸内環境が整っているため、ボツリヌス菌の芽胞に対して抵抗力を持っています。
そのため、大人がはちみつを食べすぎて下痢になったからと言って、ボツリヌスなどの食中毒になったわけではないのです。
では大人のボツリヌス食中毒とはどんなものなのか、解説しますね。
本来のボツリヌス菌とは、土壌、沼、河川などの自然界に広く存在している菌です。恐ろしいことに、果物、野菜、肉、魚がボツリヌス菌に汚染されることもあります。
大人は、芽胞に覆われたボツリヌス菌には抵抗力があるものの、菌として成長してしまったボツリヌス菌には勝てないのですね。
では、次に「乳児ボツリヌス菌」についても特徴を見ていきましょう。
乳児ボツリヌス症には下痢の症状はないものの、死亡したケースもあります。はちみつを食べさせるのは、1歳を超えて離乳食に切り替わってからにしましょう。
はちみつは下痢だけでなく便秘緩和にも期待できる
本来、はちみつには腸を整える役割があります。そのため、下痢だけでなく便秘を抑え、改善しやすくなるのです。
この役割を担ってくれるのは、はちみつ内の「オリゴ糖」です。これは腸の中にいる善玉菌の大好物です。
腸内に善玉菌の大好物がたくさん入ってくることで、活性化して腸を元気にしてくれるんですね。
しかし、それも摂りすぎるとおなかがゆるくなり、下痢を起こしてしまいます。健康にいいからって一度にたくさん摂るのではなく、毎日少しづつ摂ることで腸内環境を整えられますよ。
また、腸内環境を整えるなら、りんごやキウイに含まれる「ペクチン」と一緒に摂るといいですよ。
「ペクチン」は水溶性食物繊維で、はちみつに含まれるオリゴ糖と相性がいいです。特にりんごは便秘にもいいので、お腹が整い、下痢や便秘知らずになれますね。
まとめ
- はちみつを食べすぎると、グルコン酸が腸内で過剰に反応し、腹痛や下痢を起こす原因になる
- アレルギー反応が出た場合や、体質が合わない人も下痢の原因になりやすい
- 1日の摂取量の目安は、大さじ(カレースプーン)1~2杯くらいで、小さじ1杯程度に分けてこまめに摂る
- 乳児がはちみつを摂ると「ボツリヌス症」という食中毒の一種になるが、これには下痢の症状がないため原因とは言いにくい
- はちみつは、用量を守れば下痢や便秘対策にもなる
栄養価の高いはちみつですが、食べすぎずに適度な量をとることが大切ですね。
はちみつの様々な効果や相乗効果になる食べ物も、ぜひ参考にしてみて下さい!
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