ノートパソコンを初めて買うとき、性能を見ると多くの数字と英語が書いてあるので、意味がわからず悩まされていないでしょうか。
詳しい人しかわからない、自分には選べないのではないかとお考えの方もいらっしゃると思います。

SSDが128GB?容量は足りないの?どこを見て選べばいいの?

128GBと書いてあって何のことかがわからないけど少ないの?
安いから買ったはいいけど、よく止まって作業ができない。
基本的にノートパソコンは高い買い物ですが、自分がしたい作業ができず使い勝手が悪いなどという失敗はしたくないですよね。
128GBのメモリは、動画や写真保存をする人にとって足りないです。あなたが動画編集をよくするなら、なおさらです。
買う時に失敗しないように、今回は128GBという容量に着目して詳しくお教えします。
ノートパソコンは128GBで足りないと感じるのはなぜ?

結論から言います。ノートパソコンで動画や画像をよく扱う人にとっては、128gbの容量では足りないです。
128GBという容量は、ネットサーフォンする人に適しています。
そのため、動画編集や画像保存をたくさん行いたい人には不向きです。
足りないと感じる原因は、以下が挙げられます。
- 使用用途と容量があっていない
- たくさん写真や動画、音楽、アプリを保存している
- 長く使っていてキャッシュやファイルのゴミをこまめに掃除ていない
ノートパソコンの残りの容量が少なくなってしまうと、空きの容量を探すことに時間をとられてしまうため速度が遅くなります。
容量がいっぱいのままでいるとノートパソコンの寿命を早めてしまうため、容量はなるだけ軽くしておくと、快適にパソコンが動いてくれます!
今すぐ容量を軽くするならキャッシュを整理しよう!
いまあなたのノートパソコンが容量不足になっているなら、まずキャッシュを整理しましょう!
ノートパソコンを長く使用し続けると1回みたものを2度目に見るときに情報を素早く表示させようとします。
そのために、初回のアクセス時にファイルをこっそりとローカルに保存するキャッシュやファイルのゴミが容量に蓄積されていきます。
そうすると容量がすぐにいっぱいになってしまうのです。
これはノートパソコンを使用するうえで大事な仕様のためどうにかすることは難しいです。
そのため、こまめにキャッシュやファイルのゴミの掃除をしていくと容量を少しでも大きく使うことが出来ます。
キャッシュなどの掃除がめんどくさい、出来ない方は使用目的より少し大きめの容量のものを選択していただくとキャッシュのやファイルのゴミのことを考えなくて済みます。
しかし、使っていくと絶対たまっていくところなのできちんと掃除はしたほうが良いと思います。
しっかりとキャッシュやファイルのゴミを掃除して外付けのものを活用することで、先ほど説明した容量がいっぱいになる理由の解消できるかと思います。
容量がきちんと整理されると、新しいデータも保存できるので、容量が足りると感じますよね♪
外付けHDDやSSDまたはUSBメモリを取り付けよう!
それでも容量が収まりきらないなら、パソコンの外に容量をつけて増やしましょう!
容量を増やす機器として外付けHDD、外付けSSD、USBメモリの3つがあります。
- 外付けHDD
3つの中では一番大きく、持ち運びには不便ですが、容量は一番大きい - 外付けSSD
一番値段は高いが、持ち運びには最適で容量も2番目に大きい - USBメモリ
容量は一番小さいが、HDDとSSDに比べて非常に安く、とても小さく持ち運びしやすい
お家で使うのであれば外付けHDD、大容量を外で使いたいのであれば外付けSSDを選ぶといいですね。
そしてデータの受け渡しをしたいとき、少しだけデータを持ち運びたいときはUSBメモリを使用するのがおすすめです。
128GBだけでは足りないと思ったら、外付けのメモリを付ければいいので、大切な思い出を動画や画像にしてたくさん収められますね♪
ノートパソコンで128GBを表す容量について解説!

