メーカーが違うと、サイズが微妙に合わないのは「あるある」です。私も棚を買った時、「サイズをきちんと測ったのに全然合わない!」なんてことも多々あります。
ベッドフレームとマットレスも同様で、メーカーが違うと微妙にサイズが合わないんですよね。
しかし簡単に返品交換ができないと、もうそのまま使うしかありません。しかし、ベッドフレームよりマットレスが大きくてはみ出る状態で使うと、マットレスの端っこが早く傷みます。
ベッドフレームからマットレスがはみ出る場合は、壁からベッドを少しだけ離して使うか、はみ出る部分に収納ボックスなどを置きましょう。
また、知らず知らずのうちにマットレスがベッドフレームからズレる時の対策も紹介します。
ベッドフレームとマットレスのはみ出る問題を解決
ベッドフレームとマットレスの相性って、意外と重要です。
特に通気性があり人気の「すのこベッド」は、ほとんどがサイドにへりがありません。
そのため、ベッドを壁にくっつけると、シーツの厚みやマットレスの弾力が反対側に出てしまい、マットレスが数cmはみ出るのです。
そんな場合は、はみ出る長さ分だけ壁からベッドを離して設置します。
すると、壁とは反対側のベッドフレームとマットレスがピッタリ揃い、見た目もよくなります。
数cmくらい離しても、壁側へ寝転がって落ちることもないです。
ただし、マットレスをフレームの中に落とし込むタイプには使えません。
はみ出したときの対処法でDIYも可能
10cm以上マットレスがはみ出る場合はDIYをするしかないですね。とはいっても、大工道具が不要なDIY方法もあるのですよ。
マットレスからはみ出た部分に、カラーボックスや収納ボックスなどを並べることで、ベッドフレームを広げます。
ここで大事なのは、ベッドとの高さが合うものを選ぶことです。
高さがシンデレラフィットになれば寝心地抜群ですし、ベッド下に新しい収納スペースもできます。
もし高さが合う収納ボックスがなければ、ホームセンターなどで木材を購入し、広げたい大きさに合わせてDIYしましょう。
日頃からDIYに慣れている方なら、既製品のベッドフレームよりもいいものが出来上がりそうですね。
ただし、ベッドフレームに手を加えるなら強度が変わるかもしれません。「DIY」という行為そのものは自己責任となりますからね。
私なら、ベッドフレームを横に継ぎ足して、下に足をつけるくらいにとどめます。ベッドそのものを改造しなければ強度はあまり変わりませんよ。
本来ならベッドフレームよりも1cm小さいくらいがいい
ベッドフレームとマットレスのサイズ表記には、「シングル」「ダブル」など大まかに分かれていますよね。しかし、同じサイズ表記でもメーカーによっては数cmの誤差があります。
もし次にマットレスを選ぶなら、あえて1~3cmくらい小さめがいいですよ。
マットレスには、シーツやベッドカバーをかけて使いますよね。このような布をかけると、マットレスとシーツの中に空気が入るため、1cmくらい膨らむのです。
ちなみにビジネスホテルや高級ホテルのベッドは、マットレスの縦横の長さを、ベッドフレームよりも1cmあえて小さくしています。
これは、ベッドメイキングでシーツを敷いたとき、シーツ内に空気をふわっと含んでベッドフレームとの長さがちょうどよくなるためです。
ベッドフレームとマットレスのサイズや選び方
ベッドのサイズ選びは快適な睡眠をとることも大切ですが部屋の雰囲気もかわるのでサイズ選びはとても大切です。
私のベッドは夫と2人なのでダブルサイズを使用しているのですが、私の寝相が悪いのでクイーンサイズでもよかったなと使用してみて感じました。
寝室の広さも6畳しかないのにキングサイズのベッドを置きたくても部屋に入らないですよね。
何人で寝るのか、寝返りが多いのか抱き枕を使うのかでもサイズが変わりますが部屋の広さに対してのベッドは最大どの大きさを置くことができるのかまで知る必要があります。
寝るときをイメージして購入する前に正しい測り方と選び方について知っておきましょう。
ベッドを選ぶ前に確認してほしい基本サイズ
ベッドにはどんなサイズがあるのか知っていますか?
