合コンやイベントごとでアピールするなら、ヘアセットにヘアアイロンは必需品です。
メンズ用の普及率はレディースに比べるとまだ少ないですが、私の男友達や後輩はバッチリ使いこなしています。
しかしヘアアイロンは、プレート幅がミリ数ごとにたくさんありますよね。「何ミリでもいいや」と適当に選ぶと、ヘアセットにものすごく時間がかかってしまいます。
何ミリを選ぶかによって、メンズヘアの仕上がりや使いやすさが変わります。もし迷ったら、髪の長さで何ミリがいいのかを決めましょう!
メンズの髪でしたら、だいたい15~20mmが扱いやすいです。また、短めなら14mm以下、長めなら21mm以上と選び分けます。
自分にあったヘアアイロンを探して、意中のあの子からも好印象をゲットしましょう♪
ヘアアイロンのメンズ向けは何ミリ?20ミリ程度が最適
ヘアアイロンはメーカーによって種類が多く、プレート幅のミリ数も幅広く販売されています。
「ストレート」と「カール」の2種類に大きく分けられますが、「いつもうねるから、髪をまっすぐに整えたい」と思ったら、ストレートアイロンを選びますよね。
実は、ヘアアイロンを使用するメンズにとって、何ミリなのかはかなり重要なポイントです。
ストレートアイロンの中でも、スタイリングがしやすいプレート幅のミリ数は、通常のメンズショートなら15~20mm程度です。
また、メンズショートよりも長いか短いかで、プレート幅のミリ数も変わってきます。
- ベリーショートのおすすめプレート幅……~14mm
- ショートのおすすめプレート幅……15~20mm
- ミディアム〜ロングヘアのおすすめプレート幅……21~25mm
プレート幅が大きいと熱を通す部分も広くなるため、ガンコなクセ毛でもまっすぐに整えられそうに思いますよね。しかし、太ければいいというものでもないのです。
15mmくらいまでで細めのプレート幅は前髪や短めの髪・毛先のみを整えるにはうってつけです。
毛先をまっすぐにしたり、ハネさせて動きを付けたり、細かいアレンジがしやすいです。
逆に20mmよりも太めのプレート幅なら、熱をあてる幅が広がるため、細めなものを使うよりも短時間で済みます。
髪の長さに比例してプレート幅も広くなっていきますが、あまりプレート幅が広すぎると、重く感じて手首にも負担がかかります。
「ロングヘアだから!」と何ミリかにこだわらず、自分が「重い」と感じないくらいのものを選べば、無駄に体力を使わずに済みますよ。
私も過去にヘアアイロンを買おうとしたとき、知人から「これ使いやすいよ!」と勧められて購入しましたが、自宅でまったく使いこなせなかったのです。
私は肩より少し下に伸びているくらいのミディアムヘア、知人は私よりも10cm長いロングヘアでした。勧められたヘアアイロンは、プレート幅がなんと50mm(5cm)くらいありました!
そう、知人はロングヘアで「プレート幅が広くて使いやすい」と思っても、私の髪の長さには合わなかったのです。
重いし、腕に筋肉が付きそうだし、私はだんだん使うのが嫌になって、気が付けばタンスの肥やしになってしまったのです。
初心者にカールアイロンはおすすめしない理由
ヘアアイロンといえば「ストレートアイロン」が一般的です。
くるくるパーマヘアが作れる「カールアイロン」、ストレートもカールも作れる「2wayアイロン」もありますが、私はこの2種類を「女性用」だと思っています。
女性よりも髪が短いメンズなら、細かいカールを作るときでもストレートアイロン1本あれば充分です。
なぜなら、最近のストレートアイロンは、プレート自体が少し丸みを帯びていているものが多いからです。
髪をはさむプレート部分だけでなく、その横にも少しプレートが通っていて熱くなるため、少しくるっと巻き付けるとカールの形ができるのです。
一番細いカールアイロンは12mmです。女性のように髪が長いとカールアイロンは重宝するかもしれませんが、髪が短い男性は、カールアイロンに巻き付けるほどの髪の長さがありません。
実際に巻き付ける髪が長めでないとうまく巻けないため、メンズヘアくらいの長さだったら、ストレートアイロンでくるんと内巻き気味に仕上げるくらいがちょうどいいのです。
また、2wayアイロンはカール部分がすべてプレートで熱を持っているところに髪をはさみます。むきだしのプレートが首筋やおでこにあたると、ヤケドします。
私も過去に1本持っていましたが、よくヤケドをしたのでだんだん使わなくなり、これもタンスの肥やしになりました(笑)
毛先を1回くるっとカールさせる、ボリュームを少し出すくらいだったら、ストレートアイロン1本あれば大活躍しますよ!