そもそも容量とは、文章・動画・音楽などのデータを保存しておく領域のことです。ここが空いていて大きければ、パソコンの処理は速く、使いやすいです。
容量はHDDとSSDで表記されています。この2つの違いを簡単にご説明します。
HDD
大容量のデータ保存可能で価格が安い
電力を使い、動作速度が遅く、衝撃に弱く壊れやすい
対して、SDDはどのように違うかも確認してみましょう!
SSD
高速・静か・低電力・衝撃に強い
HDDより少し高価でHDDに比べると容量はすくない
ノートパソコンでは持ち運ぶことを考えて設計されているため、SSD搭載のものが多いです。
そのためノートパソコンはほとんどこれで容量が表記されていると思ってください。
容量の大きさを見たいのであればHDD・SSDの後ろの数字に着目してください。
種類は128GB、256GB、512GB、1T(1000GB)があります。数字が大きければ大きいほど容量は多いです。
- 128GB:事務・ネットサーフィンのみなどの軽作業用
- 256GB:事務作業をしつつ動画・写真保存をそこそこする
- 512GB:動画編集する、3Dゲームなどをする、動画や写真の保存を気にせずする
- 1000GB(1T):ゲームも動画編集も一緒にする
128GBはノートパソコンの中で一番小さい容量です。その中に大きなデータを詰め込んでしまうと、ノートパソコンの動きが遅くなります。
その結果、容量が足りないと感じてしまうのです。サクサク動かすためには、容量が大きい256GB以上のパソコンを選ぶといいですね!
容量は何のために使われているのか?
では実際、容量はどんなものに使われているか、どのくらいの作業をしたらどのくらいの容量を使うのか?という疑問が生まれました。皆さんも同じような疑問をもったことがあると思います。
容量は、ノートパソコンのいろんな分野に使われています。リストアップしてみました!
- OSソフトなどの初期アプリ
- Word、Excel、PowerPointなど
- 動画の編集など写真加工をする人がよく使うPhotoshop
- 写真や動画、PDFなどの資料
- ファイルを保存するためのキャッシュ
まずはノートパソコンを買った時、パソコンにはOS(基本ソフト)という、初期アプリ(ブラウザなど)が入っています。
このOSソフトは、パソコンを使うにあたってとても大切なところで、これが無ければ、パソコンをパソコンとして使えません。

パソコンがちゃんと動かなかったら、意味がないよね。
OSソフトが備わっているから、快適にパソコンが動いてくれるんだね!
次に、皆さんが事務仕事をするときによく使う、Word、Excel、PowerPoint、さらに動画の編集など写真加工をする人はPhotoshopをなどのアプリにも容量が使われます。
また写真や動画、PDFなどの資料をパソコンの中に保存すると容量が使われます。
そして、初回のアクセス時にファイルをこっそりとローカルに保存するキャッシュというものがたまったり、ファイルのゴミが蓄積されていきます。
このキャッシュは、1回みたものを2度目に見るときに情報を素早く表示させるために、パソコンとして重要な要素なのです。
キャッシュがなければ、あなたが過去に保存しておいたデータを引き出すことができなくなり、永遠にお蔵入りとなってしまいます。
容量が大きければ大きいほど、パソコン内部でデータが動きやすくなります。
満員電車に例えてみましょう。寿司詰め状態の満員電車では身動き一つとれませんが、電車に人が少ない状態なら自由に乗り降りができますよね。
このように、パソコン内部の容量に余裕をもっておくことで、サクサク快適に操作ができますよ!
128GBのうち実際に使える容量は83GBくらい!
実際作業をするときに、どのくらい保存したら、どのくらい容量を使われるのかはなかなか想像がつかないと思います。
まず、先にお話ししたように最初に入っているOSソフト、初期アプリにも容量が使われています。これを除くと、128GBのうち、実際使える容量は83GBくらいなのです!
例えば、ノートパソコンでよく使われているOSソフトとしてWindowsがあります。
このWindowsを基準とすると15GB程度がOSソフトに使われています。加えて、初期アプリには30GB程度使われています。
そう考えると128GBで作業しようとした場合、【128‐15‐30】と計算すると、実際に使える容量は83GB程度となります。
ちなみに買うときに表記されている容量に関してはこのOSソフト、初期アプリについては引かれて表記されていません!!

