今まで、まとまった時間寝てくれていたのに、生後半年ごろになったら夜中に起きて泣くようになってしまう「夜泣き」に悩まされるママさんは多いですよね。
私の子供も生後半年ごろの時に、夜中に起きるようになり、少しあやして寝たと思って置くと起きるを繰り返し、寝不足によく悩まされていました。
寝不足は数日でもつらいのに、何か月も続くとなると体調を崩す原因になってしまいます。
そこで、生後半年に夜中に起きる原因と夜泣き対策を調べ、実践してみたらよく寝てくれるようになったのでまとめてみました。
また、夜中の授乳についてと、夜中に覚醒しない対策もまとめましたのであわせてご紹介いたしますね。
夜中に起きて泣いてしまう「夜泣き」の原因と対策を知れば、寝不足から解放され、気持ちにも余裕がうまれますよね!
生後半年ごろに夜中に起きる原因とは
生後半年ごろに夜中に起きる原因は、環境や個人差もあるためはっきりとは解明されていません。
しかし、直接的な原因とはいえませんが考えられる原因は5つあります。
- 睡眠のリズムが整っていない
- 日中に刺激的なこと、ストレスがあった
- 不快症状を感じている
- ママやパパに抱っこしてほしい
- 歯が生えてくる
上から順番に考えられる原因を説明していきますね。
まず、考えられる原因1つめは生後半年ごろはまだ睡眠リズムが整っていないためです。
大人は、朝には目が覚めて、夜には眠くなるという体内のリズムができていますが、数か月前までお腹の中にいた赤ちゃんは、まだ睡眠のリズムが整っていません。
そして、睡眠もまだ大人のように深くは寝れずに、睡眠が浅いため生後半年ごろはちょっとした物音などで夜中に起きるということがあります。
つぎに考えられる原因2つめは、日中に刺激的なこと・ストレスがあったためです。
赤ちゃんの脳は、視界に入る色や光だったりと様々な刺激を受けて成長していきます。
例えば、新しいおもちゃに興奮したり、お友達のお家へ遊びに行った・来客があったなど日中に刺激的なことがあるとします。
そうすると夜中に寝ている時、脳が休まらずその刺激を思い出して起きるということがあります。
そのつぎに考えられる原因3つめは、不快症状を感じたためです。
お腹がすいた・のどがかわいた・暑い・寒いや、オムツが気持ち悪いなど不快症状を感じて夜中に起きるということがあります。
最後に考えられる原因4つめは、ママやパパに抱っこしてほしいためです。
赤ちゃんは寝かしつける前に、ママやパパが抱っこをしていたことや、授乳をしながら寝かせる(添い乳)をしてくれていたことを覚えています。
夜中に目が覚めた時に近くにいないと不安になり、赤ちゃんが甘えたい・さみしいと感じて泣いてしまうということがあります。
そのつぎに考えられる原因5つめは、歯が生えてくるタイミングのためです。
歯が生えてくるタイミングには個人差がありますが、生後半年ごろになると乳歯が生え始めます。
歯が生えてくる感覚がムズムズと痒く、夜中に起きて泣いてしまう歯ぐずりで起きるということがあります。
しかし、歯ぐずりで起きて泣いてしまっても、生えてきてしまえばおさまるので安心してください。
睡眠リズムが整っていない上に、睡眠が浅いので色々な刺激によって起きてしまうのは納得ですよね。
夜泣きの原因が睡眠リズムなら対策は早寝早起きがいい
原因がわかっても夜泣きが続いてしまうと、寝不足によりストレスがたまってしまいますよね。
原因に合った対策をして赤ちゃんもママさんも快適に過ごしましょう。
赤ちゃんの睡眠リズムを整えてあげるには、早寝早起きをしましょう。
朝決まった時間にカーテンをあけて、日差しを部屋にいれると朝と夜の区別がわかりやすくなり、リズムが整いやすくなりますよ。
起きる時間と眠る時間をはじめに決めて、昼間は元気に遊ばせてあげましょう。
また、離乳食やお昼寝の時間も毎日同じにすると、赤ちゃんもリズムがつかみやすくなりますよ。
実際に私が実践していた1日の流れです。よかったら参考にしてくださいね。
6時~7時 起床+母乳orミルク
8時~10時 お散歩や遊び+午前1時間程度のねんね
11時~12時 母乳orミルク+離乳食
13時~14時 午後2時間程度のねんね
15時~ おやつ
16時~17時 母乳orミルク+離乳食
18時~19時 お風呂の後に麦茶や白湯or母乳orミルク
20時 就寝
起きるのは朝7時ごろ、寝るのは夜20時ごろの時間が生後半年の赤ちゃんにはベストな時間だよ。
夜泣きの原因がストレスなら対策は入眠儀式をする
日中にストレスをよく受けて眠れない場合、毎回眠る前に同じことをして入眠儀式をしっかりしてあげましょう。
赤ちゃんが日中に受けた刺激などを和らげて落ち着かせてあげましょう。
「今日は〇〇見たね」など今日の出来事や楽しかったことを、優しくボディタッチをしながらお話してスキンシップをとるのがおすすめです。
他にも、お気に入りの毛布を握らせる・決まった子守歌を歌うなど色々試してみてその子にしっくりくる入眠儀式を探してあげてください。
しっくりくるものがあったらそれを寝かしつけの前に毎回してあげてくださいね。
赤ちゃんは学習能力が高いので、眠る前に毎回同じ心が落ち着くことをすると、「これをしたからもう寝るんだ」と思ってくれますよ!