ライフスタイルに合っているか、部屋の広さと考え合わせて求めているサイズを確認することから始めます。
メーカーによって誤差があるので参考程度にお願いします。また下記のサイズは内寸で測っています。
マットレスサイズ | サイズ | 寝室の広さ | 人数目安 |
セミシングル | 80cm | 4畳 | 1人(子供や小柄な人) |
シングル | 97cm | 4畳 | 1人(中柄な人) |
セミダブル | 120cm | 6畳 | 1人(大柄な人) |
ダブル | 140cm | 8畳 | 1~2人(ゆったり寝たい人・カップル・夫婦・大人1人子供1人など) |
クイーン | 160cm | 8畳 | 2人(ゆったり寝たい人・カップル・夫婦・大人1人子供1人など) |
キング | 180cm | 10畳 | 2人(カップル・夫婦・夫婦2人子供1人など) |
セミシングル(80cm×195cm)は小さなお子様が一人で寝始めるのにちょうどいいサイズです。
小柄な人であれば大人の方でも使用できますが、寝返りが多い方には向いていません。
2台つなげて使用するとクィーンサイズになるのでつなげて使用するのもおすすですよ。
シングル(97cm)は一人で使用するのによく選ばれているサイズです。
2台つなげて使用するとキングサイズになるのでこちらおすすめです。
セミダブル(120cm×195cm)は一人で使用するのに寝返りが多い人はシングルよりもゆったり使用できます。
子供2人での使用も可能なサイズです。
ダブル(140cm×195cm)はカップルや夫婦、大柄は人で一人で使用にもよく選ばれているサイズです。
大人2人で使用する場合は体格により狭く感じてしまう場合があります。
クィーン(160cm×195cm)はカップルや夫婦でゆったりと使用できるサイズ。
キング(180cm×195cm)は夫婦と子供2人でも使用可能なサイズです。
シーツカバーなどの取り扱いも少ないのでシングルサイズをつなげて使用するのがおすすめです。
横幅がどんどん広くなっていますが、縦の幅が広くなっているロングサイズもあります。
こちらは高身長の方におすすめで長さは207cmのもので、シングルロングやダブルロングとも呼ばれているので、高身長の方はロングタイプがおすすめです。
ですがシーツカバーなどの取り扱いが少ないので必ず専用のものを購入しましょう!
ベッドサイズの選び方に迷ったら参考にしてほしい
基本のサイズや使用人数の目安は分かっても実際どのサイズがいいのか迷ってしまいますよね?
例えば1人で使用する場合でも使う人の体格や好みによっても変わってしまいます。
迷ったらまずは寝返りがうちやすい広さで「肩幅+50cm」の横幅に余裕のあるベッドを基準に考えてください。
成人男性の肩幅平均値
160cm、肩幅約37cm
170cm、肩幅約40cm
180cm、肩幅約41cm
成人女性の肩幅平均値
140cm、肩幅約32cm
150cm、肩幅約34cm
160cm、肩幅約37cm
170cm、肩幅約39cm
平均なので骨格によっても変わってきますので参考までにしてください。
私の場合は夫175cm私は152cmなのですが私の寝相が悪すぎて半分以上私が使っている状態です。
次に買い替えるときはクィーンサイズかキングサイズを考えています。
ベッドフレーム測り方について知ろう
今使用しているマットレスはそのまま使用したいがベッドフレームのみ買い替えたい場合、別々で購入する際は必ず正確に測ってから購入してください。
マットレスがはみ出たり、ズレたりしないためにも「測り方」について解説します。
ぜひ参考にしてください。
ベッドフレームのサイズの調べ方について解説します。
ベッドフレームを測るときは下の画像のコンベックスメジャーを使用してください。
新しくベッドフレームを購入するときは、現在使用しているマットレスの厚みと外寸を測りましょう。
これはベッドフレームに合うかどうか調べるために測ります。
マットレスに合うベッドフレームを購入するときには、実際にマットレスを置く部分(内寸)を測らなくてはいけません。
外寸だけ測ってしまうと、マットレスがベッドフレームからはみ出てしまうことがあるので、必ず内寸を測りましょう。
マットレスのサイズと見比べて問題なければ購入してください。
マットレスの測り方について知ろう
今使用しているベッドフレームはそのまま使用したいがマットレスのみ買い替えたい場合、別々で購入する際は必ず正確に測ってから購入してください。
マットレスにも寿命があるので、マットレスのみ買い替える方もいると思います。
マットレスの測り方について解説します。
マットレスを測るときは下の画像が洋裁用メジャーを使用してください。
マットレスを測るときには必ずマットレスの「耳」まで測るようにしてください。
マットレスのまわりを囲むように「耳」とよばれる縫製があると思います。「耳」までがマットレスの外寸に含まれているので測る際は気をつけましょう。
次にマットレスの厚みを測ります。
マットレスの厚みがありベッドフレームよりも高くなる場合もあります。
使い心地が悪くなる他、見た目も悪くなってしまうので測り忘れに気を付けてください。
最後にマットレスを測るときは必ず2人で測るようにしましょう。
その理由は、ゼロ地点がズレないように正確に測るために2人で測ることをおすすめします。
ベッドフレームとマットレスがずれる原因とは
寝る前にマットレスを整えたはずなのに、翌朝になるとだいたいはみ出ているかズレているの。
私の寝相が悪いのかなぁ?
