彼氏の誕生日プレゼントは、革製品が好きだからレザーブレスレットにしようかな。
でも、メンズブランドってどれがいいのか分かんない。
女性は、ブランドに対するこだわりが強いです。「この年代にはこのブランドが似合うかな。」などと、ブランドイメージによって年齢層が固まります。
男性にも、多少なりともブランドイメージと年齢層があります。そのため、女性だけでなく、男性も年齢層とブランドイメージがズレると、その持ち物に対してダサい印象になるのです。
その中でも、レザーブレスレットは男性へのプレゼントに人気があります。しかし、女性の好みによっては「メンズのアクセサリー自体がダサい」と意見する人もいます。
なぜレザーブレスレットがダサいと言われやすいのか、そしてブランドの選び方などを詳しく解説します。
メンズのレザーブレスレットがダサいのはブランドイメージによる
レザーブレスレットを販売しているブランドやお店には、年代のターゲット層があります。
有名なブランドで若年層向けに作られていても、すでに中高年層なイメージがぬぐいきれないブランドもあります。
それが、中高年ブランドから若者へターゲットを下げてたセカンドラインであり、私は「二世ブランド」と呼んでいます。
一例をあげると、「EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)」です。
エンポリオアルマーニは、1975年に創業された「GIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)」という高級ブランドのセカンドラインです。
ジョルジオアルマーニは、百貨店で販売しているような高級ブランドです。そのため、50代以上の中高年層が憧れるようなイメージなのです。
対してエンポリオアルマーニは20~40代の若者をターゲットとしたブランドで、高級感を残しつつも商品の中に遊び心を取り入れています。
価格も、エンポリオアルマーニの方がリーズナブルです。
しかし、すでにジョルジオアルマーニが先陣を切って、高級感と年代層のイメージを築き上げています。
そのため、「アルマーニ」と聞いただけで「ジョルジオアルマーニ」のイメージを思い浮かべる人が多いのです。
たとえ、若者向けに作られたブランドだとしても、その親ブランドに中高年向けなイメージが残っていると、年齢層がちぐはぐして見えるのです。
その結果、身に付けていると「なんだかおじさんっぽい。」とダサい印象になってしまうのです。せっかく若者向けに作られたのに、もったいない気がしますね。
逆に、中高年世代の人が若者世代のブランドを身に付けていると、「若作りしている?」と思われます。これも「ダサい」要素になってしまうのです。
経年劣化が進んだレザーはみすぼらしく見える
革製品は、金属製のアクセサリーよりも経年劣化しやすいです。フェイクレザー(合皮)は革製品ではないため、革製品よりも持ちが悪いです。
水に触れると、シミになったり革が硬く変質したりします。そのため、革製品はお手入れやメンテナンスが欠かせません。
どれだけ愛着があっても、経年劣化が進んだレザーブレスレットは身に付けていると「みすぼらしい」印象を受けます。
私なら、「ダサい」というよりも「お金ないのかな?」と思ってしまいます。
そこで、水に濡れたらすぐ水分を拭き取ったり、時々クリームを塗りこんだり、こまめにメンテナンスをしていれば、購入したときよりも革が馴染みます。
経年変化(エイジング)により革の色やツヤがキレイに出ていれば、「大切にしているんだな。」と相手にも愛着さが伝わります。
細すぎるデザインは女性っぽくなる
メンズのレザーブレスレットを選ぶとき、男女兼用、または男性用のデザインから選ぶのが無難ですね。このとき重要なのは、シンプルさとボリュームです。
あまり細すぎるデザインだと、逆に「女性っぽさ」が出てしまいます。これも「ダサい」と言われる原因です。
腕に上品さを出して落ち着いた印象を与えたい人、そして腕が細い人は、シンプルかつ、細すぎず少しボリュームがあるものを選びましょう。
太すぎるレザーブレスレットは逆効果ですが、少しだけボリュームがあると、腕の細身さをカバーできますよ。
逆に、ワイルドさを出したい人、または腕が太い人はブレスレットも太めがいいです。
そもそもアクセサリー自体が女性ウケしない