温度調節や自動電源オフ機能があれば安心!
プレート幅以外にも、ヘアアイロンの機能別で選ぶ基準がありますよ。
- 温度調節機能は、液晶かダイヤル式がいい
- 1分くらいで立ち上がるといい
- 自動電源オフ機能が付いているといい
まず、初めの1本に選ぶのであれば、液晶もしくはダイヤルで温度調節できるものがおすすめです。設定温度が目に見えるとわかりやすいですよね。
10℃単位程度で調節できるもの、または温度が明確にわかるものを選びましょう。
そして、だいたい1分くらいで立ち上がるかどうかも見ておきましょう。
ヘアアイロンには、30秒ほどで立ち上がる優秀アイテムから、設定温度までおよそ3分ほどかかるものなど、立ち上がり時間に幅があります。
30秒程度で立ち上がるヘアアイロンはかなり理想ですが、その分値段も高くなります。5,000円前後のモデルなら、1分前後で立ち上がるものが多いですよ。
そして、一定時間が経過した際に自動的に電源が切れる機能もあると安心です。
ヘアアイロンを使用するのは、外出前の忙しいタイミングが多いですよね。電源を切り忘れて外出してしまったら、火事にもなりかねません。
私も、「電源を切り忘れたまま仕事に出てしまい、帰ってきたら床が焦げていて、ヘアアイロンも壊れてしまっていた…。」という知人の話を聞いたことがあります。
そうならない為にも、自動電源オフ機能付きで、安心して使えるヘアアイロンを選びましょう!
メンズヘアでヘアアイロンの使い方を紹介!
それでは、メンズヘア初心者でもわかりやすい「ヘアアイロンの使い方」を紹介します。
とはいえ、実は「ヘアアイロンの使い方」だけでなく、その前のブラッシング・ブローも重要です。そのため、今回は全体の流れを紹介しますね。
- 髪全体を濡らし、コームでとかす(ブラッシング)
まっすぐで、寝ぐせのない状態に整えておく - ドライヤーで髪を乾かす(ブロー)
特に前髪は、少し上に持ち上げて、髪の根元を乾かす - 髪の分け目を好きなところで作る
髪が多い・長い場合は、ブロッキングするとやりやすい - 毛束をすこし取り、根元をヘアアイロンで挟み、毛先に向かってゆっくり滑らせる
ただし、同じところに3秒以上あてない - 全体にアイロンをかけ終わったら、スタイリング剤で整える
ヘアアイロンの使い方も重要ですが、使う前には「髪をまっすぐにする」というひと手間をかけましょう。
寝ぐせの状態からヘアアイロンをかけると、クセが付いたところに何度も熱をあてて、髪が傷みます。
ドライヤーでブローをしておくなら、分け目のところは先に整えておきます。
そして肝心のヘアアイロンを使う時ですが、髪の根元から毛先に向かって「すーっ」と滑らせるように動かしましょう。
髪は、熱にとても弱いです。ヘアアイロンのような180℃前後の高熱を同じ場所にずっとあて続けると、髪が傷みやすくなります。
トップのボリュームを出す方法もある!
ヘアアイロンで髪をまっすぐにするのはいいですが、全部まっすぐにしてしまうと、髪全体が「ぺたーん」としてしまいますよね。
頭の形がわかるくらいまで髪がまっすぐになるよりは、少しふわっとさせたほうが柔らかい印象になります。
それなら、髪の頭頂部(トップ部分)の髪にボリュームを出しましょう。ヘアアイロンで根元を挟み、天井に向かってまっすぐ立たせて、そのまま滑らせていきます。
根元を立たせると、髪にボリュームが生まれ、ふんわりした髪の流れができるのです。
ヘアスタイリング剤でボリュームを出してもいいのですが、ヘアアイロンの熱でふわっとさせておけば、髪が崩れにくくなりますよ。
パーマ風に仕上げるときの使い方も簡単!
ストレートのヘアアイロンなら、メンズヘアの中でも上級者向けな「パーマ風ヘア」も簡単にできるんですよ。
コツは、「毛先をくるんと丸める」「ねじってはさむ」この2つです!