データ量はまだ余っているはずなのに「容量が増えている」と警告が出るのは、OSソフトや初期アプリも含めているからなんだね!知らなかったよ。
売っているノートパソコンの表記と実際に使える容量は違うことを頭に入れておくと、データをどのくらい入れればいいかを見極めることができますね♪
残った容量にはどのくらいデータが入るの?
では、実際に使える83GBには、だいたいどのくらいデータが入るのでしょうか。
128GBと近い100GBなら、保存できる容量は以下の通りです。保存するデータの量はこれを目安にしてみましょう。
- 4Kのビデオなら2時間
- FullHDのビデオなら8時間
- 音楽なら2万曲
- 写真であれば2万枚
あなたがパソコンをこれから購入するなら、これを参考にできると、後から容量不足にならないとイライラしなくなりますよ!
私のノートパソコンも最初から容量不足だった!
ここで、私が実際ノートパソコンを買った時の話や、容量について感じたことをお話ししますね。
私は特価で安いノートパソコンを購入したのですが、使ううちにだんだん動きが鈍くなってきたのです。
どうしてサクサク動かなくなってしまったのでしょう?容量がいっぱいになるのを恐れてこまめに使わなくなったものは削除していたはずなのに…。
当時は全く分からなかったのですが、今回調べてみて、最初から容量が少ないパソコンだったことが発覚しました!
私がノートパソコンを初めて買った時に全く何も考えず、特価で安いものを買いました。
どこのメーカーで容量がいくつだったのかも思い出せないくらい、何も考えずに買いました。
そのノートパソコンは、iPhoneのバックアップ、ウォークマンに音楽を入れるために買ったものでした。
容量がいっぱいになったら使えなくなることは何となく頭にあったので、容量を気にして音楽はウォークマンに入れたらきちんと消していました。
しかし、ネットサーフィンや動画を見るときに重くて開くまでに時間がかかる、使ってるうちに音楽を入れるのにすごく時間がかかるようになっていきました。

容量が足りなくなったのはなんとなくわかるけど、使ったデータはちゃんと消しているから、そんなに容量使っている覚えはないんだけどな~…
あなたがパソコンを購入するとき、使いたいデータ量に応じたパソコン選びができると、私のようにデータがかさむ心配がなくなります♪
ノートパソコンの128GBにはメディアを保存しない!

パソコンという大きなくくりで見た時に、ノートパソコンはパソコンの中でも容量が小さく使えることが限られてきます。
容量が少ないものを選択するより、大きいものを選択したほうがコスパがよいです。
あなたが128GBのノートパソコンを選ぶなら、動画などのメディアを保存しないようにしましょう!
作業内容によっては128GBで十分足りるかもしれません。
しかし、128GBはノートパソコンの中で一番小さい容量です。先ほどの私みたいに、「容量を管理しているのにパソコンが動きにくくなる」という状態になってしまいます。
個人的には128GBは容量が低いのでおすすめできない
先ほど紹介した、100GB内で使える容量のリストを目安にして買う人もいるでしょう。容量の小さいほうが安いので、128GBのノートパソコンを選択される方もいらっしゃると思います。
私の個人的意見ですが、容量が低いものより大きいノートパソコンを買うべきだと思います。

でも容量が増えるとパソコンの値段も高くなるじゃん!
ただでさえ高いんだから、できるだけ安く買いたいよ~。
たしかに容量が増えるにつれて、価格帯も高くなっていきます。
しかし容量をケチってしまうと動作が遅く、やりたいことができず、ストレスを抱えるためコスパが悪いです。
さらに、ノートパソコンの寿命を縮めてしまう一因にもなります。
ストレスなくノートパソコンを使いたいのであれば、128GBより容量が大きいパソコンを最初から選んでおくと、ストレスを感じずに作業がはかどりますね♪
まとめ

- 128GBはノートパソコンの中で一番小さい容量なため、足りないと感じてしまう
- こまめにキャッシュやファイルのゴミの掃除をしていくと、容量を少しでも大きく使うことが出来る
- 容量が足りない時は外付けHDD・外付けSSD、USBメモリを活用する
- 実際に使えるノートパソコンの容量は、128GBならOSソフト分のメモリを除くと83GBである
- 128GBのノートパソコンには、メディアを保存しないほうがいい
- ストレスなくノートパソコンを使いたいのであれば、128GBは個人的におすすめできない
ノートパソコンはただでさえ高いです。しかし、一度高いものを買ってしまった後は、早々買い替えるなんてできないですよね…。
さきに容量がどのくらいを把握しておけば、いざノートパソコンが動きにくくなった時にすぐ対応できます。
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