女性は、ネックレスや指輪、ブレスレットなどのアクセサリーを好む人が多いです。しかし、「相手の男性にもアクセサリーを身に着けてほしいか」と言われると、そうでもないのです。
逆に「本当なら、腕時計すら身に付けないでほしい」「つけるならアクセサリー1個だけにしてほしい」という声が半数以上です。
アクセサリーをじゃらじゃら身に付けていると「モテようとしている?」と必死さが見えてしまいます。その結果、人によっては「下品でダサい」と思われるのです。
それに、レザーではなくても、ブレスレットによっては不人気なものもあります。
代表的なのは数珠ブレスレットです。どうしてもパワーストーンを連想してしまい、人によっては「宗教っぽい」と思われます。
また、ブレスレット以外の意見では、ネックレスに対しても難色を示しています。
たとえば、ゴールド系のネックレスはヤンキーな印象、羽根モチーフはインディアンっぽい印象、十字架モチーフは女々しい印象を与えやすいです。
ここまで女性の辛口コメントをまとめましたが、私はアクセサリー肯定派なので、心が痛いです…。
もちろん、腕時計や結婚指輪を外すわけにはいかないですよね。なので、「つけるなら最低限でいい」と思っている女性もいる、ということです。
休日では腕時計を外してレザーブレスレットのみ、そのかわり腕時計は仕事の日だけ、のように、仕事と休日で付け替えれば、気持ちにもメリハリがつきます。
メンズのレザーブレスレットをブランド別で紹介
ブレスレットの中でもレザーは少ないものの、ブランドの種類は様々です。
たくさんのブランドから、認知度が高くてハイブランドのものから、日本製のもの、海外ブランドで認知度が低くても質が高いもの、リーズナブルなもの、などと種類別でピックアップしてみました。
私もいろいろ探してみたところ、よく声が上がっていたのは「ボッテガヴェネタ」でした。ハイブランドですが、シンプルさと編み込みの美しさは引けを取りません。
その他にもたくさんのブランドが出てきたため、私もどれを紹介するべきか迷いました。私が迷っているということは、メンズのブランドがよくわからない人はもっと迷っていますよね(汗)
ハイブランドで一番おすすめなのはボッテガヴェネタ
「Bottega Veneta(ボッテガヴェネタ)」は1966年に創業したイタリアの革製品ブランドで、イタリア語で「Bottega(工房)」「Veneta(イタリアの地方名)」を意味しています。
他のブランドはロゴを強調しているのに対し、ボッテガヴェネタはシンプルさを追求するためかブランドロゴが強調されていないです。
私もちらっと商品を見てきたのですが、ロゴが表面的にはあまり見受けられませんでした。レザーブレスレットにも、金属部分の裏面に小さく刻印されていました。
ブランドロゴよりも、質や素材で勝負しているようにも見えます。これがボッテガヴェネタの魅力のひとつですね。
また、ボッテガヴェネタの革製品は、細長い革を編み込むデザイン(イントレチャート)が特徴的です。レザーブレスレット以外では革財布などにも取り入れています。
革を編み込むことで立体的になり厚みが生まれるため、存在感が増します。
「男らしさ」を印象付けるような金属製のアクセサリーよりも、革の編み込みデザインの方が親しみやすい印象を与えます。
私個人的には、ブランドロゴが強調されているよりも、ロゴは控えめで質にこだわっている製品の方が好きです。
「実はこれ、こんなブランドで…。」と説明できると、大人なイメージが付きますね。
その他ハイブランドから選ぶなら
ハイブランドの中から、レザーブレスレットを扱っていそうなところを集めてみました。だれしも聞いたことのある老舗ブランドから、初めて名前を聞くブランドまで様々です。
- HERMES(エルメス)
- ROEWE(ロエべ)
- DIOR(ディオール)
- SAINT LANRENT(サンローラン)
- TATEOSSIAN(タテオシアン)
「エルメス」は1837年にフランスのパリで創業した、老舗ブランドです。なんと、家族間で6代にわたって経営が引き継がれています。
「ロエべ」も老舗ブランドのひとつです。1872年にスペインで創業して、現在はスペイン王室御用達の称号も持っています。
ちなみに、老舗ブランドの場合は製造から30年以上経過した、年代ものの「ヴィンテージ品」が出回っています。
30年以上経過してもまだキレイな状態を保っているなら、品質が高い証拠です。それなら価値も高まるのは当然ですね。