大きな理由は、ベッドフレームとマットレスがよく滑ることです。そのため、けっして「寝相が悪いから」だけではないですよ。
しかし、ベッドフレーム、マットレス、お気に入りのシーツを変えられないなら、以下のアイテムを使ってマットレス下の滑りを防止しましょう。
- ズレ防止シート
- ベッドガード
- 除湿シート
「ズレ防止シート」は、表面が凸凹していうので摩擦も大きく、好きな大きさにカットして使うことができます。ベッドフレームの四つ角にひいて使用します。
同じシート状なら、「除湿シート」もズレ防止に使えます。除湿をしてくれるので、マットレスにダニを寄せ付けにくなります。
すのこベッドの場合はすでに通気性がいいのであまり効果は感じられないかもしれませんが、フロアベッドやローベッドに使えます。
また、寝相が悪くて壁などを蹴ってマットレスも一緒にズレてしまうなら、よく病院で見かける「ベッドガード」を使いましょう。
転落防止や掛け布団が落ちないように使われますが、マットレスのズレにも便利なアイテムです。
ちなみに、マットレスがズレる原因は、マットレスの軽さ、あるいはマットレスカバーがサラサラしていることも関係しています。
マットレスの中でもウレタン製は薄くて軽いのですが、小さな力でもズレます。その他にも、軽量タイプのマットレスも同様です。
特に体重が重いとマットレスにかかる圧力が大きいため、ちょっと寝がえりをしただけでもズルっと動いてしまいます。
そして、サテンやシルク素材のマットレスカバーは、高級感がありお姫様気分になれますよね。しかし、このようなサラサラした生地はベッドフレームの上でよく滑ります。
また、壁側に設置している場合は、寝ている間に壁を足で押して、目が覚めたころにはマットレスがズレていることもよくあります。私も寝相が悪いので人のことは言えませんが(笑)
素材によっては、マットレスからシーツがズレる!
寝ていると、マットレスじゃなくてシーツがズレるのよね。
毎日毎日シーツを整えるのも、面倒だわ。
ズレにくいシーツなら、1枚布のフラットシーツよりも、ボックスタイプ、またはタオル生地のシーツがおすすめです。
ボックスシーツとは、マットレスをスッポリ包み込んでくれるタイプのシーツです。
周りはゴムが入っていてがっちりと固定されます。マットレスの高さを含めて、サイズをピッタリ合わせれば、まるでホテルのベッドメイキングみたいな完成度の高いベッドを味わえます。
また、タオル生地はザラザラしているため摩擦力が生まれます。タオル生地でなくても、角にゴムバンドがついている敷パッドも、サイズがピッタリ合っていればズレに.くいですよ。
ちなみに、「このサラサラな素材が気にっているから、シーツは変えたくない!」のでしたら、マットレスの下に「ズレ防止クリップ」を忍ばせましょう。
シーツの四つ角をクリップで固定するもので、ボックスシーツやフラットシーツにも使えますよ。
マットレスを2つ並べると真ん中がズレる!
2台つなげて使用すると、どうしても寝返りなどでズレるため、どんどん真ん中部分が開いてきますよね。それなら、マットレスバンドや隙間パッドを使いましょう。
「マットレスバンド」とは、マットレスの外周をぐるっとつなぐバンドのことです。長さの調節もできるため、サイズ問わずに使えます。
「隙間パッド」は、マットレス2つの真ん中にできる隙間を埋めてくれる、T字型のパッドです。
この2つを一緒に使うと、どれだけ寝相が悪くても真ん中がズレにくくなります。家族で仲良くぐっすり眠れますよ。
まとめ
- ベッドフレームからマットレスがはみ出るまま使用するとマットレスが傷んでしまう恐れがある
- 同じシングルサイズでもメーカーによってはサイズが異なる場合があるため、別々で購入するときは必ず測る
- 返品交換できない場合は、壁とベッドフレームをはなして置く。DIYをする
- 自分に合ったベッドのサイズを知る
- マットレスを測るときは洋裁用メジャーを使用する
- ベッドフレームを測るときはコンベックスメジャー使用する
- ベッドのサイズに迷ったら「肩幅+50cm」の横幅に余裕のあるベッドを基準に考える
- マットレスを測るときは「耳」部分も忘れないように測る
- ベッドフレームを測るときは内寸で測る
- ベッドフレームとマットレスがズレるなら、ズレ防止シートや除湿シート、ベッドガードを使う
- シーツがズレるなら、シーツを変えたり、ズレ防止バンドを使う
ベッドフレームからマットレスがはみ出る場合の対処法を知っておくといざという時に焦らなくてすみますね。
はみ出るマットレスを使用したり、ズレたりするとさまざまな問題がありますが、いまでは通販でも便利アイテムを
購入することができるので、ストレスなく快適な睡眠がとれるように活用してはいかがですか。
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