眠る前に毎回同じことをすることが大切なのね。
夜泣きの原因が不快症状なら対策は部屋の環境を整える
もし寝る時の温度や環境が整っていないなら、赤ちゃんが寝る部屋の環境を整えることも、夜泣き対策のために大切です。
赤ちゃんが寝る2時間前にはテレビを消して、部屋も眠くなりやすいようにできるだけ真っ暗にしてあげましょう。
また、オルゴールなど静かな音楽をかけたりして心と脳を落ち着かせてあげた状態で眠ると夜中に起きる頻度が減りますよ。
赤ちゃんが寝る部屋には、テレビを置かないように工夫するのもおすすめです。
そして、赤ちゃんは基本的に体温が高いので洋服は大人より1枚少ないくらいで調節してあげてくださいね。
エアコンや加湿器を上手く利用して、快適に寝やすい環境を整えてあげてくださいね!
夏は25度、冬は18〜20度が適切な室温だよ。
夜泣きの原因がお昼寝のしすぎなら対策は時間を決める
生後半年の赤ちゃんを朝までぐっすり眠らせるためには、ちょうどいい時間で日中のお昼寝から目覚めさせてあげるようにしましょう。
これは大人と同じで、赤ちゃんも日中昼寝や夕寝を多めにしてしまうと、夜なかなか眠れなくなってしまいます。
また、毎日同じ時間帯にお昼寝をさせて、起こすことも大切です。
夜中によく起きる赤ちゃんは、昼間に眠くなってしまいます。
そこで長時間日中に寝かせてしまうと、また夜寝なくなってしまいます。
寝てくれている間にご飯の準備ができたり、ママも一人の時間ができるのでわざわざ起こしたくない気持ちはとてもわかります。
しかし、夜泣き対策のためにママも赤ちゃんもここは我慢のときです!
もし、夕食や離乳食を用意している間に赤ちゃんが寝てしまいそうな時は、夕寝をさせないためにも割り切ってベビーフードにするのもおすすめです。
お昼寝時間の目安としては、午前と午後のお昼寝を合わせて、最大3時間が理想だよ。
夜泣きの原因が甘え泣きなら対策は抱っこなど我慢する
生後半年ごろの赤ちゃんは、夜中におっぱいや抱っこをして欲しくなって泣いてしまうことがあります。
しかしここは、今後赤ちゃんのためにグッと我慢しましょう。
可愛い我が子が泣いて起きたら、思わずすぐに抱っこしてあげたくなりますよね。
ただ、それを繰り返していると赤ちゃんが「泣いたら抱っこやおっぱいをもらえる」と、癖になってしまいます。
その結果、夜中に起きやすくなってしまうことがあります。
すでに夜中に泣いて起きる癖がついている赤ちゃんの場合は、抱っこをしないとより激しく泣いてしまうかもしれません。
しかし、そこはぐっと数日我慢をすれば赤ちゃんも「泣いてももらえない」と学習し、落ち着いてきます。
また生後半年ごろであれば離乳食をあげるタイミングを夜にすることで、夜中にお腹がすいて泣いて起きるということは徐々になくなってきます。
なので、夜中に泣いて起きても抱っこや授乳をやめてみると夜泣きがおさまってくることもあるのでやってみてくださいね。
お腹が空いてないのに甘え泣きでおっぱいをあげると苦しくて余計に泣いちゃうんだって。
生後半年ごろの夜泣き対策はちょっとした工夫でできます!