- トップ部分は、毛先をくるんと丸める
ヘアアイロンで根元を挟み、コテで毛先を丸めるように滑らせる
イメージは、「C」の形を描くこと
そして素早くコテを動かす - 前髪部分は、ねじってはさむ
手で毛束を3等分くらいに分ける
2回くらいねじり、その上からヘアアイロンを滑らせていく
先ほどと同様に、毛先は丸めるように滑らせる
髪にゆるやかなカーブが描かれることで、普段とは違う雰囲気にイメージチェンジすることができます。
途中で動きを止めてしまうと、カクカクな跡がついてしまいます。
しかし少し失敗したとしても、スタイリング剤を付ける時に調整することができるので、気にしすぎず気楽に癖をつけていきましょう。
メンズヘアの雰囲気がガラッと変わるため、仲がいい友達とハメを外す時にはうってつけですね♪
スタイリング剤はキープ力よりも自然さを重視すべし
思い通りの形に仕上げるためには、キープさせるためのスタイリング剤も必需品です。しかし、髪質や質感、求める仕上がりによって種類がたくさんあります。
私が一番おすすめするなら、ガッツリ固めるスタイリング剤よりも、自然にみえるスタイリング剤の方が、ヘアアイロン後の髪を活かせますよ。
スタイリング剤の中でも一番キープ力が強い「ワックス」は、同じ製品でもキープ力を何段階かに分けて販売しているものが多いです。
基本的に、パッケージ上で適した髪質や、どのような雰囲気のヘアスタイルにしたいかが書かれており、自分の理想にあったものを選ぶことができます。
中でも個人的におすすめするのは、やわらかい質感のクリームタイプです。
そして、私個人的には天然オイルを使用した「バーム」もおすすめします。キープ力は弱いですが、肌にやさしい素材のものが多いです。
クリームタイプのワックスも、天然オイルを使用したバームも、どちらも髪をガッチガチにホールドするものではないです。
しかし、キープ力は強すぎないほうが自然な印象になりますし、ヘアアイロンで仕上げた毛束や髪の質感も活かせますよ。
また、ワックスやバームの他にも、スプレーやミルク、ジェルなどもあります。
それぞれ役割がことなるため、なりたいイメージに合わせて揃えましょう。
ヘアアイロンをメンズが使う時の温度は髪質による
ヘアアイロンは、温度調節ができるものが多いですよね。中には、200℃以上に設定できるものもあります。
そんな高温設定ができる中、ヘアアイロンの最適な温度は150~180℃です。
髪の毛が硬い・または癖が強いなら180℃程度、髪の毛がやわらかいなら140~150℃程度、のように、メンズヘアの髪質に応じて温度を変えましょう。
200℃以上でスタイリングをすると、温度が高い分早くスタイリングはできます。しかし髪の毛を構成しているタンパク質は200℃を超えると「熱変性」を起こし、一気に傷みます。
切れ毛や枝毛の原因となり、髪の毛がパサパサに見えてしまい、せっかくのメンズヘアのスタイリングが台無しになってしまいます。
「じゃあ、とことん低い120℃くらいでスタイリングをしたら良いのか!」と、低い温度でスタイリングをするのも、あまりよくありません。
設定温度が低いことで、なかなか癖がつかず、何度も同じ部分にヘアアイロンをあてることになってしまいます。それが原因で、結局同じように傷んでしまのです。
またヘアカラーをしていると、温度が高すぎると色が抜けやすくなります。その場合は少し低めの温度でもいいかもしれません。
この温度設定、メンズヘアに限りません。彼女や仲のいい女友達がいたら、「高すぎるとよくないんだよ」「髪が柔らかいのなら温度を下げたほうがいいよ」と教えてあげてください。
まとめ
- メンズがヘアアイロンを選ぶなら、プレート幅は何ミリでもいいわけではない
- メンズヘアの長さがミディアムなら15~20mm、それより短ければ14mm以下、長ければ21mm以上を選ぶといい
- 男性は女性よりも髪が短いため、ストレートアイロン1本あればパーマ風アレンジもできる
- ヘアアイロンを選ぶときは、プレート幅が何ミリかだけでなく温度調節や自動オフなどの機能もみておく
- ヘアアイロンを使うときは、根元をはさんでゆっくり滑らせる
- 先にブラッシングやブローで髪のクセを取っておくと、短時間でまっすぐにできる
- パーマ風ヘアを作るときは、毛先あたりで手首をくるっと返す、または髪をねじって上からヘアアイロンをあてる
- 整えた髪を引き立たせるためにも、スタイリング剤はガチガチに固めるものではなく自然に見えるものを選ぶ
- ヘアアイロンを使う上での最適な温度は高くても180℃、ただし髪質が柔らかければ140℃くらいでもいい
ヘアアイロンは何度も買い替えるものではないため、選んだ1本があなたの「相棒」になるわけです。
メンズヘアは髪の長さが短いため、女性と同じようなアイロンでは扱いにくいです。そのため、何ミリのヘアアイロンを使うかで迷ってしまうのですね。
そして、わざわざカールアイロンまで買わなくても、髪が短いメンズヘアならストレートアイロン1本でパーマ風ヘアも思いのままです。
たった1本を上手に使いこなし、いつもと同じマンネリな髪形から卒業しましょう♪
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