次に、「ディオール」は1946年にフランスのパリで創業しました。ディオールと言えばコスメや香水だと思っていましたが、レディスやメンズの服やアクセサリーも取り扱っています。
そして「サンローラン」は1961年にフランスで創業された、アパレル系のハイブランドです。大文字の「SL」が組み合わさったブランドロゴで有名です。
私も「イヴ・サンローラン」という名前を聞いたことはあります。こちらは化粧水や香水を中心としたコスメブランドで、同じブランドの別ラインです。
名前や取り扱いアイテムが違っても、ターゲット年代は同じです。最初にお話しした、「商品は若者向けだけど、ブランドのイメージは中高年層」のように、ちぐはぐにはなりませんね。
また、今回私が初めて聞いたブランドは「タテオシアン」です。1990年にイギリスのロンドンで創業した、カフスボタンのトップブランドです。
カフスボタンはビジネススーツで身に付けますし、おしゃれな男性におそろいでプレゼントしたら喜ばれそうです。
国内ブランドのレザーブレスレットなら
国内ブランドも負けてはいません。
- JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)
- …andMeat.(アンドミート)
1998年に日本の東京で創業した「ジャムホームメイド」は、割と新しいブランドです。シルバーアクセサリーや革製品を主に扱っています。
ドラマやテレビ番組などでも芸能人が着用していたり、アニメとのコラボ商品を発売したり、知名度が高いブランドのひとつです。
シルバーアクセサリー業界では、「名もなき指輪」「安全ピンピアス」などを中心にヒット作を生み出しました。シルバーアクセサリーの無骨そうなイメージをガラッと変えたのです。
革製品は、鹿革を使ったディアレザーのブレスレットや、ふと目なのに装飾がほとんどないシンプルなブレスレットなど、様々です。
「アンドミート」は、東京都の吉祥寺周辺のレザーショップです。
店内は小さなセレクトショップですが、ここでデザイナーさんが革製品を一つ一つ手作りしています。「完全ハンドメイド」というだけあって、一つ一つの作品に温かみを感じられます。
HPはありませんが、楽天市場や系列店の通販から注文できます。発送までは長くても10日かかるため、注文後は気長に待ちましょう。
メンズのレザーブレスレットはカジュアルコーデで楽しむ
アクセサリーとのコーデで重要なのは、「統一感」です。
レザーブレスレットの場合は、メンズカジュアルなコーデと組み合わせるのが一番です。
プレゼントとして選ぶなら、「休日にどんな服装をしているか」を想像しながら選ぶと、本人のコーデに合いやすいですよ。
逆に、仕事の日に着るオフィススーツは、カジュアルなレザーブレスレットと相性が悪いです。
たまに、仕事の日でもあまりカッチリしたスーツを着ず、オフィスカジュアルな服装をしている人もいます。
それでもレザーブレスレットと上手にコーデできる人は、かなりのおしゃれ上級者なのです。
まとめ
- メンズのレザーブレスレットは、中高年世代のブランドを若者が身に付ける、またはその逆だとダサい印象になる
- 初代ブランドからセカンドラインとして作られた「二世ブランド」は、初代のイメージが根付いてしまう
- メンテナンスができていなくて経年劣化してしまったレザーブレスレットを身に付けていると、「ダサい」「みすぼらしい」と思われやすい
- レザーブレスレットが細すぎると、女性っぽい印象を受ける
- アクセサリーをたくさん身に付けていると「自信がない」印象を与えるため、結果「ダサい」と思われやすい
- ハイブランドでメンズ向けに選ぶなら、イントレチャートが美しい「ボッテガヴェネタ」である
- その他にも、ハイブランドなら「エルメス」「ロエべ」「ディオール」などがある
- 国内にも、高品質なレザーブレスレットを扱っているブランドもある
- レザーブレスレットを身につけるときは、スーツなどのビジネスコーデよりも、休日のカジュアルコーデで楽しんだ方がいい
革製品はメンテナンス次第で持ちがよくなるため、価格よりも品質で選びたいです。そのため、ブランド選びがとても重要になってきます。
高品質なアイテムを持っているだけで、ファッションの格が上がります。
お気に入りの一点を厳選して、いつものメンズファッションを格上げしましょう。
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