対策をするのとしないのとでは、毎日の過ごし方が変わってくるので、参考にしてみてくださいね。
この対策をして夜泣きによる寝不足から解放されましょう。
生後半年に夜中の授乳をやめると夜泣きが楽になる
無理やり夜中の授乳をやめる必要はありませんが、ママがもしつらいようであれば、さきほどの夜泣き対策にもあったようにやめてみると朝まで寝てくれるようになります。
ただ、添い乳(そいちち)はおっぱいと寝ることがセットになってしまうため早めにやめましょう。
セットになるということは、寝る時におっぱいがないと眠りにつきにくくなってしまうということなので癖になる前にやめておきましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは胃もまだ小さく、たくさんミルクを飲めないので、数回にわけて授乳が必要になります。
しかし、生後半年ごろになると飲める量も増え、離乳食も始まるため夜中にお腹がすいて泣いて起きるということは徐々になくなってきます。
そのため、生後半年ごろだと夜中に泣いて起きる「夜泣き」があったとしても授乳する必要性が低くなります。
断乳した最初の日は赤ちゃんが泣いてしまって大変なことが多いですが、「だいじょうぶよ」などと声をかけ、赤ちゃんもママも我慢しましょう。
赤ちゃんの体をやさしくトントンしてあげたり、抱っこして歩いてみたりなどの方法を1週間ほど試してみてください。
個人差もありますが、3日目を超えてくると泣くのが少しずつ減ってきたりと変化があらわれてくると思います。
今まで夜中に授乳していたのを急にやめてしまうと、乳腺炎(にゅうせんえん)になってしまう可能性があるので気をつけてくださいね。
夜中の授乳をやめる時は周りにも伝えてからがいい
また、夜中の授乳をやめる時は、赤ちゃんとパパや家族に伝えてからにしましょう。
生後半年ごろになると、赤ちゃんもママが言っていることをなんとなくわかってくるようになります。
まず日中に「そろそろ夜のおっぱいをやめようね」などと伝えてあげましょう。
そして夜ねんねする前の授乳時にも「もうおっぱいもねんねするんだって」などと伝えてあげましょう。
何回も伝えてあげることによって赤ちゃんにも心の準備ができます。
夜間断乳では、夜中に赤ちゃんが泣いて起きても授乳は控えるので、赤ちゃんの泣き声が気になると思います。
なのでパパや家族に断乳を始める前に伝えておけば、まわりも理解し、サポートしてくれるので決意をしたら先に伝えておきましょう。
始めるベストなタイミングとしては、平日よりも週末の方が家族からサポートをしてもらいやすいのでおすすめです。
生後半年ごろ夜中に覚醒しない対策とは
生後半年ごろから夜中に起きてなぜか遊びだしたり、覚醒して「あーうー」などと話し出し、なかなか寝てくれない時は悩んでしまいますよね。
生後半年ごろの赤ちゃんが夜中に覚醒してしまう原因は、お昼寝不足のためです。
お昼寝を午前午後の最大3時間を取らずにずっと起きていると、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
本来は目覚めを促すホルモンがあるのですが、ずっと起きているため過剰に分泌されることになるようです。
つまり、お昼寝をして体や脳を休めることをしないと、疲れすぎてしまい逆に興奮してしまうのです。
すると、寝つきが悪くなったり、夜中に覚醒しやすくなります。
また、赤ちゃんの睡眠リズムは「サーカディアンリズム」といって覚醒と睡眠を繰り返しています。
このサーカディアンリズムもお昼寝不足によって崩れてしまいます。
生後半年ごろの赤ちゃんに適した活動時間をオーバーしてしまうと、睡眠のリズムをつかむのが難しくなり、ぐずりだし、寝かしつけるのが大変になってきます。
そのため、できるだけ眠くなりすぎる前に寝かしつけをしましょう。
赤ちゃんが眠くなってきた時のサインは3つあります。
- 目がボーっとしだし遠くを見るようなかんじになってくる
- 今まで遊んでいたorママやパパがくれたおもちゃに興味がなくなってくる
- あくびをし、目をこすりはじめる
このサインを見逃さずに、眠くなりすぎる前に寝かしつけをしましょうね。
また、夜中に覚醒をしないで朝までぐっすり寝てもらうには、入眠儀式をしてあげることも大切なポイントとなってきます。
寝付かない子には無理に寝かしつけをさせないのもアリ
しかし、どんなに対策をしてもその子によっては、夜中に覚醒してなかなか寝ない場合もあります。
そんな時は無理に寝かそうと頑張りすぎるとママさんが疲れきってしまうので、少しそのままお布団の上に放置してみましょう。
しばらくすると、自分の力で寝始めてくれることがありますよ。
ただし、赤ちゃんが壁に頭をぶつけたり、転落したり、何かを誤飲したり、危険のないように気を付けてくださいね。
まとめ
- 生後半年ではまだ睡眠のリズムが整っていないので夜中に起きる原因になることがある
- 日中に刺激的なことや不快症状を感じると夜中に起きることがある
- 生後半年ごろの赤ちゃんが夜中に泣いて起きる夜泣き対策には睡眠リズム・ねかしつけの部屋の環境を整えてあげるといい
- 夜中の抱っこや授乳をやめるのも夜泣き対策になる
- 生後半年ごろ夜中に覚醒しないようにするには、寝かしつけるタイミングや夜泣き対策が大切
これまで夜泣きの原因や対策などについてご紹介しましたが、夜泣きについては本当に個人差があります。
私には子供が2人いるのですが、上の子は生後半年から夜泣きがひどく、よく夜中に起きて大きな声で泣いていました。
対策をしてからは徐々に夜泣きが減ってきて楽にはなったのですが、下の子は寝言泣きをたまにするくらいで夜泣きはあまりしませんでした。
その当時寝不足によく悩まされていたので、同じ悩みをもつママさん・パパさんの気持ちがよくわかります。
夜泣きの原因・対策を知っていただいて、少しでもはやく赤ちゃんとママさんが安眠できるようになると幸いです。
コメント